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No.3784 目出度い気持が・・・

2025.01.02

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 2025年が到来しました。
 新年明けましておめでとうございます。

 一昨年5月に議長就任以来、約1年のブランクを経てブログを再開して半年ほどになります。従って、新年の書き込みも2年ぶりのことになります。タイトルの目出度いも、愛でたい、芽出度いなどの文字変化にもなり、どれも清々しい感覚にさせてくれます。
 ところが、元日の新聞を見てとてもそんな気持にはなれないと感じる出来事が一面トップに掲載されていました。中国の海上封鎖演習です。しかもその通過は沖縄本島と宮古島の間の宮古島海峡ということですから、その西側には石垣島などを含む先島諸島、与那国島、そして尖閣諸島が入ることになります。それまで台湾一周の演習はありましたが、今回の動向は対日強硬策とも思える、いわゆる無礼かつ野卑な行為としか考えられません。
 トランプ政権による経済制裁の更なる引き締めか、石破政権による国防意識の甘さか、それとも韓国の政情混乱の常態化か、ロシアに追随、または北朝鮮に近づくプーチンへの脅威か・・・習近平の思惑がどこに起因しているのかは不明ですが、変化する情勢がいくつもあるのは確かなことでしょう。いずれにしても、今回の軍事行動は世界平和を衰退させるかのような異常さです。
 日本政府は、岩屋とかいう外務大臣がわざわざ中国に出向き、10年利用可能なビザ発行を進めて来たばかりです。何を考えているのかと言いたい事案ですが、この外務大臣はもとより親中大臣を多く誕生させ、トランプには会えずに習近平には真っ先に会いに行った石破総理ですから、ガードが甘いと言えば甘いわけです。石破総理を選択した自民党議員、しかも土壇場で高市さんを裏切った議員の責任が重いことにならなければ・・・もうなってますかね。
 石破さん、こうした状況となったからには、真っ先に先島諸島などの自治体首長を訪ねるべきかなと思いますがね。とくに、石垣市の中山義隆市長は国防向上の必要性を常に訴えている方ですから、地域事情を組み入れる姿勢は積極的に示すべきと思います。沖縄県は知事も地元メディアも親中派で、反自民党主義のリベラル派ですので、中国の行動には疑問を感じない一派です。

 世界平和の維持に脅威となっている覇権国家が国連安全保障理事国の中国とロシアであることは異論のないところかと思います。そこに追従するのがイラン、ベネズエラ、北朝鮮、ベラルーシ、シリアといった国々で、どこも専制独裁主義者をリーダーとする国家群です。シリアは昨年末、突然アサド政権が崩壊し、新たな政治体制がもたらされることになりましたが、それでも民主主義的選挙が行われるには4年ほどかかるだろうとされています。
 欧州の民主主義国家でも国民感情が現政権を放逐する方向に向く現状です。世界平和の維持のために、それぞれの国において政情安定化が必要であるのは間違いないところかと思います。
 アメリカのニューオリンズでは、イスラム国の人物による車の暴走テロが発生し、犯人は銃撃戦で死亡、市民に多数の死者が出ています。しかもこの犯人はアメリカ国籍だというのですから、移民問題や国籍問題の自由さや寛容さがはたして長い目でみて国の為になるのだろうかという思考も高まる事件になることでしょう。グローバル化という言葉には、それが良いと思えることと、危険と思える内容が混在している点が問題だと思えてならないのです。
 新年早々のブログが、私的怒りの内容になってしまい恐縮ですが、読売一面が中国の脅威記事を選択したことが、私の日頃の思いに火がついたとご理解いただければ有難く、どんな一年になるのやら・・・ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

