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No.3538 22222

2022.02.22

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22222 
今日は不肖私の誕生日ということで、この号は全面的に私事ということで失礼いたします。
 寅年生まれの年男72歳という年でもあるのですが、それがなんと西暦2022年というめぐり合わせですから、ある意味奇跡に近いかもしれません。ともあれ、なかなか無い数字並びです。元号では平成22年2月22日というのがありました。これもそれなりにメモリーな年ではありましたが、生まれが昭和25年ですから22年生まれの方にはかないません???

 西暦で2の数字並びは、古くは22年、222年、未来は2222年で200年後になります。ということは、2002、2022を加えてもこれだけしかありませんので、この2022年がいかに2月22日生まれにとって命ある間の貴重なスーパー並びの機会であるかということになります。
 そもそも、同数字並びの誕生日自体が1月1日、11日、2月2日、22日、3月3日、4月4日、5月5日、6月6日、7月7日、8月8日、9月9日、11月11日の12通りしかありません。200年後の2222年はまさに超々スーパー並びで、2以外の数字の並びははるか昔もしくははるか彼方ということになります。
 こんな数字遊びで我が誕生日を喜べるのもゴロの良い日に生んでくれた母に感謝しなければなりません。その母のことも以前書いたかと思いますが、誕生日が西暦1922年の大正11年3月30日、命日が平成22年7月7日、享年88歳でした。そして、生きていれば今年は100歳ということです。なんとも笑えるほどゾロ目やキリのいい数字が好きな母だったのです。
 息子2人から㊗のメールがきましたが、上の息子は22時22分に送ってくるというこだわりの気遣いを。二男には「いよいよ人生終盤に入ってきたよ」と返信したら「人生後半でしょ」と返されました。それもそうだなと感心感謝ひとしきりです。ということで、おやすみなさい。

No.3533 議員は普通に常識人たれ!

2022.02.14

 議員が巻き起こす問題にもいろいろあるようだ。2014年の兵庫県議による政務活動費不正使用と記者会見号泣事件。これには他の30人の県議による不正使用も一挙に発覚している。その後の始末顛末がニュースになることは少ないので、そうした問題が明るみに出た議会がどれほどクリーンに生まれ変わっているかは不明だ。この政務活動費問題は、兵庫県に限ることではなく全国各地で指摘されることとなった。
 変わったところでは、東京都議の女性による度重なる無免許運転事件。選挙時にも違反を承知で運転していたということだが、都議はやめないとしばらく居座り、議員報酬を得ていた。問題発覚後、寄付すると言っていたようだが、その後どうなったのだろうか。
 そういえば、昨年の衆議院選挙は投票日が10月31日だったが、そこで当選した議員に10月分の文書交通費が支給されていたことが話題になった。深夜明け方まで当落不明で、月が替わって当選が確定した人にも10月分が支給されていたことがかなりの騒動になり、政党それぞれに国民の目を意識した見解を示していたが、法改正をするのしないのといった話も今どうなっているのだろうか。検討委員会などで法改正議論がなされているのだろうか。自民党茂木幹事長はすべて返却させると言っていたが、それもまたどうなっているのだろうか。

 さて、呉市の市議が北海道に講演出張に出かけた帰りのAIRDOに乗ろうとした際、マスク着用を指摘されたにもかかわらず、これを拒否し世間の不評を買ったのは数日前のこと。呉市議会では、政治倫理審査会でこの問題を協議することとなった。今のコロナ禍を知らないはずはない状況で、どうしてこういった意地を張るのかが理解できない。しかも憲法違反だと主張するに至っては、その時々に発生する社会規範もしくは常識に考えが及ばないことの方が寂しいことだ。子どもたちの見本になどなるはずもない。
 この一件には不思議なことがいくつかある。一つは、往路の際はどうしたのかということ。もう一つは、余計なことだが遠路呉市からこの議員に講演を依頼するという事実である。中川秀直元自民党幹事長の秘書をされていたということだが、現在の呉市議会では一匹狼的存在である。

