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No.3721 熱闘 語り継がれる決勝戦

2024.07.28

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 高校野球埼玉県決勝戦・・・見所十分、これぞ高校野球といった醍醐味あふれる決勝戦をテレビ観戦しました。両チームともに持てる力を存分に発揮した熱闘で、出来うるならばどちらも甲子園に行ってもらいたいと感じた素晴らしい一戦でした。
 7年前、埼玉県初の全国優勝した花咲徳栄高校が5年ぶりの優勝というのが意外な印象でしたが、埼玉県が強豪揃いの実情にあることと同時に、時の経つのは早いものだと感じた次第です。終了直後は両チームの感情にふれて思わず貰い泣きしてしまいましたが、勝者側の生田目主将の爽やかな勝利インタビューを聞いて、高校野球の持つ清々しさを再認識しました。この生田目主将はキャシャな体型ながら高度な身体能力を見せてくれました。また、画面で見る花咲徳栄のキャッチャーのマスク越しの笑顔が他の8人の緊張をほぐすかのようなおおらかさを感じさせ、間違いなく投手には伝わっていると思いました。
 頑張った昌平は初の甲子園ならずでしたが、実力は十分に発揮したのですから、後輩たちの為にもくやしさのみならず誇りを感じてもらいたいものです。
今、表彰式を見ていて思う事は、早く選手たちを解放してあげて欲しい。外に出ると異常な気温です。役職者たちの長い挨拶はいかがなものでしょうか。泥だらけかつ汗まみれのユニホームを着たままの選手たちは15分以上立ち尽くしています。スタンドにもまだ大勢の観戦者が残っています。このあたりは、昨今の気候事情をふまえるべきではないかと思います。
 何はともあれ、花咲徳栄、昌平の両チーム選手たち・・・感動をありがとう!

No.3692 スポーツ大国ニッポン

2023.03.28

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 思いもかけず、たくさんの方から金婚式のお祝いメールをいただきました。感謝申し上げます。とは言え、勝手に私事を書き込んだことへのお気持ちと考えますと、まるでせかしたかのごときで、申し訳ありませんでした。何はともあれ、二人揃ってここまで大病無く健康で来られたことが一番です。ありがとうございました。

 さて本題に! 宇野・坂本世界戦ダブル連覇! 次から次へと新世代が登場するアイススケートに限らず、スピードスケート、スキージャンプなど金メダルには喜びこそあれ驚くことが無くなったほど世界で躍動する選手たちがいる。名前がよくわからないがスノーボードのような板に滑車のついたローラーボードで、まるでサーカスのような曲技スポーツも10代の選手が世界のトップグループにいる。
 サッカーこそベスト16に終わったがドイツ、スペインを蹴り負かし夢を与えてくれたことは間違いない。今やラグビーもバスケットボールもリーグ戦が実施されるようになり、BS放映がされるようになり幅広くスポーツを楽しめるようになった。ゴルフ、バトミントン等々、ありとあらゆるスポーツに日本選手の存在があることは、子どもたちにとっても大変意義のあることではないかと思う。
 その要因が豊かさとグローバル化のせいかどうかはわからいなが、自分史を紐解いてみても、当時出来るスポーツはある程度限られていた。そもそも、水泳一つとってみても、まったく夏に限られたスポーツだったのだ。屋内水泳場もスイミングスクールもまだ見ぬ存在だったのだから。
 WBCでの侍ジャパン優勝は大きな感動をもたらしてくれたが、子どもの頃の印象は、中南米諸国の実情を知らないこともあったが、アメリカと日本だけしか行われていないと思っていた。ところが、アジアはもとよりヨーロッパでも国によってはリーグ戦があるというのだから驚く。チェコの選手の純粋かつ情熱あふれるプレーは、また別の意味で楽しめた。どんどん強くなるだろうし、またそうなって欲しい。
 スポーツは種目別ではあるけれど、間違いなく世界を一つにする要素を持っている。だからオリンピックは総合スポーツイベントとしてその頂点にあるということを改めて感じている。
 実は日本の国技とされる大相撲はかなり前からグローバリズムが取り入れられているわけで、日本人と外国人力士の取組みだとどうしても応援する方は限定される傾向にあるのだが、最近はそうでもないことに気がつく。好みの問題だのだろうが、玉鷲や古くは高見山、琴欧州といった外国人力士は応援したくなる雰囲気風情を持っていたと思う。いや、あくまでも個人的感覚ですが。
 そんなわけで、サッカー、ラグビーは既にたけなわ。30日から野球が始まります。胸躍るシーズンが間もなく開幕です。楽しみだなー。
 と思っているところに、ジャイアンツ原監督が、開幕投手にビーディーという初来日の投手を起用すると発表。当たり前のように菅野に託すだろうと考えていたので、またまた原采配に・・・やれやれ。おやすみなさい。

