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No.2899 高校野球も様々で

2017.07.12

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 昨日、今日と朝7時にはすでに汗がジワジワではなくタラタラに近い感じの気温でスクールパトロールも日陰がないこともあって結構なものとなる。自転車で通勤する方たちも駅に着くと汗だくになるんだろうなあと若い時を思い出しながら「行ってらっしゃい」と送り出す。 

 昨朝のこと、毎朝通る男子高校生と「北陽?」「はい!」「野球部?」「はい!」「試合いつ?」「明日です」「どこの球場?」「越谷です」「がんばってー」「ありがとうございまーす!」といった会話を短い時間で交わした。ほぼ毎日通る高校生なのだが挨拶以外の声をかけたのは始めてだ。
 なぜ声をかけたくなったかというと、彼のヘアースタイルについつい新鮮さを感じたからである。高校球児の伝統的イメージのひとつに五厘刈り頭がある。いや、私にはそれが強烈な印象として残っている。高校時代、野球部のメンバーは大会前になると互いにバリカンで刈れるだけの髪を刈ってマルコメ頭に変身するのが常であった。
 なかなかのイケメンだと感じていた彼が五厘刈り頭で帽子もかぶらず通学する姿を見て、夏の大会の埼玉予選が始まっていたことを思い出した。それで声をかけずにいられなくなったというのが正直なところ。高校球児と判断出来た段階で道路向こうだろうがかまわずに励ましたくなってしまったというわけだ。自転車が向かう方角的にもおそらく北陽だろうと・・・ズバリだった。高校野球の季節が到来したのだ。
 今朝は現地集合だったのだろうか、彼の姿を見ることはなかった。試合は浦和西に10回延長4対3で勝利していた。彼がレギュラーかどうかは知らない。でもそれはどちらでもいい。明日、また会えればいいんだが・・・「よかったねー、つぎも頼むよー」と声をかけようか。
 今日は、おそらくグランドの地熱は35度をゆうに越えていたであろう酷暑の中、思い入れのある高校の多くが登場した。
 地元幸手市の幸手桜高校は滑川総合に11対1で5回コールド負け。部員数11名うち7名が1年生という県内最小チームなのだがよく頑張った。これで3年生が抜けると来年のチームが維持不可能になるが、どうやって窮地を切り抜けていくか心配と期待が入り混じる。今回の参加校には4校合同、3校合同という合同チームもいるが、野球をやらせてあげたいという思いに対しては本人たちも納得はしているだろうが、寂しい気持ちがないはずはない。単独チームとしての存続が出来るに越したことはない。
 母校の大宮高校は初戦春日部工業に11対4でコールド勝ちした。半世紀前の強豪校も自分が3年生の夏に甲子園出場を勝ち得て以来、本舞台はご無沙汰である。まさに丁度50年前のことである。生きているうちにその再来があるかどうか・・・かすかに祈ってはいるのだが。

 千葉県の甲子園常連校で、3年生の部員が少女売春にかかわっていたとして逮捕された。ニュースにえー!と声が出た。それほど事件の性質を衝撃的な感覚で受け止めたが、今や有名校に全国から集まる高校球児。ある意味別格の扱いを受けるせいか有頂天になり、大人のハズレの部分に興味を持つ傾向が若干あるのは否めない。もって生まれた素質に周囲が子どもの頃からちやほやし、鍛え抜かれた肉体と向上中の人格形成が合致せず、レギュラーからはずれたり、ケガで待機状態になったりすると自制心不足の人格が良からぬ方向へと走る。走って走って足腰を鍛えぬけば、高校を出たあとに芽が出る可能性は十分にあるし、そんな選手はいくらでもいるのだが、抑制力や忍耐力が不足する10代にありがちなことである。残念としか言いようがない。
 さて、この高校は県予選には辞退せずに出場しているという。あくまでも本人の責任であり、他の部員に連帯責任を求めるのは可哀想ということだろうか。なかなか難しい問題だが、プロとアマの垣根も低くなり、団体スポーツのあり方も時代と共に様変わりしている。
 私の評価・・・ですか?
 私がこの高校の校長もしくは野球部の監督であったなら・・・
 辞退を選択するだろうと思います。事の重大さと団体スポーツの持つ厳しさを教えるのも高校教育だろうと思うからです。それに代わるものとして、規則的に可能かどうかはわからないし、受験勉強の兼ね合いと集中力が一気に失せた状態もあって簡単なことではないでしょうが、秋の大会を3年生の引退の舞台にしてあげられないものかと思いますが・・・。無理なら仕方ありません。
 高校野球も様々ですが、なぜかいくつになってもワクワクさせてくれるものがありますね。

