おはようございます。今日は市長提案の議案に対する質疑が本会議で行なわれます。明日からは、3つの常任委員会が有ります。本議会は議会中継されますので、お時間ありましたらアクセスしてみてください。
委員会については、ライブも録画も中継がありませんので直接傍聴しか出来ません。本来は委員会も中継されるべきなんだろうと思いますし、既にかなりの自治体で実施されておりますが、幸手市の場合は物理的な条件が整っていないこともあって実現が難しい状況です。
今日の質疑には4人の議員から通告が提出されています。
記事一覧
No.3775 議案質疑
No.3774 憂慮すべき世界異変
寒さが本格的になってきましたね。それとともに各国の政治状況に寒波が押し寄せているようで地球の先行きが揺れ動いていると言っても過言ではない様子です。
韓国の戒厳令騒乱は世界に衝撃を与えましたが、今度はシリアで反政府勢力のクーデターが起き、アサド大統領がロシアに亡命するという事態が発生しました。フランスではわずか2カ月で内閣総辞職、とっかえひっかえ首相が交代する落ち着きのないイギリス、支持率20%で連立すら組むことが簡単ではないドイツ、対ロシアに国防体制の強化を図るスウェーデン、中国のチックトック介入により大統領選をやり直すことになったルーマニアなどなど、ユーラシア大陸全体が不安定な状況に陥っています。
韓国の場合、多数野党の執拗な大統領弾劾訴追はアジアのみならず世界平和に関わる可能性が指摘されます。北朝鮮への民族同胞精神を隠さなかったムンジェイン政権を引き継ぐイ・ジェミョン代表は、基本的に日米との安全保障を重視するユン・ソンヨル大統領が出すほとんどの議案を反対するという多数派論理で対立し、国会安定を望む政権はこれを排除することを目的に、禁断の戒厳令を発令してしまったということです。
韓国の今後の動向次第では、日米韓安全保障はもとより、日韓関係に不穏な状況をもたらすことが懸念されています。こうした事態を見守る方向は国によって異なるでしょうが、ほくそ笑む国があるのは間違いのないところです。要にするに、来年以降のアメリカトランプ大統領による対露中、北朝鮮、中東に加えて日韓問題が重い課題になることとなったと理解すべきなのでしょう。ウクライナ紛争やNATOもあるわけですから、まもなく迎える2025年が果たして真の世界平和に向かう年になるのかどうかが問われる状況にあります。
中国の経済停滞が深刻化しています。国民の不満が各地で暴発し、無差別殺人が頻発しているのも無関係ではないでしょう。こうした事態に習近平が何をもって打開策とするかを考えると、人民解放軍創設100年となる2027年に台湾侵攻があると言う説が早まる可能性もあるやもしれません。覇権国家かつ独裁政権にありがちな国家高揚策です。
ロシアでは、プーチンがドル主体の世界経済からの脱皮を発信しています。これこそ冷戦に逆戻りしたことを確定させ、かつ第三次世界大戦の勃発をほのめかすことに他なりません。核使用に踏み切る可能性もプーチンであれば無いとは言えません。となるとイラン、北朝鮮の一斉蜂起も・・・・。
過去の戦争が領土、エネルギー物資、経済戦争であったことを振り返れば、今すでにそれが現実化しており、さらに重くなっていると感じられてならないのですが考えすぎでしょうか。
それにしても議会の多数派論理工作が行われ、それが国民市民の為になっていないとなれば、その原因は議員の資質はもとより有権者の投票結果が原因にあると思います。4月の選挙で野党大躍進の結果は日本嫌悪の国民感情を煽情した結果という説もあります。韓国の場合、弾劾訴追案採決の議会前に集まった15万人が皆共通の赤いプラカードを持っていましたが、これが労働組合であったことは事実のようです。また、これはSNSが持つ動員力という特異性も改めて世界に共通するものであると再認識させられました。
対日感情の激しい最大野党の代表が、自らの有罪確定判決が確定する前に大統領選に勝利するかどうか今後のスケジュール次第ですが、弾劾訴追案の連発を表明しているのはそうした事情を考えてのことでしょう。
世界不安が多発する中での隣国の政治不安に、頼りない石破政権の舵取りが不安でなりません。
No.3773 グローバル化を考える
添付した資料は、先に行われた一般質問最終日に執行部から配布された幸手市に登録されている本年11月6日時点の外国人一覧表です。質問者の意図は別にして、グローバル化が進む日本で外国人の存在がなにかと話題になる昨今、とてもタイムリーな質問だったと感じています。とくに、埼玉県では川口市でのクルド人に関する実態がメディアはもちろんSNSでも盛んに取り上げられる状況にあります。
全ての人が共生する社会理念は世界が近くなる現実において大切な考え方です。話は変わりますが、この理念は全ての動物にまでつなげる人も少なくありません。しかし、私は人をあやめた熊を捕殺することまで反対ではありません。逆に、住宅地近くの平野部にある柿の木や栗の木を伐採しましょうと訴えることの方が問題だと感じています。山野部の原風景保持には心が向かないのかと感じますし、木も命にかわりはありません。また、保護を優先するあまりに海洋中の生態系に異変を生じているという話が事実であるなら、捕鯨も調査捕鯨以外にも一定量認めてしかるべしと思います。
世界の自由主義社会での移民政策が行きづまりの状態にあります。トランプ次期大統領の主張にも中南米からの新たな移民排除の思考があるし、英仏独でも極右を中心に移民受け入れ政策への反対運動が激しさを増しています。人権問題に関わる話なのでこれを大きく取り上げるメディアは多くはないようですが、移民者たちが求める移民先は当然のように統制弾圧社会ではなく自由主義国を目指します。日本もその一つなのでしょう。そこで、起こる文化生活様式、法律条例ルール、マナーといった感性の違いから異質文化を受け入れた国家が分断への道をたどるということに問題が深まる傾向となります。
