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No.3673 手こずりました!

2023.02.22

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 日付変更となって、今日はマイバースデー。しかし、一般質問の出番ということで、その準備に手こずり、今ようやく骨組みが出来ました。
 なぜ手こずったかというと、質問の一つが個人情報を含むナイーブないじめ問題だからです。今回、市内中学校であったいじめ問題について2度目の質問通告をしています。
 2020年12月議会で質問した際、第三者委員会に諮問しているという教育長の答弁があり、それを聞いて事件の性質から一定以上の質問は控えた次第。その後、委員会の結果もなかなか知らされないまま時が経過したわけですが、本年1月にいきなり市HPに報告書のまとめ(公表版)が掲載され、その直後には新聞報道もあったので、ビックリしたものです。
 そうした出来事と議会との関連はいったいどういうものかと感じたこともありますが、少子化ゆえに子どもには生き生きと育ってほしいという想いと、街の未来に教育は欠かせない行政課題と考えているので、再度質問をしようと考えたところです。いじめや虐待には殊の外関心を持って議員活動の軸に据えてきたものですから。
 最近、国会での質問通告が遅いことに起因して大臣答弁書の作成を受け持つ官僚の深夜にまで及ぶ作業が話題になっています。なんでも2時3時はざらだと言うではないですか。
 しかし、市議会レベルは当たり前ですが、すべて通告者責任において質問書は自分で作ります。私は通常、読み上げ式原稿は作らず、質問のポイントを順番に連ねる形で質問趣意書らしきものを作っています。今回は少し事情が変わりました。  さーて眠気に襲われ始めました。こうなると、キーボードの上に数本の指が座礁し、訳のわからない記号がズラーっと何行も重なることがあります。そうならないうちに〆るとしますか。おやすみなさい!

No.3672 ハトとタカ

2023.02.21

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 素晴らしい青空が広がりました。まだ朝夕との気温差はあるので、風邪やインフルに注意を怠りなくしたい季節です。花粉症の方にも辛い時期になりつつあります。
 前号で国旗や国歌を愛でるだけで右翼扱いされる社会と書いたところ、早速読者の反応が届きました。
「枝久保さん、国旗や国歌どころではなく、愛国心という言葉を発したり、教育勅語の復活を説くだけで、悪い意味で右と称されますよ」
「安倍総理を賛美しただけでタカだの右だのと言われるんですから、思想の自由どころか好き嫌いもすぐに批判の対象になります。言論の自由もないということでしょうか」

 言論の自由は、批判を覚悟で発言する分には守られていると思いますが、確かに左の方々の批判は強烈というか時に凄まじいものがあります。
 「安倍を叩っきる!」という大学教授山口二郎氏の言葉は狂信、偏執狂的で驚きましたが、左派政党の議員さんたちが繰り出す言葉は、日常生活での人付き合いをどうしているのかと感じるほどです。ただ、前にも書いたことですが、左派思想の方でも温厚で柔らかい人柄の人はいます。どちらかと言えばそういう方が多いと思いますが、中には政治的言動となると豹変する人がいないではありません。あえて評するならヒョウでしょうか?
 そんなわけで、真に国を愛する保守系精神論者はタカと評されますが、ならばその逆はハトかと言えばノーです。そういう点で、タカとハトの定義はあってないようなものです。言いたい方には言わせておけばいいと感じます。
 ひとつだけ思うことに、安倍さんではなくプーチンや習近平の方がタカなのかなと思いますが、それもピッタリあてはまるかどうか。
 国を守る防衛論者がタカで左派がハトでは、どちらも鷹と鳩のイメージを損ね、鳥たちに失礼な話ではないか・・・タカハト論は意味の無い言葉遊びということにしておきましょう。清々しい朝の小さなつぶやきでした。
 今日は一般質問2日目です。それでは!