No.2886 近藤健介に4割の期待

2017.05.28

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 前号に続いてスポーツの話題。宮里藍ちゃんの引退ニュースにはたまげた。日本にとどまって活躍すればまだまだ優勝回数を増やせるという思いは多くの藍ちゃんファンが感じることではないだろうか。もったいない!の一言だが、それなりの理由があると思うと余計なお世話かもしれない。31歳はまだ引退の歳ではないと思うのだが・・・。
 昨日の白鵬、勝負がついた後の一突きになんの意味があるのだろうか。母国の後輩照の富士は痛む足を無理して出場を続けている。あの一突きで落ちずにすむ土俵下に落ちた。しかも痛い左足から。先輩としての思いやりや横綱としての品位に欠ける姿はとくに女性の嫌悪感が強いということを相撲界も考えたほうがよい。勝負の世界には憎まれ役の存在意義もあるとは思うが。
 さて、今日は第84回日本ダービー。日頃はさほどでもないが、ダービーと暮れの有馬記念はなんとなく注目してしまう。あの伝説の名馬ディープインパクトの子どもが6頭も出ているという。今年はどんなドラマが待っているのやら。

 この号、本題はプロ野球で実現不可能な領域に入り込んでいる選手に注目したい。夢の4割に近づく男、その名は日本ハムの近藤健介という。日本ハムといえば大谷翔平選手が話題を独り占めしている感が強いが長期離脱でここのところマスコミも静かだ。あとは不動の4番中田翔や個人的には巨人から移籍して現在6本のホームランを打っている太田選手の変貌ぶりに期待している。
 ところで、私にはシーズン前から気になる選手がいた。それが近藤健介選手だ。というのも、彼の伯母さんが幸手市に在住されており、数年前に亡くなられたご主人ともども個人的にたいへんお世話になった縁もあってのことだ。ただ、そのご縁があろうがなかろうが野球馬鹿の私には、今年の近藤選手の活躍は驚きと喜び以外何物でもない。
 今日現在、日本ハムは45試合を終わり、ペナントレースのほぼ3分の1を消化したところである。45試合修了時で近藤選手は、これまで182打席129打数55安打でなんと0.426という驚異的な打率を残している。四球が49というのも試合数以上ということでいかにパリーグの投手から要注意バッターとみなされているかを証明している。開幕以来、毎試合注目しているがノーヒットの試合はまだ1試合しか記憶にない。スタメンからはずれたのも1試合で疲労を考慮した栗山采配だろうと思うが、あとはほぼすべてにクリンアップ3番という重責を任されて上記の打率を堅持している。昨年はケガの影響もあっ不振をきわめ出場も80試合と限られた結果、265の打率に終わっている。言わば年をまたいだ華やかな復活劇は素質の開花といった見方も出来る。というのは、一昨年は129試合に出場し完全レギュラーの座を得ていた。成績も打率326でパリーグ3位という立派な実績があるからだ。それがあって背番号も54番から8番となった。ちなみに8は私の大好きな番号である。

 少し紐解くと、1993年8月生まれの23歳、身長173センチと球界では小柄なほう。千葉県出身だがなぜか横浜高校で筒香などとともに甲子園出場を果たす。高校通算本塁打35本。2011年秋のドラフト4位、今や珍しくない右投げ左打ちで登録は捕手だが内野も外野もこなす。年棒4500万円。
 高校野球や六大学などは多くても10試合程度の短期戦でかつ力の差があるレベルでは高打率が記録されるのは珍しくはないが、ペナントレースという長丁場で、投手のレベルが格段に上がるプロの世界では4割というのはほとんど達成不可能な数字とも言われるが、それでも大リーグでは20人ほどが記録に残る。シスラー、タイカッブ、ホンスビーなどはよく知られるところだが、最後のテッド・ウィリアムが1941年だったことを思うと、打つ技術よりも投げる技術が進歩していることがわかる。そして日本では4割を達成した選手はいない。最も近くてランディーバースの389で次がクロマティーだが、いずれも外国人選手と思えば、まさに日本人選手の4割打者誕生という世紀の瞬間を見たくなるのもご理解いただけると思う。この大記録にまだ余裕を残す形で頑張る近藤選手にエールを送り続けることは間違いなく今年のプロ野球の大きな楽しみになっている。
 まもなくセパ交流戦がはじまる。巨人戦に限らずぜひ近藤選手に注目して頂ければと思うとともに彼の活躍を願う次第。それまで野球のヤの字も知らなかった伯母さんは自室に近藤選手の写真とサイン色紙を掲げ、日本ハム特集誌を抱えて数少ないテレビ放映を楽しみにしている。

 かっとばせーケンスケー!