日本でも外国人による犯罪は間違いなく増加しています。昨日今日の報道の中にも、盗品銅線の買い入れをする中国人経営の会社が摘発されました。また麻薬の密輸でベトナム人が、これはいずれも埼玉県でのことです。今朝のニュースでは伊勢崎市での殺人事件、太宰府市では国の特別史跡である大野城史跡の中にキャンプ場を設置した中国人女性が問題となっています。農機具、中古車、家畜の盗難も外国人の関りが指摘されるという状況です。こうした現実に不安がないかと言えば多くは不安を感じる状況にあるのではないでしょうか。しかし、こうした外国人は一握りであり、今まででは考えられない性質の事件が多々あるので違和感が強いのかもしれません。旅先で出会ったり、飲食店で出会う外国人の屈託のない笑顔や接待案内などに癒されることもたびたびで、自分自身、返す笑顔が日頃以上のものがあると感じるほどです。毎朝のスクールガードでは自転車通勤する中国人とも笑顔で挨拶を交わしますが、その時、ニーハオではなく「おはようございます。行ってらっしゃい」と言うようにしています。理由は言わずもがなです。日が経つにつれて上手になっていくのがわかります。
感情表現や倫理道徳観など民族気質の違いは如何ともしがたい面がありますが、未来は良くも悪くもグローバル化の道が進むことでしょう。現代日本は他民族との衝突や分断を招くような宗教や思想性の強さも無く、鎖国閉鎖社会の江戸時代は遠い昔のことです。日本人として日本語の日本語らしさを守ったり、日本的道徳倫理を大切にし、日本らしさを失わない限り、共生社会を受け入れ、なじんでいくことが大切かと思います。
その心理の原点は、人付き合いの根本である思いやりと優しさなんだろうと確信する次第です。
No.3772 一般質問
幸手市議会一般質問は2日目が終わり、今日が3日目最終となります。ここまでに9人の議員の質問が行われました。多くの議員が、各種提案要望を執行部に投げかけていますが、幸手市には待ち構える大型事業が多いことから、執行部の答弁も力みなぎるものが返ってこない感じです。現実にそれらの大型事業すら目途が立たない状況ですから答弁内容の多くに元気が感じられません。それも止む無しといったところです。
🔳新庁舎建設
🔳小中校統廃合
🔳可燃物、し尿、粗大等々のゴミ処理場
🔳消防署建て替え
🔳産業団地拡張
🔳桜泉園処理場施設解体
などなど街の要となる施設のアセットマネージメントや新規事業が待ち構えている現状は、人口減少が進むことと相反して財政欠乏状態の幸手市にとって厳しいのは間違いありません。この他にも、惣新田幸手バイパスやそれにつながる道の駅建設事業といったものがあり、この先20年いや30年の行財政運営に神経をとがらせ、知恵と工夫の捻出に集中しなければなりません。職員の皆さんも市民のために頑張っていただかないとならないわけですが、議員は議員で市民の負託を受けた立場ですから、市民それぞれにいろいろな想いが広がる状況において、行政を質し、要望提案をするのも当然のことです。ただ、実際のところ議論がかみ合わないというのもご理解いただければと思います。
財政的には、国や県の交付金や補助金にも頼らざるを得ないのが現実ですが、借金比率である実質公債費比率が最大値18%強あったものが、現在は4%程度に減少していることが昨日の答弁で示されましたので、その点はわずかな光として気持ちが和んだところでしたがあくまでも和んだ程度です。
さて、今日は藤沼、高野、小河原、小泉、木村といった残すところ5名の議員が質問に立ちます。
当市は20年ほど前に、第2の夕張市の可能性を問われる事態に至り、当時は選択と集中という言葉がたびたび使われました。現在、当時の財政健全化比率ほど悪くはないのですが、今後の展開を想定すると当時以上に厳しい行財政運営が必要と思えてなりません。
No.3771 マイナ保険証
昨2日から保険証がマイナ保険証に切り替わった。大切な事は、だからといってこれまでの保険証が使えなくなるわけではないので、けっして廃棄してはいけないということです。ここを理解していない人がかなりいるようですので、この話題になったら互いにこの点を口にすると理解者が増えるかもしれません。
ところで、マイナカードの切り替えはポイント付与のせいもあって、70%を超えていますが、保険証として使用登録しているのはわずか15%未満ということです。やはり、個人情報漏洩や無関係情報の紐付けといったことを恐れる傾向が強いとの見方が大方です。私自身、そのような考えは否定出来ず、このところ病院通いが若干続いているのですが、未だに登録せずにいます。
混乱の原因は一昨年の今頃だったと思いますが、当時の河野デジタル大臣がいきなりマイナ保険証への一本化を表明したことにあります。おそらくマイナカードへの切り替えが順調だと判断したからではないかと思われます。
個人的には、これを勧めた与党国会議員や厚生労働省の職員の普及率がどれほどなのか国民に知らしめるくらいのことはしたらどうかと思います。なぜなら、医師会からもこの新制度に待ったをかける動きがあるからです。ポイントプレミアムで人心をつかんだと思ったのかもしれませんが、情報社会に増幅するリスク感への人心までは変える事が出来なかったということを政府は理解すべきです。
ネット会員システムを利用する事業者が多い現実において、個人情報が漏れる状況が多発している現状では、なかなかマイナ保険証の普及促進は難しいと思いますがいかがなものでしょうか。
全国民が登録の対象となっている最大規模のマイナカードですから、病院、救急それら全ての関係機関において安全性を確保することが重要です。結局のところ、管理運営は人が行なうわけですからね。