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No.3083 埼玉県立近代美術館

2019.01.26

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 雨が降らない。ないどころか雲さえ無い快晴の日が多いですね。庭木が心配ですが水やりの時間を間違えるとかえって良くないといいます。いろいろな意味で、この時期、太平洋側と日本海側の違いをとくに感じます。政治外交的にも日本海側は目が離せない状況ですしね。
ファイル 992-1.jpgファイル 992-2.jpg さて、昨日、所用でさいたま市に出かけた折、北浦和駅東口からほど近い北浦和公園内にある埼玉県立近代美術館を訪れました。公園ではちょうど近くの保育園児たちが追いかけっこに興じているところでした。そんな楽しそうな遊びの場に微笑みながら、噴水公園の脇を進むと、緑豊かな閑静な環境の中に落ち着いたデザインの佇まいが見えてきます。とても駅近とは思えない雰囲気なので、注意して見ないと外からは目に入らない感じです。
ファイル 992-3.jpgファイル 992-4.jpg 展示は地下の一般展示室、1階常設展示室、そして2階の企画展示室に分かれています。入館無料ですが常設展は200円となっています。地下には写真のような海外から取り寄せた大型彫刻が見学できます。なかでも、ハワイでハンセン病患者のケアに努め、自らハンセン病で亡くなったベルギー出身のダミアン神父像は目を引きます。顔や手が同病の特徴的な症状を示す像は、不治の伝染病とされたハンセン病の凄惨さを理解させます。どれも2メートル近いもので傍で見ると圧倒的な迫力があります。
ファイル 992-5.jpg また、1階フロアではアイデアチェアが廊下を飾るように配置されていましたが、靴音が響くほどの館内の静かさに身が引き締まるほどで、こうした体験は年に何回かありますが、どちらかというと動的な小生にとっては貴重な時間と言えるものになっています。
 北浦和駅から徒歩5分、お勧めの見学施設です。