No.3671 防衛論by小野寺元防衛大臣

2023.02.20

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 昨日、久喜市菖蒲町で行われた自民党支部主催の防衛セミナー、そして県議選決起大会的要素を兼ねた公開講演会に参加しました。
 11日にあったスマホ依存症問題への警鐘と対策セミナーも大いに参考になりましたが、この講演会も意義あるものでした。

ファイル 1601-1.jpg BSフジでおなじみの小野寺五典元防衛大臣が演者でしたが、テレビと変わらず物腰も声もソフトで防衛論を語るイメージには思えません。しかし、今や佐藤正久ヒゲ隊長と並ぶ国家防衛に欠かせない理論の持ち主であることを実感させてくれました。
 出だしは、名前の説明からですが、政治家の講演はこうしたエピソードを面白可笑しく紹介することで聞く側の気持ちをほぐす話法がよく見られます。なぜ五かというと5月5日の午前5時に誕生したというので五、それにお父様の一文字を入れて五典だと。しかも今回の10増10減で宮城県は選挙区が6から5に減り、その第5選挙区が自分の選挙区だと、まさに5並びの話。そこから本題に入っていくわけです。

 
 さて、本題について私がここで詳細を語ることも無く、防衛強化、防衛費増強というのは戦争をするためではなく、戦争を抑止することだと自民党がかねてより主張している内容です。最近は公明党、国民民主党、維新の会もこの理論を理解しつつあるようです。
 共産党や社民党、そして立民党なども戦争をするためだと反対の声を上げていますが、世界の実情はそんな暢気なことを言っていては国が亡ぶことを待っているかのような論理だということです。
 国と国民を護るための防衛だということであり、それは防衛整備無くして対等な外交など不可能な実態がロシアや中国が示しているではありませんか。ウクライナや香港、ウィグル、チベットの民が身をもって味わう地獄に近い実態があるということです。あまり知られていませんが、NATO諸国はどの国も防衛整備は怠りなく、永世中立国のスイスなども常に防衛強化を志向しているのです。
 正当な外交のためには、相応の防衛力を備えておくというのは、世界共通の考え方というべきで、ガンジー精神は立派ではあるものの理想に近いものとなり、残念ながら通用しない世界外交環境になっていると考えるべきでしょう。

 こういう話をすると、枝久保は右だとか決めつける、いわゆる右左で評論評価したがる人たちがいますが、私はいたって普通一般的な考えだと思っています。小野寺元防衛大臣の話を聞いてもごく当たり前に当たり前のことを伝えてくれていると思います。
 左傾思想家はある意味、政党や政治発言から確定可能な存在だと思っていますが、右というのは幅が広くて、日の丸や国歌を愛でるだけで右と評されかねません。靖国神社の参拝も毎年参詣するようにしていますが、それが右だとは思いません。それも左の方が好んでそう決めつけたがると感じています。
 ネットでは社会や政治の在り方について双方からの厳しい言葉が出まくる、嫌な時代になったものだと思いますが、これに感じることとして、どちらにも醜い、口汚い言葉遣いをする人がいるということです。その仲間にはなりたくない、ならない!と思いながらネット社会に遅れないようにと思う今日この頃です。
 9時になろうかという時間、今日から一般質問です。私の出番は22日3日目です。当日は誕生日なんですが、だからということではなく、任期最後の一般質問ですので気持ちはいつもと若干違うかなと。それでは!

No.3670-3 辞職勧告続続編

2023.02.19

 少々起床が遅くなり、パソコンを開いたら辞職勧告の件で質問が来てましたので続続編をかくこととなりました。

 採決は、通常は起立方式です。ところが投票(記名か無記名どちらか)の声が二人以上から上がると議長はそれを取り上げます。そして記名方式か無記名方式かを決める場面となりますが、そこも賛否採決になり投票方式で決めます。
 議長と勧告を受けている当人(議場退室)は投票できません。したがって13人の議員が無記名投票することになります。
 投票には賛成反対を書くことになりますが、何も書かずに投票する白票投票とか退室して投票そのものをしないという対応もあります。白票は反対扱い、退室退席は無効となります。