 

No.2885 高安、常陸山継承に夢を!

2017.05.28

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 稀勢の里人気で大相撲が連日大入りだ。画面からもその華やかさが伝わってくる。稀勢の里休場の残念なニュースに終盤に来て寂しい感は否めないが高安や玉鷲、宇良といった力士たちが長い幕内の取り組み全体を支えている。
 来場所から新大関が躍動する。茨城県から半年足らずで横綱、大関が誕生するというのもNHKの朝ドラ「ひよっこ」に結びつけて偶然ではない何かの“縁”を感じないではない。
 高安は横綱になれる器と期待するが、流れを大切にして一気に目指してもらいたいものだ。昇進確実の10勝目をあげた日、NHKはフィリピン人のお母さんを呼び寄せるという気の利いた企画を実現した。夢を実現した息子の一番にも静かに見守るお母さんの姿が愛おしく感じられたが、その時まで高安がそうした来歴を持つ苦労人とは知らなかった。だからというわけではないが、高安には是非とも横綱になってほしいという思いが募る。
 そして、個人的希望としては茨城県が生んだ大横綱の名跡を継いで欲しいと思っている。第19代横綱常陸山は明治後期に活躍した力士で角聖と称された人物である。古今十傑にも称えられ相撲人気を高めた相撲中興の祖とも言われる名横綱であった。大関、横綱に昇進を機にしこ名を変えるというのは最近では安馬から日馬富士に改名した例があるが、歌舞伎の世界でも大名跡の披露公演が話題になり客を呼ぶように相撲界もこうしたことは積極的に取り入れるべきではないかと思う。安馬と高安、なぜか安という文字があるのも奇遇といえば奇遇。
 部屋の流れが出羽海系列ということで二所ノ関系の高安が継承することへの壁はあるのかもしれないが、そんなことよりも常陸の国茨城県にこだわって明治時代の四股名を復活させることはファンにアピールすること間違いないと思うがいかがなものだろうか。
 そもそも第72代横綱稀勢の里の誕生が、第35代横綱男女の川以来75年ぶりに誕生した茨城出身の横綱であった。その時も同様のことを思っていたが、残念ながら常陸山というワードにふれたマスコミはなかった。くどいようだが、そうそう滅多にあることではない。高安にそれを期待するのはけっして無理な話ではないし、相撲界のしきたりというハードルを低くして常陸山再興を実現してもらいたいと熱望してやまない。

No.2870 由伸巨人に疑問?

2017.04.10

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 世界が目まぐるしいが、今号は球春きたりとワクワクしてはいる中、我がジャイアンツに大いなる疑問かつ不満が拭いきれず純粋に楽しめない状況となっている思いを。
 どういうことかと言うと、マギー獲得によるチーム全体の歪が決して小さくないと感じる点についてである。
 人間誰しも人をみる目にどこか好き嫌いがあって、とくに上下関係の場合は「えこ贔屓」が自然に出るのは世の常とも言える。通常ある程度は許せるし納得もできる。しかし、昨年から今年の巨人をみる限り少々度がすぎてはいないかと開幕以来ずっと注目している。そして、それにより昨年から一人の選手にかかる影響が半端ではないと感じる。村田修一選手である。
 マギーが2013年楽天日本一に貢献したのは間違いない。しかし障害を持つ子どもの関係もあって1年のみでメジャー復活を希望し帰国した経緯がある。2014年はマーリンズで年間を通してレギュラーで活躍したが、その後の2年間は3チームを渡り歩き、その多くは3A在籍で結局レギュラーどころかメジャーの座をつかみ切ることは叶わなかった。そこへ年棒1億9300万円でのトレード話が舞い込んだ。主は日本球界の盟主巨人。そこでクリーンアップをまかされるとなれば慣れた日本でのことゆえ不安どころかひとつ返事の移籍話ではなかったかと思う。外国人選手獲得の際、近年は1軍で不調の場合は2軍で調整という条件提示があり、それを了解した上での入団が多いようだが、マギーにはその条件がないらしい。不調であっても最低限1軍ベンチ入りということになるのだろうか。前述の楽天優勝時の成績は本塁打28、打点93というもので突出した数字というわけではない。足も遅く失策率も高いという評判もある。
 

