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No.2177 東1〜2丁目の冠水

2012.05.04

ファイル 115-1.jpg 春の長雨というのでしょうか・・・さほどの集中豪雨ではなかったと思っていたがご覧のような状況に見舞われた地区が幸手市東丁目および2丁目。

 所用でちょうど通りかかったのだが、前方でトラックが止まったまま動かないのでおかしいと思っていたら市職員さんの姿が見えた。えっ?と思ったが、すぐに冠水したことが理解できた。トラックは切り返して道を変えたが、私はギリギリのところまで行って、職員さんに「そんなに降ったかね?」と尋ねた。その職員さんの言うことには「上流部でかなり降ったようなんです」
 なるほど! だいたい雨天冠水というのは当地区だけで降っただけより上流で大雨になった時が問題なんだということはごく当たり前のこと。
 ただ、やはりこの地がこうした状況になっていることへの実感が持てるほどの大雨とは思わなかった。

ファイル 115-2.jpg 帰り際に再度野間アスレチックさんの交差点に出向いたところ職員さんが二人・・・やはり駅方面は通行止。2丁目の各路地もかなりの冠水。少し行き過ぎて裏手の土手を上がり倉松川を見たら、やはりかなりのオーバーフローに近い。こうした場合、たとえ幸手で雨がやんでも危険が去ったわけではないとまたまた当たり前のことを自らに言い聞かせて写真を数点撮って帰路についた。

 それにしても、こうした際の市職員さんの対応は行政として当然とはいえご苦労なことだ。GWもへったくりもないのだから。お疲れ様!

No.2176 連合も愛想をつかす?

2012.04.30

 連合の古賀会長がとうとう民主党政治に愛想をつかした。
 しかし、これには裏があるように思えてならない。主旨はこうだ。
「新しい政治の幕開けに期待した熱い思いは残念ながら冷め、失望や落胆に変わった」
 こう古賀会長は語った。時は4月28日のメーデーという労組系の大イベントでのことだが、2日前の26日には小沢氏無罪の判決が出たタイミングでもある。小沢氏と古賀さんの蜜月ぶりは有名な話であるから、いくらメーデーの場だと言っても、なにやらきな臭いと感じるのは私だけではないはずだ。このタイミングであれば、判決のことに触れる言葉が出ても不思議ではない。失望はすでに多くの国民が感じていることであるとすれば、失望とはむしろ判決に対して向ける言葉だと感じられるのだが古賀さんはそうではない。
 しかし、民主党政権誕生に一役かったのは誰あろう古賀さん率いる連合という大組織だ。そういう意味では責任の一端を持つ連合会長が公に発言する言葉として適切なのかどうか。これはあくまでも現野田内閣に対する痛烈なアジテートを小沢判決直後にあてつけたと考えられなくはない。

 前述の発言に続いてこうも語っている。
「威勢の良い主張を掲げて、敵を作って民意をあおる政治手法は長続きしない」これは何を指すか微妙な感じがするところだが、新聞も伝えているとおり、橋下維新の会や石原新党の動きを対象としていることと理解できる。

 つまり冒頭の言葉で野田さんに冷水を浴びせ、後談で次期選挙の台風の目となる一連の動きに警鐘を鳴らし、連合の姿勢と一致団結を何かを対象にあおっているように思えないだろうか。何かとは・・・もちろん小沢氏への後方支援に聞こえてならないのだ。私の早とちりであればいいのだが。
 ただ、私の推測があたっているとすれば、古賀会長も相当なしたたかさをもった方だ。もっともそういった方が連合のリーダーに選ばれるのは至極自然のことであり、政治家以上の力を持ち、政治に影響力を持つ民間人の一人と言える。

No.2175 小沢無罪と日本の政治の今後

2012.04.30

 小沢氏無罪、それにより消費増税は無くなるといった次元の異なる話を、まるで直接関係あるかのごとく報じるメディア・・・まさに国政を憂う状況が深まったことは間違いない。ギリシャのように落ちるところまで落ちないと有権者もわからないのだろうか?

