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No.2207 子どもに癒される

2012.07.21

 昨日20日で市内の小中学校は1学期が終了し、いよいよ夏休みに入る。自分たちの頃を思い浮かべると、待ち遠しいこととこの上なかった夏休みだったし、その長さも子どもだからこそ、やたらと長く感じたものだ。ただ一つ、与えられた宿題が、夏の楽しさに対抗するように重くのしかかる感じだったと記憶している。しかしそれは、大人になっても常に何かを背負わされている感覚と同じようでもあり、なつかしく思い出される、まさに少年時代の一幕だ。

 子どもたちが元気に通学する姿に接すると、たとえ眠そうな顔であったり、か細い声の挨拶であっても不思議と心が踊る感じがする。しばし、それとはお別れだが、宿題の重荷をクリアしてまたひとつ成長した子どもたちに会えるのを楽しみにしている。

No.2206 幸手夏祭り2題

2012.07.16

ファイル 144-1.jpg 昨15日は幸手の夏祭りの華の日でした。荒宿、北町、東町、久喜町、助町、仲町、天神町の市街地各町の山車7台が出揃い、幸手駅前に1台づつ全速で駆け上がって集結する花山は壮観です。最初から最後までまともに見るのは初めてのことでしたが、勇壮な山車祭りは幸手市の観光要素として内外に知らしめるべきだと実感しました。

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 山車の先頭には各町の女性が二人受け持つ手鼓舞さんが歩きます。写真は天神町の手鼓舞さん。山車の屋根を飾る人、駆け上がりで先頭の役目を受け持つ人など、祭りには花形が付き物です。こうした役も祭りが終わった段階で次年度の志願者が殺到するそうです。

ファイル 144-5.jpg 5点目の写真は松石地区に伝統的に伝わる「ささら獅子舞」です。写真ではお伝えできない獅子舞の熱演は必見です。地域限定的におこなれているため見学者が少ないのがもったいないと感じる行事で、後継者が少ないのが悩みだそうですが、地域外に広めることができればこうした貴重な伝統文化は守り抜けるのではないかと思います。また、そういう方面での努力も必要かもしれません。幸手市民として自信と誇りの持てる真夏の神事です。

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No.2205 いじめ問題

2012.07.16

 大津市の中学2年生自殺事件が大きく取り上げられている。ここに至った経緯を知る限り、教育の影の部分としてメディアが取り上げるのも理解できる。また、暗い結果を今後の教育の糧にする必要もあるだろうし、このまま済ませてはならない社会問題だとも思う。

 それにしても、かの校長のかたくなな思考発言はなぜなのだろう? 自己防衛としか感じられないと思っている人が多いのではないだろうか。犯罪者にありがちな知らぬ存ぜぬの開き直りとしか聞こえない私の思考が偏っているのだろうか。いや、実際これは学校による犯罪に近いのではないかと思えてならない。
 それと、いじめをしたとされる生徒の親にも驚きを隠せない。正直とか謙虚だとか、道徳倫理といったものがどんどん置き去りにされていく日本を感じることが最近多過ぎる?・・・いやけっしてそんなことはない!と言い切れないところに問題の根の深さがある。
 皆さんはこの問題にどのような感想をお持ちでしょうか。
 

No.2204 続:小沢一郎の政治とはナニ?

2012.07.11

まだまだ今日の暑さは猛暑への入り口?程度にメモリーしておかないと、これからの夏本番には太刀打ちできないと自戒していますが、それにしても暑いですね。
 残念ながら、ベビーパンダが肺炎で死んでしまったニュースに落ち込んでいる方も多いことと思います。なぜ、パンダの赤ちゃんはあれほど小さいんでしょうか。親子の対比からして、まるで未熟で生み落しているようで他の四足哺乳類との違いが際立っています。しかもお産自体が貴重なのに、母性愛の少なさも特徴的です。かわいそうなことをしました。合掌。

 さて、新しく生まれた小沢新党はいかなるものか。今日、新党発足で党名も発表されることになっている。まさかパンダのようなことにはならないと思うが、1期生の多いグループゆえ次期選挙でどれほどの数が生き残るものやら。

