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No.3469 衆議院選挙早まる!

2021.10.06

 あっと言う間もなく1日が過ぎて行きますね。身近な方の訃報が相次ぎ、陽気も真夏日も続くということで、何をするにも意欲高揚心がそがれる日々といったところです。
 岸田政権が船出し、党役員及び閣僚人事が決まりました。全21名のうち、東京、神奈川、千葉、兵庫から2名選任され、残念ながら埼玉県からは閣僚に選ばれた議員はいませんでした。少々地味な感じは否めませんが、総理の想いが伝わる点もあり、バランス的にはそこそこの内容と感じています。ただ、新岸田政権の閣僚そろい踏みの写真撮影にあたって野田聖子少子化大臣が総理の隣に位置したことに意外な感がありました。
 閣僚の平均年齢はこれまでより若干上がっているわけですが、当然回数の多い議員が少ないことが関係しているようで、政治の世界は年齢ではなく当選期数が優先されることと、女性登用の政権イメージを打ち出す意味でこのようになったものと思います。野田さんは、岸田総理、茂木敏充外務相、鈴木俊一財務相、斎藤鉄夫国交相と並んでトップの9回当選組です。前のブログにも書いたことですが、数回お会いした時の感じから、上から目線の物言いには好感が持てなかったイメージを払拭してくれることを期待しています。
 経済安全保障大臣に就任した小林鷹之議員は総理と同じ開成高校出で、東大からハーバード大学院という申し分のない学歴をお持ちです。学歴は人間性、人格まで素晴らしいことを保証するものではありませんが、46歳の新進気鋭の若さを新しい特命的大臣に起用したのは今回の人事で最も注目に値します。
ただ、その特命内容には中国やロシア、韓国、北朝鮮などとの経済外交も絡むことから、二階派所属という点がいささか気になるところではあります。
 法務大臣に就任した古川禎久議員が、私の感じた今回の最大のサプライズでした。総裁選が終了した直後に石破派を退会し、そのまた直後の閣僚起用です。そして、更に直後に竹下派に会派入りという、なかなかお目にかかることの無い流れに乗った人事でしたが、竹下派領袖の竹下亘議員急逝による緊急会派入り、そして麻生派と再び同数になるという、国政お得意の裏事情との関係ありや無しや。逆に、石破さんへの気遣いかもしれませんし、いろいろな憶測が立ちますが、ここまでとなると外野がとやかく言っても始まりません。

 さて、衆議院選挙の日程が、ほぼ確定していたと思われていた11月7日投開票から1週間前倒しになりました。岸田総理の一言だったようですが、21日で任期が切れるわけですから、衆議院議員の不在期間が長いよりは短くすべきと言うのは理屈としてわかります。
 しかし、前埼玉県知事の上田参議院議員による国政新党構想が立ち上がったことにとどまらず、総裁選直後に小池東京都知事主導による国政新党構想が代表となった都議から発表されました。女性総理の目が開けてきたという感覚的なものがこうした動向に繋がっているものと思われ、まさに小池さんらしさの真骨頂とお見受けした次第です。なぜなら、コロナ対策に追われる、いや追われているはずの都政トップでありながら、かなり以前から国政進出に思いをめぐらしていたわけですから政治家とはこういうものかと。都民が不謹慎に感じてもおかしくはないはずで、常に野心が頭をよぎる方なんだなあと感じた次第です。
 上田構想の中には、信じられないのですが鳩山さん、河村名古屋市長などに声がかけられているといいます。その他過去に知事や首長を経験した、いわゆる小選挙区を意識した形での知名度の高い候補者を模索しているのでしょう。新人発掘ではないので手っ取り早いということかもしれません。
 こうした新たな動きに対して、岸田総理はその準備期間としての余裕を与えない策を講じたと言うのが当たらずとも遠からずではないでしょうか。実際、告示が19日の火曜日で2週間しかありません。選対本部の立ち上げから公約やポスター作製、その他諸々1週間の差はけっして小さくないのです。
 ただ、この間にどういった風が吹くかは誰にも想像がつきませんが、要するに、メディアに国民が翻弄されるか否かといったところかもしれません。 