 今朝の時事放談で同志社大教授の浜のり子氏が「ここまでひどい政治状況に海外移住も考えている」といったことを言っていたが、この一時避難の気持ちよーく理解できる。
 「早い時期に戦闘モードに入る」「総理大臣になってもらいたい」と倫理観の無さを口にするグループ幹部はもちろんのこと、鳩山、輿石、松木、谷、鈴木宗、川内各氏の浪花節的論調を聞くにおよんで、いったいどこに政治の正義があるのだろうかと強烈に思う。涙をボロボロ流す議員がいるのは異常とさえ感じる。政治は社会良識の模範ではないのか!
それどころか、金がかかる政治の世界では良貨は悪貨に駆逐されてしまうのだと言ってもよいかもしれない。

 
 2年半前の選挙戦で、自民党の膿みが噴き出したタイミングと相まって、出来もしないマニフェストにすっかり騙された思いを、まさか国民が自ら風化させてしまうとは思えない。がしかし、またまたタミングは消費増税を政権がぶち上げている時で、あげて欲しくない国民からしてみると、小沢氏無罪判決がまるで救世主のように思えてしまう可能性すらある。
 まったくもって混同もいいところだが、そのような報じ方をするメディアも大いに問題がある。

 選挙にただただ勝って、政権を得ていれば政治家個人にとっていいことがあるという考え方が、今の日本の国政の主流を占めていて、その権現が小沢一郎という稀代のエセ・リーダーなのだろう。
 そのためにはまさにポピュリズム・マニフェストを展開し、国民を喜ばせる選挙手法に徹し、表面的な理解しかしていない、またはできない有権者を人質にとる作戦だ。ひどい政治が罷り通るものだ。地方政治では数年前に数人の知事の収賄事件が起こったが、金をめぐるどろどろした世界は国政の独壇場だと私は思っている。いや、すくなくとも額の規模では大人と子供のはずだ。
 
 政治資金規制法は司法の判断以上の、あるいは別の観点での倫理観が求められる法律だと思うが、政治のならず者たちには、そんなことはどこ吹く風なのだろう。

No.2174 五カ年特別委員会再開

2012.04.23

 いよいよ明日から五カ年特別委員会が3日間にわたって再開されます。
 審議項目は、平成24年度から28年度分までの
◇多文化共生推進プラン策定
◇男女共同三角基本計画策定
◇消費生活基本計画策定
◇環境基本計画策定
◇産業元気アップ・雇用アップ戦略策定
◇第3期化学技術基本計画策定
◇第9次職業能力開発計画策定

 これらの7項目にわたって、執行部プランに対し審議を行うわけですが、3月議会で可決したマスタープランとも言うべき五カ年計画の内容以上の専門的な分野を、さらに掘り下げる形で質疑応答が交わされることになります。当然のことながら、審議内容によっては別途5月に組み込まれている予備日に入り込むことも考えられますが、いずれにしても質疑答弁ともに的確かつ質の高い発言が行われるようしっかり対応したいと思います。
 また、今週は五カ年の翌日、木曜日に8つの常任員会の各新メンバーによる初会合が予定されています。私は産業団地に最も関わりがある産業労働企業常任委員会に所属となりました。

 

No.2173 勉強してきました! 