 「国民の生活が第一」このフレーズにしらけたムードが漂うのは気のせいだけではない。2年半前の総選挙で民主党のマニフェストを構築し、まんまと有権者の気を引いた立役者は選挙総括責任者だった小沢氏だ。
 選挙戦にあっては、駅立ち、辻立ち、国道沿いのポスター乱貼り等々、徹底した顔見世かつ同情誘因戦略とでも呼称したくなるような方法でチュルドレンを厳しく指導した小沢氏。それはまるで政策や人物観などには有権者が価値観を求めないと決めてかかっているかのようだった。いま、離党後の小沢氏の発言も有権者を馬鹿にしているのか!と言いたくなるような内容だ。
 もっとも、最近の選挙、とくに選挙エリアの小さい地方の選挙でも実績や人物評価など関係なしといった状況は否定できない。

◆子ども手当はどこへいったの?
◆ガソリンの暫定税率廃止はまったく姿もしめさないが?
◆16兆円の埋蔵金はほど遠い結果だったが?
◆後期高齢者医療制度廃止、最低年金保障制度などはどうなった?
 自民党憎悪感情を掻き立て、社民共産支持派が喜ぶマニフェストも並べ、なんでもありの選挙公約。私は、まさに国家予算を手中にする権力掌中のための国民騙しのマニフェストと理解していたが、自民党にお灸をすえるには民主党もありか!といった期待票を見事に獲得した。これが大きかった。
 しかるに、やっぱり「やる!」といったバラマキマニフェストは出来ずじまいで国民への約束をほったらかし。そして「やらない!」といった消費税増税を野田さんがやったら「国民への約束違反だ!」と叫んで、自らをまたまた国民の気を引く美辞麗句の世界の中心に移動させる。増税の前にやることがあるという新党の具体的な政策は、おそらく浮世離れしたものになるだろうと予測している。

 民主党にとって青天の霹靂だったのは、東日本大震災だったはずだ。誰も予期しなかった大災害。これは自民党でも簡単には復興政策を構築することは難しかっただろうと思う。しかし、民主党のそれはあまりにもお粗末だった。
 財政がもともと行き詰まり兆候の中で、政権奪取後2年半経ち、消費税増税論が出てきたことについてはやむを得ない面もあると感じる。マニフェストは絶対ではないという議論は多くの政治家も口にしている。経済自体が政権奪取前のリーマンショックに加え、奪取後に欧州不安が一気に加速するなど、状況が選挙時に比してさらに悪い方向に変わり過ぎたこともある。
 しかし、橋下、河村各氏などは言下に増税志向を大批判。2年半経過して日本の情勢が変わったことを理解しようとしないかのよう。そりゃあ誰だって税金が上がることを喜ぶものはいない。自らに言い聞かせて納得するだけのことだ。自分のためには反対したいが、国の状況を考えると仕方がないか!とまで言い聞かせて。ただし、増税システムは考える必要があると思っている。
 私はバラマキマニこそ今こそ総括が必要だと思っている。離党したからといっても小沢氏の責任はぬぐえない。ましてや、同じようなことを繰り返す懲りない小沢新党が見え隠れすることもある。

 常に政局、権力闘争にあけくれる小沢氏は破壊と創造を繰り返すうちに自らの立ち位置をどんどん左傾化していった。いや、必然的にならざるを得なかった。それもだんだんとはっきりしていった。今回、輿石日教組ととりあえず袂をわかち、社民党にラブコール。これでは国際協調、外交防衛などの国益政策をどうしようというのかまったく見えない。社民党が連立から離脱してからまだ1年半程度しか経っていないのだ。なのに・・・権力のためにはなんでもありだ。
 石原、橋下、渡辺、河村、そして盟友?鳩山各氏との連携模索は水面下で進めようとしている小沢氏の姿が見える。結末は誰にもわからない。
 日本の羅針盤を次期総選挙の結果で握ることになるのは果たして誰か?

