昨日は確かに暑い一日でしたね。5月の時点で熱中症による死者が出るとなると、これからの数カ月、いったい日本列島はどうなってしまうのだろうかと気が重くなります。なにしろ、昨日は史上最高歴史的な気温が各地で示されました。なんといっても、北海道佐呂間町の39.5℃には驚きました。反面、襟裳町では14℃台だったというのですから、いったい、この25度の差はどう理解したらよいものやら。
多くの人がいうところでは、北海道は5月から6月、または9月頃に訪れるのが最高だとか。しかし、灼熱地獄の北海道を思い描くことは通常ありませんし、困難な想像です。まして、日により、土地により気温差が大きいとなると落ち着いた旅にはならないこと必死です。事実、今朝の佐呂間町は10℃程度で昨日より30℃も低いといいます。
伝統、慣習、風習、思考性、価値観などがあるゆる状況下で変化が認められる時代にあって、自然現象もこれほどまでに移り変わる様は日本だけのことではないはずです。気候変動も結局は人間がもたらした結果と考えると、文明開化以降の人間社会は随分と罪作りなことに時を費やしたものだと感じます。これでもかこれでもかの生活向上を求める人間の欲望の輪廻は、猛威をふるう自然現象を生み、人命をも奪う地球にしてしまったと理解すべきなのでしょうか。
少し、話が大きくなりましたが、要するに自然災害も元をたどれば人災ではないのかと思えてならない昨今です。
今日は、午後から全員協議会があります。執行部からの報告があるということです。
記事一覧
No.3124 想像にない灼熱の北海道
No.3123 会派変更
暑かったですねー! とは言え、エアコンをつけるまでには気持ちが向かなかったのは湿度がさほどではなかったからでしょうか。しかし、ニュースでは24度程度で熱中症の気配にまで襲われる可能性を報じていましたので、これからの陽気変動にはくれぐれも用心用心といったところです。
幸手市議会では新議会最初の定例議会の前にもかかわらず会派に異変が生じたようで、自民党会派の藤沼・木村のお二方が会派を解消したということです。こうした内容はたとえ裏事情の詳細を知っていたとしても、それを明らかにすることはそれ自体が問題にもなりかねませんので、あくまでも事実だけをお伝えします。というと、小生が詳しい状況を知っているようですが、そのあたりは読者のご想像にお任せいたします。
それにより、議会運営委員会から自民党会派がいなくなるという一般的な感覚としては「いびつ」な議運になってしまいました。これで議運は5名で運営されることになります。あらためてご紹介しますと、
■議会運営委員会委員長・・・本田議員(新政改革)
■議会運営委員・・・・・・・小林英議員(新政改革)
■ 〃 ・・・・・・・武藤議員(幸手市政クラブ)
■ 〃 ・・・・・・・四本議員(公明党)
■ 〃 ・・・・・・・大平議員(共産党)
分裂した自民党会派は木村議員が単独で名乗りますが、公党会派でも一人では議運には入れないということになっているということです。小生の市議時代とはこの点変わったところです。藤沼議員は無会派単独という立場で、小生や坂本、青木の各議員と同様になります。
幸手市議会のこうした状況は、多少の経験がある小生にとっても皆目理解しにくいとしか言いようがありません。なにせ、まだ議会人事を中心とした臨時議会しか開かれていないのですから。
No.3122 非常識が議員になってる
前号で書き忘れましたが、前々号でお伝えした地域の思いやりが一部欠落していることへの同意のメールをいただいてます。それには、私が書いた事実は思いやりという気配りのレベルではなく常識の範囲だというご意見もありました。悲しい話ですが確かにそうかもしれません。
そういえば、国会議員が大衆の模範になるというのは、もはや捨てるべき格言になりはてました。尊敬できる人物がいるにしても、それすらも解消したくなるほどの体たらくな国会議員が目立ちます。もっとも、有権者が選んでいるのですから、いったい何を理由にその名前を書いているのか聞いてみたくなります。
◆丸山穂高氏・・・氏を付けるのもはばかられるが、彼の発言には驚くものが多すぎます。「北方領土は戦争しないと取り戻せない」「女を買いたい」「国会議員には不逮捕特権がある」バカか!と思うほど稚拙な人格を披露しているこの30代の若者が社会にもたらした不浄な言動は重い!国会議員としてのものゆえ重すぎるのだ。小泉チュルドレンで名を馳せた杉村太蔵元議員も、当選時に「新幹線がタダで乗れる」とか「高級レストランで食事が出来る」といったようなことを発言し、顰蹙をかったが、丸山氏のそれと比べたら期限付きで許せる範囲でしょう。丸山氏の発言は不問に付すわけにはいかないし、期限が来れば許せるというものではありません。人格に問題ありです。