No.3468 ピンクバスに15年間の感謝

2021.10.01

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 まだ3時間半ほど前のことですが、昨夜の10時05分コミニュティセンター発東鷲宮駅行き、そして、そのバスが10時15分発コミュニティセンター行きとなって、平成18年5月18日に運行を開始した中田観光の香日向=東鷲宮駅間路線バスが15年間に及ぶ最終バスとなりました。
ファイル 1388-1.jpg 開通当時のいきさつをよく知る旧香日向ボランティアクラブの方と現メンバーと共に、このバスにコミセンから乗車し、コミセンにかえってきました。つまり最後の1周をしてきました。
 私自身は通勤利用者ではなかったので乗車回数としての応援にさしたる協力は出来なかったわけですが、一緒に最終バスに乗った友は、朝も乗車し運転手さんにお礼を言ったそうです。こうした住民にも頭が下がりますが、その時の朝の時間帯に歩道から手を振り、頭を下げて労をねぎらうかのお気持ちを表現されていた方が数人いらしたということです。最終バスでも2名ほどの奥様が玄関前で頭を下げることで感謝の表現をされていましたが、これは暗い中で右側に座っていた私が気がついた光景ですので、ほかにもいらしたかもわかりません。
 先に急逝した地域の親友が「枝さん、わし最後の日に道路で手を振って見送ろうかと思ってるんだ」また他には「花束を贈りたいと思っている」と言う友もいました。
 中田社長から電話があり「花束を贈りたいんだがという電話をいただいたんですが、そこまでしていただかなくて結構ですからと丁重にお断り申し上げました」との連絡がありました。
 それとは別に、最後バスを降りた際に運転手さんに手土産を渡されていた住民がいました。見るとこの方もボランティアクラブの方でした。こういう場面はほっこりしますね。盛んに私とバス開通の関係を運転手さんに説明しようとされていたのですが、私自身残念な思いが残る中で、15年前のことをもはや運転手さんに語るものでもないし、有難いとは感じたものの、それはもういいですよと打ち切っていただいた次第です。
 ともあれ、15年間本当にありがとうございました! という言葉しかありません。
 余計なことを一つ。バス開通が決定し、造ったばかりの停留所標識を設置していく作業に立ち会った時、一番最初に設置したのが今日バスが最終的に止まったコミセン前の停留所でした。思い出せばキリがありませんが、考えることは今後のことです。地域の奥様数人からもいろいろお話をいただくのですが、なかなか膝を叩くほどのアイデアが浮かばないのが現実であり難しいところです。

No.3467 市政近況

2021.09.30

 総裁選当日の昨日、幸手市議会9月定例会の最終日でした。提出議案の採決は概ねスムーズに進みました。概ねと言うのは、共産党ベテラン議員が西口開発に関する決算認定で反対討論をしましたが、これはいつものことと大方の人は理解していると思うからです。
 西口開発の今の現場から、これを中止しろと言えるのかということです。財政の観点を指摘していますが、根本的に20年、30年以上前から区画整理事業に反対しているわけですので、まさにいつものことです。この事業は何が何でもやりぬかなければいけません。それにしても、今年3月で〆た令和2年度決算の反対ですからどうでしょうか。動かしようがないではありませんか。

 他の主な議決および報告項目をいくつか。
◆ハッピーエール応援券事業
 住民基本台帳登録市民に一人1000円の商品券を発行。利用可能店舗269
 利用時期は10月1日から来年1月16日まで

追加補正(国庫補助金から)
◆事業者応援事業
 1事業所3万円×1,200事業所

〇コロナ感染者状況(9月15日時点)
 陽性者累計 596人
 現在の患者  20人(入院5人、宿泊療養1人、自宅療養14人)
〇ワクチン接種状況(9月26日現在)
 2回目接種終了者 対象者44,863人のうち23,901人(53.2%)
 予約状況 33,357人(73.3%)
〇3回目の追加接種
 9月22日付けで国より通知あり。今後関係機関と調整して体制確保の予定
〇中止事業
 文化祭、福祉健康まつり、市民まつり
 来年のさくらマラソンについては未定

