記事一覧

No.3849 嬉しい訪問者

2025.08.22

アイコン

 熱戦を繰り広げてきた全国高校野球選手権甲子園大会も明日が、日大三高と沖縄尚学による決勝戦によって最終フィナーレとなります。その決勝戦は、燃える気持ちで応援してきた仙台育英との白熱したタイブレーク戦に勝利した沖縄に少々の思い入れをもっての観戦になると思います。その理由は後述します。しかし、実際はどちらが優勝しても最後の最後まで感動を貰ったという満足感にひたることが出来ると確信しています。出来る事なら・・・ならないとは思いますが一方的な展開ではなく、シーソーゲームを期待したいですね。

 さて、夕方に宅配便を2度受けた後2階に居たところ、出かけていた家内が帰宅するなり呼ぶので下に降りると、誰か来ているわよとインタホンの画面をチェック中。ピンポンが聞こえなかったなあと言いながら画面に目を凝らすと、若い姿が3人。そのうちの短髪の一人を見て、あー璃空だ!!!
 そうなんです、そこに映っているのは仙台育英の3番バッターとして躍動した土屋璃空くんなのです。ピンポンしていたのは小5の弟でした。もう一人は璃空の同級生で、璃空同様6年間の登校見守りをした子です。
 時間を見るとわずか5分ほど前。歩いてきたんじゃないかなと家内が言うので、あわてて外に出て追う様に。璃空に会いたい一心で土屋家に向って早足になるものの、なんということは無く、すぐそばの公園で兄が投げる球を弟が打っている場に出会いました。球とはいってもおもちゃのゴムボールです。もう薄暗くなっていましたが、弟にとって甲子園に出場した兄が投げる球を・・・というか兄と同じ球を追える幸福感は格別だろうなーと。璃空の優しさも溢れていた場面にこちらもまさにハッピーを貰った次第です。

 「いいなー、でもそんな速い球打てるのかー」と声をかけると「あっ枝久保さんだ」と弟。すると兄がそばに寄ってきて「ありがとうございました」「いやいや居たんだけど気がつかなかった。ごめんなー」「オッス」「左足だいじょうぶか?」「オッス」
 手を指しのべてくれたので、グっと握手。握りがいのある大きな手だった。いやそう感じさせてくれる立派な若者の手でした。日頃握手するのは高齢の方がほとんどですから。
 あまりに急だったもので話したいこともさして話せず、さりとて長くなってもいけないとの想いが交錯しながらも、よく訪ねて来てくれたという満足感で満たされた時間でした。「ところでどっちに優勝してもらいたい?」と聞くと「沖縄です」そういえば、仙台育英の須江監督が試合後、沖縄の選手に優勝だぞと声をかけていましたもんね。
 教え子でも何でもないのですが、彼に対しては幼少の頃のジンベイサンを着て地域の祭りに来ていた時のヤンチャな姿が目に焼き付いていて印象がとても深いのです。応援対象としての感覚とともに可愛いという感情が私に芽生えているのかなと思うのですが、自分でもよくわかりません。
 仙台育英からはプロ志望が数人あるとのことですが、本人は大学に進むそうです。どこか? それはまだ明らかにしたくない感じでした。もちろん声がかかっているのは間違いないはずです。
 難しいこと抜きにして、さらなる成長を願ってやみません。フレーフレー璃空!

No.3847 ベスト8なるか!

2025.08.17

アイコン

 いよいよ、仙台育英が1時間後にベスト8を目指しての沖縄尚学との一戦が始まります。土屋璃空くんがどういったプレーをしてくれるかに最大の注目となるのは当然です。既に勝ち残った4チームは、京都国際vs山梨学院 そして関東第一vs日大三の東京同士も興味深いですね。残り4チームが今日決まります。どのチームもすべてが強豪校ばかりで目が離せません。
 高校野球にこれほど深い関心を持ったのは、原、清原、桑田、松坂、松井といった甲子園スターが輩出した大会もありましたが、それ以上に高校3年時に母校が出場した時以来かもしれません。
 この後の予定は18日は休みとなり、19日の準々決勝戦の4試合が行われ、以降一日おきに休みを入れて、21日が準決勝、23日が決勝戦が予定されています。
 仙台育英の優勝を祈ってのテレビ観戦になりますが、現地に行きたいのはやまやまです。ただ、議会開会が9月1日に控えているのでなかなか・・・です。

 高校野球に興味の無い方が読者におられましたら、このところ続くブログについてなにとぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。

No.3845 現地応援+α の感動!