No.3783 韓国の国情

2024.12.30

 韓国のユン大統領が3度目の出頭要請を拒否しました。中国や韓国のお国柄として感情が激烈なことはよく知られたことですが、敵対する相手をとことん蹴落とす事態は珍しいことではありません。規模の大小にかかわらず、権力争いは政治の世界には付きものですが、文化大革命や、韓国の場合の大統領経験者に対する弾劾は、まさにお国柄そのものと言えます。
 今、BS日テレで平日の夕方に「チャングムの誓い」という20年前くらいに放送された韓国ドラマが再放送されていますが、このストーリーに用いられている権力争いは、拷問、流刑、死刑といった言葉や場面がしょっちゅう出てきます。弾劾という日本語訳も頻繁に使われています。そこで感じるのは、国を治める組織の対立構図において、相手を完膚なきまでに追い込む手法というか精神構造は、今もさして変わっていないということです。
 このドラマの場合、些細なミスに対して「人知れず葬る」という恐ろしい制度もあり、ついつい主人公への応援の気持ちが増幅される形で見入ってしまいます。韓国ドラマは、今もあふれるほど放映され続けていますが、この「チャングムの誓い」と「イサン」という歴史ドラマ以外は見たことがありません。不思議なほどに興味が無いのが理由です。

ファイル 1714-1.jpg しかし、現代韓国で起こっている政治不安は、この歴史ドラマを彷彿とさせるものがあります。一党で過半数議員を擁する野党「共に民主党」の国会対策はイジメそのものだと言うことが添付記事の内容でよーく理解できます。議会の倫理などあって無きが如し、出鱈目そのものです。しかし、だからといってユン大統領が戒厳令を発布したことが、その対抗策として認められるのかというと、それもたしかに問題ありとは思います。
 ただし、この野党の思考が、8つの被告人裁判を抱えるイ・ジェミョン代表の大統領返り咲きでの不逮捕特権を狙い、またユン大統領の対日政策に対する批判を労働左翼中心に感情的に訴えることで激しやすい国民感情を煽る手法をとっていることはどうなのかと思います。それほど日本に対する敵対心が多いのかと。気持ちの面で言えば、ユン大統領頑張れ!という思いが日本人の間で芽生えるのは仕方のないことかと思えてきます。

 

No.3782 子どもたちに癒されて

2024.12.24

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 今日24日は公立小中学校の終業日です。スクールガードと呼ぶ朝の登校見守りは、前日の嫌な出来事もその時間忘れさせてくれる貴重なルーティンです。今朝は、子どもたちに会うなり「明日、学校行ったら冬休みだねー」と声がけ。すると「明日から休みだよ」の一言。
 私が1日早とちりしていたわけですが、冬休みの権利を一日少なくされたように思ったのかもしれませんね。そんな屈託ない言葉に、というか会話そのものにたまらなく癒されます。
「冬休みは短いけど仕方がないよなー」
「でも、お正月はお年玉がもらえるから」
「そうだ、沢山もらえるといいね。何か買いたいものあるの」
「わかんない」「僕はね、お母さんに預けるんだ」「へー偉いじゃないか」
「それじゃー行ってらっしゃーい。楽しいお正月になるといいねー」
 と、ここまでの小会話のあと、後ろを振り返った4年生が
「おじさん、良いお年を」ときたもんだ。癒されますなー!!!

No.3781 議案審議での珍しい光景

2024.12.24

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 またまた新聞報道の対象となった幸手市議会の議会最終日。市内施設の使用料値上げ議案のすべてが賛成起立ゼロで否決されるという、私の経験上からも初めてのことが起こりました。採決の形態としてはこういうこともあるとは思いますが、だからといって単純に理解には至らないのが正直な感想です。事前説明不足は私も感じましたが、その後議会中にこれらの検討資料となる詳細な内容が紙ベースで配布されたのですが、時すでに遅く、反対意志を覆すことは難しかったと理解するしかありません。
 施設ごとに負託された委員会が異なりましたが、私は委員となっている二つの委員会での使用料値上げ議案にすべて起立賛成しましたが、すべて私一人でした。したがって、議長として臨む本議会では、私以外に賛成する議員がいなかった委員会でしたので、全員反対という結果になったわけです。かつて議長が採決の後に「起立なしです」と発言した場面の記憶がありません。それほど珍しいことなのです。市長には、市民生活に影響する議案については事前の説明をするようにとの要望を文面でしましたが、はたしてどうなることでしょうか。

No.3780 驚愕の値上げ!?