 そこで村田選手だが、ジャイアンツにFA移籍して丸5年が経つ。移籍初年と4年目が低調な成績で安定感に欠けるという意味で首脳陣の信頼を確実に得られなかったせいかどうか、昨年のキャンプ時は将来の4番候補と騒がれている岡本がオープン戦で試され続けサードの座をおびやかされた。結局は143試合スタメンを堅持し、本塁打25、打点81はチーム最高の成績という村田にとって意地の1年だった。複数年契約のFA移籍ということもあってたしか年棒3億円のままだが、熾烈な若手との戦いに勝った翌年、今度は戦うまでもなくオープン戦絶不調だったマギーにレギュラーを奪われたのだ。村田の心中は計り知れない。由伸監督から説明を受けたというが内心は相当アドレナリンが噴出したであろう。しかも昨年村田の壁に試練を味わった岡本は、外野コンバートで今年は亀井やギャレットを脇役においやってレギュラーを張りつつある。首脳陣によほど期待されているのだろうが、起用法は日ハムに移籍したかつてのゴジラ2世の太田以上のものがある。ドラ1入団時に何らかの条件が取り交わされているのかもしれないと感じるほどである。言っておくが私は岡本には大いに期待している・・・しかし何につけてもはじき出されるのが外様の村田かという思いもあるのだ。

 村田はあと230本ほどで2000本安打に手が届くところに来ている。つまり2年レギュラーでいれば問題なく達成できるはずだが、今の状況ではそれも難しくなっている。好調な成績を残した翌年にこうした待遇が待っているとは予測しなかったであろう。投手にカミネロを加え3人の外国人が登録されている影響で2軍調整となっているギャレットやクルーズの心中もいかにである。
 村田に戻るが、パリーグに目を向けると楽天にウィーラー、ロッテにダフィー、日ハムにはレアードが3塁で起用されている。前2者は現状1割台、レアードは昨年活躍したが今は1割にも満たない。守備にこだわらなければ村田をDHで起用することも可能だ。ホームラン20~30本は硬いと思うが、いかがなものだろうか。あくまでも本人が希望すればの話ではある。宝の持ち腐れが昔から巨人の特徴ではあるが、今回はとくに原さんから由伸監督に変わった昨年から感じる村田はじきに思えてならない。

 巨人を愛する思いに変わりはないのだが、外国人や実績のない若手によって厳しい試練に会うFA選手は哀れとしか言いようがなく、巨人の伝統ともいえる。繰り返すが村田は昨年25本81打点を上げた選手なのである。現役時代の由伸は歴代選手の中で長島さんのつぎに好感度が高かったが、今画面に映る仏頂面の由伸はどうにも明るいメージに程遠い。だがそれ以上に選手起用に対する異質なものを感じないではない。
 かつて広島からきた江藤、ヤクルトからの広沢、落合も清原も・・・最近では小笠原にも言えるし、片岡に至っては昨年クルーズに押し出されて32試合の出場で今年は最初から2軍、しかもスタメンレギュラーはクルーズではなく中井が起用され期待に応えている。かように巨人で外様が生き抜くのは至難の技のようだ。由伸監督はそれらを目の当たりにしてきた生え抜きである。
 外様選手の扱いには活躍度合いとは別のものがあるのは巨人というチームの球団風土なのだろう。広島から阪神移籍で今や球団イメージのトップにある金本監督を考えると巨人との違いが際立つことは否めない。

No.2855 子供心に残る名選手

2017.02.14

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 メルボルンの記憶は薄いが、ローマ、東京での活躍は子供心をワクワクさせてくれた選手。世界記録を何度も塗り替えるなど、距離的に万能タイプの自由形の名選手でしたが、オリンピックでは豪のローズ、コンラッズとのデッドヒートを繰り広げ、残念ながら金メダルをその首にぶらさげることは叶いませんでした。
 私はどちらかというとコンラッズに印象が残っているのですが、実際はローズにひとかき及ばず銀メダルという結果が多かったように思います。

 山中毅さん、78歳の人生に幕を降ろされました。オリンピックで初めて熱い思いで応援した選手、それが山中選手でした。
 強烈な印象として残る理由は、彼が能登出身だったということです。もちろん高校時代の山中選手はまったくと言ってよいほど記憶にないのですが、早稲田に入ってからも輪島高校出身というのは大会のたびに聞いていたし、大選手になってからも生い立ち紹介などでよく耳にすることでした。