⬜︎太陽光発電設置に関するガイドラインが策定され、その内容が示されました。

No.3466 総裁選を振り返り

2021.09.30

 自民党総裁選が決着しました。私なりの結論としては、高市総裁、総理の実現を夢想していたので、正直なところ残念ではあります。しかし、今後に向けてしっかり足跡を残したものと考えプラス思考で締めたいと思います。
 女性活躍評価ランクで先進国最低位に近い日本ですので、女性宰相の誕生は世界的話題になるのはもちろん、思想信条の観点からも国際舞台での活躍が大いに期待されることは間違いないところでした。そして衆議院選挙での安定的な自民党勝利、与党過半数もありうるとも考えていましたが・・・。
 しかし、党内選挙ですから結果は尊重しなければなりません。岸田総裁のもと一致結束して国家繁栄の為に頑張っていく! それしかありません。
 コロナ対策がまずはスタートですが、補助金問題との絡みが噂される尾身会長及び分科会とのせめぎ合いといった様相も見え始めてきた中で、岸田政権がどういった人事を志向し、コロナ収束に向けてリスタートするのか。菅総理がワクチン外交に最後の詰めを示してくれました。私はそろそろ収束の目途が見えてきたと数号前のブログに書きましたが、現状その方向が見えつつあります。菅総理の功績は、従軍慰安婦表現の不使用、携帯電話料金の安値安定化、不妊治療保険適用等々素晴らしいものがありました。
 岸田新総裁には外交安全保障、落ち込んだ経済の立て直し、憲法改正、皇室の未来といった課題にどう対応するのか・・・どれもが待ったなしの状態です。ここはじっくり応援と期待の目で注目したいと思います。
 それにしても、結果から感じる感想ですが、やはり政治の世界は人間関係が異様に渦巻く世界だということです。昨日の友は今日の敵ということよりも、義理人情をしのぐ立場の奪い合い意識が優先し、国の未来や国を守るといった大前提が脇に置かれるというのが議員票のみならず党員票からも感じられるのはいつものことです。どちらかというとリベラル系にも思える河野さんに地方票が多く入ったのは私の中では想定外でした。
 とは言え、批判の為の批判としか感じられない野党、特に立憲民主党が国会開会初日に内閣不信任案の提出もありうると低次元の発言をしましたが、何を考えているのか!という感じではありませんか。正に歳費泥棒とでも言いたくなるような国会議員の集まりとしか感じられません。政権交代選挙だなどと考えている国民がどれほどいるかは支持率から明らかではありませんか。
 岸田政権で日本が新たな船出をする。期待しかないのです。

No.3465 またまた総裁選挙で

2021.09.25

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 自民党総裁選に78%という高い関心度があると報じられています。いいことだとは思いますが、それほど政権党の総裁選に関心が高いのでしたら、自民党の党員になれば投票権を有することが出来るのですが・・・。実際は、国会の自民党議員と全国の党員約110万人しか投票権はありません。
 実際、私のところには「枝さんに進められて党員になったけど、総裁選で投票用紙が届いたのはなんとも言えない気持ちだわ。日本の総理大臣を選べるんだもんね」と何人かに言われました。そうは言いながら、「で、枝さんが応援する人を教えて!」となるので、私の思いはしっかりお伝えすることになるのです。その方が当選するかしないかはわかりませんが、選挙とはそういうものですし、自民党の党内選挙ですから、何を優先したいか、一つ一つの施策の具体的な進め方をどうするかといった内容で、あくまでも自民保守思想にもとづく政策論争を見つめる選挙ということです。
 立憲民主党の福山氏
(私的にはこの議員が野党第一党の幹事長と言うのが悲しいので言いません)が、あろうことか、同じ党なのに政策がバラバラだと、お得意の批判の為の批判をしています。私に言わせれば、この党こそ、誰が出てきても批判発言が渦巻く状況で、まるで金太郎飴のようではないかと言いたくなります。金太郎飴に申し訳ありませんかね。

 さて、総裁選も当初の予測がかなり変わってきたようです。最後の最後まで気が抜けませんが、河野候補のぶれ方が気になるところです。
■対中国人権問題非難決議について、ただ一人無言を貫いていたのですが、昨日になって「時期はわからないが、実現する」としました。これだけの内容について選挙中に変節するのはいかがなものか。しかも時期不明というのでは信じろと言われても信じられませんし、なにより中国との合弁企業に河野一族が関わっているのですから、どこまでの公約かは不明です。
■「政高党低を政低党高に変える必要がある」との発言に対して、詫びを入れると同時に発言を撤回をしました。理由は前号で私が述べた内容に関係していると思います。
■「部会でギャーギャー言ってないで」という発言もわびと共に撤回しました。省単位でいろいろある部会の議論があってこそ最大議員数を誇る自民党としての力の結集があると考えられていることに対して、総裁選でそれを否定したことは多くの反目にあってもやむを得ないでしょう。
 ワンマンであるがゆえに脇が甘いという見方はあながち間違いではないと思います。
 また、小石河連合と言われる中、その一人である小泉環境大臣が評価を高めつつある高市候補の環境政策に疑問を投げかけるという出過ぎたことをした結果、質問状を突き付けられるという事態に発展しています。
 2050年までの脱カーボン政策では小泉大臣の実現不可能な提案が話題になっています。巨大な太陽光発電で国土を台無しにしかねない考え方には私も首をかしげざるを得ません。これにはお父上の影響もあると思いますが、同じように河野候補もお父上による河野談話を継承すると発言して対韓感情に関わる大きな不満のタネを生んでいます。
 とにかく、総理大臣になりたいという人が、その戦いの途中で前言翻したり、詫びたりというのではどうにも心もとないではありませんか。

