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No.3373 危険な中国

2021.02.01

 今更といったタイトルだが、月が替わって今日2月1日に中国が法制化した海警法が施行されることになっている。反論する体制も無くあっという間に法律が制定され、しかもわずか1週間足らずで施行されるというのが一党独裁国家たる所以である。何事も自国の野望に添って素早く、したたかなことこの上無い。
 尖閣諸島海域のみならず南沙、西沙も含むシナ海全域で航行の自由を独占せんとする中国に対して、日米豪印に加え、英仏独までもが対抗する姿勢を見せている。
 ここ数カ月の中国は、その覇権主義を隠すでもなく戦狼意欲剥きだしと言ってもよいくらいだ。ざっと以下のようなことが示されている。香港・ウィグル問題は別とする。
◆昨年の8月26日のこと、西沙諸島海域で無人の商業船を標的にした対艦弾道ミサイルの発射実験を行っていた。無論、アメリカの空母を想定にした空母キラーの実験であり、内陸部からの発射を2発。一つは「東風DF26B」で射程距離4000㌔を青海省から、もう一つは射程距離1500㌔の「DF21D」を浙江省から発射。どちらもほぼ同時に命中し、敵艦に見立てた船は轟沈と相成った。
◆著名な軍人かつ国防大学教授が自らの著書で、今世紀半ばまでに中国の軍事力を世界最強にすると断言している。「戦場に2位という序列はなく、勝つか負けるかという結果だけがある」そして、将来起こり得る戦争を8カ所指定している。台湾、尖閣、ロシア、インドなどがあげられているとされる。
 習近平の対米思考が、アメリカに追いつけ追い越せであり、それは経済面以上に軍事力の観点にあることがわかる。核軍縮の最大の障壁は中国にとって替わることも想定される。
◆中国としては3隻目になる空母が今年中に進水の予定となっている。今年が共産党創設100年にあたる節目の年であることから、軍事的誇示が狙いであることは言うまでもない。アメリカでもまだ1隻しか採用されていない電磁式カタパルトを採用するという。これは環球時報や中央テレビで報じ、国民の高揚心を煽ることも忘れていない。
◆今月20日にはインド軍とまたまた衝突している。小競り合い的レベルとは言うものの、双方共に負傷者が出た事実は終わりなき国境紛争も想定される。理由はインド側に施設を設けるなど、中国側の実効支配行動があげられている。
◆米露の核軍縮交渉の進展に賛意を示すものの、両国との弾頭配備数の不均衡を理由に核開発を進めるために自らは軍縮には応じないとした。中国人民大学教授は「米軍が増強している現実で中国が制限することはない。報復能力を確実にするために核攻撃手段を増す必要がある」とも語っており、実際は、核弾道ミサイルを搭載する戦略爆撃機の準備にとりかかっているようだ。

 このように、香港やウィグルの非人権行為が日々行われている一方で、領土拡張のためには何でもやるといった中国共産党の世界制覇に向けた野望はとどまることがない。世界の平和と安定の為とは言うが、この先日本も香港やウィグルのような立場にならないと誰が言えるだろうか。もっとも、その前に台湾がどうなるかだが、海警法は今日にでも日本に対して適用され、襲撃拿捕される公船や漁船が出る可能性も有るのだ。尖閣海域は我が領海と言ってはばからない中国は、法律の効果を即実利のために実用しかねない。なんとも身勝手な法律を作るものだが、問題は日本政府の対応にもある。佐藤政久外交部会長をはじめとする外交部会が、対応対策を打ち出すことを政府に求めている。ジェントリーな日本的対応は中国に理解されるどころか、野望実現に向けた軽微なハードル程度と理解しているか、まったく意に介していないやもしれぬと思う。

 最近の中国を今少し掘り下げてみよう。
 香港の現状に習近平が、国家安全維持法を断固として執行し、暴力を止めていると香港政府執行部を賞賛している。施行以来、反体制活動家の多くを逮捕収容し、主力活動家の罪状を重いものに変更しているのもすべて本土意向があってのことであろう。人権無視暴力をやるだけやった後に暴力を止めているとはよく言ったものだ。
 武漢では、WHOの調査団が入る段階で、コロナで家族を失った遺族への圧力もしくはニンジン政策が打ち出されている。遺族の主張が国家に不利になることを懸念してそのSNSグループの連絡網を遮断するといういわば言論統制などがそれである。家族の中には「調査団は真相を調べるべきで、私たちとの面会をするべきだ」と語る向きもある。5万円という金額で海外メディアの取材を受けないよう警告している例もあるという。
 これらは、今回の調査団がもはや形骸化していることを示すもので、1年も経過して市場など視察しても、中国が原因とする要因など確認できるはずもなく、形式的な視察訪問レベルというのが関の山であろう。

