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No.3013 灼熱の戦いでの微妙な差

2018.07.25

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 熊谷41.1度のニュースには驚いた。今冬の寒さから夏はひょっとすると40度を超えるかもしれないとちょくちょく口にしていたが、はるかこの上をいく数値になるとはまさかのまさかである。人間は体温が40度にもなると命を落としたり、脳に異常が発症する可能性があるが、アメリカデスバレーでは52度という、人が住むことを拒む気温にもなっており、北半球全体が異常気象だそうだが、特に日本の気温は世界各国で報道されるほどだとか。

 そんな猛酷暑の中での高校野球も埼玉では100回記念による代表2校が決定した。南北代表ともに前評判通りの結果となった。それにしても、ナイターで、しかもドームを主体にプレーするプロと違い、高校野球はまさに灼熱のヒートグランドでのプレーであり、それを観戦、応援する人たちの猛暑対策も普通のことではなかったはずだ。また、陽光の中で躍動する選手や審判の皆さんは、多くの人が熱中症で亡くなっている災害とおぼしき現実の中で、相当な部分を気合で乗り切ったものと察して余りある。
 さて、北埼玉の決勝戦は、昭和30年代から40年代にかけて我が母校である大宮高校と熾烈な戦いを繰り広げた上尾高校が、34年ぶりに甲子園行きをかける戦いということで注目しつつ観戦した。とは言え、球場に足を運ぶ勇気もなくテレビでの話である。
 全国的に私立高校の本大会出場が多く、その影響で強豪私立校の多くが全国から選手をスカウトしているというのは歴史的に新しいことではない。そんな中、差別意識ではなく判官びいきというものとご理解いただきたいが、入学域が限られている県立高校で甲子園への資格を得るのは至難のことと言ってもよく、私立対公立の決勝戦になると、どうしても県立側に心が向いてしまう。もちろん、花咲徳栄が埼玉初の夏の大旗を持ち帰ってくれた事には大きな感動をもらったのだが、今回の決勝戦は無意識のうちに上尾を応援していた。
 しかし、試合は4回の攻防で決まった。小生も部類の野球好きだが、やはりよくあることだがバントの攻防がこの試合を決したのは間違いない。バントの重要性は成功すれば得点圏にランナーを送れるだけでなく、相手にプレッシャーを与えることとなる。この点はプロでもバントを成功させたバッターをベンチが拍手で迎えることからも理解できる。
 4回の攻防は両校ともにワンアウト1塁の場面を迎えた。上尾の次打者は、バントの構えはするもののストライクを見逃し、あっと言う間に2ストライク。もったいないと思う間もなくフルカウントになったが、次の投球にもバントの構えをするのには驚いた。スリーバントをさせるのか? バスター(バントの構えをしてヒッティングすること)は2ストライクになる前までならわかるが、ツースリーになってのバスタースタイルは意味がわからない。そもそもスリーバントさせるなら初球からバントさせればよかったのだ。ツースリーからのスリーバントならしっかりバントの構えをすればよいが、この打者はバスタースィングして三振に終わった。打ちに行くならバントの構えをする必要のない場面・・・相手を攪乱する目的もわからないではないが、それよりは確実に1点狙いの流れを作るべきではなかったか。少々専門的な範疇ではあるが、次のバッターもバントの構えをしたもののバントはせず三振に終わりスリーアウト。たしかに、バントで1塁ランナーを送るのとは別に、打って出ることで打球を転がしてランナーを送るという変則作戦もあるにはあるが、同点の状況を考慮すればオーソドックスにセオリーを求める展開が望ましかった。
 逆に、花咲は初球から確実にバント作戦でツーアウトランナー2塁。次の1番バッターが右中間に2塁打で1点、次打者は三遊間に流し打ってさらに1点。スポーツは時に奇襲奇策がはまって大うけすることもあるが、結果論として策に溺れるという評価に終わる場合もおうおうにしてあるものだ。

 3回終了時で1対1の同点。見ごたえのある試合を予感させたが、この4回の攻防で3対1となった。結局、花咲が7回に1点を追加しただけの4対1で試合は決した。数少ないチャンスを活かした現時点での常勝チームが、古豪ベテラン校に対してセオリーにもとづく固い作戦で勝利した。結果論ではあるが、上尾にとってはなんとも悔やまれる4回だったのではないだろうか。
 戦前の下馬評通り、花咲徳栄と浦和学院の2校が甲子園の切符を手にした。2年連続で真紅の優勝旗を県勢が持ち帰るかどうか。甲子園でのヒートアップした試合によって熱さうなぎ上りのテレビ観戦になるのは大歓迎だ。