 たとえば、退席が一人いて、賛否が6対6の同数になった場合は、議長の判断が最後の決断に影響を持つことになります。なかなかそういったことにはならないのが普通で、私の経験ではこれまでに一度あったか無いかです。
 そういったことは地方自治法に則って議会運営ルールとなっているとご理解いただければよろしいかと思います。
 これを書いている途中で、懇意にしている他の街の議員から「4月に市議選があるっていうのに、その最後のところで、辞職勧告ってどういう議会なの?こういうことやってると常に怨念が議会に残って街のことが脇に置かれると市民が感じ、議会に期待する気持ちが薄くなると考えないのかねー。手柄取りやパフォーマンスが議員の本分じゃないよね」と・・・黙って聞くしかありません。私以上に怒ってました。
 まさにそういうことを懸念する場面が時折仕掛けられる幸手市議会を実感しています。辞職勧告に賛成した議員の思いはいかに?
 

 今考えると、このアベノマスク廃棄及び無償排出を国が発表した時、市もしくは議会から街に役立てることが出来ないかという発想があったら、真の意味で防災時はもちろん、児童生徒の給食時など学校生活にも生かせることが出来たのではないかと感じる次第です。
 アベノマスクを安倍元総理の批判材料にする野党やメディアの追及が激しく、このマスクを使用することすらおかしいといった雰囲気がありました。単純に食品ロスのように無駄を回避する思考があれば、建設的に市民益を考え付いただろうと悔やまれてなりません。

No.3670-2 前号続編

2023.02.19

 前号末尾で、私が寂しく情けないと書いた理由は、一言で言えば、なんで足の引っ張り合いをしているんですか! 人口が5万人を切った状況なのだからもっと先を見据えた活動をするべきではないのか!といった市民の声が届けられているにも関わらず、今回の問題が発生したからです。
 市民の感じてらっしゃる通りだと思うからこそ寂しくもあり、悲しくもありということなのであります。その市民の声を添付しますので是非お読みになってください。
ファイル 1599-1.jpg これは今月の15日に藤沼議員と二人である区長さんを訪ねた際のものです。玄関の扉があき、こちらが訪問の挨拶と主旨を説明し始めたらいきなり初めからお怒りモードで口を挟む間もなくお聞きした内容です。怒りからか同じ言葉の繰り返しもありますので、整理した内容ですが、ご本人がしっかり議会に伝えてくださいとおっしゃたので、決議案の反対討論に引用させていただきました。採決結果には結びつかなかったのは残念です。既に可決へのシナリオは出来ていたということでしょうか。

 議員が議員により辞職勧告を突き付けられる場合、その理由としては、公選法違反、経歴詐称、酒気帯び・飲酒運転、市役所職員に対するハラスメント、収賄等利権癒着といった、およそ民法・刑法等法律違反行為といった重罪が対象です。もしも、軽微な過ちを指摘するのであれば、議長による厳重注意とか問責決議案といった方法もあるのです。そう考えると、今回のことが辞職という厳罰に値するかどうかは大いに疑問です。前号のアラマシをお読みいただければ容易に理解いただけるものと思います。

 メディアもメディアです。ある新聞の昨18日の朝刊では、無償配布とか物品供与という表現があります。無償も何も、国が廃棄予定を発表し、必要なら申し込めば無償で届けるといった、そのマスクを地域を代表して申請し、区長さんが引き取りに行った。元々が無償なのです。有償で配布・・つまり区長さんから代金を貰ったとしたらそれこそとんでもないことになる話です。
 それに、木村議員が戸別に配布したわけでもないのです。ただ、代表の区長さんが届けられなかった区長さんには木村さんが届けた。そこは軽率だったと本人も議会で陳謝しています。しかし、区長さんから相談を受けたことが発端の善意の対応と思えるところもあるのです。
 それよりも、どんな事情があるにせよ、議会で問題になった以上しっかりと経緯を説明して、依頼により一部の区長には届けたことを言えばよかったのです。

 
 この問題は、公選法違反を指摘する形で10カ月前に発生したわけですが、公選法には当たらないとわかった時点で本来終わってる話です。しかしそれがそうはならず木村議員の首取り行為は、逆に市民の名前をさらすことになり、当該市民はことのほか立腹されたのです。市民の名前が表面化してはいけないという思考が木村議員の心理に強く働いた結果、数人の区長さんに自らが届けたにもかかわらず一切関知していないという主張を数回した。確かに嘘は良いことではありませんが、嘘にもいろいろな嘘がありますからね。
 ここに至るまでの間で、最も重い辞職勧告が最初からありきだったとしたら、SNSに荷札の写真が掲載されたことからの流れを考えると、狙われていたという見方も出来るのかなと、ふと感じた次第です。

