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No.3648 ゼロコロナ崩壊と71機

2022.12.27

 火曜日は当地区の生ゴミ回収日。役割担当者として外に出たところ、なんとも清々しい雲一つない快晴。空模様が人の心模様に与える影響力は結構なものがあるなーと快活な気分で勇んで?帰り、新聞に目を通したところで掲題の中国関連の記事にふれ、あっという間に爽快な気持ちが吹き飛び、早々と曇ってしまった。いったいどうしてくれるのか⚓

 中国が経済停滞の対処方針としながらも、実情は若者たちの暴動沈静対策としてゼロコロナ対策解除方針を打ち出した。計画性も何もない、ただただ政治的姿勢を維持したいがために、そこを終着地点として国家方針を打ち出すだけの中国。しかも、昨日の報道では感染関連の数値発表も今後は下部組織に委ねるとした。そこで出てきた数値は、当日の感染者が2千人台で死者がゼロだとか。世界を小馬鹿にするのもいい加減にせい! 別のニュースでは要人にかなりの死者が出ているともいう。
 中国に付けるキャッチフレーズは事欠かないが、私が常に思うことは、論語の存在だ。昨年は渋澤栄一翁で論語と算盤が相当数売れたというが、今の中国は算盤だけで、論語という人間教科書は風化してしまったようだ。時代が違うとは言え、中国共産党の出現は国家の在り様まで変えてしまった。無道徳国家そのものだ。正直な国民が可哀そうだ。

 
 そこへ来て、日本の領海侵犯を連日続けているのもふてぶてしいというしかなく、さらに今日の報道では、25日早朝から中国軍機71機が台湾の防空識別圏に侵入し、うち33機が中間線を越えたというではないか。この機数は過去最多という。近海では軍艦7隻も活動していたというのだから呆れると言うほかない。米台連携への対抗措置だそうだが、基本はロシアと変わらないかそれ以上と考えるべきだろう。
 「一切の必要な措置を講じ、国家主権と領土保全を断固守」という思考は、嫌がる相手を力づくでモノにすると言っているに等しいわけで、論語にこうした教えがあるはずも無い。