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No.2632 ひどい教員と記者の話

2015.08.04

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 猛暑日連続5日の新記録。渡辺香生子迫真の追い込み銀メダル。アジアサカー男女とも信じられない逆転敗戦劇。サッカーとは、ちょっとしたプレーを起点にあっという間に点が入るスポーツだと再認識させられた。
 さて、6日からは高校野球。この暑さの中では、いくら若いからといってもかなりのものがあると思うが、裏方スタッフさんも目いっぱい大変。とくにミスジャッジの許されない審判さんたちは灼熱地獄で大会を支える・・・そんな角度からも観戦参加したいと思っている。
 まずは
花咲徳栄がんばれ~! 

 さあ、掲題の教員と記者の話に移ろう。
◆福岡教育大学で、准教授が平和安全法制のデモに参加した際の活動方法を授業に取り入れたという。受けた学生が、それに対してどういった感覚を持ち、行動したかまではわからないが、教育専門大学でこうした教育をどんな精神で教える気になったのか…聞かずともわかる話か? 
 一事が万事、小事が大事と考えると、空恐ろしくなる。小さな記事でしかないところも異様で、とりあえず学校側は、何らかの処分を下すということだが、さて、どうなるのか。

◆朝日新聞の記者が、自らのツイッターに次のような内容を書き込んで発信した「ナチスを支援する人は、安倍政権の支持者である」 
 あまりの酷さに、すぐに消されたものの、見識を疑うレベルの話ではない。あくまでも、ジャーナリストの行為としての価値基準を持たなくてはならない。これこそが、まさに「ペンの暴力」というものではないか!

 こうしたニュースが大きく報道されることがないのが、今の日本の問題点であり、報道の恥部だと感じているが、この二つの出来事が放置されれば、国の未来に間違いなく影響する。真剣に対処していくべきであろう。

 特に、ある種のイデオロギーに染まった輩・組織は、安倍総理の写真にヒトラーに見立てたヒゲを書き込んだりして、ビジュアル中傷まで繰り広げるなど、やることは狂っている。それは、国会前のデモ隊の中にもみられる。もっとも、平和安全法制が戦争をする法案だとか、徴兵制が実現するとか煽って、純粋な人たちを騙す形で参加者を増やしている。これを天下のメディアが助長しているのだから困ったものだ。
 しかし、とうとうそれも限界にきているようだ。反対のための反対ゆえに、やることもなりふり構わずになっているのだ。下がった下がったと大騒ぎをする安倍政権支持率も自民党支持率も、過去をひもとけばまだまだ高い。そして一定以上下がる気配はない。40%近くあるだけでも、まだ驚異的といえる数値なのだ。国会議論も、あまりにも野党の質疑が正当な議論といえるものではない。
 そうした状況があってか、デモリピーターが減っていると聞く。増えているのは、主催者発表の人数だけだと。

 少し話は変わるが、シールズが最近の話題のひとつである。現代学生運動と評する彼等は、友達に誘われたからと参加の理由を語る者が多い。信念薄き反体制運動に身を投じて、いったいどういった方向に自分たちの人生のかじ取りをするつもりなのだろうか。
 中核派もアジトに出入りする学生が増えているという。組織の名前にかかわらず、純粋に反体制運動に参加したつもりでも、組織化が進めば進むほど、秩序維持のための総括が繰り返されることになる。あさま山荘の悲劇も20歳前後の学生には、真実味となって伝わらないほど風化している。
 ○○かぶれと一言で片付けては、今の彼らは納得できないだろうが、レッドレフティーの行き着くところまで行った時の怖さだけは味わないでもらいたいものだ。

 この輩・組織が、しきりに使うワードが「民主」だ。民主にもいろいろあるということだ。 若い彼等が人間として、正しく民主を理解していくための過程の出来事であればいいのだが・・・。