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No.2073 怒りを通り越す機能不全政権

2011.07.06

 松本復興相がわずか9日間で辞任! この政治家がおよそこうした事態を引き起こす可能性を持ち合わせていたことは、政治通の中では知られていたことだ。
 お爺様、お父様から3代続く特定団体のリーダー的存在は、その受け継いだ政治思想、社会価値観において、まさにサングラス会見、サッカーボール蹴り入れ訪問、不遜な発言の連続・・・といった上から目線の一連は「さもありなん!」まさにDNAそのものといったところ。

 民主党は、政権奪取を目的として一つ屋根に集まった政党だが、実態は、いつ瓦解してもおかしくない「危ない握手」を原点にした政治家集団と言えるのかもしれない。たとえば、輿石議員が日教組の大御所と称される方だというのは、もはや知らぬ人はいないくらいだろう。

 そもそも、仁も徳も情も感じられない政治家に復興の責任者を指名すること自体が理解に苦しむ話だ。慈愛の精神が徐々に失いつつある世の中にあって、少なくとも、平成の国難をかじ取りする復興大臣に求められる資質は、「思いやり」の一言で十分ではなかろうか?
 それ以外の最低限の能力は、国会議員に当選しているということで、確認せずとも有しているはずと考えてのものだが、ひょっとするとそれすらあるのかないのかが疑わしい。
 今回は、対象が天文学的災害の現状にあえぐ多くの被災地、被災者を対象にしたものと考えると、数年前、自民党が敗北する一因になった閣僚による暴言、放言、失言のどれよりも、その程度は低く、悪質と思えてならない。

No.2072 サマータイム

2011.07.03

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 埼玉県庁では、節電志向の一環として、勤務時間の繰り上げ実施をおこないます。これに伴い、議会事務局職員及び議員控え室の接遇員も同様の取り扱いとなります。
 いわゆるサマータイムというものですが、通勤時間によっては慣れるまで大変な職員もいると思われます。
 もっとも、土曜勤務の月曜休みにシフトを変える企業も出てきているくらいですから、電力需要に関わる社会変化も、そのスタイルは様々であり、東北および日本復興という観点からも理解できるところではないでしょうか。

 現行8:30〜17:15 が 8:00〜16:45 に変更となります。
 実施期間は7月15日〜9月15日

 社会全体が細かな配慮をする時代にあって、各自治体単位でもいろいろなアイデアを実現する動きが見えます。さて、我が街では・・・?

No.2071 企業の進出意欲

2011.07.01

 幸手市の未来を育むコア事業について少々。
 「圏央道幸手IC周辺の産業団地に進出を考慮している企業は、現在28社あり、全体的にその意欲は底堅いものがある」ということです。
 低滞する地方経済の活性化として期待されるこうした事業は、リーマンショックと「コンクリートから人へ」という聞こえのよいキャッチフレーズでスタートした新政権の影響で、全国各地で遅れをとっていますが、埼玉県にあっては、県の志向および企業の進出意欲はけっして悲観するものではないということがあらためて理解できます。

 この発言は、事業の責任者である公営企業局の管理者による議会発言ですので、大いに信頼できるものだと思います。ただ、あくまでも推測の域を出ませんが、大震災の影響などもあって、いつの時点で進出の名乗りを上げるべきかといったところで慎重を期しているのではないかとも思います。
 いずれにしても、グッド・ニュースが入るのもさほど遠くのことではないということで、期待が膨らみますね。

No.2070 今や、花のメッカ

2011.06.27

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 先日、久しぶりに権現堂堤に出かけました。あじさい祭りの真っ最中で、今が見頃の状態がまだ数日続くということです。
 多くの品種があるというあじさいですが、近年、人の目を惹くのが写真の種類だそうです。見事なほどに大きく開花した房を持つ種で、教えていただいた名前の記憶違い(物忘れ)がなければ・・・たしか「アナベラ」という名前だったかと。

 水仙、吉野桜、紫陽花、彼岸花といった四季折々に姿を変える堤は、今や花のメッカと言ってもよいくらいだと思いませんか。
ちなみに、右の写真は菜の花畑で育てられているカボチャだそうです。畑の利用にも工夫が見られます。近未来の設置オープンが期待されている農産物直売所で販売するのもまんざらではありませんね。

No.2069 県議会の一般質問

2011.06.26

 24日は改選後初の一般質問が行われました。
 あらゆる面で、市議会と異なる状況を感じる県議会ですが、一般質問もまた、かなりのものでした。

 流れは、ざっと次のようなものになっています。
◆質問者登壇・・・約30分の質問発言
◆質問はほぼ6項目から8項目で、これを一気に発言。
◆30分ですと、だいたい文字数にして9000文字程度になるそうです。
◆議員席には、質問者の登壇順に、その質問者の質問項目を記載したものが配布されます。つまり、事前にはわかりません。そこには質問項目に対して誰が答弁するかまで記載されています。
◆答弁は質問終了後ただちに順次おこなれますが、たとえば知事が答弁するものはすべて、知事が一回の登壇で語ることになっています。
◆答弁時間に制限はありません。
◆質問者一人ごとに休憩に入り、1日に登壇する議員は3人です。

 質問者ごとに傍聴者が訪れていましたが、昨日は公明党議員の時が多かったですね。それと、知事3選出馬の質問も予定されていたことから、記者席もにぎわっていたようです。
 とにかくヤジがすごい! 時と場合で集中します。これには驚くと同時に、発せられる内容にうなずく部分もあって、あきれるといった感じはしませんでした。タイミングかつ的確性を意識して私も言葉を発しましたが、近辺は静かでした。新人議員の多くはあっけにとられていたのかもしれません。 

No.2068 思いやりをはき違えた言葉

2011.06.23

暑いのなんの! 帰宅後、家内が早速曰く「今日冷房かけずに頑張ったわよ」 一体全体、今日の気温がどれほどのものだったか知らないまま、家に入って数分後には汗が噴き出す感じ。PCメールを確認したら、今からこんな暑さでは先が思いやられますね・・・と。やれやれ。

 さて、過日開かれた自民党県議団会議でのことを報告します。
 前議長の小谷野議員によると、県内で行われたある会合で、財務副大臣が次のような発言をしたようです。その財務副大臣とは埼玉県選出の議員ですが、曰く「今後、被災地救援活動に赴く自衛隊員には特別に報酬を支払うことも考える必要がある」という主旨のものだったと。
 これを聞いた自衛隊員は忸怩たる思いに至ったのか、泣いてくやしがったそうです。
  
 悪意がある話ではないと感じますが、時もマトも得ない副大臣発言と言わざるを得ません。
 そもそも、自衛隊とは国を守り、国民の命を前衛隊がごとく守る役目を持っているわけで、今、約23万人いう隊員のうち、10万7千人が被災地に派遣されています。この自衛隊によって救出された方も多く、まさに自らの命を張った救出支援活動に使命感を持って従事しているわけです。現状知る限り、被災地で3人の自衛隊員が亡くなっているという事実もあります。
 軽々しくお金の話をする副大臣では、情けないことこの上無しです。
 自衛隊を称して「暴力装置」とおっしゃった国家の重鎮もいますが、この方からの謝辞は自衛隊に対して贈られたのでしょうか。

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