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No.2139 拉致問題を考える埼玉県民の集い

2012.01.15

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ファイル 77-1.jpg 昨14日のこと、拉致問題に関する集いが浦和コミュニティーセンターで開催されました。 
 会場内は立ち見の方も多く出るほど満杯の参加者で埋まり、まさに救出熱気といったものを感じました。「救う会埼玉」が主催で、共催が埼玉県、県議会からは「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る埼玉県議会議員連盟」と、少々長い名前の議連が後援という形で埼玉県教育委員会ともどもこの会を支援いたしました。この日は、22名の議連議員が参加し、私もメンバーとしてこの問題には深い興味がありますので参加してきました。
 上田知事、鈴木議長、奥の木自民党県議団団長兼同議連会長、そして被害者家族からは飯塚繁雄さん、藤田隆司さんなどがいらっしゃいました。

 ちょうど、拉致問題担当大臣が山岡氏から松原さんに交代したばかり、また当の北朝鮮もトップが交代したばかりで、これからこの問題がどのように展開していくのか、あらためて仕切り直しの必要を感じるタイミングでもあったので、会もなおさら盛り上がりを見せたといった感じでした。
 金正恩はまだ国をリードするほどの状況になく、おそらく周囲の重鎮の導きがあっての指導者という立場がしばらく続くものと予測されます。17名の認定拉致被害者のうち、小泉総理による5名の救出者以外は今だに戻らぬ日本人が12名もいるのです。とくに埼玉県に多いということもあって、議会が先頭にたって、他の県議会も動かすべく努力をしている関係で、議会レベルでは全国的に意思統一が図れつつあるところです。

 とにかく、この問題については他の国策と違って、意見が分かれるという対象ではないはずで、もっと国をあげて要望等の救出活動に声を揃えて訴えかけるということが必要です。皆さんの心の中に同じ日本人として一刻も早いふるさと帰還をはたさせたいという思いが絆になっていくことを願わずには居られません。けっして風化させてはならない問題のはずだから。

No.2138 新五カ年計画特別委員会

2012.01.15

ファイル 76-1.jpg 掲題の特別委員会が12、13日と開催され、集中審議いたしました。初日はテレビ埼玉の取材も入り、その日の内に放映されたそうですが、残念ながら録画も含めて見逃してしまいました。
 翌朝の埼玉新聞には委員から出された意見がいくつか書かれておりましたが、私の発言した内容も見られました。

 今後は17、18、20と計5日間にわたり開催されることになっておりますが、なにしろ埼玉県としての上位計画に位置づけられ、新年度予算にも大きな関わりがあるので、部別に提示されている複雑な資料チェックに余念がないといったところです。私としては、この資料自体の作成方針に問題を感じる面があるので、その点にも意見は言わせてもらってますが、まあ、おいおい改善解決されるものと思っております。
 なお、同委員会の委員は20名で構成されており、自民党から12名となっています。

No.2137 政治資金規制法違反裁判

2012.01.12

 低迷日本に明るいニュース。澤、佐々木のダブルS世界一授賞、おめでとうございます! これは、まさに日本サッカー界にとって金字塔と言うべきでしょう。年明けから、スポーツの話題では事欠かない状況で、殺伐とした世の中に英気を与えてくれています。

 ところが、国民の範たるはずの政界は、自己保身に懲りない人々がさらに国民の政治不信を煽るかのように活発に蠢いている。
どうしたもんでしょうかねー鈴木宗男さん。蟄居、反省、充電というタイプではないのは元々理解しているつもりだが、それでもやっぱりこの人も小沢さん言うところの天下国家を考えて行動してるのだろうか。とてもそうは感じられないほど、わかりやすいのが鈴木さんの特徴なので、かわいいところもあると言うべきか・・・いや、やはり面の皮が厚いというほうが的を得ているようで。

 問題は小沢さんだ。困った人だ。そもそも、天下国家を考える立場だと言いたいのなら、その立場を手元に長く確保しておくためには金が欠かせないはずだ。しからば、天下国家と金を切り離して考えられるのか! 
 「集金おたくの政治屋」という評判も間違いなかったと感じるような法廷発言で、結局、この大物国会議員は部下の後始末、面倒を見ることなく、部下に責任を転嫁して逃げまくる腹づもりなのだろうか。これぞ「天下国家」ならぬ部下への「転嫁黒化」に法廷作戦をねっていたとは言えないだろうか。
 最も、裁判中のことゆえ、犯罪人と決めつけるわけにもいかないが、国民が納得できる発言はほとんど聞かれない。それどころか、一部発言が変化してもいる。
 一番おかしく感じるのは、これほどの問題になっているにもかかわらず、今だに政治資金収支報告書は見ていないというくだりだ。これはまったく考えられないことだ。まさしく責任感も何もないということを示している。私たちのように万単位ではなく億単位の報告書だ。選挙のために金が必要で、前党時代の残金も懐中にしたとも言われているくらいなのだ。
 小沢さんの特徴は、はぐらかし、開き直り、だと思っていたが、やはりライアーという意味合いもあるかな?

