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No.2232 有事、修羅場、正念場に学べ!

2012.09.25

 超高値安定だった異常気温が、ここ数日の陽気急変で風邪をひいてしまったという人が周りに数人。季節の変わり目には要注意と昔から言うものの、差が有りすぎるものだからなかなかついていけないのも事実。気をつけましょう!

 今日は、台湾から約50隻の漁船が領海侵犯して、日本の巡視船との大型水鉄砲合戦に発展した。その後、接続水域まで戻った状態が続いているようだが、1ヶ月前に強行上陸したのは香港船だったことを思うと、いったいこの品格も何もない領土盗りに荒れ狂う日本領海状態を誰が予測できただろうか。
 とは言いつつ、予測していた人物は確かにいた。それは本年4月5日の自民党埼玉県フォーラムで基調講演をされた櫻井よしこさんだ。一昨日の深夜のNHKでも深い見識に加えて、専門的調査および研究にもとづく発言は、他のゲスト、とくに韓国の在日有識者をはるかに上回っていた。同席していた日本の大学教授の綺麗事発言とは比較にならない国家観を有した女性だ。

 しかし、すべての隣国が盗人猛々しい本性をむき出しにしてきた現状をどうしたら切り抜けられるのか、ここは日本の政治の修羅場であり、正念場だ。ところが、不幸なのは経験も歴史的認識も不足した民主党にこの非常事態とも言うべき国難が委ねられているということではないだろうか。

 24日に、県議事堂で「激動する国際情勢と危機管理」をテーマにした講演があった。講師の元防衛省補佐官の志方俊之帝京大教授によると、「日本は法律、組織、訓練といった多くの危機管理体制において極めて脆弱であり、とくに教育、防衛、先進科学開発は費用対効果で考えなくてはいけない。中国や北朝鮮には長期的視点で国防を備える必要がある。今後の日本が目指す国家の姿として、新しい社会規範に基づく道義国家。先進科学技術に基づく知の大国。危機管理体制を充実化した安全安心大国。国家情報組織を整えた情報大国だ。」と解説した。県議会が政策研修会として実施したもので市町村議長も参加して行われた意義深いセミナーだった。