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No.3808 山林火災の不思議

2025.03.28

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 おはようございます。雨ですね。思えば、大船渡市の火災も長期に及びましたが、現在山林火災が多発している西日本ではこれほど待ち望んだ降雨は無かったでしょう。
 四国などは昔々、日照りの影響で不作が続くことで灌漑用水がいくつも造られた地域で、それが当地の特徴的観光要素になっていると知ったのは、高校生の修学旅行の時です。同じ雨乞いにしても火消しとなると事は尋常ではありません。いずれにしても、雨乞いに近い望みの雨が火の海と化した大切な山々を守ってくれることを願うばかりです。
 不思議なのは、各地の山林火災の出火原因を問う声も、伝える声もほとんど聞くことが無く、異常乾燥という言葉で片づけられていることです。異常乾燥が続くと、山林ではいったいどういった出火が考えられるのか、化学も科学にも疎い私には不思議でなりません。折角育った植林が燃えていく姿は見るのも辛いと感じるわけですが、貰い火で焼け焦げた我が家を涙ながらに眺める住民の方々の姿も痛々しい限りです。
 先日、新聞折込みした「きずな№21」で、公明党の芦葉弘志議員が3月議会で一般質問をした内容を書かせていただきましたが、時世にマッチングした質問と思ったものですから。
 こうした問題は、長い将来にわたり影響をもたらすことが問題視されます。過去に、私も太陽光発電がもたらす災いを指摘した質問をしており、市はガイドラインを設けましたが、ことリチウム電池について言えば、一般家庭にはリチウム電池製品が溢れています。この使用後管理に規制を加える必要はないのかと感じるほどです。山林火災の不思議な連鎖反応がリチウムと言うわけではありませんし、例えば、愉快犯による放火も考えられないことではないなと思いますが、宮崎の次は三重県でも発生と聞くと、どこの地にも起こり得ると考えるべき状況になっているのは間違いありません。

ファイル 1739-1.jpgついでと言っては何ですが、毎年我が家の小庭に咲くヒマラヤ雪の下と水仙のコンビネーションに気持ちが弾みます。桜はもちろん、これからの花暦が楽しみですね。

No.3807 権現堂桜堤の住人

2025.03.21

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 一昨日のこと、河津桜が満開みたいですねという話を耳にし、夕方出かけてみました。4時過ぎということもあって閑散とした権現堂堤でしたが、土手に上がってみると北側の整備された歩道に沿って河津桜の色濃く開いた姿が目に入ります。実際はまだ満開といったところにはなく、この週末が天気も晴朗のようなので最適な花見頃かなと思います。
 ヤギ小屋の方向に歩くと小ぶりな池がありますが、以前そこではカワセミに2度巡り合ったことがあったので、幸運をもう一度と数本の立ち木にフォーカスしてみたところ、いるではありませんか。一番手前の横向きになった枯れ木のトップに青光りする姿が。
 それから約20分ほど眺めていたのですが、その間私たち二人だけだったこともあって、思わぬ自然を独り占めといった感覚で至福の時となりました。立ち木を飛びわたりながら2度水に飛び込んでくれました。エサ取りは失敗したようですが、イメージより大きく成長している感じは、この池を根城にしているのかなと感じた次第です。権現堂堤に戸籍を置く幸手市の住民としてネーミングした上で公認証を授与してはどうかと思いますがいかがなものでしょうかね。
 このブログ画面には重くなってビデオがなかなかアップ出来ないのが残念ですが、ぜひ現地に行って生ライブをご覧になってみてください。動きに合わせていつの間にか池を一周するほど飽きません。

No.3806 定例会最終日ですが、総理にちょっと

2025.03.18

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 今日18日は定例議会最終日です。新年度予算を中心とした27議案の採決が行なわれますが、3常任委員会ではすべて可決されています。本議会でどのような結果になるかといったところです。よろしければ中継をご覧になってください。

 ところで、石破総理の言動には先進国日本のトップとして、威厳も迫力も感じることが出来ず呆れています。自らが行なった事実を隠し通せるはずも無く、丁寧にとか、猛省しとか、誠心誠意等々美辞麗句を並べてみたところで、既に同じ説明の繰り返しではありませんか。野党の質疑も甘さいっぱいです。このまま石破総理でいる方が今後の選挙に有利になると考えているのは間違いないでしょう。
 安倍総理時代と違って、メディアの追求も甘い感じがしますが、日本にとってこの総理でいいとでも思っているように思えてなりません。
 本来であれば、総理辞任どころか党除名にも値する事案です。40年近く国会議員でいる方ですから、今更襟を正すなどと言い訳されて納得出来るものではありませんよ。

 「貴方は本当に総理大臣なんですか!」

No.3805 うるるの卒業式

2025.03.15

 昨14日、市内中学校の卒業証書授与式が挙行されました。私は西中に出席して議会代表としての式辞を述べました。内容は自ら作りましたが、どのような式典でもお定まりの文句がありますが、過去に作ったそれらを参考にして自分で納得する内容に換えてみました。
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 その式で感動して思わず涙があふれてしまう場面がありました。卒業生代表がステージで校長先生に向って謝辞を述べているタイミングで200名がステージとステージ前の数段に集合して合唱が始まったのです。謝辞を述べている代表と、前方で指揮を執っている卒業生合わせて202名全員の力の結集でした。歌いながら泣きむせぶ生徒も男女双方に出始めました。歌い終わると、代表謝辞が仕上げのまとめを述べて。それが、なんとも言えぬ絶妙さで・・・渥美清さんを思い出して泣いてたまるかと耳も眼も逸らそうとするのですが、それを許そうとしない立派な姿を見せつけられては泣かずにたまるかになってしまいます。
 横目で伺うと何人かがすでにハンカチを目に当てているではありませんか。そうこうするうちに私も・・・感動とはこんな場面がもたらしてくれるものなんだなあと思いながら、ハンカチまでいくものかと強気でいたのですが、メガネを通り越して一気に顎まで到達したところでハンカチのお世話になることに。
 タイトルはうるるですが、実はボロボロだったのです。

