記事一覧

No.2291 ジャーナリストの目

2013.02.07

 たまたまのことだが、1週間前の木曜日と今日の木曜日に、東日本における日本を取り巻く外交環境といった内容でジャーナリストの話を聴く機会があった。
 ひとつは、大高未貴さんという女性(この方は今後売り出す可能性大と感じた)で、今日は元NHKワシントン支局長だった手嶋龍一さん。前者は倫理法人会の賀詞交歓会での記念講演、後者は春日部法人会が記念講演として催したものだ。

 話はほぼ同じ感性に基づく理論で、私が日頃感じ、ブログにも書いている自論に近いものだった。大高さんの方がどちらかというと自説をはっきり気取らずに、しかも愛らしく語る物言いで、手嶋さんは幾分控えめに、それとなく批判を口にする言い回し。大人と言えば大人。
 洞察力という面では、テレビに出て来るコメンテーターより正論を吐いてくれる頼もしさが双方ともにあるように見受けた。もっとも、テレビに出ると状況が変わるやもしれぬが・・・。

 大高さんの特徴といえば、売国マスコミ、売国新聞を一刀両断に切り捨てるところにユニークさがある。そういえば、今日7日の沖縄タイムズの一面はオスプレイから水筒が落ちたという記事が大見出しで、その脇で例のレーダー照射事件が小さく扱われていた。沖縄では三里塚闘争における三里塚に無関係の運動猛者たちが「出て行け!米軍」の推進役として暗躍するなど、日本などどうなってもいいと考えているヤカラが騒動を大きくしている。
 これは福島の原発問題から派生した国会デモなどの反原発運動でも同様のことがあったが、地元の新聞マスコミがこれらに加担する報道姿勢なのだから困ったものだ。沖縄タイムズも琉球新報も限りなく日米同盟、安保条約ハンターイ!の思想のようだ

 手嶋さんは、日米政治家比較論がユニークだった。民主党批判論は画面では記憶がないが、鳩山、小沢、前原さんといった方々はまったく低評価で、なんでこういった人たちや政党を選んでしまったのだろうかといった前回選挙への残念な思いをにじませた精神が見えた。パネッタ長官が今回の事件で中国に厳しい発言をしていたが、それ以上にヒラリーさんの安全保障条約第5条摘要の可能性を指摘した発言を高く評価していた。手嶋さんはヒラリーさんの名を語る時、「ヒラリー・ローダン・クリントン」とフルネームで言うほど、政治家としての姿勢を称えつつ、しかし怖い政治家でもあると語るのだ。
 
 中国をあらゆる表現で非紳士的国家と評価する点は二人とも共通しており、私も大いに共鳴できたが、面白かったのは、日本海沿岸のロシアと韓国の間にほんのわずかの海岸線を持つ形で中国の領土がのびていて、そこを起点にして日本を上に眺める逆地図というものをパワポで見せてくれた。
 たしかに、中国にとって日本列島は邪魔な代物と映るのだろう。それがよくわかるから面白い。地図も見る角度によって、まさに世界が変わる。