No.3012 スクールガードも夏休み

2018.07.22

 前号の内容に多くの方が反応くださったようです。お礼のメールをくださった皆様にかえって恐縮しています。私的にはあまり好まない個人情報に関する細かさやうるささとは違い、写真や会話、さらには名刺などが知らぬうちにライン社の情報となることについて良しとする方は少ないのではないかと思い、お知らせした次第です。ご理解ありがとうございました。
 まだまだ知らない方がいることでしょうから、一言お知らせしてあげてみてはどうでしょうか。どうされるかはご本人次第ということで。

 さて、20日をもって1学期が終了しました。連日の暑さで交差点に立つのも若干辛さを感じる状況にありましたが、なにより、子どもたちもさすがに疲弊している様子で歩く姿にも躍動感は感じられない最近でした。挨拶も反応が鈍くなっていたようで、なにしろ、顔はすでに汗まみれで、首にぶら下げている給水ポットからしょっちゅう水分補給する姿が印象的。子ども大人にかかわらず気持ちに余裕が無くなって当然の陽気です。これほどの気温は私たちの子どもの頃はここまでの厳しさではなかったので、今の子どもたちは大変だなあと思う日々です。
 夏休みはゆっくり鋭気を養って、フアミリー旅行など楽しい40日間にしてもらいたいものです。そうそう宿題もしっかりこなして!

 ところで、毎日交差点に立って気づくことがあります。
①自転車で通学通勤する人で耳にイヤホンをしている人が多い(違反です)
②車では、意外なことにシートベルトをしていない人が想像以上に多いということ。これは軽・中型にかかわらず運搬系の車に多いです。
③スマホをいじりながら運転している人は若い女性に多く、男性では大胆にも新聞をハンドルの上に置いている人がいるんですねー。びっくりです。
④今、話題の「アオル車」ですが、やはりいます。何を急いでいるのか前の車がスピードアップしても、その前、更にその前に車がいるので煽っても意味がないと思うのですが、車自体がイライラしているように見えるから不思議です。
 まだまだ続く異常な猛暑。自己管理という自助により乗り切っていこうではありませんか。
 

 宇宙の夢の話を一つ。毎夜、月と月に寄り添うかのような木星、金星にうっとりしますが、今、火星が地球に大接近しています。31日がピークだそうですが、毎夜東の空に見事なオレンジの光を発しています。少し低いところですがしっかり見えます。とは言え、5760万キロという途方もない距離感があってこそ夢の世界なのかもしれません。それがなんと15年ぶりのことだそうです。夏の大三角も含めて、しばし天空を眺めるのも乙なものかもしれませんよ。

No.3011 LINEの要注意事項

2018.07.17

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 拡散希望!!
 警察関係の知人から提供された情報です。LINEを利用されているすべての人に確認していただきたい重要なお知らせです! 

 LINEが行った情報共有に関する最新のアップデートにより、LINEでの会話の内容をLINE社が自由に利用することが出来るという合意項目が追加され、特段の設定をしない限りその項目はオンになっています。
 要するに、会話や写真が本社韓国の会社であるLINE社が自由に見ることが出来る状態です。
 この設定を拒否するかどうかは個々の判断ですが、拒否する場合は、次の操作で処理してください。

1.基本画面の下部最左にある「友達シルエット」をクリック
2.次の画面最上部左にある「歯車設定マーク」をクリック
3.次の画面に出てくる「プライバシー管理」をクリック
4.次の画面で下の方に示される「情報の提供」をクリック
5.次の画面に出る「トークルーム情報」という項目が、おそらく大方の人の場合、緑色に設定されていると思いますが、このオンの状態をオフにしてください。さらに、その下の「ウェブ追跡型広告の受信」もオフにすると良いということです。

 LINE社の意図がどこにあるのか、または無いのかは定かではありませんが、利用内容が知らぬうちに何等かの目的で利用されているとしたら望ましいことではありません。情報漏洩に対する管理対策は個々の手で速やかにということで知人のアドバイスをお伝えしました。よろしくお願いいたします。

No.3010 県立高校再編整備計画

2018.07.14

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 暑い! 身体の真から火照る感じで、外に出ただけで汗がほとばしる。ここ数日の間に40度を超す地域があると予測されているが、埼玉北部も全国に知られた熱暑地域ゆえ過ごし方には重々ご注意を。
 
