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No.3714 議長に選任されました

2023.05.16

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 本日16日、改選後初の幸手市議会臨時議会が開催され、議長選挙において新議長に選任されました。時間の経過とともに職責の重さをひしひしと感じ、市政発展および議会進展に向けて何が出来るか、何を為すべきかとの思いを深くしているところです。
 また、副議長には同じ香日向の本田謡子議員が選任されました。早速、二人でより良い議会に向けて頑張っていきましょうと話し合ったところです。
 これを機会に、議会中継にアクセスいただくなど、さらに幸手市政に関心を高めていただければ有難く、よろしくお願いいたします。

  今後のブログについてですが、議長という職性をふまえ、議員個々に関わる議会関連情報について、私的意見を投稿するのは控えるべきだろうと考えます。言論の自由が行き渡っている日本社会ではありますが、それがケジメかなと思います。
 ただし、そうした思いで議長を務めようというのは、あくまでも職性的議員倫理に想いを馳せた結果ですので、万が一、私に向けて不規則発言等あった場合には、その事実のみは伝えることはしようと思います。市民に議会の透明性や可視化を保持することも議長としての責任と捉え、言論の自由を優先させなければならないと考るからです。あくまでも、私に関することで事実のみということです。
 したがって、基本的にお届け出来るのはそれ以外の社会全般のホットニュース(前号、前々号のような例)や日常エッセイなどに限定されることになろうかと思いますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
 また、議長就任にあたり市議会会派「自民党市議団」を退会することにしました。これも議長の職性職責を鑑みてのことですので合わせてご報告いたします。
 夜が進むとともに気温の低下を感じます。ところが、明日は35度近い真夏日になるそうです。くれぐれも体調管理に御留意ください。

No.3704 選挙結果

2023.04.24

https://www.city.satte.lg.jp/senkyo/00senkyo/8880.html
 
 新人さんが9人立候補された幸手市議会議員選挙。熾烈な選挙戦もその結果が出ました。上のURLからご確認ください。
 政治・選挙に関心と造詣の深い方でも、今回の選挙はまったくヨ・メ・ナ・イと口々に発する選挙戦でした。
 結果を見ますと、現職すべてが再選され、若い息吹も当選された活力ある議会が幸手市の現状と未来を担うこととなりましたが、同時に想い果たせずという候補者もいる点は、選挙に付き物の悲喜こもごもということでしょうか。現職のほとんどが新人候補の影響で前回の票を減らしたのも先が見えない選挙だったということでしょう。

 おかげ様で私も1,374票という有り難い票をいただき再選という結果を得ることが出来ました。ありがとうございました。
 幸手市の現状が財政面で厳しいというのは間違いなく、まずは、それを克服する財政健全化と活力ある市政施策が求められるところですが、新たな議会がどのような対応を示していくかは真っ先に問われることになるでしょう。
 市政のチェックと推進は議会の役目ですが、議会のチェックは市民の皆さまの役割として、新たな議会の今後を見つめていただきますようお願いいたします。私も誠心誠意、至誠の心をもってクリーンな議員活動に邁進いたしますので、今後とも皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

No.3684 建設経済常任委員会の顛末

2023.03.10

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 啓蟄の春よろしく、議会も明るいまとまりを見せて互いの慰労をしつつ、新たなスタートに臨めるものと考えていましたが、どうも幸手市議会は醜い政争に明け暮れてしまったかのようです。
 WBCが開幕し、プラス思考の私としてはそちらに自然と気が入るので救われる感じですが、それにしても次元の低い、三文芝居にもないような展開を特定の議員たちがプロデュースする流れは、議会全体が市民の皆さんにお叱りを受けても仕方がないでしょうね。
 実際、マスク問題が起きてから「何やってんだ議会は、もっと他にやることあるだろう!」的言葉をいただく状況で、木村議員の辞職勧告決議案を共産党が提出し、それを可決したのですから市民の怒りもごもっともです。
 前号で建設経済常任委員会の初日の異様さを書きましたが、2日目で更に・・・はっきり言って異様を越えて異常です。委員会は本議会と違ってその内容は市民に確認できません。したがって若干の感想も含めながら、記録の意味も含めてその実態をつまびらかにしたためておこうと思います。少し長くなりますがお付き合いのほどお願いしておきます。