 今、小沢氏は一つの後悔をしているかもしれない。若干47歳だったかと思うが、時の自民党幹事長の立場で次期総裁選びの最終決定権を金丸氏から与えられ、宮沢、渡辺美、海部の3氏を個別に面接したことがあった。そのとき、金丸氏から「あんたがやればいい」と言われたが、やんわり断ったとされる小沢氏。この時、今世間をにぎわせているプライベート問題があり、マスコミに発覚、追及されることを避けたかったからだと巷間言われている。
 昔の政治家によくある私生活醜聞に天下取りを断たれたことになるが、意外と小心というか用心深い一面を感じるエピソードだ。震災後、放射能が怖くて東北に出向かなかったという話が本当なら、なんとなく結びつく気もしないではない。

No.2203 続編の前に定例会終了報告

2012.07.07

 昨日で6月定例会が終わりました。まだ1年ちょっとの県議会経験ですが、議案の少なさと反比例して、わさわさとした慌ただしさが最後まで続いた議会でした。1期生新彩会の会長、自民党県議団役員、議会運営委員、五カ年特別委員など、1期生の中で担当する役割が多く、また、一般質問も割り振られたことも関係して頭も体もフル回転でした。
 そういう意味では、今までとはまったく異なる定例会を経験し、疲労感以上にやりがいを実感させてくれた議会でもありました。

 最終日前日の5日には、私の提案で1期生全員による埼玉県環境整備センターを視察しました。寄居の三ケ山地区にある廃棄物最終処分施設で、こうした施設は県民の多くが訪れ、目の当たりにするといいと思える施設でした。
 実は埋め立てが終了した広大なスペースに、太陽光発電を設置する計画も決定しているこの施設および作業の内容は、後日詳細なブログでお届けしたいと思っています。

 昨年から審議が続いていた五カ年計画特別委員会も、最終日の採決で自民県議団の修正提案も含めて可決され、委員会もその任を解くこととなりました。これは5年に一度のことですから、その委員に任命されたことは素晴らしい経験だったと感じています。

 新規入党議員、逆に離党議員もいたという点でも、今までにない議会でしたし、5期のベテラン議員が地元の市長選挙に出馬するという報道もあったり、話題に事欠かない議会でした。
 これからは勉強会、セミナー、各種会合等々が目白押しといったスケジュールが待っていますが、間をぬって鋭気を養う時間も持てればと思っています。なにしろ涼しさと蒸し暑さが交互に体をいじめる嫌な季節ですから、健康管理には皆さんもどうぞ怠りなきよう。
 前号の「小沢一郎の政治」続編は次回に回しての簡易定例会終了報告でした。

No.2202 小沢一郎の政治とはナニ?

2012.07.03

 ブログのテーマとしては書かない訳にはいかない低俗不埒な国政状況。
 なんとも国民を馬鹿にしたものだと言いたいが、ニンジンに釣られて、マスコミに煽られて、甘い水はどっちだとさまようホタルがごとくに、投票行為におよぶ有権者も今の状態を作った一因として責任がないわけではない。

 今の選挙は一言で言って、有権者騙しに勝ったほうが勝利を得るといっても過言ではない。マニフェストという格調高いかのような横文字がイギリスなどで行われている現代選挙の在り方だなどと言ったのは誰だったか?
 ところが、このマニフェストなるもの・・・昔の公約よりひどい嘘約束とでも言いたくなるシロモノだった。コロッと多くの有権者が騙され、選挙の本質を忘れ、はては政治の本質を異次元のモノに変えてしまった。
 何も横文字にしてかっこよさを求めることなどなかったのだ。私はこうしたい!と素直に純真に、真剣に訴えることが大切であり、それが公約と呼ぼうが、マニ・・・と呼ぼうがどちらでもいいことだった。まずは、もうここから卒業しようではありませんか。

 さて、小沢氏。流れ流れてとうとう行き着くところまで行ってしまったなあというのが私の感想である。行き着くとことは、左寄りになったということなのだが、もとより私はこの政治家は保守本流を貫く人だとは感じていなかった。政局抗争の渦をまき散らし、壊すたびにだんだんとおかしな方向に舵をきるようになった感じだ。今の日本の状況にあって、どこをどう振り向いても「反消費税、反原発」とは言いたくても言えない事態になっている。
 にもかかわらず、またまた懲りもせず「この指とーまれ!」をやっている。
 この二つが有権者に甘い密だから選挙戦に有利だと言わんばかりに。

 ここで出かけなければならない時間がきた。私ごときの国政に物申す論など興味がないかもしれませんが、もしもでけっこうですから、またの続きにお付き合いいただけたらと思います。それでは次号でまた!

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