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No.3457 議会中の来客 会えずに残念!

2021.08.25

定例議会前の執行部からの議案説明を受ける目的で議会運営委員会が開催された。9月議会は、決算認定と補正予算が中心なのだが、教育委員1名の任期満了による1名の人事案件を含め議案22件であった。
 午後は、全員協議会からコロナ対策支援本部会議を経過して解散となった。議会としての提案助言内容がまとまった段階でお知らせする予定です。

 午前の議運開会中に珍しい来客があった。県議時代に2人の県土整備部長にお世話になったのだが、そのお二人が揃って市役所に来られたのだ。事務局に名刺を置いて行かれたそうで、見るとお二人とも同じ会社の特別顧問と取締役の肩書だった。特別顧問になられた方は、県の部長から副知事になり、その後建設管理関係会社の理事長及び埼玉大学客員教授などを歴任し、今また前述の民間会社の顧問に就任された。いずれにしても、県で建設土木系の部長を経験されると、退職後は引く手あまたといったところで、いわゆる「つぶしが利く」代名詞のような人たちである。
 ずいぶん面倒見ていただいた方々で、人柄も温かく、副知事になった方は平成26年の2月の大雪に見舞われた時に、たまたま私の県政報告会をアスカル幸手で開催した際のゲストにお招きしていたのだが、時間に遅れることなく到着いただき、主に当時水不足で問題となった中島土地改良区の水補給作戦の詳細を説明してくれたのが忘れられません。権現堂第三万葉公園の整備、同トイレの新設、商店街車歩道整備、吉野町並塚幸手線歩道整備、今年開通した幸手境線の土地買収の促進など、今日来訪された二人の元部長との協議により、杉戸県土整備事務所への指示働きかけなどもあって実現したものです。 
 現幸手市副市長も、企業局局長、都市整備部長などを歴任され、街づくり、開発整備といった分野の専門家であり、このお二方とは緊密な旧知の先輩後輩といった関係にあります。まだ表に出ない施策が確実に推進されているものと確信しているのは、そうした人間関係の賜物があればこそです。

No.3456 大切な友の死

2021.08.23

 18日夕方近く、救急車の甲高い音が近くに響いた。その後まもなくしてある友人から、「どうも●●さんが亡くなったみたいだよ」との連絡が入った。聞いた瞬間「何言ってんの?そんなことあるわけないよ」と思いつつ、胸は高鳴り、まさかそんなの心境で出た言葉は「えーまさかー」
 よくよく考えてみれば、そんなウソをつくわけもなく、嘘と思いたい気持ちしか沸いてこなかった自分。


・互いに香日向に移住してきてから同世代として長く信頼関係にあった友。
・毎週日曜の朝はほとんど例外なく、30年近くソフトボールチームの同胞としてグランドで汗を流していた友。
・尼崎生まれの関西人ではあったが、「わしゃ、関西はあまり性に合わん」と言って関西弁をはばからなかった友。
・酒もタバコもやらず、毎日ラジオ体操、自転車とウォークを最低30分づつを実践していた友。
・毎朝、地域のラジオ体操の見守り人を励行し、その輪を広げていった友。
・少なくなった子どもの為に地域の子供夏祭りを主導してくれた友。
・共通する音楽の趣味を語り、ジャズライブを追っかけしていた友。
・そして、なにより、あれこれ言うことなくほぼ無言に近い感じでただただ私の活動と信条を尊重・協力してくれた心強かった友。
 そんな、時には兄貴のような存在に感じることもあった友が、18日当日、ラジオ体操に行ったあと自転車で町内をいつものように走っていた姿を多くの人がみていたのに・・・それが、夕方になって黄泉の国に。信じろと言う方が無理なことだ。驚く以外にどんな感情があると言うのか。気持ちの整理がまだつかない。地域にとっても、彼が関わった会や仲間たちにとっても、そして私にとっても、正にかけがえのない人を失ったという思いしか、今のところ湧いてこない。
 時の経過は辛い別れとの出会いを多くする。この地でもう何人目になるだろうか。私は主張の違いが時には争い事にもなるような職制・立場となったが、たまたま「えださんも大変やなー」と慰労の言葉をかけてくれたのはつい2週間前のこと。その1週間後は雨で会えなかった。それが悔やまれてならない。
 論争を好まなかった友の生活信条が好きで、羨ましかった。人は基本的には穏やかで安寧な地域暮らしを望むものだが、友はその実践者だった。
 かけがえのない大切な友の生き方を早く実践したいと思う。
 享年72歳。ノムさん、香日向をしっかり見守っていてくださいよ。そして、なにより仲睦まじかった奥様を見守ってあげなきゃね。どうぞ安らかに!