“建設経済常任委員会の2日間の流れに見る議会の暗部をまとめて”
🔳初日 
 私が登庁し、議員控室に入ると共産党大平議員の座る席を囲むように6名ほどの議員が談合中。ここがまずおかしいところで、合議体の委員会で調整事があれば全員で行うのが筋なのですが、委員長辞職勧告について時間を合わせて集合していたと思われます。私が入ると声が小さくなりました。そこに居合わせなかったのは私と藤沼議員、それと共産党の海老沼議員でした。
 そして、朝日新聞の記者が傍聴に来ていたのですが、委員会傍聴に新聞記者が来たのは合併問題にぎやかかりし頃以来のことです。委員長辞職勧告決議案を記事にしてもらおうと連絡した人がいたものと思われます。

●委員会開会と同時に木村委員長が体調不良で欠席の旨が報告され、海老沼副委員長が委員長代理となる。
●共産党大平議員より木村委員長に対する委員長辞職勧告決議案が提出される。紙面には賛成議員の名前は記載なし。既に可決するシナリオが決まっていると考えれば、いつもいつも共産党議員に同調しているわけではないという迷彩に過ぎません。議員辞職勧告と委員長辞職勧告の意思疎通の実態は同じと考えるのが妥当でしょう。
●提案理由について私と藤沼議員が提案者に対し次の質疑を。
(質疑)新年度予算の付託議案審議という重要な委員会でこれを提出しなければならない理由があるのか? 
(答弁)先の本議会で木村議員の議員辞職勧告決議案が可決されたので、その議員が委員長を務める委員会では審議に応じられないので委員長辞職勧告をすることにした。
(質疑)この問題は、届けられたマスクの箱に貼られていた荷札ラベルの送り先として木村議員の名前があり、その荷札の写真がどういうわけかネットで拡散されたことに端を発している。新聞では公選法に抵触するとの記載もあったが、警察関係は一切調査もしていない。その後1年近い執拗な弁明追及をし、今に至っているが、木村議員も数件の区長宅にマスクを届けたことは本議会で発言し、詫びている。悪意で嘘をついたわけではないと思うが?(このあたりで、議案に対する質疑からはずれているとの野次が入る)
(答弁)そもそもマスク問題を問うているのではない。議長に対して嘘をついたことを問題視している。嘘は罪だ。

 ここで、罪というなら法律で裁かれる対象だが、そうではない。撤回を求める!と藤沼議員と私が発言。 ここで少々大平議員がひるむ感じがあったせいか、暫時休憩を求める声が出て休憩。宮杉委員(議長)がいきなり退室し、戻るやいなや大平議員の脇に座りスマホを見せる行為。これを見て大平議員がこれを印刷して配布してもらいたいと言ったことで、その準備がされることに。休憩中のこととはいえ、異例の流れであることは疑う余地がない。ネットの内容を印刷して配布すること自体が異例なので、私は配布を拒否、後で聞いたところ藤沼議員も拒否したという。
 実は、嘘にも種類があり、必ずしも悪い嘘ばかりではないという解説が多数ある。それよりも、嘘は罪だとの大平発言を補佐するかのような議長の即座の対応が不思議であり理解できなかった。結果として大平議員は撤回しないままだった。その意味では嘘と決めつけ、なぜ木村議員が嘘をついたかの本意を確認することをせず、いきなりの辞職勧告であったことも問題だったと今更だが感じている。/span>

(質疑)嘘をついたことに対する対応ならば、議長による厳重注意、それで不足なら問責決議案という段階的なものがルールとしてあるが、いきなり辞職勧告とはどうしてか。この理由が議員資格の剥奪に値するとは思えないし、それほどの権利が議員にあるとは思えないが?
(答弁)充分辞職に値すると考えている。 
(質疑)部長をはじめ執行部職員が30人近く居並ぶ中で、審議をストップさせてまで提出する理由があるのか?
(答弁)提案理由に書いてある通り、議員辞職勧告が可決されたわけだから、その議員が委員長を務める委員会の審議には応じられないということだ。
(質疑)議会運営については委員長の代理として副委員長が務めることで審議は進めることができるとされている。海老沼委員長代理がいるのだから、スムーズに審議に入れるし、入るべきではないか。当の木村委員長は体調不良でいないのだからそうすべきではないか?
(答弁)提案に対する賛否が先だと思うので、採決をお願いしたい。

 ここで、採決となる。
賛成:大平、青木、宮杉、本田、四本
反対:藤沼、枝久保
退席:武藤
 既に多数派工作が出来ていたことは朝の流れから間違いないと思われる。
 こうしたやり取りの後12時となり休憩。

