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No.3833 都議選自民敗北はやはり・・・

2025.06.23

 都議選で自民党が敗北し、再び第一党の座を都民ファーストに明け渡すこととなった。主な会派の当選数は・・・
自民21(30-42)
都民31(26-37)
公明19(23-22)
共産14(19-24)
立民17(12-20)
国民 9(0-18)
参政 3(0-4)
( )内数字は、左が選挙前勢力、右が立候補者数)
といった結果だったが、47人が女性候補者だったのが最大の選挙特徴だったと言えるかもしれない。自民党は立候補者数に対して50%の当選率で女性の当選者はわずか1名で、共産党が14名中13名というのが突出している。

 石丸再生の道も42人の候補者が一人も当選することはなかった。国民民主も18日の立候補者を数えたが、結果は当選9名とゼロからの大幅増とはなったが、衆議院選挙の勢い程ではなかったという見方も出来る。国民の場合は自滅的事情もあったことは小さくなかったものと思う。複数選挙区で助けられた感もある。
 石丸政党の場合は、党としての都民への政策的公約は無く、任期を2期8年とすることを全面に訴えた選挙選だったという。ブームや風と言うものは一定期間が経過すると趣きに変化が生ずるということなのだろうか。
 都知事選の石丸人気にあやかって42人も公募に応じた事実を、東京都民は軽挙妄動と感じたのかどうか。いずれにしてもそのあたりの分析は難しいことではないかもしれない。

 自民党の敗北は、自民党都議連の3800万円の不記載があったことが大きな要因ではあっただろう。ただ、石破政権によるまたか!と思わせる選挙直前の失政が影響してはいないだろうか。それは、現金給付のほうが減税よりも効果があると大見得を切り、国民2万円の現金給付を断言した石破さん、そして通常国会閉会直前にガソリン税暫定税率廃止法案を採決を避けて見送った自公与党。この2つがよりによって選挙本番中から投票前にメディアというメディアを駆け巡ったのだから候補者にとって厳しい選挙戦になったのは間違いない。
 不記載問題は、有権者は選挙はもちろん政治には金がかかるということをわかってはいても、入りも出も不明な金はその額の大小にかかわらず政治不信につながるということを、何時になったら肝に命じるのだろうか。
 参議院選挙は都議選とは性質の異なる選挙とはいうものの、与党にとって厳しい・・・・とくに石破さんの命運がかかる選挙となるのは想像するに難くない。

No.3820 好感度抜群の3S!

2025.05.14

 11日の日曜日、春日部で開催された公明党の矢倉克夫参議院議員の国政報告会に招かれ出席してきました。ステージには誰も座らない設定で、登壇者を少なく抑えたシンプルな会でしたが、内容は充実していました。なにより、矢倉議員は国会議員にこういう人がどれほどいるだろうかと思わせるほど好感度の抜群さを再認識しました。来賓の土屋ひな子衆議院議員が冒頭に曰く「初対面の第一印象は、なんと爽やかな方か」と言われ、場内が拍手の渦になりましたが、実は私も矢倉議員に初めて会った12年前に感じたのは同じことでした。当時38歳でしたから現在50歳になられたわけですが、それについてはほとんど変わりがない感覚を受けました。
 当日の講演でも、気負うこともなく、パフォーマンス的な面も無く、よどみなく話す姿は、内容ももちろんですが、聞くものを惹きつけるものがあります。さしずめ、聡明、爽快、清々の3Sを備えた青年的人物観をあらためて感じた次第です。議員として有する資質も、国際弁護士として国会に欠かせない複雑な国際外交面で活躍されているということですので、年齢的にも政治家としての成長期にある方だと感じます。
 むろん、私は自民党党員ですから主体的には古川俊治議員に頑張ってもらいたいと思っています。
 残念なことに、今の自民党はウィングが広がりすぎてまとまりのない状況です。そして、親中党内左派が政権を担っている状況で、対中毅然派の保守系会派が静かに控えている現状と理解しています。パーティーバック資金不記載問題の厳しい状況から抜け出すことが出来ず、加えて石破総理の政権運営にも国民の不満がやまないことが原因でもあるでしょう。
 だからこそ、臨床医師として、また弁護市としての存在感が高い古川俊治参議院議員も7月20日が噂されている参議院選に再登場するはずですからがんばっれ!と。現時点で選挙の全体像が確定はしていないものの、自公連立だからということではなく、人物重視でこの二人は必ず・・・と思います。とにかく、人物重視! これがどんな選挙であれ、私の選挙感です。

