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No.2258 16日解散、16日投票!

2012.11.15

 党首討論でどちらが優勢だったかなどどうでもよい視点だ。野田さんは確信的にこの討論で解散宣言をするつもりだったと思う。それが多くの彼の発した「セリフ」に理解できる。とくに最後の一言は間違いなく事前用意のシナリオだったのだろう。感情の高ぶりも演出もしくは党内論争で疲れたゆえか?

 さて、こうなると投票日はいつか? 野田首相が逆に条件を突きつけた格好ではあるが、16日の解散は間違いのないところだ。投票日は、おそらく12月16日になると思う。
 ほぼ同時に小沢元環境大臣の「維新の会」への寝返りが発表された。これを直前逃走、逃亡? または寝返りと言わずしてなんというのか!
 まさに政治家とはこういうものかと、政治家の私としては情けなく感じる出来事だ。後援会の承認を得てのことなのかどうか・・・大いに考えさせられる。

 この世界で一度ならず2度までも、信念を見せずに反省することなく離合を繰り返す政治家は評価に値しない。そして、特に地方に言えることかもしれないが、選挙区後援会はしがらみを越える眼力を持たない狂信的な一面を持つ。そして、大都市圏の無党派層は投票基準は曖昧希薄で、その浮気癖は半端ではない。
 現代選挙の難しさがこうしたところにあるのは多方が理解するところだが、今回の選挙は、権力把握のチャンスを伺う第三極に不毛の期待感を抱く有権者がどれほどいるかだろうと思う。この極は大連合を必ずすると言っているが、原発、消費税、TPPなどを小異とされたのでは有権者も落ち着かない。これでは、保守、社会、日教組が組んだ民主党以上に野合政党を表明しているようなものだ。
 民主党もそうだったが、石原さん、橋下さんなど口達者な人はいるが、基本的に日本を託せる器には遠い人が数をしめる。立ちあがれ日本をこきおろした橋下さんには品というものが感じられないし、1億2千万人のリーダーにふさわしい人格を備えているとは思えない。
 いずれにしても、第三極は間違いなく権力闘争の道に突き進むことだろう。そして自然瓦解、消滅、離散、解党、結党を繰り返すだろうと推測する。石原さんという元気はよいが、言いたい放題の長老に日本を託してどうするというのか。どこぞの新聞社にもそうしたトップがいるがさして変わらない。
 一言一言をアドバイス的に発するところに長老としての重みと価値があるはずなのだが、結局は権力を手にしたいという思いが先に立ってしまったようだ。

 さあ、選挙です! 

No.2257 石巻から・・・まだまだを実感する惨景

2012.11.15

ファイル 195-1.jpg ボランティア作業の休憩時に見た現地の風景、とは言っても風光明媚なものではなく、大きく残る爪痕です。こうした光景を見てあらためて思うのは、自然災害の驚異であり、現在の被災地以外の下り坂の関心度であり、政府の無策ぶりです。

ファイル 195-2.jpg 初日の作業が終了後、議会事務局を通じてお願いしておいた石巻市市役所への訪問をなんとか実施できました。正装の用意はしていったのですが、時間的に着替える間がなかったので作業着のまま5時頃でしたが駆けつけました。丁寧に応じてくれた議会事務局長に「特例公債法案が可決されず困っている自治体と蓄えがあるからさほどでもないという自治体に分かれているようですが、こちらではいかがですか?」という問いに「石巻市とその周辺自治体は、もともと財政が苦しかったことから合併をした経緯もあるので、まさに厳しい状況です」ということでした。当然と言えば当然のことですが、そこに政府への怒りの思いが込められているのを感じました。

ファイル 195-3.jpg ファイル 195-4.jpg 
職員の不足も実態にあるそうです。石巻市では47人の職員が亡くなったそうです。
 被災地15市町村連絡協議会がちょうど12日に開かれ、合計936人の職員不足のうち、現状665人が支援されているが、まだその差が足りない状況で、全国の自治体に緊急の支援要請をするということでした。

 最初の写真は女川地区で土台から破壊されて横倒しになったビル。建築の参考にという理由で残されているのだとか。2点目は私たちが作業した場所から5mほど上がった新築まもなかった住宅。よく見ると海水がしばらく残った様子が壁に残り、瓦のグシが落ちた状況が見てとれます。
 3、4点目は、竹の浜地区の地盤沈下の現状。防災無線は何を思って立っているのだろうか。応急仮設道路も時間で海水に覆われる状態です。

ファイル 195-5.jpg 5点目は石巻市内でポツンと営業している仮設の小さな布団屋さん。周りは手付かずの更地状態です。交通量の多い国道脇の小さな仮設店舗での商売がいつまで続くのか人ごとではありません。

No.2256 石巻から・・・ピースボートでの活動

2012.11.15

 「16日解散」には驚きましたが、それは次号にまかせるとして、石巻から帰ってまいりました。
 10日の23時過ぎに出発、安達太良と国見で2度の仮眠休憩をとり現地に7時半到着、コンビニで朝食を求め、8時にピースボートセンターに入るという睡眠不足は否めない強行軍。
 現時点でのピースボートセンターの活動は、仮設住宅でのお話相手と漁師町に点在する資材置き場用コンテナへの絵かき作業の2種類で、私たち3人への配分は後者。これを2日間受け持つことになりました。

 このコンテナというのは、リアス式の牡鹿半島には多くの浜があり、そこで漁業で生計を営む方々はまさに職住接近だったわけですが、その多くは家も資材置き場も跡形もなく流されてしまった例がほとんどで、その資材置き場にと全国からコンテナが届けられたそうです。
 被災者の皆さんのお気持ちは「奈落の底」といったほど想像もつかない落ち込みであることは容易に理解できますが、無機質なままのコンテナにそれぞれの思いを込めて「絵を書こう!」ということになったそうです。
 その絵を書くために、女川に住むデザイナーが書いてくれる下絵にそって色をつけていくのが主たるボランティア仕事ということになりますが、その前段階としてサビ取りに1日、2度の白塗りに1日かかります。この前段階の2日間を今回作業してきました。
 最初の写真は作業開始直前。次の写真は2日目の作業が終了し、ピースボートいしのまきの若きリーダー鈴木さんと白塗り完成のエール。

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それぞれの絵には持ち主の意向に基づくいろいろな意味、思いが込められています。いくつか完成品を紹介します。私たちが作業したコンテナは下地の白塗りまででしたが、まもなく下絵が描かれ、鮮やかな色がついて仕上がることでしょう。
 このコンテナの持ち主はカキの養殖業者さんですが、津波前は5枚あったイカダがようやく3枚に復活したそうです。少し高台に出来た仮設に住んでいるということでしたが、そのお母さんが差し入れをしてくれたのには感動しました。「どんな絵になるのか楽しみにしてるんです」と現地語で語る年老いた母。その横で「大事にしなきゃいけないと思ってます」と言う遊佐さん・・・そうそうこのコンテナの持ち主のお名前です。


ファイル 194-3.jpg 3つめの写真にはコンテナの奥に仮設住宅が見えます。4つめは豊漁を願う宝船に大きな虹がかかっています。最後のものは、十一面観音ですが、観音様の両手が完全に重なっておらず、人の形を作っています。その右反面には思いの強い漢字がいくつか書かれています。どれも悲しい味わいを感じさせますが、違う浜で見たものでは、復旧復興に欠かせないという思いでショベルカーが、そしてまた、亡くなった愛猫を偲んで大きな猫を描いたコンテナが・・・・といった具合です。
 まだ多くの漁師さんが絵塗りの順番を待っているそうです。

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