No.3690 やったあー侍JAPAN!!

2023.03.22

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おめでとうニッポン野球世界一!
昨日のメキシコ戦もコミセンで公開講演会の最中で、終わったと同時に9回裏のジャパンの攻撃からの大逆転劇。来場者の多くがコミセンのテレビにかじりつく光景い私も加わったのです。三ツ林先生もしばらく見入ってましたね。
 そして夜にかけてニュースを繰り返し見るたびに涙があふれる状況。
 今日のアメリカとの決勝の接戦も固唾をのんで見守るシーンの連続、2日続けて・・いやこのWBCを通して野球の素晴らしさを目いっぱい味わいました。選手の皆さんに感謝しかありません。
 年俸20億円以上の選手がズラッと揃ったメジャー軍団のパワーを2点に抑えた今永、戸郷、高橋、伊藤、大勢、ダルビッシュ、大谷の投手リレーは、この大会でしか見ることの出来ない豪華なものだったということをしみじみと感じ、最後に大谷とトラウトの対決が待っていたのもドラマの中のドラマでした。 
 メキシコ戦最終回に大谷が2塁打を打って、セカンドベースで両手を高くかざした時の表情は普段の目つきとは違って、吠える狼のような鋭い目つきに変わりました。
 幸手市の住民になって、週末のたびに野球ならぬソフトボールに興じる30年ですが、ベースボールという意味では同じ感覚を味わいながら生涯スポーツとして続けていこうという思いにさせてくれました。

 
 幸手市に近藤選手の叔母さんがいるのですが、大会前に活躍してくれればいいんだけどねーとニコニコしながら言ってましたが、今どんな顔して喜びに浸っていることやら。
 実は、我が家の長男が大宮市の中学校で野球部の時、一学年上に侍ジャパンの栗山監督の横に必ずいた城石コーチがいて、我が家に何度か遊びにきたことが思い出されます。控えめで口数の少ない人格者というのは当時から感じさせましたが、苦労の末にプロ入りして、引退後はコーチとして引っ張りだこで浪人期間が一切無いというのが頷けます。

 今、選手のインタビューが続いていますが、佐々木選手と宮城選手の顔もほころんでいます。
 それにしても、侍ジャパンの躍動はすごかった。
 ありがとう!!!

No.3666 国枝慎吾さんの凄さ

2023.02.09

 だいぶ春を感じる朝になりました。ところが、また明日あたりには積雪予報だとか。過去には3月に大雪となった記憶もけっこうあるので、そんなことを繰り返すことで春を待つ喜びが増すのかもしれませんね。ただ、近頃は春が短くその後に到来する熱署の夏まで思いが届いてしまいがちで真の春爛漫を味わいきれないのがなんとも言えない感じではあります。

