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No.3865 真の大山鳴動

2025.10.21

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 今回、自民党総裁選の結果が生んだ激動の国政ドラマは、2時間ドラマの何本分にあたるだろうか。いや、それほど国民の目は画面に、スピーカーに釘付けになった政治の流動化であったように思う。自分も普段見る機会を持たないネット画面の面白さを認識することになったほどだ。もとより変更切り抜き報道だらけの地デジ報道番組には辟易することが多かったので、ネット番組を見てこれが近代選挙戦の原点であることも理解出来た。

 今日21日の臨時議会で高市総裁の首班指名が決まるという「真の大山鳴動」は決定的のようですが、その後の流れで真っ先に関心がわくのは次の4点ではないかと思います。
1.高市政権の支持率・・・昨日の株価急騰で期待が感じられますが・・・。
2.閣僚人事・・・誰がなるかに加え、断る人が出るかどうか。
3.解散の有るや無しや・・・必ずあると思うがいつになるのか。
4.議員定数削減・・・与党野党の攻防の中、国民玉木氏は本当に賛成するか。
 臨時議会の日程は12月17日までで予定されているので、この短期間で何が起こるか、国民の関心は上昇一途になることは間違いないでしょう。
 ただ、はたして議員を減らすことが必要かどうか。何の為の削減かが明解に理解できないのです。歳費削減が1丁目1番地なら、まずは常に問題視されている旧文書交通費の撤廃、膨大な政党交付金の削減、議員の歳費1~2割カットなどを優先対象としてもいいのではないかと思っています。
 さて、今日の首班投票で高市さんに何票入るだろうか。無所属有志連合会派群からは、つい先日維新を除名になった3名が。それと日本保守党の島田洋一議員、更に過去にも書いたが無所属の松原仁議員などが考えられる。
 逆に自民からの造反があるかどうか。船田、鈴木、村上、岩屋といった反高市を鮮明にした議員たちはどうするだろうか。野次馬的関心事かもしれないが、こんなところにも注目してみたいと思います。
 ところで、昨日ネット画面を見ていて日本経済新聞も高市批判が強烈なことがわかりました。そして田原総一郎氏が討論番組で福島瑞穂や辻元清美議員たちに「(高市さんに)死ねばいいと言ってやれ」と発言して、言われた二人もさすがにそれは無いと応じたとか。放送倫理規定に抵触する発言で、代表的ジャーナリストとして名を馳せた田原氏自ら言論の自由の行き過ぎを見せる姿は国家的報道問題ではないかと感じた次第。まさに偏向報道の極みだ!

 ところで、幸手市議会も今日は職員から起こされている訴訟事件に関わる件で臨時議会が開催されます。