 
 午後1時、休憩直後の再開で、青木議員が木村議員の連絡があったかどうかを事務局長に確認。一瞬、その意味が解らなかったが、事務局長から「木村議員に委員長辞職勧告が可決されたがどうしますか? 1時までに連絡くださいとの電話を入れたが現時点で連絡は貰っていない」との報告が。青木議員から「であれば、今日のところは解散し、延会を提案する」との発言があり、これを採決。
賛成:上記5名に武藤議員が加わる
反対:藤沼、枝久保
これにて本日の解散が決定。執行職員はこの間誰一人言葉を発することなく職場復帰となったのです。辞職に賛成した議員は木村議員がこれに応じなければ委員会審議には応じないと当初から意見調整が為されていたのでしょう。

🔳2日目
 この日も、私が控室に入ると前日同様の密談場面に出くわしました。
●開会・・・海老沼委員長代理から木村委員長より委員長辞職願が出されており、これを議題とすることに意義ありませんか?の発言。全会一致でこれを承認。
 (委員長を辞職しないと委員会審議は入らないという、予算審議を人質のようにされる状況では、市民に申し訳ないと木村議員は判断し、前日委員長辞職を申し出たとのこと)
●(ルールにより)新委員長を互選で決めることが了解される。
●新委員長の互選方法は?の問いかけに宮杉議員から指名でとの声。異議なく指名による互選が決定。
●委員長代理が指名。海老沼委員長代理が発した名前は・・・
「枝久保喜八郎委員を指名いたします」
 「あれ?」とか「ちゃんとやろう」という不思議な声があり。はなから打ち合わせしておいたものではなく、海老沼委員長代理が間違えたかのように迷彩を施こす言葉と思われますが、そこまでやるかという細かな茶番シナリオに腹立つよりも笑いが出るほどでした。
 悪意か、それともおふざけか・・・「どうして私なのか?」「こうした重要人事案件は事前に根回しや打診があってしかるべきだが唐突な指名はどう理解したらよいのか?」という質疑をぶつけようかと思いましたが、これを質疑しても答弁相手が海老沼委員長代理ではせん無いことと思い質疑はせず。
 なぜなら。このシナリオの談合に海老沼議員は加わっていないことが私には推測できたからです。共産党思想の持主であることは間違いありませんが、この人は純朴そのもので憎めない人柄だということをこの4年ずっと感じていたこともあります。
 ということで、質疑せずに「その指名は辞退させていただきます」と発言しました。私がそう応えるだろうとの想定も出来ていたようです。なぜなら、次にほとんど間を置かず海老沼委員長代理が「それでは青木議員を指名いたします」と委員長用読み上げ原稿を読んでいたことからも明らかです。
 辞退理由は至極当然。私は木村委員長の辞職には反対しているわけですから、その代役となる新委員長を受ける理屈が成り立ちません。ならば、なぜに私が指名されたのかと言えば、これも多数派で好き勝手やってるわけではないよという迷彩と理解するしかありません。枝久保にふったという流れを作り、どうせ断るだろうから、その後に別の議員を指名すればいい。そういった思惑で青木議員が新委員長におさまるシナリオになっていたと考えるのが自然です。
 これをもって委員会審議はようやくスタートしたのです。
 いったいこんな茶番劇のようなことをやっている場合か!と怒られそうですが、これが実態です。議会とは、常に政争の場であり、その為には大人の社会の常識すらも置き去りにする暗闘の世界。国会も同じかもしれません。