No.3372 コロナ対策意見の多様性に疑問

2021.02.01

 ワクチン入手で世界が迷走している。欧州ではワクチンをめぐる争奪戦が活発だという。ロシアや中国製のワクチンは途上国対象に拡大している。その狙いは多くの人が共有する認識であろう。日本ではアストラゼネカが9000万人分を生産する当初予定が4500万人分になりそうだとの情報もあり、国ではマイナンバーとのリンクを検討しているとのことで、やむを得ないとは思うもののいわゆる上へ下への大騒動といったところである。
 緊急事態宣言も3月7日までの延長が検討議論されている。この延長論を批判する向きもあるが、ならばどうせよと言うのか。代わりとなる見事な対論があるわけでもない。テレビで語る人達のいかにバラバラなことか。コロナに関する意見の多様性は国民不安を煽るばかりだ。
 誰の責任でもない中でのストレスのはけ口が休日の商業施設への家族でのお出かけとなるのもわからないではないが、何のための緊急事態なのかと感じないでもない。かくいう我が家とて通販購入比率が高くなってはいるものの、すべてを対象とすることは不可能ゆえ買物には出かける。つとめて明るい日常生活を心がけているが、確かにステイホームも疲れるものだと実感している。
 国政の指針に添う形で地方政治は進まざるを得ない。多くの自治体はもはやコロナ対策における予算形成は難しい。コロナ収束に向けたワクチン接種計画が、国自体も迷走する現状にあって、個々の自治体の知恵の発揮し処であり、議会も議員も側面から協力していくことが求められていると思う。
 既に数日前から定例議会が始まっている自治体もあるが、幸手市は今月22日が開会日である。その前に、ワクチン接種に関する予算審議のために9日に臨時議会が予定された。早ければいいとか、急ぐことが必要だとはまったく思っていないが、とにかくスムーズに接種事業が進むことを願う。
 ちなみに、ごく最近まで幸手市と秩父市、日高市が似たような感染者数で推移していたが、今や圧倒的に秩父市が幸手市を40名ほど上回っている。もちろん、理由は不明だがロウバイや氷柱観光をマスコミがもてはやす向きもあり、昼間人口が増えていることや、高齢者施設での感染者が増えている可能性が考えられる。どこで感染するかわからないのだから、くれぐれも基本的自己防衛しか今出来ることはない。著名人のコメントもいろいろだ。社会が多様性を認める方向に傾いているが、ことコロナ感染対策について勝手なことを言う著名人発言に惑わされることなく、自らの思いを優先することがベストだと信じている。

No.3350 語るに落ちる中国

2020.11.29

 師走もまもないというのにさぶい冬を感じさせない日々です。今のところ日課として続いている早朝散歩(自転車から転じて)ですが、続く原因は、地域の先輩の歩く姿に会うことで互いに元気づけられていると勝手に感じていることと、毎日のように目に映える朝焼けと日の出を拝むことが出来るからでしょうか。ありがたや、ありがたやといった感覚で日の出にこうべを垂れ、後光を浴びながら西に向かって葛西用水路沿いを歩くといったところ。太陽神が放つ光を受けることがいかに素晴らしいことか。これは人間にとって欠かすことの出来ない大切なことであると同時に権利なのだと思う。