 姫路市議会では考えもつかないことが起こった。職員に対する言動が「不当要求行為」と認定され、昨年の3月と12月の2度にわたって辞職勧告決議案を可決された市議を、今度は、姫路市が威力業務妨害でこの議員を刑事告訴したのだ。これは私自身過去に聞いたことが無い。確かにそれらしい議員がいたというのはこれまでの議員生活の中でなんとなく感じるものはあったが、市が市議を告訴するというのはよっぽどのことがあってのことだろう。
 辞職勧告も1年の間に2度も可決され、12月の場合は、「威圧的行為を刑事告発すべきという決議」も可決されていたという。何をかいわんやである。司法の場で闘うと本人は言っているようで、それはそれで権利なので結構なことではあるが、自戒の念がまったくない議員なのだろうかと思う。ちなみに12月議会では他にもう一人が、同じように辞職勧告決議を受けているというから姫路市の職員の苦労も並大抵ではない。人間性という一言で片づければ簡単なのだが、もしもそうだとした場合、有権者にも問題はあるということになりはしないか。
 この議員も呉市の議員と同様に一匹狼での議員活動を続けているという。
 私が常に意識していることに、議員は偉くもなんともないということがある。選挙を通じて選ばれた住民の代表として提案や要望を議会活動を主体に、職員にも直接するにしても、大切なことは人間関係あってのことで、職員側によほどの不始末が無い限り、職員に威圧的に接する権利や資格は議員にはない。それこそ県内のある市で議員が議会事務局の女性職員に行ったセクパワハラは裁判沙汰にまでなり、議員の敗訴となっているのだ。
 まさに議員を先生などと呼ぶのは間違いだし、そう呼ばれて悦に入るのもおかしいのだ。
 それにしても、呉と姫路の問題が全国ニュースになったせいで、議員の辞職勧告の頻度が全国的に少なくないということを理解するに至った。
 議員のなり手がいないという問題もあるが、議員の質も問われて久しい。議員としての矜持、倫理を問う前に、一般的な生活人間としての倫理観が欠如している議員が選ばれてしまうのも問題なのかもしれない。しかし、こればかりは防ぎようがない。自分も同じ立場として他人事ではないと戒め、ごくごく普通の常識を外さないように心掛けたいと思わせた出来事であった。

No.3531 循環バスに乗って

2022.02.12

 議会運営委員会と議員全員協議会があった10日は、深夜からの雪が先月6日ほどは積もらなかったものの、安全を期して新循環バスを利用することにしました。
「行き帰りどちらも都合がつく時間合わせが難しい」という声が早くも届いています。しかし、乗ってみると際どいコーナーワークを必要とする曲がり角など細やかな道が路線に加わり、あきらかに初代循環バスとは異なる地域配慮がなされています。利用慣れが必要かなとは思いますが、なにより日頃通らない道、行かない地区を車窓に映しながらのショートトリップは新たな幸手発見につながること請け合いです。
ファイル 1452-1.jpg 料金は後払い。1日利用券は往路降車時に運転手さんに告げると写真のような利用券を発行してくれます。
 利用者によっては停留所が近くにあることが便利かつ有難いことと思いますが、前回、役所からの利用時には下川崎で降りても自宅まで徒歩わずか8分ほどです。考えてみれば、行幸や香日向地区、そして八代・惣新田地区などの子ども達が、天候に関わらずかなりの距離を徒歩通学しているわけですので、負けてならじ!といった気持ちです。
 買い物に行っても店の入り口に近い場所に車を停めようとする傾向があるなど、ついつい、とことんの便利さを追い求める自分がいますが、それは便利とは異なる「楽」を求めているに過ぎないのでしょうね。そう自らに言い聞かせることが健康維持の一助になるはずと思うのですが、さてさてどうなるものやら。
 この利用券を見て感じたことですが、これでは幸手の街中を循環するバスを民間会社が運営しているように思えます。早速、会社名の前に幸手市受託といった感じの文字が入るようにしないと公共交通とは言えないのではないかと提案しておきました。細かいこととはいえ、予算的に小さな施策ではありませんので、市の事業という理解が為される印面配慮は必要だと思います。

No.3528 石原慎太郎さんへの罵詈雑言

2022.02.06

 寒い気温が続いている。朝の立哨では、手袋の2枚重ね、足指にはホカロン、耳の痛さも尋常ではなくイヤカバーを利用するといった状況で、外気にあたる皮膚はオデコだけといった姿だが、それでも風邪が吹くと身体全体が縛れる感じ。さすがに子どもたちにも短パンの子はいないが、コロナの関係もあってか若干元気がないのが気がかりといったところ。