No.3464 続々 総裁選挙

2021.09.22

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 政治という範囲を超えるほどに世間が自民党総裁選一色に近い感じとなっています。日本のトップを決めることになるのですから当然と言えば当然のことではあります。それにしても過去に無いほど討論の場が設けられた場での舌戦に加え、どこから発信されるのかわかりませんが、各候補の過去現在において今まで明らかにされていない実態が巷を騒々しくさせています。

 前号で書いた内容が少々ダブる感じのところもありますが、ご一読いただければと思います。
 今、最も問題視されているのは、河野候補の中国との密接な関係であるのは間違いのないところでしょう。日本端子㈱という河野家と同じ住所に本社を置く会社にまつわる件です。
ファイル 1384-1.jpg会長が河野洋平、社長が河野二郎、取締役に河野典子各氏となっており、株主筆頭は会社が9万株、2番手に河野洋平氏5万8千株、5番目に多いのが河野太郎氏4千株となっています。この会社の現在は、中国で合弁会社を設立するに至り、その資本形態は日本端子側が60%を保有する形で、残りの4割が中国側になります。これは、通常日本の企業は49%までしか保有させてもファイル 1384-2.jpgらえないので、破格の待遇と言えます。それゆえかどうかわかりませんが、あの中国の報道官とのにこやかなふれあい写真は、日本の政治家としていかがなものかという気持ちになります。


 日々、党内のいろいろな組織が主催する討論会が繰り返し行われています。そこで明らかになったことの一つに、人権問題対中国非難決議の対応について、岸田さん「時期は未定だが、やらなければならないと考えている」高市さん「直後の国会で実現したい」野田さん「女性や子供の人権問題を重要テーマにしているのでやる」とし、河野さんだけは答えなかったそうです。
 また、河野さんは首相官邸主導による政高党低を変えなければならないと発言していますが、私は政低党高では戦後55年体制に逆戻りする思考ではないかと思うのです。そうしたところ佐藤正久ヒゲ隊長がこの河野発言を厳しく批判し、総理大臣は与党の意見を集約しつつ、日本の政府としてどうあるべきかという姿勢に立って国家の方針が打ち出されるべきだとのこと。
 河野さんには知名度が高いという文字が付いて回りますが、親との関係を考えればそれは当然のこと、岸田さんや野田さんも世襲議員ではありますが、そうしたイメージが感じられません。また、高市さんは神戸大学卒業の翌月に松下政経塾に入塾し、5年後に卒業するまでの間、アメリカ連邦議会派遣などを経て政界進出という経歴で世襲議員ではありません。もっとも、松下政経塾がいいかどうかは個人の考え方次第です。立憲民主党の福山哲郎氏もそうですからね。
ファイル 1384-3.jpg 岸田さんが憲法改正に前向きではありますが、実際のところ難しい状況があるとしたのは、添付した資料の通りです。これはご本人が本気で説得すれば合意に至るものだと思います。

 高市さんが、デマ、フェイク、中傷などでこの総裁選を混乱させないでほしい、たとえこれで自分に有利な状況が生じても嬉しくないといったことをネットで投稿しています。
ファイル 1384-4.jpg 一部週刊誌でもそういった特定的なスキャンダル記事が横行していますが、党員は自分の信念で選択すればいいし、有権者も反日メディアの印象操作に惑わされることなく、しっかり事実を読み解いて結論を見出すようにしようではありませんか。
 断っておきますが、河野一家が関係する中国との合弁企業については中傷には値しません。日本のトップが中国に生殺与奪状態となり忖度せざるを得ない国家関係になることが許されるはずはないからです。これはIRリゾート問題で中国の接待や資金提供を受けた事件がありましたが、それと同じような中国と利権供与関係になる危険性を持っていると言えます。もちろん、河野氏では人権問題対中国非難決議はしないだろうし、中国から研究資金を受けるなどの関係が判明し、学術会議から外された6人の復活もありうるでしょう。共産党が盛んに復活を主張していることからしても、河野政権がどのようなものかは推測できます。
 また、株式の所有については県議レベルでも報告の義務があり、それは年に一度新聞に掲載されるのです。したがって、政治資金の在り方にも関係する点も踏まえれば、重要な観点ではあるでしょう。
 ともあれ、私は高市総裁誕生を待ち望んでいのですが、この最後の写真が日本人として強い信念に基づいていることを示していると思いますがいかがですか。

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