 幾多の書類の記名押印も自からのものではないと言う。秘書が小沢一郎とサインしたと言うのであれば、、何から何まで秘書を信じ、任せていたことになる。証拠はと言われると難しい面があるが、有り得ないこととしか思えない。
 細かなことは新聞が記しているのでやめるが、実は、今頃になって地元被災地を訪れるという感覚が理解不能だという声を多く聞く。ませにその通りで、なぜ、今まで行かなかったのかは国民が感じる単純な疑問だろう。
 真摯な対応にはほど遠い姿人柄は、華やかで羽振りの良い環境には適しているのかもしれないが、今の日本を任せられる政治家とは思えない。
 20年ほど前のことだが、宮沢、渡辺、海部各氏を面接した若き幹事長時代に、自らが総理職を確保してしまえばよかったのかもしれない。当時の日本であれば小沢総理として適任の時代背景だったようにも思えるのだが、さてどうだっただろうか。

No.2136 悲しくてやりきれない愚行

2012.01.09

 この稿、意識して健康思考を選択した。
 なぜなら、心の健康に問題あり!を提起したいからだ。
 とは言え、この種の愚行は今更といった感じがしないでもないが、状況設定をふまえると、あまりにも心の病が重すぎるのではないだろうか。

 少年たちによるホームレス殴打事件が年末にあったばかりだが、新年早々耳を疑う愚行が発生した。
◆広島市の原爆慰霊碑にゴールド塗料が吹き付けられた。
◆今朝のニュースでは、動物園の猿山に数発の花火が投げ込まれた。

 一体全体、どういう心持ちになったらこうした行為ができるのだろうか。悲しくて悲しくてやりきれないというひと昔前の歌詞がうかぶ。
 車の窓から吸殻や空き缶を投げ捨てる、とか・・・法律はおろか社会規範、マナーを守らないやからは枚挙にいとまがないが、これらのマナー違反とはあきらかに異質な精神が為す蛮行としか感じられない。
 人の命を奪っているわけではないところに救いはあるものの、病んだ精神は殺人事件をもいとわない可能性を感じる。
 

 前号で優しさや思いやりが失われつつあると成人式の場で直言したのは、実はそうした社会への提唱もしたかったのだ。
 児童虐待、動物虐待が頻繁に起こる世の中でもあるが、東北の被災地に思いを馳せるだけでも、生き物や鎮魂を汚す行為はできないし、してはならないと思えないものだろうか。

 ところで、私は今後の活動のテーマのひとつに「児童虐待」をとりあげていこうと考えている。県議会が掲げた5ヵ年計画の中にもこの項目は挙げられている。ご賛同いただける読者がいらっしゃいましたらご連絡くをお待ちします。

No.2135 新成人の門出にあたり

2012.01.09

 昨日、そして今日と成人式イベントが各地で行われている。ともかく、空気は冷たいものの快晴は歓迎されるべきものだった。

 幸手市は昨日開催され、私も来賓として祝辞を述べたのだが、どうしてもめでたさ満願の祝詩には成りきらなかった。529名の新成人の皆さんのためには少々耳の痛いこともあっていいとの思いで、渡邊市長、武藤議長、中野ジョー国会議員に続き4番目に挨拶。いつものこととして草稿なしでの祝辞となったのだが、その内容は・・・。

 「本日ここに幸手市の成人式が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。(中略)皆さんのこのめでたい門出は、実は大変厳しい荒波の中に船出するというべきかもしれません。皆さんが中学生だった2008年末のリーマンショック以降、世界経済は低迷停滞を続け、国政にあっては統治機能を失い、弱体化する状況にあって、とくに外交面では日本の価値、イメージを著しく損なう事態にいたっています。そこに昨年の3.11大震災が襲いました。私は昨年の8月と11月の2度、ボランティア活動等で被災現地を訪れましたが、11月に行った段階では8月とほぼ変わらない実情でした。ガレキが多少整理されたものの、それは山高く積まれた状態のまま、処理先もままならず放置されているといった感じです。
 私たちは、高度成長を経験する中で飽食の時代をいつのまにか味わっています。しかし、今、被災地の人たちは、欲しいものは買えず、食べたいものは食べられず、住みたい家にも住めない、我慢の生活を強いられています。
 なんとかならないものかと思いはすれど、この状態はまだまだ数年続くと思われます。
 日本人の心に失われつつあるものは優しさや思いやりです。