 数日前、ある市民から思わぬ内容の☎をいただいた。
「幸手桜高校が廃校になるらしいという話、枝さん聞いてる?」 
 県立高校の再編整備は平成11年に計画の第一歩が示され、具体的な統廃合は平成17年以降3期にわけて実施された経緯がある。22年2月に出された最終計画に幸手高校と幸手商業高校の統廃合が組み込まれ、25年4月に2校は幸手商業を校地校舎として残す形で幸手桜高校として生まれ変わった。私との関係でいえば、県議当選が23年の4月なので、その1年前に具体的計画が提示され、当選2年後に幸手高校が閉校したことになる。この時点で県全域で10数校の閉校と定時制が廃止されたりした。
 その後、昨年の秋に第二次と言ってもよい再編整備計画が報じられている。しかし、県はまだ具体的な内容を発表している段階にない。数人の県議に確認したが、学校の名前はどこにも出していないし、文教常任委員会でもそうしたやりとりはないということである。
 私に連絡してきた市民は、ある会合の場で「幸手桜高校がなくなるということらしいですよ」と言う人がいて、けっこうな騒ぎになったというのだ。幸手市民としてそれは大事ということで閉校の反対署名運動をしないといかんなあという話まで出たそうだ。火もないのに煙を立てて大騒ぎというのも困ったもんだと瞬間感じた。噂の一人歩きは、こうした話には付き物だ。県が何の具体像も示していない現時点ではどうにもしようがない。県内全域でそうした騒動になり得るし、地域の学校が対象になれば当該地区の県議も黙ってはいないはずだ。県もそうした反対騒動が発生する確率の高い計画と認識しているからこそ、じっくり専門家を含めて検討していると思われる。高校生の人口も激減する方向にあるということであれば再編計画自体はやむを得ないものがあると感じている。
 しかし、幸手はまだ5年前の最も新しい統廃合地区であり、「さっしょう」「さちこう」の伝統的愛称が無くなるという辛さを味わったばかりだ。この経緯をふまえればむやみやたらに再度幸手に残ったたった1校の閉校を県が考えるだろうかと思えなくはない。たとえば、隣町の杉戸には杉戸高校と杉戸農業が現存している状況もある。ここは県の具体的計画を待つこととして、推測で伝聞が広まることの無いよう静かに応じたいところだ。

No.3009 梅雨前線の恐るべき爪痕 

2018.07.10

 6日から西日本を襲った梅雨前線による豪雨は、信じられない雨量で広い範囲に甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々の御霊に慎んで追悼の誠を捧げ、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げる次第です。

 多くは、被害者数が刻一刻と変化していく画面に見入ったことでしょう。
 当初2から始まった死者数が、短い時間で増え続ける画面。最初の内は不明者が多いので、ひょっとすると死者が増えていくかもしれないと思いつつ、救助される人が増える期待と無念な思いが交錯する時間が続く。しかし、死者数が増えても不明者数が減るどころか増えるという、過去にあまり記憶がない現象に、これは未曽有の大水害になるという嫌な予感に覆われ始めた。
 関東では6月30日に梅雨明け宣言が出て、これは前代未聞と御天気キャスターが口にするほどであったのに・・・。
 今、6時のニュースで奈良県で時間雨量100ミリを超す雨が降ったと伝えている。ちなみに埼玉、東京を襲った昭和22年のカスリン台風では時間雨量がたしか62ミリだった。現代の豪雨は想像を絶するという表現が適切になっているが、想像を絶するといつまでも言っていては災害対策上は好ましくないと言える。想定の範囲内において対策を練る必要があるということである。避難に対する認識も人によて様々だということが今回わかった。
 だいたい、1000ミリを超える雨量とは、時間100ミリが10時間続くと考えられるわけで、これでは山間部とくに地質が柔らかく、勾配のある山間部地域では土砂災害につながることは容易に理解できるし、河川の氾濫もしかりである。広島市の惨状では直径3~4mもある岩がいくつも住宅地に転がり落ちている。
 広島市内に住む会社時代の後輩に☎をした。地図で確認したら被害を伝える地区と隣合わせなのだが、なんともないという返事が返ってきた。
 自治体間支援の輪も広がっている。埼玉県やさいたま市、また本庄市などでは親交のある首長同士の連絡で水が不足しているとの現場の声に、さっそく水を送ったという。交通事情が悪化しているが、手を加えて見ているだけでは能がない。出来ることから始めることだ。
 ところで、今朝のニュースにあきれる表現があった。安倍政権は災害対策本部を立ち上げ、支援対策の協議を続けまずは20億円の支出を決定している。ところが、時事通信社は「安倍総理は世論を意識して外遊予定を中止して災害対策を優先した」と報道している。世論を意識したは余分なキャッチコピーであり、不謹慎この上ない。米朝会談でもワールドカップサッカーでもそうだが、安倍批判にすべて結び付ける報道は国として恥ずかしい限りだ。そんな記事を書く記者など記者とは言えない。具体的な政策論で異論を唱えることは、まさに言論の自由だが、前述のような表現は異論でもなければ対案でもない。未曽有の被害にからめて国のトップの人間批判につなげる見識の低さにマスコミの倫理観は地に堕ちたと嘆くのは私だけではないだろう。