 今日は久しぶりにスポーツの話題を。
 国枝慎吾選手が豪オープンでの優勝後引退を表明しました。まだ38歳ですので一般的にはこれから円熟味を増す年齢とも言えますが、やはり脊椎腫瘍という難病を克服しての選手生活を維持するのは健常者の想像のはるか上にあるものと思います。4歳時に腫瘍摘出手術を受けたということですが、そこからのたゆまぬ努力・・・いや努力という言葉一つではくくれない難行苦行が其の後の車いす生活にあったはずです。
 身障者とかマイノリティーという表現を極力嫌う国枝さんの凄さは実績からもあきらかです。単純に言えば、年を跨いでの5度にも及ぶ年間グランドスラムです。これを並み居る外国人アスリートとの対戦の結果として成し遂げているのは正に脅威そのものではありませんか。

 その国枝慎吾さんに国民栄誉賞の授与!という話があります。素晴らしいことです。
 同賞には低迷政権による明るい話題提供目的の浮揚策、それと、新政権のご祝儀的な使途が話題になったことがあります。確かに、過去を振り返るとそうした点は否めません。たとえば、2009年の麻生政権がリーマンショックで低迷し、更に年金問題が取り上げられ支持率を落とした時期、1月、7月の2度ありましたが、同年9月に民主党に大敗。新たに誕生した民主党鳩山政権が12月に同賞の授与をし、年間3度目の授与をとなったのです。
 また、民主党野田政権時の2012年11月に同賞がありましたが、12月の衆議院選で自民党に敗れ、翌年2月に安倍政権が同賞を。

 
 以上は受賞者に問題があるわけではないので、誰だったかは示しませんが、最も新しい2018年の羽生結弦さんの時、五輪2連覇が対象なら3連覇した柔道の野村選手が受賞しないのはおかしいといった巷間の騒動がありました。少し遡ると吉田沙保里さんの受賞時には伊調馨さんは?という疑問も出ました。試合結果だけではない感動分野が対象になったと思いますが、常に世間の話題になるのは国民栄誉賞だからこそと思えるのです。ちなみに、伊調さんは五輪4連覇という超人的実績により自らの力で同賞を得たのです。
 今回、国枝慎吾さんが正式に受賞となれば、世間には何の異論もないものと思いますし、これによりパラスポーツの世界が更に大きく羽ばたき、多くの人たちに夢と希望をもたらすものと確信します。
 義足の選手が椅子に座った状態で猛スピードでゲレンデを滑降したり、激しいぶつかり合いで車椅子ごと倒れても自分で起き上がりボールに執着するバスケット等々。その戦う姿は障害に障害を重ねかねない危険を感じさせる場面が多々あるパラスポーツが、一段と輝く国枝さんの受賞実現を期待し、喜びたいと思います。
 国枝さんの豪オープン優勝も引退表明も、たまたま岸田政権の支持率低落時ということであって、政権浮揚策だなどとのプロパガンダ報道やSNS投稿が無いことを祈ります。

No.3640 ブラボーNippon!!

2022.12.02

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 前夜9時半に床に入って4時起きでスペイン戦を。同じような方が少なくはなかったはずと勝手に思っていますがどうだったでしょうか。
 ドイツ戦同様に前半戦は戦況低迷だったが、後半戦に入って選手を2人入れ替えたと同時に、立て続けの逆転2ゴール。時間が時間ゆえこぶしを振り上げはするものの声をひそめて歓喜、よくぞ決めてくれた堂安、田中の質の異なるスーパーゴール。
ファイル 1567-1.jpg ファイル 1567-2.jpg サッカーは見るだけの素人ゆえに知ったかぶりの評論をする資格はないが、ドイツとスペインを打ち破っての決勝トーナメント進出は、まぐれでも何でもない、ただただ日本の実力を証明するものという実感を持たせてくれた。
 コスタリカ戦後は、SNSで心無い誹謗中傷があふれた現象は、現代社会の怖さを感じさせるが、基本は結果が出るまで静かに見守るのが真のファンだと思う。その結果は、まずは第一段階の決勝トーナメント進出だったはずなのだから。

