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No.3845 現地応援+α の感動!

2025.08.08

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 タイトル通り、土屋璃空くんの甲子園での晴れ姿が見たくて現地に行ってきました。結果はご存じの通り、応援しがいがあったことはご理解いただけるかと思います。それにしても、ここまで気合というか思い入れが突っ込むと、バカですねーと言われかねないかなと考えるものの、我慢し過ぎて後悔するより思い込んだら吉日のほうがストレスフリーでいいと思います。野球馬鹿は野球馬鹿なりで、我ながら真っ直ぐだなあと自分で自分を褒めてやりたいくらいです。
 猛暑の中の試合は、途中いろいろなことがありましたが、土屋くんはライト前ヒットと左中間2塁打で4打数2安打。とくに最初のヒットが育英の先取点のきっかけとなり、彼が先制のホームを踏んだのでした。難しいインコース低めをうまく打ったものです。
 初めての甲子園でしたが、スタンドの造り、規模など目を見張るものがありますね。アルプス席での陽射し直射の観戦でしたが、気温以上に想いが熱くてさして苦にはなりませんでした。4番川尻くんと1番田山くんは次戦大丈夫か心配です。

 かたや昨日、津田学園との延長戦の熱戦で惜敗した埼玉代表の叡明高校。ああした終わり方があるのが甲子園の怖さだと思いますが、3回からマウンドに立った田口くんを筆頭に拍手モノの奮闘ぶりでした。幸手東中出身の長島くんは、田口君の後のショートに入り4打席バッターボックスに入りましたが、ノーヒットでした。まだ見るからに細身の身体のようで、これからの1年間でどれだけ体格が成長するか楽しみですね。今回の登録メンバー20名中2年生は6人でしたから、次年度の主力メンバーになることでしょう。
 
 実は、今回の大阪行きでは、折角という想いもあってもうひとつ別の楽しみを予定していたのです。それは・・・若い時のアパレル会社勤務時代に同じチームで世話になった先輩が、退職して地元に戻って大阪の水産会社に再就職していたのですが、その彼となんと43年ぶりに会うことが出来たのです。
 毎年届く年賀状に「いつ大阪に来るんや」とか今年などは「もう待てへんど」と関西弁で書いてくる先輩で、当時からよくしゃべる人の好い関西人です。
 仙台育英の勝利を見届けてから、先輩指定の梅田地下コンコースでのほぼ半世紀ぶりの再会。君の名はのすれ違い?も無く、互いに変わらぬ姿と笑顔で握手の瞬間は、なぜか安心感と嬉しさがこみ上げ、言葉が出てこないほど。仙台育英戦で感動をもらい、それから数時間後、生きていて良かったと言う先輩の言葉を耳にするとは、なんと至福で贅沢な1日だったことか。
 そうですねー、会話の割合は当時から8:2でゆずる先輩でしたが、今もそれに変わりがないことに、嬉しいやらなつかしいやら。そして、今朝は電話をかけてきて、仙台育英が勝ちぬいたらまた来るんやろと早くも来阪の催促。社交辞令でも嬉しいものです。
 その先輩との最大かつ最高の思い出・・・これも野球がらみなんです。
 阪神ファンの彼をくどいて、長嶋さんの引退試合を見にいこうと私が誘ったことが互いの生涯の共通した想い出になっているのです。久しぶりの逢瀬で彼に言われたことは、「ワイは喜八に無理やり付き合わされて長嶋さんの引退試合に行ったけど、あれは最高の想いでになっとるわー、出来れば2試合目も見とけばよかったと後悔しとるんよ。この間長嶋さんが亡くなったやんかー、もう涙でたわー。東京ドームやないねんでー、後楽園球場やったんやからなー。」こちらはうなずくだけの一方通行の会話が過ぎていき、それに充実感を目いっぱいいただけるなんて。
 仕事をさ・ぼ・っ・てのことでしたから2試合目まではいられませんでしたけど、それでも長嶋さんの444本目がこっちに向って飛んできた記憶を涙して話す先輩・・・と私でした。人って素晴らしいですねー。
 さーて、もう行くことはないと思いますが、仙台育英の次戦日程がいつになるのか、わくわくしてます!