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No.3624 第27回幸手市民まつり

2022.10.29

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 明日30日、3年ぶりに幸手市民まつりが開催されます。前号で不思議かつ不可解なチラシについて書いたところ、数件の情報やご意見が届けられ、そのすべてが疑惑を訴える内容でした。中には連絡くださった方の地区では、当のチラシが回覧されてきたそうで、数日前から回覧されていたようだということでした。
 ご意見、情報をくれた方のすべてが、政治かつ選挙の匂いを感じているようでしたが、そう思われても仕方ないチラシだと思います。と同時に、子どもの世界を選挙に関わらせようとの意図があるかないかはわかりませんが、倫理観の点からは芳しいとは思いません。

ファイル 1551-1.jpg さて、そうは言いつつも、市民の多くが3年ぶりの市民まつりを楽しみにしているはずです。会場へ行く手段にご不満を唱える向きもありますが、まずは会場を変えての開催がどんなものかという期待は間違いないところです。
ファイル 1551-2.jpg そういうわけではないのですが、昨日会場の権現堂第2公園に出かけ、ウォーキングがてら公園全体の雰囲気を味わってきました。最初の感想は、明日1日限りのイベント開催はいいとしても、いろいろな意味で整備が未達といった感じがしました。それは、あくまでも公園で遊ぶ、過ごすといった点で感じることです。
ファイル 1551-3.jpg 「それにしても花が無いわね」という家内の言葉にふと見回したらその通りでした。よっぽど急ピッチの突貫工事だったのでしょう。
 それと今後の問題として、開園前から話題になっているビッグスライダーの下に大型犬の糞が放置されていましたし、園内各地にいろいろなものが置き去り、捨て去りといった状況が散見されました。我が庭のように手軽気軽にお出かけになる市民も増えるでしょうが、「何度も訪れたくなる公園」になるためには、最低限のマナーは守っていただきたいものです。管理する側が毎日そうしたものをチェックすることなど不可能なほどの広さを持つ幸手市の新たなランドマークとして期待される公園ですからね。

ファイル 1551-5.jpg ファイル 1551-4.jpg 前々号でも小学校のグランドの糞の放置を嘆きましたが、子どもが遊び集う場所という認識を持っていただきたい! 
 苦言ばかりで恐縮です。

No.3623 不思議なチラシ

2022.10.27

 寒くなりましたねー。つい最近まで半袖短パンで過ごしていたのに、体感は既に冬を感じさせ、街ではダウンを着用している人も。
 近年は春が2か月、秋が1ヵ月、夏が5カ月、冬が4カ月という春夏秋冬の割合、もしくはもう秋は無いのかもしれないと感じるほどです。衣料品の入れ替えに忙しいことこの上なし。加えてメダカの冬越し準備など昼夜の気温差が激しいので、手遅れにならないための作業に大わらわです。

 さて、30日は市民まつりが新設公園の県営権現堂第二公園で開催されます。いつもですと案内チラシが配布されている頃ですが、今年はまだ見ていないと、家内が参加しているクラブコミュニティーの場で今日話題になったそうです。
 帰宅後、ネットで幸手市民まつりで探したところ、3種類のチラシがあるねと言うので、確認したところ、いささか首をひねる内容のチラシが・・・。

ファイル 1550-2.jpg このチラシ、右上と左下部にある主催者名は幸手市でも幸手市商工会でもありません。また、松実高等学園という幸手にはなじみの無い学校名が共催者となっています。街の最大のイベントに街に無い、しかも学校が共催するということがあるでしょうか。そこにある学校らしき写真は私の記憶では吉田幼稚園のように見えるのです。
 さらに不思議なのは、最下段のグリーンに白文字抜きの部分です。プロジェクト協賛という名目で、いくつかの会社名、個人名が記載されています。この中には3年前の市長選に立候補した方の個人名が見られます。