No.3455 9月議会の運営について

2021.08.18

 今日、掲題の内容に関わり議会運営委員会が開催された。6月議会とほとんど同じ扱いになりましたが、2点について私から提案した内容について意見交換があり、概ねその方向でまとまりました。
1.スムーズな進行を心がけるという点について、特に再質問の際に数値を求める質問をし、執行部が答弁の用意がないということで暫時休憩になる場面がたびたびあります。そのために、執行部および議員双方が事前の確認または要請をし、必要に応じて資料として準備するということになりました。これによりすべて解決するとは思いませんが、こうした予期せぬ時間は、30分という議員の制限枠を越えてしまうものですから、しっかり守るように互いに心がけることになります。
2.緊急事態宣言や、昨今の幸手市の感染者増加傾向という状況から、今議会では傍聴は受け付けないことになりました。傍聴の権利を問う議員もいましたが、営業自粛などの生活権すら束縛される社会の現実を踏まえれば、ネット中継もあることですし、人が集まること、密を避けることを最優先に必要な措置をとるべきだと思います。これには、市民の皆さまにはご理解くださいますようお願いしたいと思います。

 

No.3454 遅すぎたコールド宣言

2021.08.17

ぐずつく天候が続くが、国内全域を見れば半年分の雨量だとか、128年ぶりの冷え込みという地区があり、関東平野は比較的穏便な状況と言える。
 そんな状況で、全国高等学校野球選手権が行われているが、すでに3日も中止となっている。また、宮崎商が1回戦を前に、1回戦を勝利した東北学院が2回戦に進むことなく、選手に陽性者が出て出場を辞退した。そういう事前ルールがあったというが、選手たちとしては悔やんでも悔やみきれない結末となった。

 今日の第一試合の8回表終了時点で、狐に包まれたかのようなゲームセットに東海大菅生が泣いた。開始早々から雨に見舞われ、3回を過ぎる頃にはグランド一面が水で覆われる最悪のグランドコンディションとなり、とてもまともな野球が出来る状況にはなかった。雨中の決戦という言葉が蘇るが、今日の場合は水上の戦いだった。それでも選手たちは懸命に雨まみれのボールを追い、東海大が7回表に1点差までにせまった。
 私は同点になったら審判が中止宣言をすべきだし、そうしてあげて欲しいと思っていたが、続くチャンスで東海大は後続が続かなかった。ますますひどくなる状況で、その裏桐蔭は2点を上げ再び3点に差が広がった。いや、何が辛いかといって土砂降りの中で投げる投手ほど大変なことは無い。滑る指をコントロールするには、腕の振りが遅くなり、指使いの極端な大きな変化球などを投げるのは困難だからだ。

