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No.2553 健康鉄人に学ぶ

2014.10.28

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 24日のことになるが、「彩の国健康鉄人認証式」が知事公館で催された。
「いのち 百彩 彩の国」というサブキャッチがついていたが、世間は広いということを、こういう時に感じるんだなあとあらためて思った。世間は狭いだけではないんですね??

◆女学校時代に習った弓道を、54歳で腰が曲がらないようにと再びはじめ、70歳の時に錬士5段に推薦された90歳の女性
ファイル 456-1.jpg◆畠山重忠の重忠節の伝承伝達に尽力されている90歳の女性
◆ゴルフ1ラウンドを自分の年齢以下のスコアであがるエイジシュートを、なんと100回以上記録している89歳の男性
ファイル 456-2.jpg◆昨年、14ヵ国が参加して行われた「日中武術国際友好演武大会」で最年長縁者として表彰され、来年2月には世界大会の出場を目指している89歳の女性
◆週10万歩ウォーク、木刀素振り50回毎日という88歳の男性
◆街にフォークダンス協会を作り、現在会長として16クラブ437名を指導する86歳の女性
◆秩父音頭の家元で、山間部の地域医療を支える86歳の医師

などなど・・・26名の元気なお年寄りが健康鉄人の認定を受けられた。
私が、昨年の12月議会で「健康偉人を探せ!」というテーマで提案要望したものが、約1年がかりで実ったんですと、担当課長に言われたのがになによりでした。そんなわけで、有難いことに私もその認定式に招かれたのだが、実際に太極拳を実演していただいた89歳の女性は、肌もつやつやしていてなにより笑顔が素晴らしい。そして、演武では片足で立つ場面が何度もあるが、しっかりとされている。これは驚き以外のなにものでもなかった。重忠節の女性も同様で、リンとしてシャンという表現でおわかりいただけるだろうか。
 残念ながら、幸手市と杉戸町からは選ばれていなかったが、来年こそはといきたいものだ。沢山いますぞ、我が街にも!
 

 この認定式の詳細は、本日午後9時30分からテレビ埼玉で放映されることになっています。ぜひご覧になってください。

No.2552 なごみの時

2014.10.26

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 数日前、一年ぶりに新国立美術館を訪れた。この時期に開催される「二紀展」への案内をいただくので、日頃、芸術に親しむことはほとんどないが、この会を観るのを楽しみにしている自分がいる。しかし、1日が24時間以上欲しくてたまらない毎日なので、時間のやりくりに四苦八苦なのだが、今年もなんとかしてしまった。しわ寄せは必ずあると思うが、なにより「なごみの時」がたまらなく心地よい。
 絵画にも彫刻にも好き嫌いは当然あるが、どれを見ても驚きに近いものがある。美術工芸の類とはそういうものなのだと感じる。常に感じることは、発想の大胆さ、奇抜さ、そしてタイトルに隠される作者の意図といったものが、私の頭では理解不能な場合が少なくない。
 まずは、ご覧いただきたい。私がここで紹介するものはそれほど奇抜なものはない。だからといって、実物の奇抜さが好みではないいうことでもなく、その発想のユニークさは素晴らしいと感じることも多い。
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No.2551 審議を忘れたカナリア

2014.10.24

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 寒い! 冷たい! 痛い! この時点で冬?を肌で感じる10月ってここ数年あっただろうか。
 ところが、国会も寒い!
 確かに、小渕、松島両女性閣僚の2か月足らずの退陣模様はやれやれだとは思う。しかし、鬼の首を獲ったかのような民主党の本業を忘れたはしゃぎぶりには辟易する。マスコミの体質も問題だ。週刊誌の中吊りはこれでもかといった表現で醜聞タイトルが並んでいる。まるで民主党の手法をバックアップしているかのようだ。しかし、面白おかしく・・・嫌味皮肉の極限をよくも書くものだ。
 こうしたことで国会運営が進むことは対外的に日本の政治レベルを露呈するだけだ。いや、ミエやプライドはどうでもいい。敵失を突っつく予算委員会など国民は求めていない! 重要な法案審議をうっちゃったまま審議拒否を続ける野党第一党にはうんざりする。
 さすがに自民党が下野していた時は、これほどひどくはなかった。福山、蓮舫といった人間性を疑うような辛辣な物言いは、いったい何のために国会議員をやっているのかと言いたい。税金の無駄を洗い出すことを否定はしないが、そうであるなら、その前におのれの報酬が税金で賄われていることを自覚すべきだ。

 公職選挙法違反で松島女史を訴えた民主党。海江田・枝野コンビが発案したと報道にある。枝野氏が党内で再び存在感を示しているともある。こうしたことにうつつを抜かしている民主党であるなら、次回選挙の結果はもとより、政党としての信頼感はますます失われていくだろうと確信する。
 もちろん、自民党とて一人ひとりが襟を正すということを肝に銘じることは言うまでもない。地元有権者が伝統と歴史の上に大きな存在感を有する後援会組織は、その後援者たちに納得してもらう活動をするために、ややもすると行き過ぎてしまう事実は、今後戒めなければならない。

 ともあれ、今の臨時国会を見るにつけ、政治に身を置く自民党議員としてではなく一国民の思いとして、土砂災害支援法などの審議に入るべきだ!と言いいたいのだ。そうでなければ、何のために臨時で国会を召集したのか説明がつかないではないか!