 主催の幸手市子ども会育成連絡協議会は、かなり以前から権現堂川小学校地区が中心となって、というかほぼその地区でしか活動していなかった会で、しかも「幸手市かるた大会」などをはじめ活動にご尽力されたI氏が数年前に亡くなられてから休眠状態が続いていたと聞いていました。
 何はともあれ、市民まつりの主催が子ども連であるはずがないのです。
 市民が勘違いするような、こんな出鱈目なチラシは行政として認めたのかどうかですが、主催は明らかに違うわけですから、許可など出すわけもありません。
 よくよく見れば、「ストリートステージ」に関わることだと言うのかもしれませんが、それにしても他の意図があるかのように感じるのは私だけではないでしょう。このチラシがどういった事情で作られ、どこに配布されているのか、市役所及び幸手市商工会は確認すべきだと思います。発行責任者名が無いのも考えものです。記載されている主催団体である権現堂川子ども連の責任者に事情を確認する必要もあると思います。I氏の後任が誰なのか私も聞いた覚えがありません。
 来年は統一地方選挙年です。それを意識した意図があるかどうかはわかりませんが、訳のわからない、こうしたチラシが作られるようでは街の健全化そのものが疑われます。

No.3622 街の美化について

2022.10.23

 深まりつつある樹々の模様替え、旅行支援で紅葉が見頃の名所での予約が増えているといいます。どこぞにと想いますが、はて? なかなかといった状況です。

 前号で「何度も訪れたい街になるには」という自治体に与えられた命題について考える機会を持ちました。行政課題としては、教育、防災、子育て、高齢者福祉といった点を優先かつ中心に、それぞれ市民目線で具体的な対策を練る必要があると思いますが、それらとは別にいつも感じていることは、街全体の美化についてです。街路樹の剪定や植込みの整理整頓といった道路面の景観などは、行政施策として大切な範疇です。
 ただし、ここで考えたいのは、市民が自ら街の美化や生活環境を損ねているという実態です。

 全国都市問題会議で耳に新しい言葉として、自治体が人口問題を考える時、関係人口というワードをヒントにするという話がありました。自治体はその街の人口だけですべてが動いているわけではなく、市場規模というマーケティング理論を常に基本としているというものです。別に新鮮な思考ではないのですが、人口減少に一喜一憂することはないと理解すればいいのでしょう。
 最も、経済も人口も流出なのか流入なのか・・・そこには繊細かつ微妙な因果関係があるのも事実です。わかりやすい例としては、最近、茨城県境町の市場規模の拡大戦略が近隣近郊に向けて行われていると感じています。その為に、前述した行政課題の環境整備を着実に整え、タウンセールスに励んでいます。
 じっくり、境町を訪れ街をくまなく覗いたことはまだありませんが、例えば、小さな小さなことかもしれませんが、街の美化という観点ではどうなのだろうかと。ゴミの類やペットの糞がポイ捨て状態になっていないかどうか。
 いきなりポイントを絞った話で恐縮ですが、我が街、自分が住む街が、そうしたポイ捨て、放置状態が各所に見られたとしたらどうでしょうか。
 そもそも、犬の糞は持ち帰ってくださいという看板の存在を必要としない街になって欲しいとは思われませんか? これが行き届いたとしたら、それこそ自慢できる我が街、我が地域ではないかと思うのです。

 さて、ここで!
 昨日、旧香日向小学校校庭内に写真のような実態がありました。そもそも校庭は犬の散歩場所ではありません。しかし、そこで散歩どころか自由には走らせたなら、ワンちゃんも自然の摂理に襲われるのは当然です。校庭はドッグランではありません。現物は見るからに大型犬のものです(あえて拡大することはありませんが)

