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No.2133 この1年の四方山話

2011.12.31

ファイル 71-1.jpg いよいよ2011年も終焉が近づきました。この2011年は小生にとって生涯忘れることのできない、また忘れてはならない出来事が多い年でした。

◆幸手市では・・・
 1月24日未明、小森谷あきら県議が突然倒れる。
 2月14日なんと小生に後継への指名。晴天の霹靂という月並みな言葉がすぐに浮かんだほど仰天するも諸々の事情を憂慮し出馬受諾。17日記者会見。投票日が4月10日ということで、実質53日間のそれはもう慌ただしい選挙戦に突入。結果は、多くの皆様からいただいたご支援、ご厚情を忘れることなどもってのほかの感謝、感謝の感動を。

 次に、この2週間後、市議選となり、新人が8人当選、共産党議員落選、女性議員が2名増員というかつてない結果に。今後に注目。 
 10月30日幸手市政変。12,000人余の幸手市民の選択として受け止めることに。

◆国内では・・・
 何を置いても、東日本大震災! 現地を2度訪問するも驚愕の実情に言葉が出ず。この件での詳細はとくにここでは省略させていただきます。

◆国政では・・・たしかに自民党も党勢回復にはまだまだ遠いと感じますが、それにしても民主党の自己破滅ぶりはひどい! 
 中止と唱えたものを実現することとなり、やらないといったことをやることになるというのも、政治と社会を読み取る先見性がなかったからだと小生は感じています。すなわち、この時点で、政権を獲るためだけと言っても言い過ぎではなかったマニフェストだったことが露呈し、それは小沢一郎という選挙指導者によって導かれた路線だったのだと。結果、もとよりまとまりに欠ける政党が瓦解分裂することに・・・。
 思えば、全国的にはその思いに地域差がある八つ場ダムは、当時でも7割が進捗していた事業だったのだから中止公約するべきではなかった。国交大臣になった前原さんは「マニフェストに書いてあるから中止」とまるで鉄面皮のように冷たい一言。
 信念が強いのか、強情なのか、柔軟性に欠けるのか、優しさがないのかわかりませんが、最後は意地としか感じられない有様で、人間としての軽さを見せてくれた。いろいろな人が最近の前原さんを語る時「人相が悪くなったね」と口にするが小生もまったく同感。かなり男を下げましたね、前原さん。
 あの偽メール事件は永田議員の暴走を、当時の前原代表が止められなかったと思っていたが、逆に前原代表が永田議員の尻を叩いたのかもしれないと感じている。やはり、まだ若い! 政治家として、または人間として何かが欠落している?

◆世界では
 小生が上げるトップニュースは、3人の指導者の死につきます。
 稀代のテロリスト、独裁国家指導者として君臨したビンラーディン、カダフィ、金正日。カダフィこそ世界を震撼させる人物ではなくなっていたが、他の二人は常に自由主義良識国家に敵対して、核戦争をも辞さない思想の持ち主だった。まだまだ、アフリカや中南米、そしてアジアにもそうした国があり、指導者がいる。

 さて来年はどうなることやら。気取らず、気張らず、さらにブログを書き留めてまいりますので、さらなるご支援、ご指導を賜りますよう、お願い申し上げまして、2011年うさぎ年のケジメといたします。この1年、ありがとうございました。 ファイル 71-2.jpg
 ますます寒くなりますので、くれぐれもご自愛ください!
 良いお年を!

No.2132 政治に信頼回復は来るのか

2011.12.27

 最近のメディアが伝える国政は、原発もしくは民主党のマニフェスト関連に集約されているようだ。とくに、消費税と八ツ場ダムに関わり民主党では離党、新党誕生など崩壊にも近い状況が頻発している。
 年の瀬も押し迫り、福島原発事故発生時の対応に政治的瑕疵が存在していたという話題も沸騰気味だ。とんでもないことだと誰もが感じているだろう。
 こうした事故時に対応するマニュアルがなかったと言えばそれまでだが、基本的には初動時の冷静さに欠けていたことは間違いなく、なぜそうなったかというなら、政権リーダーとしての経験不足、緊急時対応のリーダーシップ欠如ということになるのだろうと思う。

