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No.2136 悲しくてやりきれない愚行

2012.01.09

 この稿、意識して健康思考を選択した。
 なぜなら、心の健康に問題あり!を提起したいからだ。
 とは言え、この種の愚行は今更といった感じがしないでもないが、状況設定をふまえると、あまりにも心の病が重すぎるのではないだろうか。

 少年たちによるホームレス殴打事件が年末にあったばかりだが、新年早々耳を疑う愚行が発生した。
◆広島市の原爆慰霊碑にゴールド塗料が吹き付けられた。
◆今朝のニュースでは、動物園の猿山に数発の花火が投げ込まれた。

 一体全体、どういう心持ちになったらこうした行為ができるのだろうか。悲しくて悲しくてやりきれないというひと昔前の歌詞がうかぶ。
 車の窓から吸殻や空き缶を投げ捨てる、とか・・・法律はおろか社会規範、マナーを守らないやからは枚挙にいとまがないが、これらのマナー違反とはあきらかに異質な精神が為す蛮行としか感じられない。
 人の命を奪っているわけではないところに救いはあるものの、病んだ精神は殺人事件をもいとわない可能性を感じる。
 

 前号で優しさや思いやりが失われつつあると成人式の場で直言したのは、実はそうした社会への提唱もしたかったのだ。
 児童虐待、動物虐待が頻繁に起こる世の中でもあるが、東北の被災地に思いを馳せるだけでも、生き物や鎮魂を汚す行為はできないし、してはならないと思えないものだろうか。

 ところで、私は今後の活動のテーマのひとつに「児童虐待」をとりあげていこうと考えている。県議会が掲げた5ヵ年計画の中にもこの項目は挙げられている。ご賛同いただける読者がいらっしゃいましたらご連絡くをお待ちします。