記事一覧

No.2320 なんじゃもんじゃ

2013.05.05

 この季節になると毎年のことのように新聞で紹介される花がある。花と言っても数mの高木に綿か雪が全面に覆いかぶさったように白い花がつく見事なもので、アメリカヒトツバタゴという名を持つ木のことだ。
 蝶や草花の研究家として幸手以外でも広く知られた方で、長須房次郎さんという方がいる。大概の人は先生と呼ぶほど教え子の多い方で、学校長を長くやられたことから先生と呼ぶ人が多い。この長須先生が「房ちゃんの自然観察」というブログで、この木の事を書かれている。

 通称「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる木というと膝を叩く御仁も多いと思うが、幸手市の前市長である町田英夫さん宅の庭で、今年はことのほか花付きが良いそうだ。見物に遠くは東京、栃木、群馬などからも訪れる方がいるとかで例年より1週間ほど早く咲いた今年は、GWとも重なり1日200人以上のペースで見学者がみえるそうだ。

 我が家にも数年前にいただいた苗木が育って2年ぶりに花がついた。全体が白くなるといったほどではないが、咲く事自体がなかなか難しいということなので、それなりに満足感を味わっている。しかし、町田宅の比ではない。
 それでは比較していただこう。断っておくが、左の写真は高さ8メートルはあろうかという大木だ。

ファイル 259-1.jpg             ファイル 259-2.jpg               
    

No.2319 富士山

2013.05.03

 明日の北海道は雪の予測です。今、この時間肌寒さを感じます。むき出しにしていた二の腕が痛さを感じるほどです。おーっと、これは年齢的なものなのかもしれませんね。

 富士山が世界遺産への登録確実になりました。まさに、おめでとう!といったところです。このニュースを見た時、「まだ行ったことがない」と瞬間頭をよぎりました。足腰がまだなんとかなるうちに是非行こう!という気持ちになった方がさぞや多かっただろうと思えるのです。
 しかし、この登録にあたっての条件に観光的要素から喜ぶべきものではないといったことが含まれているということに私は注目しました。例えば、富士山とゴミの関係は言われて久しいものがあります。現場を知らない私は、富士山に対して神々しさというイメージしか持ち得ないので、ゴミが話題になると悲しい感覚になるのです。

 絶好の天気の下で新幹線や飛行機から見る富士山は、見るというよりは拝むといった気持ちがするほど光り輝いています。神聖富士山が永遠に日本の風景の象徴であるためには、行くことを控えるのも大切なんだと理解する。
 でも、行ってみたいと思うのも人情だ。どなたかお誘いいただけないものか。真面目な登山行に務めますから。

 明日は富士にも雪が降りるのだろうか。でもいいか。雪をいただく富士山が最も好きだから。 

No.2318 1,000万人署名

2013.04.29

 平成16年に開設して以来、これほど間を空けたことはなかった書き込み更新ですが、長らく失礼いたしました。また元気に更新していきますのでアクセスのほどよろしくお願いいたします。

 27日のことになります。北朝鮮拉致被害者救出を訴える国民集会が、今年も日比谷公会堂で行われました。横田めぐみさんのご両親である横田滋、早紀江さんご夫妻が先頭にたってお願いしてきた全国1,000万人署名運動は、1997年からはじまって16年になります。
 この日に先立ち、埼玉県議会も最後の追い込み署名に頑張った分も含む、約36万人分の署名を上田埼玉県知事から横田さんにお渡しし、最終署名数はなんと1,010万人を超える結果となっていました。
 27日の集会では、横田さんから安倍総理にこの署名が手渡されました。

 北朝鮮の人口が約2,000万人と言われますので、その半分にあたる署名が集まったということは驚異的でもありますが、それ以上に、帰国を待つ家族の皆さんの辛抱と努力は並大抵のことではなかったと思います。早紀江さんは「街頭署名が恥ずかしかった」と述懐していますが、私も協力した回数は少ないものの、確かにやってみて感じたことは、以外と誰でもが署名に応じてくれるというものではなく、さらーと通過されるとやるせない気持ちになるという実感は経験しました。しかし、悪いことしてるわけじゃない!という当然の思いと、救出を実現する一助になるならという感覚で2時間を超える時間を街頭活動をしたものです。
 同じように、けっこう厳しいなあという思いは、赤い羽根募金運動でも感じることですが、この北朝鮮を相手にした社会テーマですら一部冷ややかな状況があるという事実は、寂しい感じもします。しかし、それは冷ややかなのではなく、忙しい通勤時であったり、書くために立ち止まることが気恥ずかしいといった部分が多いようにも思います。
 実際に人口の12分の1の署名が集まったわけですから、素晴らしいことであり、喜ばしいことだと思います!