 県議時代にはもっと大きな観点から仕事が出来ましたが、幸手市議会に戻っての4年、常にちまちました政争事が多いと感じています。改選直後の議会人事が原因と思っていましたが、それはそれとして、以前から感じていた幸手市議会特有のものがあることも一因かもしれません。それは例えば、共産党議員を中心にして談合の輪がたびたび見られるということです。この実際に見られる輪が、本議会や委員会で自民党会派の議員に対して執拗な追及を続け、あげくに共産党議員が提出する辞職勧告決議案を連続的に可決してしまうのですからどうにも理解できません。
 思い起こせば、合併ならずの残念な結果直後の議会で、議員定数削減案を出した私に共産党議員から懲罰動議が出され、可決されました。それに対し市民に怒りの声が広まり、当時の新聞も私に好意的な論評を書くなど、議会の異様さを取り上げたものです。賛成した議員のほとんどが繰り出す私への質疑は3時間半に及びました。この雨あられの質疑に応じ、自らの正当性を主張し続けた当時の私は新人1期目だったと思います。議員も25人定数の時でした。
 結局、懲罰内容も決定せず、告げられずで、何もないまま終わりましたので、私に懲罰という過去は残りませんでしたが、その時、議長が自民党議員、副議長が共産党議員というおよそ全国的に例の無い議会人事構図だったことも幸手市議会ならばこそだったのでしょう。
 議会は議論の場であり、街のための政策論議かつ議案チェック機能を持つ二元政治の一局ですが、それだけに終わらない醜い精神戦の議会内政争は疲れることこの上無しです。今国会で数年前の文書を持ち出し、真実なら辞職するかとせまる立憲民主党の手法は、まさに戦国時代の首獲りと何ら変わりありません。真正保守の誉高い高市さんのイメージダウンを企む論調は国のために何の役にも立たず、これを煽るメディアがあるのもやるせない状況です。既に時期総理に石破氏を推薦するかの報道すらあります。余談で失礼しました。
 誤字・脱字ございますればお許しください。見直し修正して今5時になってしまいました。お休みなさい。

No.3683 少々異様な今議会

2023.03.09

 今定例会は、開会翌日からの一般質問、議案質疑から、3常任委員会に付託された議案質疑を進めていますが、ここまで普段あまり見られない状況が続いています。理解しにくい面もあろうかと思いますが、本議会の議案質疑は議員からみて所属していない委員会ファイル 1613-1.jpgに付託されている議案は質疑出来ないことから、所属外の議案について質疑を行うということを基本にしています。たとえば、私は総務委員会に所属していないので、その委員会に付託された議案について本議会で質疑するということです。
 そして、異様に感じる今議会の実態をわかりやすく言うと、❶市長提出議案の条例2つが否定される方向に導かれたこと。❷木村議員の辞職勧告決議案の影響が委員会に見られること。この2点が極めて特徴的な委員会の様相となっています。(以降敬称略)
 ❶については、まず文教委員会で「天神の湯」の廃止に関する条例が否決されました。自民党市議団は会派としてこの条例に賛成しているので、党委員会に所属している私と藤沼、坂本の3議員は賛成しました。
賛成4:小林英、藤沼、坂本、枝久保
反対5:大平、宮杉、小林啓、四本、小河原

これについては№3678で詳細をお伝えしてあります。

 次に総務委員会で「庁舎建設審議会設置条例」が、市政クラブの武藤議員による“継続審議”でどうかとの提案について採決は賛成多数となったのです。
賛成8:武藤、小林英、本田、青木、小林啓、海老沼、木村、坂本
反対1:松田
 自民党市議団は、建設ありきの社会情勢ではなくなったとの見解で、まずは現庁舎の危険性を回避する方向性を検討すべきと主張し、建設ありきの条例はいかがなものかという見解でした。実際に市民の方から庁舎建設などとんでもない!という意見をいただくことが多いのも事実です。
 したがって、ウェルス幸手をはじめ、既存施設の流用・移転等まずは審議すべきとの思いで、条例案の建設という言葉を整備とか、在り方検討といった文言に替える方法もあると思っていたのですが、武藤議員の提案で継続という形になりました。
 この継続は、おそらく今議会中に審議再開ということになるかどうかを考えますと、それは無いと推測されることから、議会が終われば、議員改選選挙となるので、廃案に近いものと考えるのが妥当でしょう。

 ここまで、文教、総務の委員会についてお伝えしました。
 そして❷の関連ですが、昨日から始まった建設経済委員会がこれまた揉めることになりました。木村議員が委員長であることから、今度は委員長辞職勧告決議案を大平議員が提出。辞職勧告決議案が可決された委員長のもとでは審議できない!との共産党大平議員の提案に、反対したのは私と藤沼議員だけで、結果として審議に入ることは出来ませんでした。約2時間、約30人の職員さんが待機していましたが、誰も一言も発することなく昼食後の再開まもなく解散となったのです。
 今日は議案質疑に入れるかどうか・・・こうした議会の揉め事は市民に皆さんには理解しにくいところと思いますが、次号で詳細をお伝えしたいと思います。

No.3678 委員会速報!