ファイル 1549-1.jpg 市内のすべての学校は、学校開放委員会の管理の元、いろいろな団体が利用しています。土日に集中していますが、スポーツ少年団の利用も此処が主要な場所となっています。この写真が示すものは美化精神以前の問題です。まして、これが初めてではないのです。
 心無いペット愛護は一般道路でも散見される現状ですし、道路や歩道にもいろいろなゴミがあります。人が為すことですが、必ずしも当地の市民だけの問題ではないはずです。そこに関係人口という概念を当てはめたら、犬の糞は持ち帰りましょうという看板ではなく、日本一美しい美化推進の街といった看板を立てたいくらいです。
 おそらく糞置き去りの飼い主さんは限られていると思います。住みたい街、住みやすい街にはこうした微細な点から改める必要があると感じます。美しい街、美しい地域を! そうでないと、何度も訪れたい街どころか、ヤングファミリーなどは住みたくない街に感じてしまうかもしれません。
 こんな想いで街を大切にしたいものです。それには身近な小さなことから・・・この考え方が市民全体に広まればと思わずにはいられません。

No.3621 全国都市問題会議

2022.10.22

 先週、13~14の二日間で行われた全国都市問題会議。テーマは・・・
個性を生かして「選ばれる」まちづくり
   ~何度も訪れたい場所になるために~

ファイル 1548-1.jpg このテーマで5名の方による講演と6名の出席者によるパネルディスカッションが行われました。
 タイトルからは、幸手市にとってハードルの高い課題だと理解しつつ、不可能を可能にするという気構えは持ち続けたいとの想いを持っての参加でした。

 11人の講師の中に4人の首長さんがいましたが、それぞれ
❖長崎市は開催都市で人口40万人の世界的観光都市
 田上市長は九州大学卒後、1980年に長崎市入庁
❖山形市は人口24万人の県庁所在都市
 佐藤市長は東大法卒後、経産省に入省し、著書に「M&A国富論」
❖伊丹市は人口20万人で関空の完成前までは関西の空の街として知名度は高いものがある。
 藤原市長は東大工学部卒後、建設省入省。近畿市長会会長、全国民間空港関係市町村協議会会長。
❖飛騨市は人口23,000人だが792㎢という広大な面積を持ち、飛騨高山観光ラインの一角で、白壁土蔵街、スーパーカミオカンデなどで知られる街
 都竹市長は筑波大社会卒後、岐阜県庁に入庁

 街と市長の略歴は以上ですが、4方とも国・地方の違いこそあれ、すべて行政職の経験者です。経験はもちろん、人脈という点からもなるべくして成った首長という感じですし、実際にそれを活かして職制に励んでいらっしゃるものと感じました。
 地方の過疎都市が県や国という中央に繋がりがあるのは街づくりの点から大きな原動力になることは間違いありません。幸手市でも、副市長が県の都市整部長という要職にあった方で、今月の県営第二公園のオープンや、県道383号線の4号バイパスまでの延伸事業決定が示されたことなどに結び付いているのです。

 全体的には、心構えとか職員とのコミュニケーションといった話では参考になるものも多くありましたが、豊富な予算(とくに長崎など)で常に変貌している自治体は参考になると言うより、羨ましいという羨望観が勝ってしまうのは仕方のないことです。もう少し講演される都市の選択を幅広い観点からすると良いかなと感じた次第です。
 私自身、民間で叩きこまれたこともあって、ジャパネット社長のトップダウン経営と、長崎市との連携で重要な役割を果たされている高尾氏、桐野氏お二方の話は素直に耳に入りましたし、街の大小に関わらず納得できる内容が多々ありました。
 ジャパネットの高田社長は東大出身の43歳2代目社長ですが、あの先代社長がこれほど早く社長の座を譲ったことが理解できる器の方だと実感しました。
今ではほとんど経営に口を挟むことはないそうです。今は長崎駅に近い三菱系所有の広大な土地を購入しスポーツスタジアムを建設するそうです。単にスタジアムだけではない、新幹線開通による長崎駅に直結する形で「スタジアムシティ・エリア」と名付けたビッグプロジェクトだということです。
 この駅周辺の開発が完了するのは3年後だそうですが、佐世保でカメラ屋さんから始まった一店舗が、国を代表する通販会社に成長し、県と市の発展のために資本を投入するという現実は、10年前には想像もしなかったものと思います。
 長崎市景観専門監という肩書を持つ高尾忠志さんは、市職員とのあたたかい交流が多くの仕事の場面で生かされていることがよーく理解できました。まさに長崎の観光景観のプロデューサーとして八面六臂の活躍をされています。 
 他で私が興味を持ったのは、田中輝美さんの講話でした。詳細を書くと超々長文になりますが、島根県を中心として中国地方に根付いた街づくりやコミュニティ推進に尽力された方です。一言で言えば、島根大好きを仕事に生かして人間関係が街を豊かにするという哲学をお持ちの方だと感じた次第です。