 時折、当ブログでテーマにする中国の粛清、弾圧、侵略、隠蔽といった国家体質も、ここ最近は中国自体の世界を見下したかのような開き直り動向を見せつけるのが当たり前になっている。かの報道官の憎々し気な顔つきと発言は国家体質にどっぷり洗脳された共産官僚そのものに感じる。
 ウィグル、内モンゴル、チベット、インド、ブータンなどでの謀略三昧の実態は、香港問題でその状況はピークに達しているように思う。国家安全維持法という自由と言論という民主主義の原点を奪う法の制定によって、まさに香港は名前以外の全てが強制的に変えられつつある。思想思考が法律違反だとして議員資格を剥奪するなど民主主義国家であれば出来るはずもない。何か時代錯誤のドラマを見せられているような感じである。
 最近の中国で、尖閣問題とは別に憤怒の念が生じることが二つある。
 一つは、香港の高校の通識科という授業科目の内容を変更するというニュースだ。現状は人権問題や民主主義・民主化といった内容にも触れ、批判的思考能力を身につけるというものだが、それは、反政府抗議活動に傾倒する要因だと決めつけたのだ。結果、中国人としての認識を養成することを重視する内容に変更するというのだ。読売新聞の表現では、「香港、高校必修科目で教養教育を縮小し、中国人意識を養成へ」とある。順法意識や愛国心を育成し、本土視察もカリキュラムに入れるそうだ。なんということはない、洗脳教育そのものであり、これを聞くだけで、本土で行われている幼少中教育の実情が計り知れる。逆らうものは容赦無しは暗黙かつ当然のルールなのだろう。
 二つ目は、コロナの感染源は中国ではなく他国の可能性を指摘していることだ。コロナが終息した暁には、莫大な訴訟が待っていると言われて久しいが、それがためかどうかは決めつけられないが、ブラジル、オーストラリア、インドネシアなどからの輸入食品をあげ、これらに厳しい検査を施しているという。わざとらしい中国の手法と感じるが、また別の話として、ヨーロッパ諸国の哺乳類がコロナウィルスの発生に関わっているとも言い出している。とんでもないことを言いだしたものだ、その邪悪な発想力には驚かされる。責任転嫁も甚だしい。中国ウィルス、武漢ウィルスという言葉を世界はあえて使わないようにしているきらいがあるが、これはまぎれもなく武漢が発生源だとWHOの緊急事態対応担当者が発言している。私は、武漢の住民も被害者と考えられることから武漢ウィルスと言うのは反対で、中国共産党の為せることゆえ中共ウィルスと呼ぶべきだと思っている。中国人のすべてが覇権主義者ではない。隠蔽社会にあって事実を知らない国民が多いと思う。とはいえ、世界の人口76憶に対し14億人の国内人口を抱え、それ以外に世界各国に中国人は存在している。その人民全てが、国家総動員法が発令されれば、一斉に共産党の指示により行動すると考えると、都合のよい法律で一党独裁国家を維持する中国共産党がいかに危険な実態かは理解に容易い。トランプが言うアメリカファーストとは比較にならないチャイナファーストを中国が意図していることは間違いないところというのは考えすぎだろうか?
 

 自由と人権という人間生活の光を奪われかけている香港しかり、コロナで人的及び経済的打撃ををこうむっている世界各国にも1年前の光は失いかけている。これらが中国の地球統一にかける覇権戦略だとしたら尖閣などはいとも簡単に・・・戦々恐々である。

No.3332 BSフジ プライムニュース

2020.10.15

 当ブログをご覧いただいている皆さんは、BSフジのプライムニュースを視聴される機会が多いのではないかと思いますが、私も、通常のワイドニュースはほとんど見ない代わりに、この番組はテーマと出演者次第ではありますが、しばしばチャンネルを合わせます。
 とくに、桜井美子さんに匹敵するコメンテーターとして真田幸光愛知淑徳大学教授と鈴置高史元日経編集委員のコンビは聞きごたえがあるのですが、今晩は、そのお二人が日韓の今後と対立する米中との付き合い方について語る内容でした。
 地デジのワイド番組に出演するコメンテーターと違って、聴くものをグイグイ引き込みます。その違いの原点は、政権批判を本分とする左派系メディアの手先のような発言に終始するコメンテーターが地デジには多いからでしょうか。とくに、例によって反町キャスターが芯を突く問いかけをしていくわけですが、今日の反町キャスターは自らが二人に引き込まれがちな状況に見受けたくらいにえらくテンションが高いように感じました。
 番組自体はYouTubeでも見られるはずですので是非チェックしてみてください。

No.3331 北朝鮮の増長

2020.10.12

 北朝鮮が約2年ぶりに大規模な軍事パレードを行った。それも午前零時という深夜のことで、名目は朝鮮労働党創建75周年記念日である。そこでは、2年前に登場した「火星15」を上回る新型ICBMが公開されたという。それは、見た目に大型化しているのがあきらかで、米大統領選がどちらに転んでも、対米交渉を有利に持ち込む狙いが透けて見える。つまり、専門家筋の見方にはゆうに米大陸に届く可能性もあるようだ。
 トランプ大統領をして、「ベストフレンド」とか「ベストパートナー」とまで言わせている金正恩。大統領のコロナ感染で見舞いの言葉を送った直後である。習近平には何かあるたびにお祝いやらを発信しているので、米中相手にラブコールを送り続ける外交手腕は偽善的かつ幼稚な感覚は否めないが馬鹿には出来ない狡猾さも偲ばせる。
 食糧飢餓が続く国ゆえ基本的に莫大なミサイル開発費は中国との関係から捻出していると思うが、それで製造したミサイルでアメリカとの対等性を保持しようというのは、両国間を上手に立ち回っているとも言えるし、それが目的でもあるかの金正恩といえるのではないだろうか。アメリカとの対等性と言っても、北朝鮮にとってアメリカが発する経済制裁が怖いのであって、これまでの経緯からはそれ以上のものではない。反面、日本にむける敵視眼は強烈なものがあり、そういう意味において安保が抑止力になっているのは間違いない。そういえば、今回の軍事パレードで見せつけた最新兵器を「戦争抑止力を継続的に強化するため」と語っているが、それほど綺麗なものでは無いだろう。
 北朝鮮という国は、中国からみれば対米戦略上、最も都合よく使いやすい国であることは間違いない。