  どうしても試合を続けたいかのように8回表に入ったが、東海大は1死2・3塁と相手投手を攻めた。と、ここで中断。 
 30分後にコールド宣言。主審が両キャプテンを呼びなにやら説明していたが、主審の顔にはなぜか笑みが感じられた。選手を納得させるための笑みだったと思うが、どうあっても納得できるものではなかったはずだ。
 シビアさが増すスケジュールを考えると強行したいのはわかるが、結果論として純粋に戦う主人公たちに対して不誠実な最後通告となった。
 この結末であるなら、7回表に1点差まで詰めた時点で中止再試合を宣言してもよかったと思う。その時は、同点、同点と思いながら見ていたが、お互いに本来の実力を出すことが不可能な事態になって、負けているチームが残すところ2イニングの攻撃を残しているところで1点差なら、互いに納得のいく中止にすることが出来たのではないだろうか。ところが、試合は続行され、差が3点に広がってしまった。皮肉なものである。
 コロナ辞退も、変則コールド試合も、当事者である選手にとって、心の傷にならないものかと危惧するが、野球人生をこれで最後と考えていた選手にとっては尚更のことだろう。学問とスポーツ・・・教育の一貫として尊ばれるスポーツも自然とウィルスを相手にしては敗者とならざるを得ないのかと、悔やまれてならない。

No.3453 世界動乱にあって

2021.08.16

 前号で独裁者たちと題して、地球上に見られる非民主主義国の増加傾向に言及した。そうしたところに、アフガニスタンで劇的というか悲劇的というか、その判断は別にして、過激派テロ組織のタリバンが首都カブールの大統領府を闊歩する姿が映し出された。このタリバンが国内制圧にあたった時の速さは、まさにあっという間と言うべきものであった。地域を進攻する段階で、少年兵を含む市民参入が増えていったこともあっただろう。中学生程度の少年が機関銃を肩にぶら下げて悦に入っている姿は日本とはまったく別世界の実情を伝えるものだ。
 ガニ大統領は、血を伴う争いを避けるためと称して・・・国外に去った。

 大統領府に押し入り、大統領椅子に座る人物を見て目を見張った。45年ほど前に日本のプロレスシーンで全盛を誇ったタイガージェットシンに瓜二つではないか。ターバンからヒゲといい、なぜかレトロな、さりとて宗教の存在を思い起こさせる風体に見入ってしまった。あれでサーベルを口に咥えたらまるで本物だ。そして、この男がアフガニスタンを牽引することになるのかと思うと身震いがした。狂える虎と呼ばれたタイガーだからではなく、日本に生まれて良かったという想いとのギャップがそうさせたのだ。

 かたや76回目の8月15日を迎えた日本。いち早く靖国を参拝した閣僚たちや昨日の安倍前総理参拝に、マスメディアが好意的報道をすることはない。
 朝日新聞に至っては、菅総理の式典挨拶に加害責任に対する内容が含まれていないと批判。現実の世界では、系列のグループ社員が反対していた五輪の打上げ宴会を行い、2次会のカラオケ会を早朝4時まで続けたあげく、女性社員が扉を間違えて2階から落下し重傷を負う事件を起こした。お詫びもほどほどに終戦記念に事を移して政権批判とは・・・ある意味狂っていると言っても言い過ぎではない。なぜなら五輪批判していたことだけではなく、五輪批判の前提がコロナ対応であり、ワクチン供給の不手際や密を防ぐことが出来るのかといった主張だったではないか、説明付かないダブルスタンダードであり、報道倫理が宙に浮いてしまったかのようだ。報道の自由とはよく言ったものだ。張本発言が尾を引いているが、逆ではないかと思う。事件そのものを詫びるのは当然だが、言ってたこととの矛盾はどう説明するのかだ。おそらく宴会の参加者にはワクチン接種をしていない社員の方が年齢的に多かったはずである。余計な詮索ではあるが、このドンチャン騒ぎの費用は参加者負担だったのだろうか?
 共同通信も朝日と同様の記事を配信している。NHKでは例年同様に戦争の悲惨さを伝える新しい情報番組を特集する。多くに感じるのは、戦争責任が日本にあるかのような自虐的内容が多くみられる。それでいいのだろうかと思えてならない。
 中国や韓国で先の大戦責任がまるで日本だけにあるかのような教育を子どもたちにしている現実がある。この目的は、日本は未来永劫敵対国であり、戦争の償いを拒否する国だとする政治思想に繋げようとしていることは明らかだ。自国だけにとどまらず、日本に対する印象操作を世界に発信することにも長けた国だということもよくよく考えなければならない。
 戦争を礼賛する人間などこの世にいるのだろうかと思う。ヒトラーやスターリン、毛沢東といった弾圧・虐殺を実践した狂気の個人がいたことは過去のことにしてはいけないが、野心野望が優先するテロ集団が存在し、その為には殺人、虐待も辞さないという偏った宗教精神があるというアフガンの例は改めて認識した。しかし、日本とは地理的にも倫理的にも程遠い国のことでしかない。そう確信している。