2012.04.22

 すでに日付が変わっていますが、15日からのドイツ視察から昨夕の6時半に帰宅しました。そのまま大急ぎでお招きいただいていた2つの体協の支部総会へと駆けつけ、その後ようやく落ち着いたところで画面に向かっています。

 14人の自民党議員団としての視察は、毎日が飛行機移動の中、勉強、食事、早朝の荷造りに時間が費やされるといった感じで、充実感一杯のうちに終了しました。
 当然のことではありますが、観光的にはバスの中から「あれは○○です」と聞かされる程度、買い物は空港内での待ち時間で免税店をながめるといった様子で、視察出張として満足感の残る、有意義な中身でした。

「フランクフルト」・・・環境および安全を目的として自転車を道路交通政策の重要ポイントとして取り組む行政
「ベルリン&ブランデンブルグ」・・・国政と州政府、州議会の関わり方と制度および独特な教育内容および制度
「ミュンヘン」・・・スポーツクラブの独特な運営方法と健康つくり、スポーツ奨励に対する方針と経済支援
「フライブルグ」・・・街全体が企業も個人も省エネ、代替エネルギーに取り組み、特に軍隊の跡地利用として、省エネを徹底的に追求し、かつ若者が住み着く新たな街づくりを実現した行政
「カールスルエ」・・・市内中心部から車を排除し、トラム交通を市民の足として運営する行政および太陽光発電の普及促進を進めている現状

 といったような内容で、ドイツ国内を時計回りで一周した6日間の視察でしたが、今年度、私は産業労働企業常任委員会に所属したことと、その委員会が幸手産業団地のこれからに強く関わりのある委員会ということもあって、企業と地域の関わりという観点から、おおいに勉強になりました。
 すぐに何らかでそれが生かされるかと言われると、気持ちと実際とは多少ギャップがあろうかと思いますが、今後のためには絶対に無駄にはならないと確信していますし、そうならないように更なる研鑽を重ねてまいります。
 そんなわけで、現地ではパソコンに向かう余裕がまったくなかったもので、書き込みに間が空きましたことをご理解いただければありがたく思います。

No.2172 日本会議地方議員連盟

2012.04.15

 12日のことになりますが、「日本会議地方議員連盟」の総会が参議院会館で開催されました。
 基調講演は慶応義塾講師の竹田恒泰氏による「女性宮家創設は皇位継承と切り離せない」と題するものでした。この女性宮家という耳障りの良い、しかし実際は仕組まれた皇室方向転換への警鐘を鳴らす内容に会場一杯の参加者は理解を同じくした雰囲気でした。
 要するに女性宮家とは現在8人いらっしゃる独身の皇族女性に民間男性から婿を迎えるというものであり、これが将来にわたりどういうことを意味するかということです。
 宮家創設は、年間700件もの天皇陛下の公務を減らせることができるというのだが、陛下の公務は陛下だけができる公務であり、万が一、これに代理を立てるということがあれば、それは皇太子殿下があたるということであるから、女性宮家の創設は陛下を思うという形を作る耳障りの良い主張でしかないというものです。
 問題は陛下をお招きすることが、各省庁や地方議会などの言わば利権の構造になっており、それを裁き切れない宮内庁に大きな問題があるのだということです。よくわかる話なのです。
 櫻井よしこさんなども同一の理由で反対しており、野田首相は皇室典範などに詳しくはないので宮内庁の提案に早速乗ってしまうのだと憤りも含めた講演内容でした。

その他
◆東日本大震災の復興対策について
◆尖閣諸島上陸支持議員九州議連設立
◆尖閣を守れ!領海警備の法改正について
◆左翼思想が影響を持つ教科書採択について
◆自治基本条例の阻止について
◆外国人への土地売買禁止条例について
◆中国領事館問題について
◆人権委員会設置法案阻止について
◆名古屋市長の南京事件支持について
◆国歌斉唱起立条例について

 などなどについて、全国の地方議会議員による報告および協議が約3時間半の長丁場でみっちりおこなわれました。満喫度の高いセミナーでした。
 来賓には同会懇談会会長でもある平沼赳夫氏が、とくに人権委員会設置法案はとんでもない売国法案だということを力説しておられました。
 他に、元埼玉県教育委員会教育長だった高橋史朗氏の顔もありました。この方は現在日本の将来は教育にかかっているという観点から「親学」というテーマで活動している方で、まさに方向性としては私もまったく同じ考え方であることが再認識できました。

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