 さて、石原慎太郎さんの訃報に対して、ネットでは様々な書き込みが見られる。もちろん、逝去を惜しむ声がほとんだだが、お悔やみの言葉もなく、批判ありきの書き込みで石原さんに対する憎悪の念をあからさまにする人もいる。
 私が確認したのは、北海道大学名誉教授、法政大学法学部教授の山口二郎、立憲民主党国会議員の有田芳生、大野そのこといった人たちで、石原さんの訃報直後に罵詈雑言と思える言葉を発している。ここで、それらを書くのはためらう内容である。
 とくに山口二郎は私が思うに、異様なほどに歪んだ左派思想家であり、それはまさに狂っているとしか感じられない人物である。この人から何を学ぶのだろうかと学生の未来を案じる。
 思想は自由だが、悪夢の民主党政権誕生に歓喜し、第一次安倍政権誕生からは、ある時には「安倍を叩っ切る!」といった俗悪過激な発言をするなど、精神的に大丈夫なのかとまで思わせる大学教授である。

 人は、どんな人でも・・・それが死刑判決を受けた受刑者が死刑になった場合でも、その直後に死者を貶め、喜ぶような言葉を発する人は、それこそ「てめえたち人間じゃねえ!」という中村錦之介(萬屋)の名セリフが当てはまるのではないだろうか。
 異常なほどの嫌悪感を持つ人間の死に直面した時であっても、表向きにはお悔やみの言葉が優先し、本心はグッとしまい込むのが人の道だろうし、それが出来ないほど反保守思想まみれた人間性が若者の指導者の立場にあるという点で国の未来を憂う。この人は、たまたま狂った左派思想家であり、共産党の志位委員長でもまずはお悔やみの言葉を発している。これが人としてごく普通の在り方だ。
 ちなみに、この大学教授は東京大学法学部出身の63歳。著書に「民主主義は終わるのか瀬戸際に立つ日本」というのがある。えー、民主主義をどのように理解してるのか不思議で仕方がない。差別を批判するヤカラこそ差別をするという現実を示している人だと思う。

No.3526 ヒトラー比喩の非常識

2022.02.02

 今日は2022年2月2日で2並び最初の日です。ゼロが入るくらいはいいとしよう。これについては後日のブログでまた。
 さて、2022年の12分の1が早くも過ぎた。めくるめく足早に日が変わることとコロナ禍の行動制限によって、近頃目につき、記憶に残るのは人の死が最も多いように感じる。今年に入って著名人の訃報が矢継ぎ早に伝わってくるが、昨日もご承知の通り石原慎太郎さんが89歳の生涯に幕を降ろした。感想いろいろあるが、これもまた後日ということで。

 掲題の件は、立憲民主党最高顧問で元総理の菅直人その人に関わる内容だが、橋下徹氏と維新の会をヒトラーにたとえて批判した問題についてである。
 菅氏の最近は思考力が鈍っているのかと感じさせることが多いが、今回も、昨年の衆議院選で躍進した維新の会を牽制するつもりで、橋下氏の過激発言に絡めてヒトラーにたとえてしまったのではないか。追ってくる維新の会から有権者の目を変えさせたいと焦ったのだろうか。
 たしかに、橋下氏はテレビに出まくって言いたい放題なのは間違いない。圧倒的にディベート力が長けているのはわかるが、人の話にかぶせたり、引かない話ぶりには聞いているこちらも引ける。それにより、ネットを見る限り橋下信奉者が減っているようだ。しかし、それを政党会派に結び付けることがまず間違っている。会の創設者であり組織的に影響力があるにせよ、今はただの法律顧問に過ぎない。

 
 根本が見えていないと言われるかもしれないが、どう考えても、中道保守と感じる維新の会がヒトラーナチスのイメージにはかぶらない。何を血迷ったか菅氏はこの危険なたとえ話を口にしてしまった。昨日、馬場幹事長が立民まで出向き抗議行動を実践したが、菅氏は「あれは、橋下さんに言ったことだ。お帰りください」とにべもなかった。逢坂同党代表代理が「あれは個人的発言で、党として関係があるとは思っていない」とか発言したそうだがこれも無責任この上ない。政権側の議員が失言した際に、自公側がそう答えたら散々口うるさいのはどこぞの政党かである。こうもぬけぬけとブーメラン発言をしても、普通は子どもでもおかしいと思うものだが・・・。
 個人的に思うことだが、人として組織として民族弾圧、大量虐殺を行ったヤカラにたとえられるほど嫌なことはないだろう。現代でもジェノサイドや領土侵犯を頻繁に繰り返す指導者がいるが、肝心の立民はそうした指導者が率いる国に対するジェノサイド非難決議を渋るし、その国が発しないとは限らない有事への抑止対策を含む憲法審査会をまたまた欠席する怠慢ぶりを発揮している。国民の命を守るなどとは大嘘の政党ではないかと思う。
 そもそもヒトラー比喩を他者に持ち出す資格などないと言える。