2024.12.19

 今日、東鷲宮駅方面に向けてハンドルを握っていて、ガソリンスタンド前を通りかかったところで、そこにあるガソリン価格の電光掲示板に173円と言う数字が。何気なく「173円かあ」と思った瞬間「えー173円!」と声を出してしまいました。その掲示板が昨日まで示していた数字は166円だったからです。午後になって、幸手久喜新道で同じ価格が光るスタンドが2か所。
 そういえば、19日から政府補助金が減額されるニュースを思い出しました。燃料油価格激変緩和対策というものです。そもそも、最近の政治ニュースでは、103万円の壁やガソリン暫定税率の廃止といった経済対策が話題になっていたこともあり、逆に前の日より7円も値上がりしたことに驚きしかありません。しかもどの店もほぼ同じ価格ですから、カルテルとまでは言わないものの、安いイメージのあった幸手市近辺もいつのまにかそうではなくなった感じです。
最近の私の感覚ですと、越谷、草加が150円台のスタンドが多いと感じていましたが、はたして明日以降どういった業界動向の変化が見られ、他の物価に与える影響はどうなるかに関心が深まります。
 あと10日足らずで年越しとなる年末ですが、せちがらさが漂うガソリン値上げです。そうそう、灯油は120円。これも激変上昇額です。

No.3779 天神の湯の早期再開請願

2024.12.18

 上記の請願が12月議会で提出され、先週12日の委員会で審議されました。
請願者は幸手市西関宿の一市民、紹介議員は青木章議員です。
請願の趣旨理由は下記の内容です。(抜粋)
「天神の湯は利用者が最も多い時で、2017年に97,403人いました。手軽な料金で利用でき、障害者の利用にも配慮された施設でした。令和2年12月に休館となり、令和5年3月議会で市長が廃止の提案をしましたが、市議会はこれを認めず市民の声を反映させてくれました。しかし、その後も再開はしていません。
 この施設は、高齢者や障害者にとって数少ない憩い交流の場でしたが、予算を理由に社会的に弱いものを切り捨てるのは是非改めていただきたいと思います。また、南海トラフ地震が想定される中、避難所でもあるウェルス幸手に誰もが利用できる入浴施設があることはとても大切なことです。幸手市がその名の通り、誰もが幸せに暮らせる街として発展されることを期待しつつこの早期再開を求め請願いたします。」
 

 次に、紹介議員による説明趣旨です。
「この請願を提出された市民のお宅を訪問し懇談してきました。その際、請願者が曰く、一人でお風呂に入るのは寂しい。お金もかかる。天神の湯は週に何度となく利用していた。これは人と話す憩いの場であり、引きこもりにならないコミュニティー施設であるので是非再開してもらいたいとのことでした。まさに願意と感じました」
 この発言を聞いていて感じたことですが、議員は市民要望に寄り添うことも必要ですが、それも時と場合によりけりです。現在の幸手市財政を見渡した時、この施設の再開に数千万円の再開修理コストをかけ、その後毎年2千万円から3千万円の赤字を垂れ流すことが想定される施設の再開など不可能に近いと思います。事業の優先順位も認識した上で、逆に市民に説明し理解してもらう姿勢も議員として必要ではないかなと感じた次第です。

 その後、数人の委員(議員)による質疑が行われましたが。私の質疑および反対討論を添付資料として載せました.少々長文ではありますが、なぜ私がこの施設の再開に反対したかをしっかりご理解いただけると思いますので、是非お目通し、ご一読願いたいと存じます。
 採決の結果は、反対が小泉、宮澤、私の3議員ということで賛成多数で採択されるという結果になりました。議会最終日の20日の本議会での委員長報告および採決でどのような結果が導かれるかですが、概ね委員会での意思と異なる意思を示す例は無いのが通常ですが・・・

ファイル 1710-1.jpg   ファイル 1710-2.jpg

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