 
 終了後、校長の勧めで卒業生の教室5クラスを覗かせていただきました。すると最後の学活の場面でしたが、各クラスの黒板に担任が書いたらしき記念の絵、いや絵画に近いものもありましたが、ハクボクと数種の色ボクで見事な芸術が描かれていたのです。西中のホームページに掲載するとのことでしたからチェックしてみてください。あるクラスのものは黒板全面を使った驚くばかりのものでした。
 また、あるクラスでは窓越しに見ていた私のところによってきて「枝久保さん!」と声をかけてくる子が。小学校6年間毎朝派出所前の交差点で見守って以来、中学に行ってからの3年間ほとんど会う機会が無かった子です。こんなに嬉しい再会はありません。ハグしたくなるような気持ちを抑えるのが精いっぱいでした。感動の種類も様々です。
 蛍の光も仰げば尊しも無い式で、時代は変わったなあと感じはしましたが、それはそれなりに感動させられた卒業式でした。いや卒業証書授与式でした。

No.3804 黙祷を!

2025.03.11

平成23年3月11日午後2時46分!
 あの時の大きな揺れは、今でも忘れることは出来ませんし、その時どこで、何をしていたかも鮮明な記憶として残っています。そして津波が・・・テレビにくぎ付けになったのはどなたも一緒だったはずですね。

 今、被災した各地で多くの方々が地震発生時刻に合わせて「黙祷」をされたのと一緒に家内と共に黙祷をいたしました。黙祷の姿もいろいろですが、どの姿にも悲しさやくやしさで涙があふれていたように感じます。
 考えてみると、三陸、能登、熊本、新潟といった地域は、地震に限らず、大雨洪水、火災等々、大災害にたびたび襲われており、復興しては再興という実態に住民の皆さんがどれだけ心身疲労にご苦労されているかと思うと複雑な思いがしてなりません。我が家としても、能登に縁が深いこともあって現地に想いを馳せることたびたびなのですが、現状出来ることと言えば募金活動くらいなのが歯がゆくて仕方ありません。
 明日は我が身という言葉だけでは足りない、何が出来るのか、何をしなければいけないのか。最近、防災グッズを買いそろえたりはしていますが、国土強靭化という観点から住む地域でのそれがどれだけ進んでいるかという変化を感じ取れる行政姿勢が重要だと、今日を起点にあらためて強く感じた次第です。

No.3803 不起訴報道の顛末

2025.03.09

 3月議会に入って、昨年5月に幸手警察から書類送検されていた藤沼貢議員の不起訴処分がさいたま地検から報道発表された。理由は明らかにはされていない。これに対して、市内で大いなる関心事となっているようで、街で会う市民から出る話題はほとんどこの報道に対してだ。電話をかけてくる人もいるが、全てと言っていいほど怒りと疑問の声である。いつまで続くのかと思わないではないが、致し方ないとも言えるだろう。
 藤沼議員が部長職職員に議場で暴力行為に及んだのは一昨年12月議会のことである。テレビ・新聞でも大々的に報道され、藤沼議員本人も取材に応じる中で、ジェスチャー交じりにそうした行為に及んだことをほのめかしていた。それから約半年後に書類送検され、さらに9カ月かかって後の不起訴処分である。
 ここに至るまで被害者は示談も和解にも応じていないようで、逆に被害者の元に藤沼議員から詫びの言葉等々特段の連絡もなかったようだ。
 議会としては12月議会最終日に辞職勧告決議案も可決していたが、強制力がないまま藤沼議員は議員としての待遇を受ける状況が続いている。この時点で市民の中には疑問を呈す声が渦巻いたのも止む得ないことであろう。
 辞職勧告決議案に反対した議員の中には、万が一不起訴であったとしても辞職勧告に値するとチラシに示した議員もいる。これは書類送検された場合は、その事実が重いと考えているものと思うのだが、今はとにかく静かなことこの上無い。議会はこれに対してひっそり状態なのだ。
 いろいろ調べる限り、不起訴と言っても完全無罪ではなく、警察が犯罪と認めた上で送検した調書に対して、検察は裁判の対象になるかどうかを判定するもので、この事実と経緯については、すべて本人の経歴から消されるものではないというのが不起訴の考え方のようだ。
 しかし、辞職勧告決議に賛成議員からは何の声もなく、わずかに共産党議員が機関紙で論説している程度である。私も現況議長として他の議員から何の声もない状況では如何ともしがたいところなのだが、実は、この事案では多くの議員が幸手警察に呼ばれて事情聴取を受けている。というか警察から呼ばれれば出向かざるを得ないのは当然のことで、私もその一人で約1時間にわたって事情聴取に応じた。
 こうした経緯を振り返れば、少なくとも藤沼議員からはご迷惑をかけて申し訳なかったといった言葉が議会・議員にあってしかるべきとは思っているが、おそらくもうこの事案には関わりたくないというのが議員の多くの本音なのかもしれない。
 申し訳ないのは、全国に幸手市のイメージを落としたと憤慨された市民の怒りを鎮める手立てを示せないことでしょうか。

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