 さて、難い話が続いたが、まもなく定例議会が始まる。18日には議会運営委員会、23日正午が一般質問締め切り、そして25日に再度議会運営委員会が開催される予定となっている。来月1日から始まる議会。そろそろギヤを上げていく頃となったが、幸手市の急激な感染者拡大が心配だ。今、16日午前10:15現在、一日で20人超える事態もあり、あっという間に329人にまで増えてしまった。この増え方を考えると、家族感染者、濃厚接触者がどこに居るかが大きく関わることでもあり、不要不急の外出はもちろん、訪問外出などは避けるべきだろう。
 コロナで人の生活様式や商売の在り方が変わりそれにより経済構造が様変わりすることも予測される。心配だ!

No.3452 独裁者たち

2021.08.12

 平和の祭典2020TOKYOが終わったが、実際、世界の平和はどうなっているのだろうかと頭を巡らせば、年を追うごとに各地で不条理な人権弾圧が、特定の指導者もしくは軍隊によって繰り返されている。
 日本では、オリンピック反対運動が止むことがない中、今またパラリンピックの中止を叫ぶ団体がいる。埼玉県の団体「オリンピック・パラリンピックをやめて、県民のいのちをまもる埼玉の会」はコロナ感染拡大の可能性に言及し、大野知事に公開質問状を出したそうだ。この市民団体の実態は不明だが、最近やたらと反対運動を立ち上げる風潮があるように感じる。そう思いつつ、世界を俯瞰すると、やれやれの気分になるのである。日本はなんだかんだ言って幸せな国であり、安心して暮らせる世界№1の国かもしれないと。


 中国、北朝鮮、ロシア、ミャンマー、ベラルーシ、エチオピア、ソマリア、イラン、イラク、ベネズエラ、アフガニスタン、シリア、リビア、イエメン、キプロス、パレスチナ、イスラエル、コンゴ、スーダン、ニジェール・・・
 こうした国々では、いずれも独裁者による弾圧や領土や宗教、政権をめぐる外戦、内戦といった政治的に不安定な状態が長期化し、多くの命が失われ、今も危険にさらされている。人を人と思わない虐待、弾圧が日常の国と比較して日本はどうだろうか。社会に対する抵抗反対運動がのどかに感じると言ったら不謹慎だろうか。
 始末に負えないのは、いろいろな意味で世界のリーダーたる中国とロシアの存在が民主主義を基軸にした多国間関係において、常に問題視される国であるということである。国連の常任理事国5カ国に入るこの両大国だが、どう考えても民主主義国家ではない。常任理事国の扱いは恒久性という取り扱いの上に拒否権があることから、よほどのことが無い限り、世界安定のための方向性で5カ国がまとまることは無い。典型的な全体主義の元、一人の人間によって国家運営が進められる国。考えてみれば、この両国が常任理事国である限り、国連が世界平和に寄与するとは思えない。時折思うのだが、いっそのこと、国際連合とは別物の、地球平和連合といった組織を立ち上げたらどうだろうか。貿易経済主体の国家間連合はあるが、ただただ平和の精神を御旗にした大国家連合の可能性を探ることがあってもいいのではないかと考えるのだが、それは、第三次世界大戦を助長することになるのだろうか。

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