No.3815 首長選悲喜こもごも

2025.04.23

 ここ数日は夏日でしたが、今朝は寒が戻ったかのようです。街にはヤエザクラが満開に近く、ハナミズキなどの街路樹もドライバーを和ます風景が増しているので、春から夏に向っているのは間違いないとは思うのですが、なかなか冬物が整理仕切れない状況です。整理に合わせて断捨離も実施しようと考えているので今ひとつ予定が合わない状況です。
 そうした中、県内では各地で首長選挙や市議選が行われています。幸手はと言えば今は中間地点で、2027年に県議選、市議選、市長選という統一地方選挙を迎えることとなります。もっとも、選挙が終わった段階で次の選挙戦が始まっているという説もあるので、人次第だとは思いますが、議員は常に落ち着かない日々を過ごしているのかもしれません。
 選挙では、4月以外の選挙を経験したことがないのですが、3月下旬からの早朝の駅立ちや街頭挨拶では底冷えのする寒さで、つま先などが痛く感じるほどです。
 20日に投開票があった秩父市長選はまさに寒いという感覚の中での激戦だったことでしょう。結果は、新人候補が勝利しましたが、県議時代の同僚で3回目の挑戦で市長になった現職候補者の北堀氏は約1,000票の差で敗れました。報酬9割カットや新入生へのランドセル無償配布といった施策が話題にもなり、堅実に市政を進めていたはずでしたが、市議から挑戦した候補者に首長の座を譲ることになりました。
 秩父市は5月25日に天皇陛下をお迎えして全国植樹祭を開催することとなっており、県内すべての首長と議長も招待を受けているほどの大規模な記念行事が来月予定されています。開催地の首長として天皇陛下を御案内する重い役どころが待っていたわけですが、寸前で交代という選挙結果はさぞや無念の思いでいるだろうと感じます。それでも選挙結果は市民の想いの現れとして受け入れるのが基本ですので、立場替われど地域の為に尽力されることと思います。北堀篤さんとはそういう人物だと前々から確信させてくれる人でしたから。
まずは寒かったはずの選挙戦お疲れ様でした。

No.3764 斎藤知事の公選法違反

2024.11.26

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 何かと話題に事欠かない兵庫県の斎藤知事ですが、選挙コンサル会社社長のSNS投稿によって公選法違反を問われる窮地に追い込まれています。いわゆる一般的に影の存在であると認識されていた選挙コンサルが、圧倒的なSNS戦略で大逆転勝利を勝ち取った内情を暴露するという皮肉な形です。おそらく。この女性社長は今回の大成功の結果を自らの宣伝にし、今後の選挙でクライアントが増えることを意図して存在を知らしめたかったのではないかと思います。
 これにより、県百条委員会も公益通報関連からこの新たな疑惑にも向けられる可能性もあるようです。これには、数多くのコメントが見られます。テレビでもおなじみの若狭弁護士や住田弁護士は公選法違反の可能性に言及し、捜査対象になるだろうと発言しています。
 25日に全国知事会への出席で上京した斎藤知事は早速インタビューの嵐に見舞われたようですが「公選法違反には当たらない」という簡単明瞭な発言で対応しています。この発言は、斎藤知事の人間性を標榜するものではないかと感じます。常にクールで無表情に近い対応・話し方をしますが、なぜこうも鉄仮面の雰囲気でマスコミ対応できるのかと感心するほどでした。しかし、今回の自らの発言に説得力が無いのは明らかです。また、立花氏の当選を考えない立候補というバックアップ問題や県議への脅し、暴言も取りざたされている現状は、出直し選挙に勝利したものの県民の判断理解に微妙な変化が芽生えないとも限らず、兵庫県がいつ落ち着きを取り戻すことが出来るのだろうかと思わずにはいられません。

No.3761 兵庫県知事選の衝撃

2024.11.19

 兵庫県知事選挙は、不信任決議を受けて出直し出馬の斎藤元彦候補の大逆転勝利となりました。前評判を覆した力がどこにあったのかは、今ネットでもいろいろと投稿されており、コメンテーターも独自理論を語る状況にありますが、ただ、誰が何を言おうと数字は正直だと思います。
 投票率が14.55%も前回をクリアしたという事実は、昨今の選挙ではきわめて稀なことです。票数にして25万票増えたわけですから、それぞれの選挙本部も此処迄は予想し得なかったでしょう。多くの選挙がその都度前回を下回ることが民主主義の危険領域とまで言われ、選挙権を18歳まで下げざるを得ない事情の中での今回の結果ですから驚異的な結果だったのは間違いありません。。
 この投票率アップの原因を分析すれば、巷で言われているSNSの影響ということになるのでしょうが、たしかにSNSが選挙戦における驚異の戦術になったことが証明されたと感じます。実際、そうなりつつある最近の選挙事情ではありましたが、この選挙でそれが完全なものになったと思います。とくに大きな選挙ではそれが顕著になってくるものと思います。
 更に、関心を引いたのは不信任決議を受けた候補者の動向です。まさかと思うことが起こったのは間違いありません。先の衆議院選挙において、マスコミによる風をもたらす目的の煽情的投票誘導に問題意識を感じた人は少なくありません。しかし、知事選でのSNSでは風とか煽情的という以上に、そこで語られる内容が真実正論だと理解した県民有権者が多かったわけですから、言い換えれば大マスコミより見ず知らぬ人のSNS投稿が人の心を変えるという事態に発展したのです。これが衝撃的と感じるゆえんです。
 これから、斎藤知事はまだまだ難局が待ち受けていると思いますが、いち早く不信任決議に賛成した維新県議団は協調路線を打ち出しています。考えてみると、維新県議団は知事選に独自候補を出し258,000票余りを獲得し3位という結果でした。2位と3位の票を足すと斎藤候補の票数を12万票あまり上をいくことになります。斎藤候補にしてみると維新が独自候補を出してくれたことは大いに好影響だったとも考えられるのです。このあたりに選挙の難しさというか面白さがあると思えてなりません。