 わずか数ヶ月前には、自衛隊を暴力装置と言った官房長官がいたりで、そうした反体制的思考を公然と放つ政権が、政権奪取のために野合はするわ、できない公約で有権者心情を掻き立てるわの選挙ありきの低劣政党だったということか? 
 まさに政権を与えた国民の責任も免れないと思うが、考え方としては高い代償は払ったが、いい経験を国民もしたとは思う。さりとて自民党なら問題なかったかと言えば、そうも言い切れないが、災害規模の違いはあるにせよ阪神大震災の見事な復興ぶりは当時の政治主導があったればこそではないだろうか。

 外交音痴の民主党によって数値で測れない国益が失われたが、キム・ジョンイルの死でさらに緊張が高まることとなった半島情勢の今後が心配でならない。マニフェストの問題だけでなく、外交をどう立て直すのかを材料にしてでも早期に国民の審判を仰ぐべきだと思うが、有権者すなわち国民が2年前の総選挙とその後の政治をどのように評価、もしくは反省しているか・・・1票の投票行為がブームで流動するような選挙の在り方ををどのように感じているかが根本的な問題なのかもしれない。
 

No.2131 八ツ場ダム建設継続

2011.12.23

ファイル 69-1.jpg 計画以来59年の歳月を経て、というより地元住民の複雑な思いや苦難を強いながら実現に向かっていた八ツ場ダム。
 政権交代で突然中断されていたが、いよいよ建設継続が決定された。
 人にはいろいろな思いがあり、このダム工事に反対の意見も存在するのは理解しているが、どちらかに決定するというのであれば、政治的マニフェストを死守したいがための、いわゆるメンツ、プライドを重んじることで、広域の安心安全および生活再建の道を閉ざしていいとはとても思えなかった。

 昨日、本会議終了後の4時35分頃から県議会八ツ場ダム建設推進議員連盟臨時総会が開催され、そこに定例会終了に際し挨拶をされてまもない上田知事が出席した。22日は前田国土交通大臣が最終結論を出すということで大方の注目を集めていたが、本会議後、継続の判断をした旨の電話が前田大臣から上田知事宛に入ったそうだ。その内容をいち早く伝えたいということから議連が急遽開催されたと理解している。
 前田大臣もすぐその足で群馬県に向かい大澤知事に直接これを伝えた。対応としては真摯なものに感じる。党内の強力な反対を押し切って決断を下し、地元住民には60年近い年月を精神的にも生活の上でも翻弄したことをお詫びすると発言・・・これこそが政治家の姿だろうと思う。
 前原氏は中止決定に対する厳しい反対意見に配慮して再検証のスキームを設けたが、結局自らの主張に反する結論を素直に認める姿勢はなかった。それどころか、長野原町および同住民に対する生活再建策を策定すると言って置きながら、ただの一度も施策を提示することなく、地元を再訪することもなかった。私は正直この政治家に期待していたが、見込み違いを認識している。不遜かつ謙虚さと慈悲に乏しい政治家だと。

 すでに各紙一面でこれを伝えているようなので詳細は省くが、感無量といった様子でここまでの経緯を語る知事は満足そうな笑みを浮かべていた。
 4,600億円の総事業費のうち8割方進捗している同工事は、本体工事にようやく進むことができるが、なんとかこの2年以上に及ぶ遅れを取り戻して、当初計画通り平成27年度には完成するようにしたいものだ。

No.2130 でかした、埼玉スタジアム!

