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No.2371 幸手市各地も冠水状況

2013.09.16

 15日早朝、目が覚めて「けっこう雨が降ってるなー、こりゃあ上高野の地区民祭も先週に続いて中止になるかなー。可哀想に」といった目覚め感覚で時事放談やらなんやらまどろみながら見ていた・・・・ところが、8時頃だったか、朝食前に新聞を取りに出たところが、玄関の階段1段目のかなりのところまで水が来ていて、長靴なしでは道路に降りられない状態。これほどあっという間にというか、知らぬ間にというか・・・急な雨に見舞われた記憶はかなり以前にさかのぼる。
 地元地域を見回ったら、すでに大中落としはあふれ、道路2本目あたりまでのお宅で植え込みブロックの上部まで冠水。マンホールからは逆流のプッシュアップがあちこちで出ているといった様子。

 午前中、お招きを受けていた行事を終えて、市内各地を回ると全域にわたっての冠水。長倉地区牛村では、あと1センチほどで床上浸水になるお宅まであった。情報としては目にも耳にもしていないが、おそらく実際に床上浸水にまで至ってしまった家があったやもしれない。
 聞いたところでは、9時から9時半ころがピークだったようで、早朝さほどの豪雨といった感触ではなかったはずが、こうした被害におよんでしまったということは、我が上空で降った雨にプラスして少々上流、幸手で言えば鷲宮、栗橋といった西側地域での雨量が影響しているのだろうとも感じる。

 午後は驚くほどの天候回復ぶりで真夏日のぶり返しのよう。道路の乾きも猛スピード。その後、夜になって緑台の知人から緊急電話。慌てて行って見ると、この地の道路はまったく他とは別。それどころか、民家に隣接する稲刈り終了後の田から水がまだ流れ出している状況で、多くの男女がもっとも水が上がったお宅の玄関前に土嚢を積む作業をしていた。地域力に感心したものの、夜半からまた大雨の予報がでていることもあり、皆さんから受ける雰囲気は不安感が隠せないといった感じ。
 市役所に連絡してもなかなか対応してくれないという声を多く耳にしたが、市内数箇所を回った私としては、職員の対応もなかなかままならないだろうと見越すことはできた。また、私とて見回ったからといってその場で何ができるかというと、対処しようがないというのが実態である。あまり、水が引かなすぎたので排水口に手を入れたら、落ち葉や布切れがかぶっていて排水機能を停めていたので、急いで数箇所の排水口の異物を取り除いたことが何年か前にあったことを思い出した。
 ともあれ、それほどひどい実態だった。ニュースでは仙台をはじめ幸手以上の冠水被害となった地域を目にしたが、どこでも役所の対応がてんやわんやだったことは間違いない。