 すでに批判評価の域を越えた北朝鮮の最近ですので、どこまで歩み寄りが可能かは不明ですが、家族たちが高齢化している現実において、早期の救出奪還が実現することを願うばかりです。

No.2317 M&A 西武鉄道のこれから

2013.04.17

 西武鉄道秩父線や山口線の存続が危ういという。この沿線の住民にとってみればとんでもない話であり、埼玉県にとっても人ごとではない。この路線を生活インフラとして利用する地域住民にしてみれば、おそらく北朝鮮のミサイル問題以上に逼迫する話に違いない。
 県西の中山間部を走る秩父線は、通学利用の学生だけでも1,200人いるというから通勤利用者はそれ以上の数になるはずだ。そして、県内一の観光スポットを有する秩父地域は立ち行かなくなってしまいかねない。東武東上線が横浜までいけるようになったことを喜んだのも束の間の騒動となっている。

 同社株を4%買い増しすると言っていたサーベラス側は、実は12%も買っていたという。結果、44%の取得率となり、取締役会構成も9対7ということになりつつあって、議決権もサーベラスに奪われる状況を呈している。

 「外資の論理、相手を選ばず」に対して、規制もなにも及ばない現実に為すがままというのはいただけない。外資の土地漁り、水利漁りも話題になったが、善人でお人好しな日本人の感覚は、世界相手では太刀打ちできないということか。 企業の健全な経営は、規模の成長を示し、株式を公開することも一つだろうし、同族経営は時に後継者による杜撰経営を生むこともあると理解はする。そういった観点とは別の意味で、生活インフラを主たる経営指針に持つ企業の買収騒動となると、その影響はかなり広範囲に及ぶこととなる。
 ローカル線を持つ全国の地域も事の成り行きを心配することだろう。

 自民党県議団としては、昨日、西武鉄道と西武ホールディングスに宛て、存続についての要請を激励の意味を込めて提出することを決裁した。

No.2316 補助金 

2013.04.14

 いつもながらせわしない週末となっています。ここにきて、ようやく落ち着いた春を感じさせる陽気になりましたが、先週のさくらマラソンの中止は残念でした。皮肉にも好天となったのですが、しばらく後に強い風が吹きはじめましたので、万が一のことを思うと中止は最良の選択だったかなと感じます。

 さて、街のイベント、祭事は住民の郷土愛を育み、地域活性化に意義深く、その繁栄を期待する思いは、今も昔も全国共通のことです。そしてイベント運営には金がかかるのも今昔同様のことでありますが、時に「減らされた」「増えた」といった悲喜こもごもがあるようです。今日も、ソフトボール大会、軟式野球大会そしてある体協の総会と午前中続けて参加してきましたが、あるところで、「高齢者が喜ぶ企画の必要性を考えると繰越金が年々減っているようで心配です。市長もいらっしゃるところでなんですが、補助金を増やしていただけるようなことがあればありがたいのですが・・・」といった声が出ました。

 招待者に直接談判の是非は別にして、地域イベントのあり方を見直す必要があるのは確かなことだと思います。ただし、毎年補助金の増減が行政の都合で上下するというのも考えものですし、特定団体ばかりが喜ぶ手法もいかがなものかと思いますが、ここまで長い間元気のなかった日本、とくに地方では少し元気アップのきざしが見えてきたかなと感じますので、前述のような声が出てくるのかもしれません。

 つい先日市内の知人から、自治会館の建設計画において県からの補助金が承認されたとのご連絡をいただきました。素晴らしいことだと思います。地域住民が古くなった自治会館や集会所を立て直すというのは、昔ならともかく、今の時代は大変なことだろうと思います。相当の期間を申請準備にあてられてご苦労されていたのを聞いていたものですから、私もなんとなく嬉しい感覚をいただいています。
 実は、その関係では県に数十件の補助金申請が出されますが、昨年は30件ほどの補助金が承認されております。やはり計画性のレベルと思いや意思の強さというのもが、相手を動かす力になっているものと思われます。
 補助金にもいろいろな種類、性質のものがありますが、ただ補助金を!というだけでなく、その対象をはっきりして、計画に具体性を示すということが許可承認のためにいかに大切かは一般の仕事にも言えることで、サラリーマン時代に鍛えられているつもりですが、もしも自分が・・となるとさて、今はどうでしょうか?

No.2315 礼儀、挨拶は一流への必須要件

2013.04.08

ファイル 254-3.jpg 一昨日、全国交通安全運動週間の始まりにあたり、幸手警察署では1日所長に浅井えり子さんをお迎えした。ご存知の通り、ソウル五輪のマラソン選手で、名古屋国際女子マラソンなどで優勝した日本の女子マラソンの草分け的な存在の方です。
 所管内の栗橋駅東口で行われたセレモニーに招待されたことから、浅井さんと昼食を共にしながらしばし歓談することとなったが、なるほどと感じるお話を聴き、その場の全員が感心しきりとなった次第。

 要するに難しい話ではないのだが、浅井さんのこれまでの経験において、およそ一流という肩書きがついたアスリートは、誰もが礼儀正しく、挨拶をしっかりする人ばかりだというのである。思春期から青年期に入る年頃で、世間から注目されることについては、才能を見込まれ、また発揮できているという点で価値あることだが、それによって人の基本を忘れる選手が少なくないらしい。
 こうしたタイプは、自らの才能をさらに高めるためには努力があってこそという理解ができないパターンか、もしくは形だけの努力で済ませて納得するようになってしまうパターンのどちらかなのだろう。
 聴き手を説得する力というのは、その道を登った人が言うと深いものがある。まさに、当たり前と決め付けてしまえばそれまでではあるが、今日、この話を中学校と高校の入学式で早速引用させていただいた。

ページ移動