No.3736 高市さん、青山さん来たる!

2024.10.03

 石破さんの約束破りの解散総選挙は今月15日告示、27日投票日の予定です。
 我が地元の三ツ林代議士も今回ばかりは厳しい選挙戦になることが予測されていますが、早くも大物政治家の応援予定が組まれました。

❖19日土曜日 午後2:00頃に久喜駅西口に高市早苗衆議院議員
❖20日日曜日 午後4:00から久喜総合文化会館に青山繁晴参議院議員

 日本人の矜持としての国家国守論を政治信条に持ち、それを政治家の矜持として国のために働いた故安倍晋三総理は、反日マスコミのプロパガンダ報道に手を焼きました。今回の総裁選では高市早苗候補も親中媚中の議員群の寝返りとマスコミによる印象報道に敗北したように報じられていますが、真実のように感じられてなりません。
 高市さんを極右と評する人がいますが、私は極めてまともな政治家だと思います。靖国参拝を表明すると極右と言われるのですからたまったものではありません。日本を取り戻されては大変だと抵抗し続けたマスコミは高市潰しに乗じて、保守本流の安倍精神でつながる系譜議員を一掃出来るタイミングと考え、今度は石破政権に裏金議員呼ばわりの旧安倍派議員の公認はするのかと迫っています。野党は公認すればしたで有利だと歓迎していますが、石破政権としては、公認しなかった場合の党内混乱は避けたいでしょう。マスコミの揺さぶりもますます公平中立の域を越えて来るものと思います。
 野田・小沢ラインは年金問題に争点をしぼり、民主党政権が生まれた2009年の選挙戦を意図し、夢よもう一度とアジテートするでしょうが、その後日本がどうなったかを忘れるわけにはいきません。
 年金問題と裏金問題は国民感情に訴えるという点で同様に考えているようですが、内実はまったく異なります。裏金問題は不記載や使途不明の問題はありますが、その元は議員を支援する目的や政治家に直接会えることを目的としてパーティーに参加された方々のふところマネーであり、その中から活動資金としてキックバックされた金銭が裏金と呼ばれるものです。
 不記載や使途不明の取扱いはけっして許されるものではありません。しかし、同様のことは安倍派どころか、自民党内に広く、また野党でも資金パーティーは行っており、それらの多くは私の知る限り会費は大枚2万円です。いくらホテルとは言え、それほどの料金がかかるわけがありません。そんなことは参加者の全員が理解していることだと思います。
 選挙に向ってマスコミの煽動的報道に乗じた野党の戦略が有権者の怒りをどこまで増幅させられるかが今回のポイントになる。そんな感じの天下分け目の選挙戦ではないかと思います。
 マスコミが問題の対象とするのは、旧安倍派で保守本流の議員たちです。
 実は、私の周りに石破さんを総理にと期待していた人が皆無なのですが、本当に高市さんより選挙に有利な顔になるのでしょうか。10月1日のプライムニュースで桜井よしこさんが痛烈な石破論を展開していましたが、大いに的を得ていると得心した次第です。
 青山繁晴さんは、ユーチューブチャンネルで見ることが出来ますが、記者経験から世界の政治事情にネットを有するコメンテーターとして活躍していた方です。もちろん安倍政治の本質を好意的に理解していた方です。独特なボイスで発する評論は小気味よい語り口で、人を引き寄せます。
 また、肝心な話として、私が知る三ツ林ひろみさんの人柄は、温厚融和で感情的にとても安定感を感じさせる方です。愛郷精神に満ちあふれた礼節を大切にする三ツ林代議士をしっかり応援していきたいと思っています。
 まずは、19日、20日お出かけになりませんか。

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