2025.08.08

アイコン

 タイトル通り、土屋璃空くんの甲子園での晴れ姿が見たくて現地に行ってきました。結果はご存じの通り、応援しがいがあったことはご理解いただけるかと思います。それにしても、ここまで気合というか思い入れが突っ込むと、バカですねーと言われかねないかなと考えるものの、我慢し過ぎて後悔するより思い込んだら吉日のほうがストレスフリーでいいと思います。野球馬鹿は野球馬鹿なりで、我ながら真っ直ぐだなあと自分で自分を褒めてやりたいくらいです。
 猛暑の中の試合は、途中いろいろなことがありましたが、土屋くんはライト前ヒットと左中間2塁打で4打数2安打。とくに最初のヒットが育英の先取点のきっかけとなり、彼が先制のホームを踏んだのでした。難しいインコース低めをうまく打ったものです。
 初めての甲子園でしたが、スタンドの造り、規模など目を見張るものがありますね。アルプス席での陽射し直射の観戦でしたが、気温以上に想いが熱くてさして苦にはなりませんでした。4番川尻くんと1番田山くんは次戦大丈夫か心配です。

 かたや昨日、津田学園との延長戦の熱戦で惜敗した埼玉代表の叡明高校。ああした終わり方があるのが甲子園の怖さだと思いますが、3回からマウンドに立った田口くんを筆頭に拍手モノの奮闘ぶりでした。幸手東中出身の長島くんは、田口君の後のショートに入り4打席バッターボックスに入りましたが、ノーヒットでした。まだ見るからに細身の身体のようで、これからの1年間でどれだけ体格が成長するか楽しみですね。今回の登録メンバー20名中2年生は6人でしたから、次年度の主力メンバーになることでしょう。
 
 実は、今回の大阪行きでは、折角という想いもあってもうひとつ別の楽しみを予定していたのです。それは・・・若い時のアパレル会社勤務時代に同じチームで世話になった先輩が、退職して地元に戻って大阪の水産会社に再就職していたのですが、その彼となんと43年ぶりに会うことが出来たのです。
 毎年届く年賀状に「いつ大阪に来るんや」とか今年などは「もう待てへんど」と関西弁で書いてくる先輩で、当時からよくしゃべる人の好い関西人です。
 仙台育英の勝利を見届けてから、先輩指定の梅田地下コンコースでのほぼ半世紀ぶりの再会。君の名はのすれ違い?も無く、互いに変わらぬ姿と笑顔で握手の瞬間は、なぜか安心感と嬉しさがこみ上げ、言葉が出てこないほど。仙台育英戦で感動をもらい、それから数時間後、生きていて良かったと言う先輩の言葉を耳にするとは、なんと至福で贅沢な1日だったことか。
 そうですねー、会話の割合は当時から8:2でゆずる先輩でしたが、今もそれに変わりがないことに、嬉しいやらなつかしいやら。そして、今朝は電話をかけてきて、仙台育英が勝ちぬいたらまた来るんやろと早くも来阪の催促。社交辞令でも嬉しいものです。
 その先輩との最大かつ最高の思い出・・・これも野球がらみなんです。
 阪神ファンの彼をくどいて、長嶋さんの引退試合を見にいこうと私が誘ったことが互いの生涯の共通した想い出になっているのです。久しぶりの逢瀬で彼に言われたことは、「ワイは喜八に無理やり付き合わされて長嶋さんの引退試合に行ったけど、あれは最高の想いでになっとるわー、出来れば2試合目も見とけばよかったと後悔しとるんよ。この間長嶋さんが亡くなったやんかー、もう涙でたわー。東京ドームやないねんでー、後楽園球場やったんやからなー。」こちらはうなずくだけの一方通行の会話が過ぎていき、それに充実感を目いっぱいいただけるなんて。
 仕事をさ・ぼ・っ・てのことでしたから2試合目まではいられませんでしたけど、それでも長嶋さんの444本目がこっちに向って飛んできた記憶を涙して話す先輩・・・と私でした。人って素晴らしいですねー。
 さーて、もう行くことはないと思いますが、仙台育英の次戦日程がいつになるのか、わくわくしてます!

No.3844 幸手市から二人の甲子園

2025.07.31

 前号でも書きましたが、幸手市香日向で生まれ育った高校球児の甲子園出場が叶いました。土屋璃空くん おめでとう! 
 全国から選りすぐりの選手が毎年のように入部する2023年の全国大会優勝校の仙台育英で、準決勝、決勝と3番レフトで大活躍した土屋くん。今年の甲子園は目が離せないというかワクワクすることになるのは当然です。甲子園まで行って彼の躍動する姿を見届けたいくらいです。実は、宮城県大会決勝戦は楽天モバイルパーク球場で行われたのですが、当日急遽応援観戦にマイカーのアクセルを踏んでしまいました。野球馬鹿というか大好き人間にとって、甲子園への夢を実現せんとする地元の子を励ましたくなるのは自然のことでした。なんといっても、彼の幼児時代を知り、小学校6年間毎朝の登校をスクールガードで見守った少年ですしね。
 試合後、久しぶりに本人に会いましたが、挨拶から物腰から随分と成長した姿に接し、嬉しいやら誇らしいやら、強行軍での仙台行を決行した自分を褒めたくなりました。いや、褒めるべきは土屋璃空なのですが。

 想い出話の独り言を・・・私の母校、大宮高校も当時の埼玉県の強豪校で、3年時の夏に甲子園の出場を果たしました。私のクラスにはキャッチャー、ピッチャー、センターのセンターラインの3人がおり、そのうちのキャッチャーとは長く親友付き合いをすることとなりましたが、報徳学園に9回裏ホームスティールで逆転サヨナラ負けしたのです。その前の1球は絶対ストライクで試合終了だったと、親友は後日酒を酌み交わすたびに語っていました。くやし涙の甲子園そのものです。
 主審のセーフの動きを見て、甲子園に行けずに家で見守っていた私は涙があふれて止まりませんでした。母校は以来甲子園の土を踏んではいません。