 というようなことで、夢を形にするという思考が政治には必要ですが、冒頭述べた通り、幸手市の現状は「人口減少防止」という行政環境下にあり、何度も訪れたい街という観点ではかなり厳しいことは間違いありませんが、未来のために、未来に向かって焦点を合わせた行政を進めていかなければならないという実感を持つと同時に痛感した研修会議でした。

No.3620 ソビエト社会主義共和国連邦

2022.10.18

 先週は13、14の2日間「全国都市問題会議」という全国市長会主催による恒例の研修会に参加してきました。してきましたという表現は、会場が長崎という遠方のイメージがそうさせるからでしょうか。この研修イベントは、今回で84回目という古くから行われている研修イベントですが、コロナの関係で3年ぶりの開催となったものです。毎回、テーマを絞って行われますが、前回の鹿児島県霧島市では防災問題でしたが、今回は「個性を生かして選ばれるまちづくり~何度も訪れたい場所になるために~」というテーマでした。その内容については次回にと言うことにさせていただき、まったく別の観点で感じたことをストレートに書いてみたいと思います。
 
 この研修会では、主催都市の進めもあり会場都市の名所をいくつか訪れるのですが、歴史と伝統という点であふれるほどの名所旧跡を有する長崎ですので若干迷った結果、祈念祈念公園を訪れた際のことを・・・。研修テーマは別にして、このことが最も印象深く、心に残っています。
ファイル 1547-1.jpg 私事で恐縮ですが、1973年に新婚旅行で訪れて以来49年ぶりのことでしたが、当時は無かった彫像を眺めた際の感想です。写真でご説明しないとご理解いただけないと思いますので、いくつか添付しました。
 平和の祈り像を正面に見て公園内は世界各国から贈られた記念像が配置されています。その中の一つに写真のものがありました。

ファイル 1547-2.jpg ソビエト社会主義共和国連邦と刻まれています。寄贈は1985年とありますので、ソビエト崩壊の6年前ということになります。下部には左にロシア語、右に日本語で贈呈のコンセプトが示されています。これを読んだ瞬間、ロシアによるウクライナ侵攻という現実回避の実情に言いようのない慟哭に近い感情が湧いたのです。
 更に、子どもを抱く母の像をに目をやってこれもまたため息の出るような思いになったのです。母の身体に赤く変色した部分が見られます。まるで血塗られたかのように・・・ロシアの現実がそうさせたのかと思わせるような。

ファイル 1547-3.jpg ある意図でそのような制作に当初からなっていたのか。それとも寄贈年から37年の間で劣化したのか。まさか、今回のロシアの暴挙で母子像に自然の変化が・・・いやいや、そんなことはないはず。いろいろ想像してしまう自分が。よくある話に、人形の眼から涙とか髪の毛が伸びていたとかといったことがありますからね。

