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No.3844 幸手市から二人の甲子園

2025.07.31

 前号でも書きましたが、幸手市香日向で生まれ育った高校球児の甲子園出場が叶いました。土屋璃空くん おめでとう! 
 全国から選りすぐりの選手が毎年のように入部する2023年の全国大会優勝校の仙台育英で、準決勝、決勝と3番レフトで大活躍した土屋くん。今年の甲子園は目が離せないというかワクワクすることになるのは当然です。甲子園まで行って彼の躍動する姿を見届けたいくらいです。実は、宮城県大会決勝戦は楽天モバイルパーク球場で行われたのですが、当日急遽応援観戦にマイカーのアクセルを踏んでしまいました。野球馬鹿というか大好き人間にとって、甲子園への夢を実現せんとする地元の子を励ましたくなるのは自然のことでした。なんといっても、彼の幼児時代を知り、小学校6年間毎朝の登校をスクールガードで見守った少年ですしね。
 試合後、久しぶりに本人に会いましたが、挨拶から物腰から随分と成長した姿に接し、嬉しいやら誇らしいやら、強行軍での仙台行を決行した自分を褒めたくなりました。いや、褒めるべきは土屋璃空なのですが。

 想い出話の独り言を・・・私の母校、大宮高校も当時の埼玉県の強豪校で、3年時の夏に甲子園の出場を果たしました。私のクラスにはキャッチャー、ピッチャー、センターのセンターラインの3人がおり、そのうちのキャッチャーとは長く親友付き合いをすることとなりましたが、報徳学園に9回裏ホームスティールで逆転サヨナラ負けしたのです。その前の1球は絶対ストライクで試合終了だったと、親友は後日酒を酌み交わすたびに語っていました。くやし涙の甲子園そのものです。
 主審のセーフの動きを見て、甲子園に行けずに家で見守っていた私は涙があふれて止まりませんでした。母校は以来甲子園の土を踏んではいません。

 さて、タイトルに二人とありますが、戦前予想を跳ね返して昌平を破って甲子園出場をつかんだ叡明高校にも幸手市東中出身者がいます。
 長島輝平選手です。
 準決勝戦ではスタメン9番ショートでしたが、決勝戦では終盤に守りで出場していました。まだ2年生、3年生の多い中で2年生のスタメンレギュラーは1人しかいないチ-ム状況ですから、来年はさらなる飛躍が期待できる選手だと思います。学校の前身は浦和にあった小松原高校で、当時は男子校でしたが、10年前に越谷に移転すると同時に男女共学校となりました。野球部は県外出身者がほとんどいない純埼玉の私立高校です。
 仙台育英と叡明の対戦があるかないか・・・楽しみです。えっ、決勝戦で・・・それが叶えば言うことありませんね。夢の実現を願ってやみません。
 二人の幸手市出身の選手、今年の甲子園は目が離せません!!!
 3日に抽選会、5日開会式となっています。今年は万が一の所用に備えて、両校の録画予約を忘れないようにしないといけません。