 さて、タイトルに二人とありますが、戦前予想を跳ね返して昌平を破って甲子園出場をつかんだ叡明高校にも幸手市東中出身者がいます。
 長島輝平選手です。
 準決勝戦ではスタメン9番ショートでしたが、決勝戦では終盤に守りで出場していました。まだ2年生、3年生の多い中で2年生のスタメンレギュラーは1人しかいないチ-ム状況ですから、来年はさらなる飛躍が期待できる選手だと思います。学校の前身は浦和にあった小松原高校で、当時は男子校でしたが、10年前に越谷に移転すると同時に男女共学校となりました。野球部は県外出身者がほとんどいない純埼玉の私立高校です。
 仙台育英と叡明の対戦があるかないか・・・楽しみです。えっ、決勝戦で・・・それが叶えば言うことありませんね。夢の実現を願ってやみません。
 二人の幸手市出身の選手、今年の甲子園は目が離せません!!!
 3日に抽選会、5日開会式となっています。今年は万が一の所用に備えて、両校の録画予約を忘れないようにしないといけません。

No.3843 今年こそ甲子園

2025.07.25

アイコン

 全国高等学校野球選手権の都道府県予選大会が佳境に入ってきました。
 実は、昨年も書いたかと思いますが、埼玉県大会と変わらぬ関心を持って注目しているのが宮城県大会です。というのも、地元幸手市香日向から優勝経験のある強豪校として知られる仙台育英高校に留学している選手がいるのです。
 その選手とは!

 3番 レフト 土屋璃空(りく)くん。

 準決勝戦では仙台一高との対戦で、3番バッターとして初回に本塁打を打って決勝戦進出に見事な活躍をしたばかりです。それまでの試合では5番をまかされていましたので、監督の期待がさらに一段高くなったものと思われます。
 昨年は、決勝戦で甲子園常連の仙台育英を破って甲子園への栄冠をつかんだのは初出場校でした。強豪仙台育英としては苦く辛い経験を味わっての今年の大会です。関係者の期待に今年こそ応えてくれるだろうと思う次第です。
 結果次第では、甲子園まで応援に行こうかと思いますが、その前に28日月曜日に行われる決勝戦に絶対勝利を期待するのみです。

 さて、その土屋君とボーイズリーグ時代にバッテリーコンビを組んでいた選手に上尾高校の皆川輝生(るい)くんがいます。投手兼中堅手として3番を任されている選手で、ベスト16で昌平高校と対戦して先発奮投しましたが、惜しくも敗れてしまいました。2回戦が終わった時点で、あるところで皆川親子に会った時に、甲子園で対戦することになれば良いねと励ましたら、「そうですね、がんばります」とこたえてくれたものですが、夢の続きはまだまだこれからです。
 さて、埼玉県大会の決勝は、今日25日に行われた準決勝戦2試合で、浦和実に勝った昌平高校と、山村学園に勝った叡明とが甲子園をかけての決勝戦となりました。暑い、熱い真夏の熱戦に期待しようではありませんか。
 27日は埼玉県、28日は宮城県です!

No.3721 熱闘 語り継がれる決勝戦

2024.07.28

アイコン

 高校野球埼玉県決勝戦・・・見所十分、これぞ高校野球といった醍醐味あふれる決勝戦をテレビ観戦しました。両チームともに持てる力を存分に発揮した熱闘で、出来うるならばどちらも甲子園に行ってもらいたいと感じた素晴らしい一戦でした。
 7年前、埼玉県初の全国優勝した花咲徳栄高校が5年ぶりの優勝というのが意外な印象でしたが、埼玉県が強豪揃いの実情にあることと同時に、時の経つのは早いものだと感じた次第です。終了直後は両チームの感情にふれて思わず貰い泣きしてしまいましたが、勝者側の生田目主将の爽やかな勝利インタビューを聞いて、高校野球の持つ清々しさを再認識しました。この生田目主将はキャシャな体型ながら高度な身体能力を見せてくれました。また、画面で見る花咲徳栄のキャッチャーのマスク越しの笑顔が他の8人の緊張をほぐすかのようなおおらかさを感じさせ、間違いなく投手には伝わっていると思いました。
 頑張った昌平は初の甲子園ならずでしたが、実力は十分に発揮したのですから、後輩たちの為にもくやしさのみならず誇りを感じてもらいたいものです。
今、表彰式を見ていて思う事は、早く選手たちを解放してあげて欲しい。外に出ると異常な気温です。役職者たちの長い挨拶はいかがなものでしょうか。泥だらけかつ汗まみれのユニホームを着たままの選手たちは15分以上立ち尽くしています。スタンドにもまだ大勢の観戦者が残っています。このあたりは、昨今の気候事情をふまえるべきではないかと思います。
 何はともあれ、花咲徳栄、昌平の両チーム選手たち・・・感動をありがとう!

ページ移動