No.2550 健康と暮らしを支える市民勉強会 

2014.10.18

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 寒気の足取りが早く感じるが、10月中旬にストーブを出すのは何年ぶりのことか。記憶にないといったところ。

ファイル 453-1.jpg さて、すでに昨日のことになるが、杉戸町で掲題のセミナーが開催された。
 地域連携包括ケアの幸手モデル構築にご尽力され、今また杉戸でもその活動を推進されている中野智紀先生が、医師の立場から、これからの時代の健康管理とは?といった観点からの最先端モデルの在り方を語っていただいた。

 中野先生は、埼玉の北葛北部地域の連携ケアシステムのコア病院のひとつである東埼玉総合病院にお勤めの医師で、お話の内容も新鮮かつわかりやすく、よどみなく話されるスピーチ力と、聴く者に心地よい表現力は素晴らしいものがあると感じた。以前より存じ上げていた方だが、年齢的にも新時代の医療スタイルにチャレンジしていただける先生だと確信した。
 
 超高齢化を「災害」と表現されていたのが印象的だった。

No.2549 浮きウキフェスタ26

2014.10.16

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 2週連続の台風が去った後、早い冬の到来を予感させるここ数日。風邪をひかれる方が多いようだ。膝小僧は暖かくして寝ることとしよう。

ファイル 452-2.jpg もう明後日のことではあるが、今年も行幸湖を会場に、水と親しむ「浮きウキフェスタ」がやってきた。
 詳細は、添付のカラーチラシの通りの内容だが、多くの企業・団体の協賛協力もあり、年々参加者が増えている季節恒例のイベントとして定着してきたことは間違いない。とくにメインサプライズと言っても過言ではない浮島落しは参加者の目をくぎ付けにする。もっとも、浮島造りで完成まで力を合わせて共同作業する点でも、手を貸す人々の活き活きとした姿がなんとも言えず清々しい。
 そんな素晴らしいフェスタに皆さんも参加されてみてはいかが!

No.2548 新選挙区割りと政治論

2014.10.12

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 台風19号がやってくる。時速15キロ程度のじっくり滞在型の超大規模な台風だそうだ。備えあれば・・・の実践の違いが出るところかもしれない。

 11日土曜日の新聞各紙は、埼玉欄のトップ記事に県議選の新選挙区割りを扱っていた。埼玉新聞ではもちろん一面トップ見出し。
 各会派それぞれの考え方はあるが、議員激減を訴えるものあり、逆に増やすべきとの声あり、その思惑は様々だが、結局は今の党勢、会派事情に照らし合わせて、それぞれの主張をしているのが実態だ。

 議員数を減らすべきと主張する会派は、それが民意であると有権者に同調を求める論理展開に持ち込みたい。その真の狙いは、最大会派の議員減数にある。こうした議会における会派別論理はどの党がどの位置づけにあっても、与野党の図式に則って同じパターンで繰り広げられると言っても間違いない。
 つまり、野党に下野すれば最大会派の人員減を狙った選挙区割りをと考えるのは当然と言えば当然であり、野党の中でも最大野党の思考と、一人、二人の極小野党の主張は、おのずから異なるものだと言える。
 少数会派は常に綺麗事、理想論を主張するし、出来るし、それが議会の与野党論戦の在り方とも言えるのだ。これは民主主義の最大かつ唯一のルールともいえる多数決と無関係ではない。いや、むしろそれを土台にして成り立っているのが議会の本質であり、有り様なのだ。

 だからこそ、与党にある政党や会派が受益者負担を伴う施策に、有権者の反対を受けながら議会提案することになるし、それが出来ずに政治を司どっていたら、その国はいずれ疲弊していくだろう。

 議員削減が、あたかも議会改革の本線だと主張するのは有権者意識に過剰迎合し、次期選挙戦を有利に進めようとするパフォーマンスとして十分あり得るし、実際その傾向にある。政治とはそういう流れに自然と導くものなのだろう。そのあたりが、政治の政治らしい姿だと、なってみてわかった。

 ともあれ、政治をしっかり見つめている有権者には、減らすことが目的ではないし、それを求めているわけでもない、と言われる方がけっして少なくない。改革とはもっと別の次元にあるのではないかという人たちだ。
 ただ、兵庫の野々村元県議のような存在を目の当たりにしたりすると、それが県議すべてのイメージであるかのごとく印象づけられる、いわゆるハロー効果に類似した傾向がもたらされてしまう。そうした見方は、やむを得ないとは思うが、本当に、こういった人に政治を担てもらいたいと感じる人は、たとえば埼玉県議会にも数多くいる。

 なにかというと、政治を悪の権化のように言い、議員を減らせ、報酬を減らせという声がある。中には、政治が地域社会に関わることを毛嫌いする人もいるが、はたしてそれでいいのだろうか。政治家の一言が、社会や地域に新しい動きを生むというのはけっして悪いことだと思わないが、案外と受け入れられないのも事実ではないだろうか。
 マスコミにも議会軽視の傾向があるが、それは政治を正面から見つめず、裏側から覗き見るかのごときだと思う。スキャンダルニュースが販売部数を伸ばす最大の要因に、いつからかなってしまった。本当に政治の質が落ちていいのだろうかと感じる。

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