 採決は起立ではなく投票、しかも議員の無記名投票でお願いしますという提案の声に、自民会派が「名前を隠す形で採決するのはおかしい。一人の議員を辞めさせるか否かの賛否は重い。議員としての責任を示す意味において名前を明らかにするのは当然ではないのか」という指摘は、無記名投票に賛成が9名で届きませんでした。
 結果は賛成が9名、反対4名、白紙1名で可決となりました。決議案提出提案議員が前号でご覧になった通り5名いますので他に4名が賛成に加わったことになります。反対は自民会派の木村議員を除く3名に1名が加わりました。
 つまり8名は名前がはっきりしていますが、賛成3.反対1、白票1の計5名は名前がはっきりしていません。それが誰かはだいたい推測できるのですが、確定していない物を明示すると、今度は私が辞職勧告を受けるかもしれません・・・ということにさせてください。
 名前を伏せたい何かがあったということなのでしょう。

 以上が「幸手市議会は何やってんだ!」と、またまた近隣の議員さんに言われそうな顛末でお恥ずかしい限りです。
 何かご不明な点がありましたらご連絡ください。今、4時47分です。書き出しから4時間経過しました。日がのびたとはいえまだ夜は明けず深々としています。そろそろこの辺で・・・おやすみなさい。

No.3670 辞職勧告決議案

2023.02.18

 残念ではありますが、幸手市議会の実態がうかがわれる一件が定例会初日にありました。実態とは、議会・議員は一体何をグダグダとやっているのかという市民の怒りからわかるのです。

 昨日、執行部の議案説明が終了した後、辞職勧告決議案が出されている旨、議長から報告がなされたのです。
ファイル 1598-1.jpg 数日前の議運で提示されていた話なので事前にわかってはいましたが、この辞職勧告は普通で考えても妥当ではないと感じていました。提出者側に良識という観点での心変わりはなかったのが残念・・・出だしの残念とは、そういう意味でのことですが、市民の議会に向けた怒りを直接受けた身として、それを意に介さない議会の実態もいかがなものかという意味を含んでもいます。

 事は、❶木村議員が地域の区長さんから「アベノマスクを国が廃棄する予定だが、その前に希望者には配布すると言ってるが、ただ捨てるのはもったいないからどうにかならないか」と相談を受けたことから始まった話です。 相談を受ければそれに応えるのは議員として当然のこと。❷木村議員は厚労省に連絡をして、所定の申請手続きをしたものです。❸マスクが届いた時点で区長さんに連絡を入れ、その区長さんが地域内の各区長さんに届けたそうで、届き切らなかった区長さん宅に木村議員が届けることになった。
 この点では木村議員が配布をした事実は確かにあります。だからといって、それが物品供与という公選法にあたるかということです。
 それからがとても異様な流れになったのです。❹その荷物の届け先が木村議員の名前になっていたタッグラベルの写真がSNSに掲載されたのです。いったい誰がこの善意の行為を醜いもののように撮影し、ネットにのせたのでしょうか。❺それを数社の新聞社がまるで公選法違反のように報道したのです。しかし、それに関して警察が木村議員に対して事情聴取など動いたということは一切ありません。
 ➏議会でこれを問題にしたのが共産党でした。木村議員に説明責任を求める動きとなり、同議員を中心に数人の議員が区長さん宅に出向き事情を聴くということが繰り返されたのです。これは区長さんから直接確認出来た話で、しっかり伝えてくださいと要望されたこともあり、私は反対討論でしっかり語らせてもらいました。

 こうして、この議会の実態を伝えるブログを書いている自分がなんとも寂しく、情けない気持ちになってきます。しかし、事実を伝えるのも議員の責務ですから・・・。
 少し休みをいただいて次号にまた。

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