No.3314 終戦記念日の極東情勢

2020.08.15

 灼熱地獄と言う言葉が大袈裟に感じないほどの陽気、まさに妖気という文字が浮かんできます。行動意欲を限りなく奪うこの状況は、考えてみればコロナ対策には自粛が肝要ということですから、はやる気持ちをグッと抑えて家内制手作業に興じるのもいいかなとは思いますがいささか長すぎますね。
 子どもたちのことを思うと、夏祭りや盆踊りは中止、プールや遊園地も閉鎖中、旅どころか帰省すらままならずと考えると、夏らしさを味わうという点ではこの上無く可哀想な2020年です。本来であれば、今頃56年ぶりのオリンピックで国全体が賑わいを見せていたわけですから、まさににっくきコロナウィルスといったところでしょうか。

 早いものでというと、戦争を経験された方に失礼にあたりますが、今日は終戦後75年の記念日ということです。テレビでは毎年、特集を組んで戦争の悲惨さをくどいくらいに伝えています。唯一の被爆国であり、戦争体験者が減少する中、それは大切なことだと思いますが、現実は領土侵略の可能性を思わせる沖縄以南での中国の動向は高まりを見せており、防衛意識を高める必要をおぼえます。こう言う思考を口にするだけで、戦争礼賛だなどと左派系からの批判を浴びることになり安倍政権も大変だなとつくづく思います。
 中国が実際に企てていることは世界制覇にあると確信します。これを着実に実効している状況は間違いないわけですから、憲法9条が日本を護るという神がかり的思考に陥っている方々は、万が一でも尖閣、沖縄に中国の手が入ってきたらどう言い訳をするのかと思わずにはいられません。さほど遠くない時期に尖閣に中華製プレハブが建つかもしれないということを否定できるでしょうか。中印国境で起こった戦いでインド人が20人死亡したのはまだ最近の話です。その後、互いの侵入をしないという協定を結んだはずが、中国兵によって、この地域にいくつもの建物が立ち、レーダーや桟橋まで建設したという事実。これには驚かされます。中共ウィルス発祥地の武漢にわずか1週間足らずで2,000人規模の病棟(実際はベッドを並べただけの屋根付き空間だったようです)を作ってしまった中国です。トップの一言で国同士の決め事を破るのは何でもないこと。これが時間のかかる自由民主主義体制と異なる独裁国家の怖さでもあります。意志・決断の速さと伝達の速さは、批判野党の存在は無く、不満分子も恐怖政治で抑え込み、忠実なマスコミの力もあって、一気に事が進む。
 モンゴル自治区、ウィグル、チベット、ブータン、インド、ベトナム、台湾、そして、香港と歪んだ思想と身勝手な気質で自由と人権と領土を略奪し続けんとする国、中国。
 資本主義国家群の責任も重いものがあります。世界の工場としてセンター・オブ・サプライチェーンに中国を育てたのは先進国と目される国々です。しかも、多くの科学技術を提供したのです。もとより、アメリカ映画などには中華系俳優が多く起用される傾向にあります。ロビー活動以前の問題として、中韓は自由主義国に多数の移民を配してきました。その結果として今問題になっている孔子大学なるものが多数造られたりと、受け入れる心の広さにつけ込む中国の実態は日本でも多々あると言われています。

 日本は、国家間の不可侵条約を終戦処理会議が行われた後に破られたという意味においても近代史上唯一の体験国かもしれません。日ソ中立条約を破ったそのロシアは先ごろ国後島に設けた施設の開所式にあたり、石碑に次のような文字を刻みました。「いちどロシア国旗を立てた場所ではけっしてその国旗を降ろすことは無い」
 ポツダム宣言受諾後の8月9日に北方領土の占領作戦を一方的に開始し、9月5日まで日本人に冷徹な侵犯行為をし続けたロシアは、大戦関係国が終戦記念日としている日に替えて、対日戦勝記念日を9月3日に変更しました。そして、千島列島侵攻から75年を経た記念として2種類の記念硬貨を発行しています。いずれも2020年の今年のことです。8月9日をロシア対日条約破棄侵略記念日とでもしたらどうかと思いますが・・・。
 自国のやることは全て正当化するモラルも品も無い国家群に囲まれている日本。私たちの世代まではなんとか現状維持が出来るかもしれませんが、子どもの未来を守るためにどうしたらよいと考えますか。
 

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