ここ数日は夏日でしたが、今朝は寒が戻ったかのようです。街にはヤエザクラが満開に近く、ハナミズキなどの街路樹もドライバーを和ます風景が増しているので、春から夏に向っているのは間違いないとは思うのですが、なかなか冬物が整理仕切れない状況です。整理に合わせて断捨離も実施しようと考えているので今ひとつ予定が合わない状況です。
そうした中、県内では各地で首長選挙や市議選が行われています。幸手はと言えば今は中間地点で、2027年に県議選、市議選、市長選という統一地方選挙を迎えることとなります。もっとも、選挙が終わった段階で次の選挙戦が始まっているという説もあるので、人次第だとは思いますが、議員は常に落ち着かない日々を過ごしているのかもしれません。
選挙では、4月以外の選挙を経験したことがないのですが、3月下旬からの早朝の駅立ちや街頭挨拶では底冷えのする寒さで、つま先などが痛く感じるほどです。
20日に投開票があった秩父市長選はまさに寒いという感覚の中での激戦だったことでしょう。結果は、新人候補が勝利しましたが、県議時代の同僚で3回目の挑戦で市長になった現職候補者の北堀氏は約1,000票の差で敗れました。報酬9割カットや新入生へのランドセル無償配布といった施策が話題にもなり、堅実に市政を進めていたはずでしたが、市議から挑戦した候補者に首長の座を譲ることになりました。
秩父市は5月25日に天皇陛下をお迎えして全国植樹祭を開催することとなっており、県内すべての首長と議長も招待を受けているほどの大規模な記念行事が来月予定されています。開催地の首長として天皇陛下を御案内する重い役どころが待っていたわけですが、寸前で交代という選挙結果はさぞや無念の思いでいるだろうと感じます。それでも選挙結果は市民の想いの現れとして受け入れるのが基本ですので、立場替われど地域の為に尽力されることと思います。北堀篤さんとはそういう人物だと前々から確信させてくれる人でしたから。
まずは寒かったはずの選挙戦お疲れ様でした。
記事一覧
No.3815 首長選悲喜こもごも
No.3814 関東市議会議長会総会
昼夜の気温差がありすぎて体調管理に苦労しますね。ただ、草花が多種多彩に楽しめる陽気でもあり、遠くを見れば新緑に染まる山々が気持ちを落ち着かせてくれる嬉しい季節でもあります。外国に住んだことはありませんが、日本の四季折々の風情は海外の人にとって羨ましく映ると言われています。
さて、今日は関東市議会議長会総会が会長市の那須塩原市で開催されます。昨年は熊谷市が会長の任務にあたった関係で浦和で開催されましたが、今日はエピナール那須で行われます。間もなく幸手を立ち那須に向いますが、帰宅は9時過ぎになる予定です。
来月20日には全国市議会議長会総会が東京国際フォーラムで開催されますが、こうした広域組織は町村議会にも存在し、その役割としては当該地域における問題解決策や国に対する施策の提言が中心にあります。例えば、能登支援、クマ被害対策、代替エネルギー施策、人口減少と東京一極集中問題、食糧自給率向上対策等々、地方の広範囲に及ぶ問題に対して提言や補助金要望などをするのが広域組織に課された任務と感じています。その一部に前号で示した議員年金復活を求める動向があるのですが、議員待遇に関する対応は多くあるわけではありません。やはり国民生活に関する国の動向に注文及び釘を射すのが最大の役割であるべきと思います。
No.3813 埼玉県市議会議長会総会
今日は、掲題の総会が会長である行田市議会議長のお膝元で開催されました。
一昨年は副会長の立場でしたが、昨年は理事ということで今回の総会に臨みました。冒頭、開会前に全国市議会議長会の会長の神戸市議会議長の坊議長がお見えになり、お願いの挨拶をされました。
どういうお願いかと言いますと、平成27年に廃止された議員年金制度の復活に対する意見書を各議会で作成のうえ提出してもらいたいというものでした。これは昨年秋の全国市議会議長会の場でも話されていたものですが、2年間の任期でこの事案を国に提案出来る状況にまで持ち込みたいという責任感を感じる挨拶でした。その考え方の中心にあるのは、議員のなり手が少ない現象を憂いてのものと理解出来ます。
幸手市においては、私が県議だった頃に既にこの意見書を提出している状況です。議会としては、意見書採択は全会一致が原則としている議会もあって、なかなか難関な状態にあるのですが、幸手市議会ではこの案件について問題無く採択されたと伺っています。
埼玉県では町議会の採択提出は70%以上なのですが、市議会では65%にとどまっているので、なんとか70%超えまで早期達成をお願いしたいとの力説をされて、すぐに自民党本部にとって返して再々陳情、明日は九州、明後日は東海といった各地区市議会総会に出向く日程だということです。
ところで、私的には諸手をあげて議員年金制度の復活が必要との認識ではありません。賛成への理由はわからないではないのですが、なぜ廃止になったかというところに論点を持たないわけにはいかないからです。反対への理由はそれなりに感じるところありですが、前述のように、幸手市議会では既に意見書が提出されていますので、この案件の議論は終了しているわけで、その時にいなかった立場としては、時と場合にによるとは思いますが、この案件について過去の議決や採択をどうこう言うのは控えたいと思います。