 ともあれ、昨日のニュースではベラルーシに9,000人の兵士を送り込んで、再度、国境から100キロほどのキーウ攻撃を示唆する狂気プーチンを想うと、この祈念祈念公園に置いておくことがいいのかどうかと感じた次第です。当時と今は違うという考えもあるでしょうが、第二次大戦に関わる事象は禍根・遺恨として外交関係にいまだに残る部分がありますし、ロシアとの関係では北方領土問題など未解決の問題もあるわけです。
ファイル 1547-4.jpg そして私が感じる最大の点は、この平和記念公園は長崎が原爆被災を受けたことを後世に残す意味で造園された公園で、まさに核の戦争使用を諫める目的を持った公園です。その公園にあるソビエト社会主義共和国連邦が未来永劫の平和を祈り捧げる主旨で寄贈した像を見て、現実は、人の命を尊ぶことなく、核の使用すらほのめかす現状ロシアは公園のコンセプトに違和感を与えていると感じるのです。
 ましてや、連邦という国名の中には、バルト3国や当のウクライナまで含んでいるわけですから、気持ちの上でしっくりこないのも事実です。過去を示すものでしかないと理解するしかありません。

 寄贈当時と今とを一緒にする必要はないというご意見もあるかとは思いますが、個人的には撤去されても仕方がないと思いますし、ましてや実際に核使用が現実のものとなったあかつきには間違いなく、この像は平和記念公園にふさわしいとは思えません。
 平和の像が掲げる両手。右の指は原爆が落とされた上空を指し、左の指は原爆落下地点を指しているという説明を読んで、この思いが尚更のものになった次第です。

No.3619 田んぼダムってなに?

2022.10.10

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 先週の5日、6日の両日で新潟県三条市と見附市の行政視察に伺いました。
 三条市では統廃合で廃校になった小学校校舎の賃貸し及び時間貸しによる有効利用の実態。見附市では新築されたゴミ焼却清掃センター、そして内水氾濫防止対策としての田んぼダムを。
 行政視察の結果、その内容が自らの自治体で活用されることがなかなか無い実情において、今回は、とくに田んぼダムについて、コストが安価ということに魅力もあって、改めて職員を派遣することもあってしかるべきと思うに至りました。というのは、田んぼダムについて調査研究を深めたところ、いくつかの研究成果が論文にまとめられており、いずれも有効性を認めています。

たとえば・・・
❶新潟大学と見附市の合同による
「田んぼダム普及実証流出調査解析業務報告書」
❷農業農村工学会論文集
「田んぼダムによる内水氾濫被害軽減効果の評価モデルの開発と適用」
といったものです。
 ここでは、学術論文のような小難しいものは除いて、簡単にご紹介したいと思います。

 田んぼダムは、実はそれほど最新の手法ではなく、新潟県村上市で平成14年に手掛けられた手法です。その後新潟県内各地で取り組みが始まり、開発の成果が進んでいる状況です。視察においても見附市の職員さんは「実施の効果は感じるのでとても良かった」という感想を語られていました。
 当初は、田んぼに水量調整板を設置する方法から始まったそうですが、その後フリードレーンというプラ成型された直径200㍉ほどのパイプ状のものを設置することになりましたが、その後フリードレーンも研究を重ね、今はフリードレーン150A型という新型が開発されており、見附市ではその新型に変更しています。積極性を感じた次第です。
 以降は添付の資料をご覧いただければと思います。

ファイル 1546-1.jpgファイル 1546-2.jpg
ファイル 1546-3.jpgファイル 1546-4.jpg

 そして、論文では普及事業化に向けた提言がいくつか。これは見附市の職員さんからもお聞きした内容でもありました。
1.自治体と農家をつなぐ組織の活用・・・土地改良区の参画も
2.持続的な実施の推進・・・運用及び維持管理システムと効果の見える化
3.取り組みに対する農家の協力体制(意識向上)の構築
4.行政間の垣根を越えた連携・・・流域が広い方が効果大
 などがあげられています。

 稲の育成途中で「中干し」という時期があります。晩夏時期の台風で稲が倒れないために根張りを強くするために水を敬遠することですが、この時期に大雨が降ると、田んぼの調整放流は農家さんにとっていいことではないので、そのあたりも含めた農家さんの理解がポイントの一つだそうです。
 市街地内水氾濫に悩まされる幸手市において、この田んぼダムの有効性が図られるかどうか。今後の動向に注目といったところです。

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