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No.3861 国を破壊するメディア

2025.10.08

今のオールドマスメディアの報道精神には、国を守ろうとする意識が無い! それどころか、国民に対して政治そのものを攪乱し、あらぬ方向に誘導せんとする姿勢が露骨である。 
 ということで、日本の安寧を壊さんとするメディアの存在に物申す!
 前号で書いた高市総裁誕生後の記者会見。始まる前にたむろして待機していた記者やカメラマンが発した「支持率を下げてやる!」「支持率が下がるような写真しか出さねーぞ!」という言葉には唖然とするしかない。人格品性は今の報道人には無いのか!と感じてしまう信じられない実態に怒りしか覚えない。
 Xツィッターではこれに関する書き込みに対して憤怒の反応が溢れている。至極当然のことであろう。
 思想信条の違いはあるにせよ、総裁選の結果が出た直後のメディア記者の言葉としては由々しき問題だ。公平中立の立場で客観的に事実のみを報道するのがオール報道機関に示された報道倫理規定のはずである。そんな当たり前のことなど通用しない記者精神(一部コメンテーターにも見られる)が横行していることは承知しているものの、あまりにも行き過ぎた言動は許されるものではない。
 時代が変わった、育った時代が違うなどという庇い建ては甘すぎるというものだ。倫理・道徳といった観点でのマナーが緩くなったと思う点も無いではないが、それにしても学力はそれなりのものを有しているはずの報道社会であるとするならば、これはもう国の品格を問われるほどの実態である。

 自民党がどこと連立を組み、どういう方向に国をまとめていくのか。その為に党自体がどのように経済や安全保障を誘導していくことに奔走出来るのか。少なくとも、新たな船出に期待感を示すべき今なのではないかと思うのだが、もはや望むべくもないのか。ワークライフバランス発言や靖国参拝問題で高市総裁の揚げ足取りに即座に反応する姑息なメディアに惑わされ、日本の未来を見失うことがあってはならないと強く感じる!

No.3861 高市総裁に期待する!

2025.10.06

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 かじりつくようにテレビを凝視し続けた自民党総裁選。結果は保守精神に党員の期待が高まり、地元幸手市においては三ツ林前議員の想いに重ねて、個人的にも応援していた高市早苗新総裁が誕生した。
 投票前、決選投票、そしてその夜行われた記者インタビューと、高市早苗候補の発言のすべてを見届けた。やはり、国会議員としての研鑽と努力を積み重ねてきた高市さんの演説も答弁も、自民党を立て直し、ひいては日本の国家的価値を世界に再認識させる可能性を感じさせるものだった。
 とくに、決戦投票での演説は、今の経済、未来の国家に対する意志を明解にし、前回の総裁選の思い出や、仲間との一体感に多くの時間をさいた小泉さんの演説とは雲泥の差があったように思う。ひょっとすると、小泉さんはこの時点で敗者を意識していたのだろうかと後から感じたくらいだった。

 朝毎東、そして共同通信の影響下にある地方新聞などは、予想通り高市さんの岩盤保守思想と選挙結果が不満のようで、直後から国民の不安を煽る報道発言が際立つ。それを強く感じたのは、就任直後の夜の記者会見が30分以上にわたって行われた際に、左派リベラ系の前出メディアの記者たちは、裏金議員の処遇・起用に関することは問題では無いのかという質問を執拗に繰り返していた。これは、あきらかにそこに不満感を持つ有権者の疑問を高めようとする示威的な質問としか感じられなかった。たとえ、解散して選挙戦に訴えても自民党に勝利させない、させたくないというオールドメディアの意志表示ではないかと。この記者会見で最後に質問の許可を受けたのは朝日新聞で、案の定それまでに出た裏金問題を繰り返したのだ。また、昨日のサンモニもひどいものだった。
 しかし、高市総裁の考え方は明快だ。党内いじめに近い非公認やかの三日前2千万円振込があったにもかかわらず、当選をした議員は民主主義の根幹である選挙という壁をクリアしたのだと。そして、裏金(この言葉自体が左派系が使う悪意に満ちたものと感じている)ではなく、支援者による政治資金パーティー参加費の割り戻し分の不記載は会計責任者の指示によるもので、政倫審で説明したり、司法調査の結果、問題無しという結論が出ている人については、さらなる罰則など考えていないと明解な考え方を披露し、役職起用があった場合私がしっかり説明すると答弁していた。その通りだと思う。高市議員の説明はいつでも明快でわかりやすい。この不記載対象となった金は税金では無いし、もとより支援意図から発したパーティー参加費の一部なのだ。