 今でこそ死語になりましたが、当時は学校の授業で北陸や山陰地方を裏日本と称し、それはそれは雪深くて暗いイメージが自然と植えつけられる一面がありました。ですから水泳というスポーツに結びつかない地域の出身の山中選手がとりわけ強烈な印象として残ったのではないかと思います。
 中学2年の時、雪の秋田に行く機会がありました。当時の寝台急行十和田を利用しての旅でしたが、目が覚めた新庄あたりからずっと続く雪景色の車窓に、まるで異国の地に来たような思いがしたものです。その頃は、秋田と石川がリンクしていたんでしょうね。
 その翌年が東京オリンピックでした。自分の中では間違いなく最大のヒーローとして山中選手の存在がありました。女子バレーボール、チャスラフスカ、円谷選手、桜井選手、男子体操、レスリングなどにも興奮しましたが、山中選手はすでに実績も申し分ないものがありましたし、最も日本の期待を背負っていた選手だったように思います。
 時は刻々と歴史を刻み、未来へひた走る。忘れていたようで、訃報に接すると昔の記憶がよみがえる。山中選手、我が思春期に大いなる感動をありがとうございました。
 慎んでご冥福をお祈りいたします。

No.2845 稀勢の里ガンバレ!

2017.01.19

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 相撲が熱い! 日馬富士が取り組み中の怪我、鶴竜がらしくない不振で休場となり、大関陣は稀勢の里以外取り組み相手が殊勲のインタビューに出てくる回数を増やす役割になっている。しかし、こうも不甲斐ない大関陣に勝ったからといって殊勲と称するのはいかがなものかと感じる最近である。
 しかしながら、本割は正代、遠藤、御嶽海、荒鷲、他の力士たちによる熱戦続きで画面からも国技館の熱気が伝わってくる。画面では砂かぶりの観客が勝負のつく瞬間に口を大きくあけて歓声を上げている。これにつられるわけではないが、テレビの前で同じように歓声を上げる自分がいる。夜のダイジェスト版ではこうはいかない。やはりスポーツは決着の場面までライブで観るのが最高だ。

 昨年を思い起こすと稀勢の里の横綱昇進への期待が続いた年だった。1月場所からの優勝は、琴奨菊、白鵬、白鵬、日馬富士、豪栄道、鶴竜という経緯だったが、そのどこかの場所で稀勢の里が優勝していれば横綱審議委員会の議題にのぼっていたはずである。
 ところが、肝心な場面で自ら格下に取りこぼすことと、他に奇跡とも言える火事場のなんとやらを発揮する力士が毎場所いて、賜杯をさらっていく様子に甘んじる稀勢の里だった。とっかえひっかえ優勝力士が変わる形で稀勢の里は横綱昇進に待ったをかけられた。こうした流れにため息をつく国民がどれほどいただろうか。
 

 同じ大関の琴奨菊も豪栄道も優勝の翌場所は、規定に基づいて綱への昇進の期待をにぎわしたが、2場所続きの好成績は難しいのではないかという思いを密かにもっていた方が多かったのではないだろうか。そして、結果はやはりというものだった。琴奨菊などは今大関陥落の危機である。その琴奨菊に全勝を阻まれた稀勢の里に「またか!」の思いで漏れるため息は尋常ではなかった。
 そして昨年の12月場所では存在感が希薄だった鶴竜が奮起し久しぶりの優勝を勝ち得た。終盤戦の熱い星の奪い合いは稀勢の里の優勝への期待に盛り上がりを見せたが、ここでも彼は鶴竜にゆずるかのように準優勝に終わった。
 昨年の最多勝がその稀勢の里というのも皮肉なもので、さらに思うのは彼の優勝を阻んだ鶴竜の今場所の無気力さだ。横綱であればこそ連続優勝の期待も当然のものであり、筆頭横綱としての貫禄を白鵬に近づける最大のチャンスであったのに、多くの金星を配して休場となった。先場所の稀勢の里との熾烈な優勝争いの勢いはどこへいったのだろうか。

 
 さあ! 今場所は残す4日間、実際は再び白鵬との優勝争いになりつつあるが、これまで白鵬に優勝を阻まれた場所が何場所あっただろうかと考えると今度こそというのは本人もそうだが、全国の相撲ファンの想いだろう。
 運とチャンスを今度こそ掴みきって日本人久しぶりの綱を張って欲しい。
そして、魅力ある県47位の全国最下位という不名誉ランクを仰ぐ茨城県民のためにもふる里に熱気をもたらしてあげてもらいたいものだ。

 ガンバレ 稀勢の里!!!

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