 菅氏と言えば、自民党厚労省時代にO157が流行した際、生産地である埼玉県白岡市を訪問して感染源と噂されたカイワレ大根をムシャムシャ食べるパフォーマンスあり、総理時代の福島原発でオロオロしながら出鱈目な恫喝指示をしたこともあった。2日前には、EU委員会に福島第一原発の問題で子どもたちが甲状腺がんに苦しんでいるとして原発反対アジテートメッセージを届けている。
 5人の総理経験者の共同だが、5人とは菅氏の他に、小泉、鳩山、細川、村山といった御仁である。因果関係も裏付けもない内容であり、福島では風評被害の元を作っていると怒りを隠さない。総理経験者ともあろう人が、科学的根拠を無視した放射能メッセージを発出してよいのだろうか。それとも総理経験者という肩書だから重く受け止められるとでも思ったのだろうか。それは権威主義そのものではないのか。環境大臣はこの内容を即時否定している。
 これは個人の考え方と価値観による思想的行為でしかない。国家を飛び越えて他国に勝手に思想行為を行う元総理たちには困ったものだ。

No.3525 被害者を讃える社会に

2022.01.29

 先日、大きく報道された宇都宮線車内での暴力事件。被害者の高校生は優先席を独り占めするように寝そべって煙草を吸っていた20代の男を注意した。男は激情し、高校生に殴る蹴るの暴力沙汰。あげく高校生が降りた後を追っかけて、ホームで執拗に暴力をふるったという。高校生の友人二人と駆け付けた車掌が割って入るのを振りほどき暴力は続いた。止められれば止められるほど、自分との力加減を瞬時に見定め、ますます逆上の自我パターンになる人間性と理解できる。
 この車内暴力は、他の乗客がスマホで撮影した動画がネットで見られる。まさに身勝手極まりない暴力沙汰の顛末がはっきり見てとれる。
 容疑者は逃げたものの宇都宮で逮捕された。事情聴取で「正当防衛だ」と語ったそうだが、到底通用する弁明ではないだろう。風体で人を論じると差別になる社会風潮なので、それにはふれないが、優先席で寝そべるなど人間性に問題ありと感じる部分はいくつかある。
 しかし、今回際立って異常なのは電車内の喫煙ではないだろうか。ここ2年は電車利用をしてないが、それ以前も含めて社内どころかホームで喫煙する人を見た記憶がない。今や、常識と化した禁煙がこうした形で人に危害を加える犯罪につながるとは思いもよらないことだ。
 高校生が喘息持ちだったとかいうのは持ち出す必要のない個人的なことだ。

 コンプライアンスと言えば聞こえはいいが、いわゆる不特定多数が集まる室内で、守るべき単純なルールを守らないだけのことだ。それとも守れないほど精神的に大人に成長していない人間なのだろう。
 昨日、ふじみ野市で起きた医師射殺事件は66歳の高齢の男によるものだった。アニメ会社放火殺傷事件、それを参考にした大阪クリニック放火殺傷事件。各地でいとも簡単に人を傷つけ、殺す事件が多発する現実は、あまりにも殺伐とし過ぎている。

 話は戻るが、ルールを守るよう注意した高校生を注意損に終わらせていいのだろうか。本来であれば、そばに居合わせなければ難しいことにせよ車掌が注意すべきことである。若者がどんな思いで注意したのかは別にして暴力まで受けたのだ。しかも車掌も止めることが出来なかったのだ。
 JR東日本はまずこの高校生の治療代を負担し(するとは思うが)、さらに感謝状を贈るくらいのことをしてもいいと思うが、そういう考えはあるやなしや。そして、1年でも2年でも定期代を無料にするくらいの感謝の気持ちを示してもいいのではないかと思う。勇気ある行為を讃えることは百利あって一害なしではないだろうか。

「注意1秒 怪我一生」というドライバー向けの自己責任を予防する交通標語がある。シチュエーション自体が自己責任に関わることではなく、他社責任を指摘したこの高校生に、なんとなく当てはまる感じがしてならない。気の毒そのものという意味で。
 朝ワイドのキャスターが、そもそもやってはいけないことをやっている人間を注意することが危険なのであって、注意しなければよかったのにといったことを発言していた。若干、高校生の自己責任に入り込むような内容をニュースキャスターが全国発信することにわびしさをおぼえた。
 正義は遠くなりにけりを感じる発言ではないかなと。

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