 決戦投票の議員票は戦前予想を覆すものだったとの諸説がある。確かに田崎氏他、小泉さんへの期待感をひた隠しにしながら彼の当選を予測していたコメンテーターたちの予想はいただけなかった。ネットからは高市さんへの期待と支持が明解だったではないか。小泉期待論には何か別の事情でもあったのだろうか。
 党員票があれほど圧倒的に高市支援だったことを考えると、自民党としてかろうじて民主主義を死守したのではないかと感じている。党員票の4割を得て、都道府県47票のうち36を抑えた結果が前回同様295人の議員によって逆転されたならば、まさに自民党崩壊は明らかだった。この石破政権の一年で党員の多くは前回の総裁選がトラウマになっていたことは大いに理解できるところである。党員の意向を無視したならば、次回選挙で自民党の当選者は更に大きく目減りすることがわからないのであれば、それ自体、先が見通せない国会議員ということであり、資格がないということではないだろうか。
 いずれにしても、石破政権の中身の無い場当たり政治1年で停滞した国家、石破さんの居座りで2ヶ月も空白化した国政及び経済施策等々、新たに誕生した高市新総裁の意欲と気力と知見の深さに期待は果てしない。

 

No.3860 総裁選で続く奇妙なこと

2025.09.30

 総裁選で小泉候補陣営によるステマ事件が取りざたされている。ここでまったく表面に出てこない選対本部長である加藤勝信議員。広報担当のデジタル大臣牧島かれん議員の上の立場にある方がまったくメディアも取り上げないことに奇妙な感じがしている。まして、この加藤議員は元安倍派の6人組とかの重鎮議員だった方だ。信念が変わる政治家は後を絶たないが、やはり石破政権で閣僚をいただいた時点で、この議員は、はっきり言って寝返ったというのが今回確信的になった。
 こうした部分については、地方政治家ではある自分としては、この世界の最も嫌悪感を持つ点ではある。恩義も何も無くす輩が良くも政治をできるな、語れるなという情けなさとでも言うのだろうか。

 そこへ来て、またまた小泉陣営で異様な行為が表面化した。それは、彼が支部長の神奈川県で総裁選投票用紙が826名分も届いていないというものである。しかも党員の多くは高市候補支持と言うのがわかってのことだと言うのだから穏やかな話ではない。曰く、勝手に離党させられていたというのだから、これが事実であれば、やることなすこと小泉という政治家は姑息で、敵を絞り上げる手法の汚さ、醜くさが過ぎるということになる。確かに総裁選の敵ではあるが、元をただせば自民党仲間なのだ。まるで郵政民営化に固執して仲間に厳しくあたった父親に似ているようではないか。少しずれるが、この時民営化に反対した郵政大臣経験者の野田聖子氏は徹底的に絞られて自民党を離党した経緯がある。ところが、この野田氏は今回の総裁選で小泉候補の推薦人になっているのだからよくわからない。怨念をいつまで持つかはは人にもよるのだろうが、何も推薦人にまでならなくともよかろうにと考えるのだが、けじめをどこでつかせているのか不思議である。小泉首相になった暁には閣僚人事の中に名前が見られることにでもなるのだろうか。
 更に、皆さん記憶に新しいと思うが、昨年の総裁選で首班指名を受けた直後に石破さんが解散をして、自民党の選対本部長に選んだのが小泉議員だった。その小泉選対本部長の進言で実現したのがパーティー資金の割り戻し分を記載しなかった安倍派議員の非公認の取扱いだった。選挙戦を有利にするために「味方を切る」提案をした点は、親譲りなのかと思わせたが、結果は自民党惨敗という結果に終わったのだ。あの出来事は石破さんと森山幹事長の仕組んだことだとするメディア報道が中心だったが、実のところは、提案者は小泉議員であり自らの責任を口にはしたものの、とくに森山さんを責任の標的にすることで示しをつけたのだった。

 それにしても有権者が呆れるほどていたらくな総裁選ではないかと思うのだが、日本をリードする自民党国会議員たちはこれがわかっていないのか、メディアもコメンテーターもこの稚拙さになびいてああだこうだとスキャンダライズにかまびすかしい。もっと清潔感にあふれた国家のトップ選択選挙にしてほしいものだ。

No.3859 ドジャース優勝!!!

2025.09.26

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 ようやくといった感が強いが、ドジャースが優勝し、今、シャンパンファイトがテレビ中継されています。今朝起きて早々大谷54号2ランを見て満足感にひたり、山本のピッチングにスカッとした優勝ゲーム。今日は完璧でした。
 昨日のカーショーのリリーフ登板は思いもかけずでしたが、彼のブルペン陣に対する気合を入れた投球が今日の後続ブルペン陣の奮闘を呼ぶことになったものと思います。とにかく、出れば打たれるブルペン陣が、今日は完封ゲームを作ったのですから采配不安のロバーツ監督も言うことはなかったはずです。
 大谷がいかにいたずら好きのひょうきんな一面があるかを画面が報じています。ポストシーズンに向けて更なる奮起を期待しましょう!