 そして、今が底とも言うべき国家状況は、逆の意味で、皆さんにとってチャンスでもあります。
 そこで、優しさや思いやりを心の原点に、野心、野望ではなく、大志、大望、そして希望をベースに皆さんそれぞれに夢の実現に向かって社会活動に立ち向かって行ったならば、混迷する時代にあっても必ずや大きな未来が待ち受けていると確信しています。
 それは幸手市にとって、埼玉県にとって、そして日本という国とって、発展への礎につながる貴重な財産そのものだと思うのであります。どうぞしっかり頑張ってください。
 本日は誠におめでとうございました」

 恥ずかしながら、頭で整理して臨んだ祝辞ですが、文章としては整っていませんね。ただ、言わんとするところはご理解していただけるかと思います。草稿すると、結局その通り読もうとするので、暗記がままならず頼りがちになってしまうので、言葉足らずになったとしても、原稿無しにチャレンジしようと思っています。
 

No.2134 絆をさらに!新年の言いたい放題

2012.01.05

 新年明けました・・・・とてもおめでとうございますと言えない年明けの気分です。やはり、東日本大震災の傷跡への思い、そしてなにより復興への兆しが思い切り伝わってこない現状では、年が変わったことは単なる慣わしとして受け止めるに過ぎないと感じています。
 今年、私が知人に発信した年賀状は「絆で」という大文字にしました。「絆で立つ」「絆で建つ」「絆で発つ」「絆で起つ」という意味合いを「辰」や「龍」の干支に語呂合わせしたものです。

 絆と言えば、新年早々恒例の箱根駅伝を見て、これほど絆を感じさせてくれるスポーツはないなあと思いました。団体スポーツでありながら駆けている選手は一人。その一人がひたすら走りきることによって、絆の証しをタスキに託して、渡した瞬間倒れ込む姿は、翌年のシード入りを目指し、もしくは繰り上げスタートを逃れるためにただただ時間と順位を意識してチームのためにを最優先に頑張っているということなんだなあと。
 一人でプレーする団体スポーツは他にもあります。テニス、剣道、柔道、体操・・・しかし、どれも選手間の絶対的絆は求められてはいません。そこに、この駅伝というスポーツの見ているだけで自然と涙する所以があるのだろうと思う次第です。

 ところでこの駅伝から別のまったく違うことを思い描いたのでもう少しお付き合いください。
 この箱根駅伝はあくまでも関東地区の大学対象であり、関西以西にどれほどのインパクトを与えているかはわかりませんが、全国の有名高校からこの箱根駅伝目指して入部している事実からは、これは学生駅伝の頂点にあると言ってもよいでしょう。大学野球でも東京6大学野球は全国規模で認知されておりますし、首都圏からの学生スポーツイベントの発信力は歴史と伝統が支えていると言えます。
 そこで、こうした観点から思うことは、橋下大阪市長が大阪都構想を表明していますが、全国一住みにくい街、全国一犯罪の多い地域である大阪は、東京に対抗して都構想をぶち上げる前に、もっと地道に住みやすい地域を構築することを思考するべきではないかなと感じるのです。そのためには、まず明るい話題を全国に発信する。なにも幾多の壁を越えなければならない都構想をぶちあげなくとも、関西地区からの情報発信力は、ある意味相当のものがありますから、アイデア次第でその部分で東の東京、西の大阪になり得ると思います。徹底した行財政改革や職員の意識改革は、それと並行し、かつ利用する形で進められるのではないでしょうか。まさに大阪アインデンティティー宣言とでも言える行政戦略です。
 2重行政の無駄を排除することに一意専心はけっこうですし、実行にプラスしてイメージ作りをしたいと言うのは理解できますが、どうも先鋭的にすぎる感じが否めません。
 もっとも今の日本ではこれくらいのインパクトをもった政治家が出てもいいのかなとは思いますが、橋下氏の人物感からはいささか危険な一面を感じないではないので、ついつい・・・この意見にうなづく方もいらっしゃるでしょうし、異論もあるでしょう。いずれにしても当分日本の政治は揺れ動くでしょうから、最終的に橋下総理大臣という仰天政変がないとも限りません。次期選挙で民主党から維新の会に雪崩のように若い議員群がもぐりこむ。つまり橋下軍団が分裂民主党の1期生議員の受け皿的駆け込み寺となり、最後は小沢一郎氏と橋下氏が手を組み、それで数が足りなければ大連立もあり得る。こんなこと予測するのは私だけでしょうか。けっして初夢ではありませんので念のため。
 ともかく、橋下さん、あなたの若さでもっと大阪から全国的話題になる清々しいイベント発信力を新規に増幅してくださいませんか。それこそ貴方にふさわしいことではないかと思います。

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