◆山尾志桜里氏・・・国会中に無届けで外遊。本人は「届けを失念していました。アメリカの政治経済の実態を視察に出かけました」と。これで済んでしまうのだから気楽なものです。脛に傷持つ議員が他にもいると考えれば、さほど責められずに済むでしょう、きっと。一昨年暮れの選挙でもプライベートでの問題を振り切り当選した山尾さんですが、考えたら地元意識で投票した有権者もすごいものだと思います。実際は、振り切ったのは有権者だったということです。私が、この議員に好感が持てないのは元検事にあるまじき問題性を有する人間ということと、国会発言がエキセントリックでやたらと恣意的に感じるからです。もっとも、立憲民主党の女性議員にはこういうタイプが多いようです。
常識か思いやりか? いずれにしても国や県とまでは言いませんが、優しさが息づく地域であってほしいと思います。
No.3121 一般質問
せわしない日々が続く中、今日は一般質問の通告期限日でした。8年ぶりのことでしたので、少々勝手が違いましたが、無事通告することが出来ました。
質問の内容は次のようなものです。
1.デマンドバスについて
2.消防組合西消防分署の廃止計画について
3.学校給食費の公会計化について
聞きたい事、言いたいこと、とにかくいろいろありますが、一般質問はあまり手を広げるとアブハチトラズになるので、せいぜい3項目、発言の構成構想次第では5項目までが可能な範囲です。そのために、過去の議事録を確認するなどしたところです。
県議会ですと冒頭30分程度の範囲で8項目程度を質問の対象に選定し、それぞれ800文字から1000文字でまとめたものを通告します。当初質問でそのすべてを発言し、知事ないし部長級による答弁があり、再質問となりますが、再質問に至る確率は少ないのが実態です。およそ市議会とはまったく異なる形式となっています。また、議員が90人もいるので質問機会は年に1回程度しかありません。
それに比べて、内容が市政に限られますので規模という感覚では物足りなさもありますが、中身はより具体的な日常が含まれることと、毎回できる市議会はその分やりがいがあるのは間違いありません。久しぶりのことですがどうなりますやら。質問はおそらく6月6日の出番になるかと思います。
No.3120 地域の思いやりはどこに?
今朝はこれまでにない快適な五月晴れでした。一年中こんな陽気なら最高なんだがなーと、つい独り言を口にしてしまうほど素晴らしい朝。大規模営農者の田植えはまだ続いていますが、遠目に見る風景も漲る水が陽に映え、この時期の風景が醸し出す感覚にうっとりするほどです。里の原風景は全国各地に素晴らしい名所がありますが、我が郷土のそれも若干ひいき目としてもなかなかのものがあります。
そんな感覚に浸る間もなく、今朝のスクールガードで今日最初に通過した班の3年生が「枝久保さーん、○○がうんこ踏んじゃったんだよー」するとその後ろを歩く当の本人が「枝久保さーん、どうしたらいいんですかー」と。
この言葉のイントネーションに独特なものがあるので雰囲気を正確に伝えるのは難しいのですが、最初の言葉は面白半分、からかい半分で、本人は腹だち、ふてくされ、恥ずかしさが入り混じると言えばわかりやすいでしょうか。
問題は、やはり糞を放置したままにするペット管理の在り方を問わねばなりません。こうしたことがきっかけで「いじめ」が発生することもないとは言えません。この班の場合は心配ないと思いますが、学校に行っても話題になることは十分考えられます。そう考えると、飼い主の無責任さは小さくありませんし、そもそも犬を飼う資格はないと言うべきでしょう。
昨今の犬事情は大型犬から小型犬に傾向が進んでいることもあって、糞の始末が簡単になったようで、放置糞を見かけることが少なくなりました。しかし、今朝のような状況で子どもが被害を受けることもあります。健康ウォークに励む高齢者だと踏んだことすら気が付かないかもしれません。そう考えると、地域住民間の最低限の気配りは発揮してもらいたいものです。それが思いやりというものでしょう。
肝心の子どもの訴えに「落ち葉の塊でゴシゴシして、土のある場所に行ったら、そこでまた同じことをしなさい」と言うのがやっとでした。
「わかったー」と返事があったので、とりあえず理解してもらえる回答にはなったのかもしれませんが、最適な回答だったかどうかを思うと心残りです。
No.3119 議会とは?