 さて、今日は議会最終日です。いろいろありそうですがしっかり務めてまいります。それでは!

No.3858 世も末の首長事件

2025.09.26

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 これほどまでに猛暑が遠ざかる感に有難いやら、驚くやら。虫の音が心地良い気分にさせてくれる夕方から朝の冷え込み?までしっかり秋の感覚。やはり、春は春、秋は秋・・・日本の四季は素晴らしいとつくづく感じるこの頃です。

 さて、地方政界では、またまた不遜な出来事が発覚しました。言葉にならないくらいがっかりさせられたのはほぼ皆同じではないでしょうか。群馬県の県庁所在地である前橋市の市長が、幹部職員とのラブホテル密会事件。しかも複数回に及ぶというもので、これはもう弁解の余地はないと思ってニュースを聞いていたら、なんと「市政に関する話し合いや相談があってのことで、確かに場所の選定には問題があったと感じている」との言い訳答弁。市長室は何の為にあるのかというのが率直な疑問です。
 県議も経験された40歳代の女性市長で、自公推薦の候補者に勝っての1期目の首長さん。自らは独身ということですが、相手の職員が妻帯者ということもあって、聞いた瞬間、かの元国会議員の弁護士との不倫事件を思い出した次第です。情炎燃え盛ってのことだとすれば、あまりにも切な過ぎる出来事ではありませんか。
 それにしても、人口32万人の街の予算権・人事権等を持つ首長のことでもあり、内容的には伊東市長の学歴詐称より事は重大といった感じもします。
 この二つの事件が重なったことで、既に死語に近くなっている言葉を思い出してしまいました。「破廉恥」
 青少年に示しがつかない首長二人の破廉恥事件。時代が変わったなあと感じますし、世も末なのかとの想いを抱かせる残念無念な出来事ですね。政治の世界が多くのドラマで悪の権化のように扱われるのも止むを得ませんね。

No.3857 総裁選序盤で感じること

2025.09.23

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 今号のコラムは「政治は生きている」なのだが、現実の国政は「死んでいる状態」に近い。なぜか? そこに言及するメディアはほとんどなく、最近は石破さんがまるで素晴らしい功績をあげた総理だったかのような風潮を感じる。
 今日の共同記者会見では、小泉候補が内政も外交も石破さんが立派な成果を上げ、トランプとの関税交渉にも1%も下げることなく頑張ったと・・・えーほんとかいな!と感じたのは私だけだろうか。前にも書いたが、80兆円という巨額の対米投資を約束しての外交結果だったことには全く触れずにただただ褒め上げる。一部党員票、そして議員票を見込んでの発言と見受けた。林候補と小泉候補が谷垣元総裁の言動を持ち出したのも谷垣さんと気脈を通じる議員票を意識してのことではなかったか。もはやこの時点で自民党は変革しない!と私は思う。
 小泉さんに問いたい・・・なぜビッグ選挙に3連敗したのか? 政治とカネに原因を押し付けたがる石破政権の中心議員たちの意向は見え見えだが、保守精神を置き去りにした石破政権のリベラル化について反省する言葉は聞こえてこない。参政党になぜあれだけの票が流れたのか。巷の主婦の声からは石破評をよく言う声はまず耳にしない。
 結論から言うと、2度にわたる立候補会見で安全保障環境のリスク増大に関連した保守思想の発言を心底から口にしたのは高市早苗候補ただ一人だった。出だしの言葉「日本を今一度洗濯する。夜明けは近い」と発言した経緯は、まさに令和の龍馬を感じさせてくれた。心強い国策の大方針ではないか。
 また、財政より経済と言った小林、小泉候補は、財務省の言いなりになる感じを受けたが果たしてどうだろうか。経済を回すには、今の日本においては財政出動が必定であり、赤字国債の発行もしばらくは欠かせないという考えの高市さんの方が経済輪廻の観点からは正しいのではないだろうか。
 2030年に年収を100万円アップさせるという小泉さんからはその具体策らしきものは発せられなかった。9月20日には新米価格が5月の4,285円にせまる4,275円となっている。その間、小泉さんが農水大臣になって備蓄米放出があったが、考えてみれば消費者は昨年の新米も今年の新米も安い価格で買うことは出来なかったということになる。生産農家と消費者の双方の立場を勘案し、慎重に施策を実行するべきところを、備蓄米放出手段を刹那的に打ち出したに過ぎなかった、わずか3カ月余りの米価下落騒動だったのだ。まだまだ足りない部分を補って50歳を目途に日本の総理を目指してもいいと感じる小泉さん。たとえ、今総裁になったとしても石破さんが後ろに控える院政という実体は現実的ではない。

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