No.3008 多感雑感

2018.07.07

◆文科省局長受託収賄・・・お粗末としか言いようがない親心のなれの果てであり、国費執行者の立場を利用した不正入学のススメ?が、この時代に堂々とまかり通っていたことに驚愕する。親が自己資金で子息の合格を買うパターンではなく、トップ官僚が国費という税金で息子の入学を買った事実はそうそうあるものではない?・・・と考えてはみるものの、今回の事件でこの手法による不正入学は十分有り得るぞと感じたのは小生だけではないと思う。人間性の問題というだけで簡単に片づけられない複雑な思いだ。迂回献金や贈収賄といった金にまつわる事件は後を絶たないが、この馬鹿親による不正は、息子の受験年限に合わせて大学への支援取消や支援決定を操作し、大学側の意向をもてあそんだ可能性もある。と考えると、質の悪さでは抜きん出ている。この手法だと家族も知らない可能性があるが、とくに子ども本人はこの不正を事前に知らされてなっかたとしたら、本人も被害者と言える。
◆東京医科大学、入学と補助金を取引・・・3,535人の受験者に対して214人の合格者、およそ16倍近い難関大学。受験したすべての学生はもちろんのこと、合格者にとっても寝覚めの悪い事件となった。医科大学としてレベル向上を図るのとは逆のレベル低下につながる今回の不正合格は、一度はダメだしを受けた国費補助金を再度ぶら下げられた結果であり、世の中、金、かね、カネ・・・あまりにも明解かつ単純な話だが、国民にとって納得など出来るわけもない。税金が個人の思惑で動かされているという点に思い至らない大学・・・経営陣は即刻退陣すべきだ。
 実は、この事実が明るみに出たのは内部告発との話もあるようで、こういう場合、テレビや小説の世界では告発者は冷たい仕打ちを受けた人物設定が多い。そして、その冷たい仕打ちには昇進昇格つまり出世物語が裏にある場合が多い。なにやら山崎豊子の白い巨塔を彷彿とさせる。
◆オウム事件の7人に死刑執行命令・・・1995年3月20日、すぐには理解できなかった地下鉄サリン事件だったが、事態が進むにつれて国中が震撼した記憶が今でも鮮明だ。それまでは、国政選挙に候補者を出すおふざけ陳腐集団というイメージだったが、徐々に危ない集団へと国民の意識に変化が生じていった。松本サリン、公証人殺人、坂本一家殺人などいくつかの事件が表沙汰になり、徐々に破壊組織の実態が報じられてはいたが、製造が難しいとされるサリンによる無差別大量殺人に接し、その日の朝、テレビにくぎ付けになった。日本赤軍、三原山噴火、日航機墜落といった事件の悲惨な現場を伝える画面に深夜まで見入ったのとは異質な感覚だった。執行が遅すぎたという意見が多くあるが小生も同感である。来年は現天皇陛下の退位により新天皇陛下が即位される年であり、以降元号が変わる。これが理由の一つであるならば上川法相単独の決断とは思えないが、命令を下したのは法相である。ともあれ、今回の決定は評価したい。しかし、まだ6人の死刑囚がいる。教祖麻原を神格化する後継集団が、東京北部、埼玉、石川といった地で組織拡大を図っている。それらはほんの一部かもしれないのだ。社会に無知な若者を凄惨な事件に巻き込む破壊集団の存在をついぞ忘れてはならないことを今回の執行は示したものと思う。

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