市議選後の最初の議会が議会役職を決める臨時議会です。それが昨14日に行われました。この議会人事の流れは、わかりやすく説明するのが難しいし、理解するのは更に難しいところなのです。
まず、すべては議長選挙にかかっています。そこに集約してどれだけの議員数がまとまるか、つまり数の論理がどうなるかという点が、その議会の実態を示しているとも言えます。
まずは議事内容と結果をご覧ください。
左記の議事にしたがって進行しますが、ハイライトは最初の議長選挙と言っても過言ではありません。選挙とはいえ議員間互選というスタイルです。結果は下表の通りです。
議長選の結果は表の通り、宮杉議員が当選しました。表中に太い縦線がありますが、あくまでも推測ですが、太線の左側に記載の9名の議員が宮杉議員に投票したものと思います。無記名投票ですから間違いないと言い切るのもなんですが、坂本議員はすべての投票に自分の名を書きましたと言ってましたし、私は勿論のこと、他の右側の議員さんの投票もおおよそは推測できるので、宮杉議員に9票入ったとなるとこの縦線分離がほぼ間違いないものと思われます。
また、次の副議長にも小林啓子議員に9票入っているので同様に考えるのが妥当でしょう。
数日前から9人の議員が会合を繰り返しているという情報もありましたし、14日当日は早朝8時40分から議会で会合を持っていたことは事実なので、ここで、何らかを理由にまとまったということだろうと思われます。この会合には私にも坂本さんにも声はかからなかったので、9人という絶対的過半数を確保できた段階で、結果表の役職構想が出来上がったものと考えられます。
議事1と2が終わり、次は常任委員会役職互選です。一人が2つの委員会に入っている関係ですべてを同時にはできませんので一委員会づつの選任になります。
まず総務は9名中6名が入っており、その6名の投票により木村議員が委員長に、次に副委員長に6名の投票で私が・・・根耳に水とはこういうことを言うのでしょう。聞いてもいないことでしたし委員会はヒラの立場で質疑したいと考えていたことから、私はこれを辞退しました。それにより休憩に入った後の再選挙で本田議員に6票で決定。つぎは文教厚生委員会で、小河原議員に7票入り委員長に、木村議員に6票入り副委員長に。ここで6票に減った理由は不明です。最後に建設経済委員会で松田議員に9票入り決定しましたが、1票は坂本議員の自分票です。私は総務と文教厚生に入っていますが、結果が見えている状況でしたので4回の投票すべてを白票で投じました。
次は会派代表者6名による議会運営委員会。投票に入る前に形式的に議会運営委員会の委員名簿が配布されましたが、小林啓子議員が公明党代表として名前があったことから、大平議員が副議長は慣例として議運のオブザーバーのはずで委員には入らないはずだが?と質疑。ここで暫時休憩となり、事務局長、議長、公明党議員の調整の話し合いが別室で行われた結果、公明党さんから代表交代の変更申請があり、四本議員が代表となり、議会運営委員にチェンジ。
その後、議運メンバー6人による互選で本田議員が4票で委員長に、副委員長互選では小林英雄議員に4票という結果になりました。
組合議会は3つあります。これには希望を議長に申し入れ、それぞれ希望が多い場合は議長による調整というか話し合いになり選挙形式はとりません。
私は消防組合議会を希望しました。かなり競合すると予想していたのですが、意外や意外、希望者は私以外に武藤、大平の二人の議員だけ。武藤議員がこれまで4年務めてきたこともあり、近隣住民の命にかかわることなので、地域的な関係で武藤議員が降りてくれました。それにしても、東武線西側に住む議員は他にもけっこういるわけですが、私と大平議員だけが希望したことにはいささか拍子抜けした次第です。すでに西消防署廃止計画は俎上に上がっている段階で「火中の栗」を拾うことになりかねないと考えたのではないかという武藤議員の言葉が耳に残った次第です。
他の組合議会議員については状況を知る由がありませんでしたが、おそらく揉めることなく決まったものと思います。
最後は追加議案の形式として監査委員の選任が上程されました。これは市長選任で市長からの追加議案です。藤沼議員の名が書かれた議案書が配布され、市長が選任に至った説明をしました。大平議員から市長はいつこの人事の選任をしたのかといった質疑をしましたが、これも推測の域を出ませんが、9名の中での割振りという形で決定していたのでしょう。しかし、これも議会人事の在り方として過半数を確保した側に決定権があるので、市長が勝手に誰々を指名したいというものではありません。
かくして、新議会の役職がすべて決定しました。選任された議員の皆さん、おめでとうございます! 今後のご活躍を期待しております。
それにしても、私が過去2度の市議時代とほとんど議会体質が変わってはいないということを再認識した次第です。それ以上述べるのは控えることとして、あとは読者の皆さんのご理解にお任せしたいと思います。