 今回も、前回同様に現地の日本人サポーターの試合後のゴミ処理や選手のロッカー清掃が世界中から感心と驚異を持たれている。まさに日本的マナーが異質に想えるほどの感動を与えている。それは森安監督の試合中の態度が多国の監督のような感情的な動きとは異なるものを私は感じている。インタビューでも純真な人柄を常に感じさせてくれる人だ。
 とくに、攻守があっという間に入れかわるサッカーというスポーツは、その都度感情が揺れる特性があるのは理解するとしても、負けてがっかり、一番悔しい想いをしているのは、監督と選手なのは間違いないこと。当事者への誹謗中傷は日本人の心根が世界に感動を与えていることとのギャップがあることに残念な思い以上に悲しさを覚える。うがった言論の自由が行き交うSNSが持つ負の特性が無くなることは残念だが難しいのかもしれない。

 さあ、16強入り後のトーナメント1回戦はクロアチア戦だ。前回の準優勝国だったと思うが、ベスト8入りを目指して日本サッカーの歴史を変えてもらいたいと祈りをこめて見守りたい。誰しもがとまでは言わないものの、多くの人が監督になったつもりで見てしまうのかもしれないが、選手起用を結果が出てから批判するのはどうかと思う。すくなくとも、心で思っても文字で広めることがあってはならない。
 とにかく、勝敗に関わらずいつでもお疲れ様という言葉を捧げる準備を心根に観戦しようと思う。ただ、試合時間を歓喜の瞬間に声をあげられる時間にしてもらいたいものだ。どうにかならないものか。

No.3600 青春は密

2022.08.23

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 全国の高校野球ファンを魅了した甲子園大会は仙台育英の優勝で、東北勢に初の快挙をもたらして終わった。数年前の花咲徳栄による埼玉県勢初の夏の大会優勝を思い出している。
 今年は各都道府県代表を勝ち抜いてきたチーム同士の戦いながらも一方的な大差がつく試合を何試合か見かけたが、あの酷暑の中での試合は育ち盛りの選手たちにとって若さだけで乗り切れるものでは無かっただろう。ましてやコロナ感染者が出たことで厳しい状況に置かれたチームもあった。

 仙台育英の須江監督の言葉が心に染み入る内容で、聴く側がもらい泣きするほど感動的な挨拶だった。あふれる涙をぬぐいなら全国の高校生に思いを馳せた「青春は密」という言葉は暖かい愛情に満ち溢れた言葉で、有終の締めくくりとして最高の感動となったのは間違いない。
 私も過去ブログで何度か書いたこととして、今の10歳から22歳くらいまでの年齢の人は、コロナによって抑制した期間を送らざるを得ず、2度とない青春時代を密に過ごすことは叶わなかった。旅にも行けず、スポーツ観戦も出来ず、文化祭も無く、海外留学も叶わずといったように、学校生活はもちろん生活全般について感性豊かな青春の密とはかけ離れた時代を経験した。そうした思いを須江監督の涙と言葉は大いに癒してくれたのではないだろうか。

 ところで、いつの頃から優勝チームのインタビューがグランドで行われるようになったのかは記憶にないが、選手のインタビューまで必要なのかと感じたがいかがなものだろうか。選手への対応は皆平等の扱いをというのがその原点にある。育英の主将の冒頭挨拶で「くやし涙でなくうれし涙で良かった」との言葉があったが、下関国際側・・・とくに整列して神妙に聴いている選手たちにとっては更に悔し涙があふれる辛く厳しい言葉だったのではないか。喜びが爆発している高校生にそこまで気配りを求めるのは確かに酷だ。ならば、監督だけの挨拶でいいではないか。画面は母親までクローズアップしていたが、セレモニープランの在り方として違和感を持ったのは私だけなのか・・・。敗者への思いやりを大人が配慮すべきではないのかと。それがスポーツを通じた教育の本質的な姿であり、感動の上乗せを企画することにより本来の純粋さが剥がれ落ちていくような気がしてならなかった。
 仙台育英、優勝おめでとう!!
 下関国際、立派な準優勝でした!!

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