No.3812 2日目からの1年生の変化
今号は前号の続編みたいな内容になります。
9日の初登校ではご両親に甘えてグズッていた新1年生でしたが、2日目の昨10日は、別人のように変化して、私の持っている黄色旗に笑顔でいたずらっぽく触るなど気持ちがほぐれて少しゆとりが出来ていました。班にも素直に並び入って後ろを振り返るでもなく歩いて行きました。
そして今朝ですが、私の姿を見るなり手を振る仕草も出ていました。お母さんに下校はどうだったですか?」と聞くと「学童なんです」と。「あれ、最初から学童なんですね」と返すと「はい、お兄さん、お姉さんと遊ぶのが楽しいみたいなんですよ」「そりゃあいいやー、いいね、優しいお兄さんたちで」というと、ニコッとした笑顔が返ってきました。
さらにお母さんが「今日から給食なんですよ、ねー」と少しお母さんが不安そうに。「そうなんだー、美味しい給食しっかり食べようねー」と声かけると、それには無反応でした。給食の意味そのものがわかっていないのかなとも思いましたが、おそらくわいわいとみんなで食べる姿が目に浮かびます。
ということで、小1の壁も大人の側の取り越し苦労といった一面があったように感じる次第です。親御さんにすればまだまだ先は長いと思いますが・・・。
それと前号で中1の壁の事を書きましたが、実際は「中1ギャップ」というのが正しい用語だと思い出しました。訂正させていただきます。
さて、今日は12の市で構成する県第4区議長会の総会が10時半から会長市の三郷市で開催されます。まだまだ議長公務が予定される4月~5月です。
No.3811 入学式と小1の壁
8日は市内小中学校の入学式が行われました。毎年のこととして、新入生の姿に微笑ましさを感じる入学式ですが、中には不安な気持ちを隠せない子どももいて、始めて会った先生や仲間たちに一体自分はどうしたらいいんだろうといった様子が垣間見えるのも常のことです。
今朝のテレビで、小1の壁というのを伝えていましたが、なるほどと感じた次第。と言うのは、昨日9日の最初の登校日のことです。いつものようにスクールガードで交差点に立っていると地域内の1年生が、まだ班構成のメンバーに入らない状態で両親に連れられてやってきました。そして、班がやってくると親御さんが手を放して「イッテラッシャイ」とやり過ごそうとするのですが、当人は行きたくないといってベソをかいて手を放そうとしません。あれあれと心中感じながら行けるかなと思いつつ「大丈夫だよ、学校行ったらお友達が沢山いるから仲良く出来るよと声をかけるのですが、しばらくはご両親もどうにもできず、手を放そうとするのですが、子どもが応じない状態が続きます。ようやく班に引きずられるように一緒に歩行を始めましたが、後姿は明らかに不安な感じが目いっぱい出ているのです。
お母さんは陰に隠れて、お父さんは私と共にしばらく眺めていたのですが、これは大変ダナーと思っていたところの今朝の小1の壁報道です。
さて、今日はどうか。数年前には中1の壁というものがありました。今でもあるのかどうか確認していませんが、環境の変化に即ついていけない子供がいるのは社会として理解しなければいけないと思いますが、どうしたらいいかというと、なかなか本人の心の問題ですから難しいとも感じます。
入学式の時、校長先生から聞いた話では、入学式に出ることを渋るお子さんがいたので、先生が説得に行ったとのことです。それで、私が出席した学校では全員が入学式に出たとのことでしたが、小学生になることを、誰もがワクワクし、楽しみにしている訳ではなく、辛く悲しい思いをしている子がいるという話に、なんと言っていいやら心が痛むところです。
下校時はどうだったのか・・・?
両親共働きという世帯が多い今、子どもの登校見守りに時間を割けない家庭が多いので、登校時間を早めようとの声があるそうですが、これは教師の立場にすればどうだろうかといった問題もあるでしょうし、さすれば、地域のこどもたちとの登校ではなく、車で送ってしまう親御さんも出てくるだろうし、なかなか事態は複雑だなーと感じるんですね。
さて、登校2日目はどうでしょうか。
No.3810 トランプパンデミック
世界を破壊しかねないトランプ政策。今回の国別相互関税方針は誰もが呆れる
市場崩壊につながるもので、評価する人は皆無に近い。今回理解出来たことは、トランプ氏はアメリカファーストが浸み込んだ脳細胞ゆえ、アメリカワーストへの可能性が見えないのだろうということである。もはや、彼が率いるアメリカは世界の頼れるリーダーの座を、自ら降りてしまったようにも感じる。その旗振りを世界に打電したということは、それほどセンセーショナルな保護関税政策だからこそ、中国などは早々と同率の関税を課す対抗策を表明している。これほど明解な経済戦争が戦後あっただろうか。
コロナパンデミックが第5類になってなお、罹患者が増える状況にあったが、それも此処に来てようやく鎮静化しつつあるところだったが、世界を揺るがすという意味においては、今回の事案もパンデミックのような感じがしてならない。さしづめトランプパンデミックであり、トランプ氏はまさにウィルスそのものといったら言い過ぎだろうか。石破氏もそうだが、早晩トランプさんにお引き取りいただくことは出来ないのだろうか。