2023.03.02

 今日は太陽の恵み少なく、気温差が10度も違う寒い一日でした。風も強いとやはり肌身にこたえます。なんと言っても、コロナ、インフル、風邪、花粉症など私たちの身体に異変をもたらすものが巷に溢れていると思うと、春めいて来たからといって油断は出来ません。

 今日から委員会が始まりました。市長提出議案を関連議案別に文教、総務、建経の各委員会に付託して質疑・討論・採決をするのが委員会です。それぞれ2日間の予定で行われますが、今日は文教初日。
 予想はしていましたが「天神の湯」の6月末を持って廃止する条例に議員(委員)の質疑が集中するところとなりました。多岐にわたる質疑の詳細をここで紹介するのは不可能ですが、結果は次の通りの賛否結果です。(敬称略、カッコ内は会派名)
 宮杉委員は本議会では議長の職にありますが、委員会では他の議員と同様に質疑、採決に加わる一委員の立場となります。
また、15人の議員が二つの委員会に所属することで、各委員会は委員長1人を含む10人構成となっています。

【賛成】藤沼(自民) 坂本(自民) 枝久保(自民) 小林英(新政)

【反対】大平(共産) 小林啓(公明)  四本(公明)  宮杉(新政)
小河原(新緑)

 ということで5対4の賛否結果でした。
 これにより、市長提案条例で議会に提出された同施設の廃止はまかりならん!という結果になったのです。委員会の結果は、本議会最終日に委員長から報告され、あらためて議員全員による採決を諮ることになります。
 はたして、風呂は福祉の本質なのか! いや、その範疇で考えたとしても、あくまでも付加サービスでしかない! 貧困自治体とも言うべき幸手市の財政現況は、年間2千万円程度の税金をまさに湯水が流れるが如く無駄にできる実態にはない。再開コストが3千万円もかかり、しかもその後のメンテナンスは、水回りの設備だけに2K・・・つまり困難かつ高額になるのは目に見えており、再び閉館の可能性も有り得る。しかも、2年前には風呂階下の1階キッズルームなどへの水漏れがあり、応急修繕をしたことがあると、始めて知るような答弁もありました。
 私は強い思いで、この条例案に対して質疑・採決に臨みました。もちろん、当委員会の委員ではない木村議員をのぞく、3名の会派議員の思いは同じでした。坂本議員は廃止条例案に賛成討論をしたほどです。
 残念な採決結果ではありましたが、それはそれとして明日の委員会に臨みます。

No.3670-3 辞職勧告続続編

2023.02.19

 少々起床が遅くなり、パソコンを開いたら辞職勧告の件で質問が来てましたので続続編をかくこととなりました。

 採決は、通常は起立方式です。ところが投票(記名か無記名どちらか)の声が二人以上から上がると議長はそれを取り上げます。そして記名方式か無記名方式かを決める場面となりますが、そこも賛否採決になり投票方式で決めます。
 議長と勧告を受けている当人(議場退室)は投票できません。したがって13人の議員が無記名投票することになります。
 投票には賛成反対を書くことになりますが、何も書かずに投票する白票投票とか退室して投票そのものをしないという対応もあります。白票は反対扱い、退室退席は無効となります。

 たとえば、退席が一人いて、賛否が6対6の同数になった場合は、議長の判断が最後の決断に影響を持つことになります。なかなかそういったことにはならないのが普通で、私の経験ではこれまでに一度あったか無いかです。
 そういったことは地方自治法に則って議会運営ルールとなっているとご理解いただければよろしいかと思います。
 これを書いている途中で、懇意にしている他の街の議員から「4月に市議選があるっていうのに、その最後のところで、辞職勧告ってどういう議会なの?こういうことやってると常に怨念が議会に残って街のことが脇に置かれると市民が感じ、議会に期待する気持ちが薄くなると考えないのかねー。手柄取りやパフォーマンスが議員の本分じゃないよね」と・・・黙って聞くしかありません。私以上に怒ってました。
 まさにそういうことを懸念する場面が時折仕掛けられる幸手市議会を実感しています。辞職勧告に賛成した議員の思いはいかに?
 

 今考えると、このアベノマスク廃棄及び無償排出を国が発表した時、市もしくは議会から街に役立てることが出来ないかという発想があったら、真の意味で防災時はもちろん、児童生徒の給食時など学校生活にも生かせることが出来たのではないかと感じる次第です。
 アベノマスクを安倍元総理の批判材料にする野党やメディアの追及が激しく、このマスクを使用することすらおかしいといった雰囲気がありました。単純に食品ロスのように無駄を回避する思考があれば、建設的に市民益を考え付いただろうと悔やまれてなりません。

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