2011.12.22

 2012年は、ワールドカップ最終予選年となっています。アジア地区では、10ヶ国が2ブロックに別れて、それぞれ2チーム計4チームが本戦出場をめざすことになります。

 今日、県公園スタジアム課からサッカー推進議連に対して、その予選がおこなわれる会場について説明がありました。それによると、それぞれがホーム&アウェイ合わせて8試合づつ試合があり、日本のホーム試合は2012年に3試合、2013年に1試合組まれるそうです。そして、2012年の3試合が、なんとすべて埼玉スタジアムで開催されることになったというのです。
 これは素晴らしい快挙です。本戦そのものの誘致は国家的事業ですが、少なくともアジア予選とはいえ、自国のホーム試合を埼玉に誘致するというのは大変なことです。しかも来年の3試合すべてとなると、よくぞここまで!といった感じで称賛するのは当然のこととも言えます。
 埼玉スタジアムには選手個々が試合でどのくらい走ったかという距離測定が可能な特殊カメラが備えられており、これは、その後のゲームにおける戦術の組立などに大いに役立つと日本サッカー協会は考えているということです。そしてまた、前日本サッカー協会会長の犬飼さんが、埼玉スタジアムの名誉場長に就任されていることなど、決定に至る要素として考えられることについてサッカー推進議連の野本会長が示してくれましたが、なるほどーといった感じで、大きな拍手が委員会室にこだましたものです。

 さて、そのホーム試合の日程は・・・
 6月3日(日)
 6月8日(金)
 9月11日(火)

 となっています。日本が入るブロックにどの国が入るのか興味が集中しますが、なでしこジャパンに続け!といったところですね。

No.2129 農業大学校移転日程が変更

2011.12.22

 私が委員になっている環境農林常任委員会の関連テーマである埼玉県立農業大学校の移転スケジュールが変更されることになりました。
 同校は、平成25年4月に現在の鶴ヶ島から熊谷に移転することになっており、用地買収等々も9月議会で議決され、たまたま私も同定例会で一般質問の項目に選んだ経緯があります。埼玉県を農業の観点からとらえるというのは重要な姿勢だと考えているからですが、その大学校移転の日程が変更になるという連絡が入りました。期日が2年もずれて平成27年4月開校になるようです。

 その理由は、またまた登場といった感じですが「オオタカ」の営巣が見つかったということです。圏央道でも過去に、所沢や川島地区で同様の事情が発生し、計画が中断しています。
 なんでも、オオタカは「オオタカ等保護指針」により、2営巣期を含む1.5年以上の生体調査が必要だということです。したがって、3月から6月からは子育てに大切な営巣敏感期なので工事を休止せざるをえないとしています。
 大学校の新たなスタートとして大きな期待をしていたので残念ではありますがやむを得ないといったところです。

 10時から始まった本会議が休憩に入り、昼食をかっこみ、公園スタジアム課からの報告をサッカー推進議連委員として聞き、12時半からは自民党団会議です。本議会当日はおちついて昼食がとれることはまずありません。こうしてブログをその合間に書き込むようにでもしないとと思って、大急ぎです!

No.2128 北朝鮮という国を再認識しました

2011.12.20

 金正日の突然の死。激動の2011年だったが、間違いなく年末のトップニュースであり、年間を通してもベスト5に入るのではないだろうか。これほど自国内での反応と世界各国の受け止め方が乖離しているのも北朝鮮ならではということか。どちらも重くは受け止めているのだが、情報操作国家下の人民は他国の反応など知るよしもない。
 一個人独裁による全体主義国家であれば、ああした人民の嘆き悲しみぶりはわからないではないが、良く見ると誰もが涙してる感じではないのだ。
いわゆるカメラアングル内で瞬時に涙を流すことのできない大根役者のごとく感じられる人民が少なくない。どこまで悲しいのか皆目わからない。
 葬儀にしてもそうだが、見れば見るほど異常だ。

 さて、問題はこれからだ。誰しもが感じるこの国が持つ脅威性は、まさに常識で考えられない。国家の経済発展を実現できないまま、人民に真の幸せも与えられなかった指導者、いや首謀者が、親の七光りだけで動かしていた国。主導権争いが起こるような予感がするが、そうした複雑化するであろう事情を原因として隣国に直接的脅威を放たないとは限らない。暴力国家とはそういうものと考えるべきだろう。
 しかし、防ぎようもない狼藉に対処する方法が完璧にあるのかどうか。すでに国内では迎撃ミサイルの完全配備など打つべき手は整えているのだろうか。
 不安はつきない。

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