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No.3596 敬老会中止で・・・

2022.08.13

 市主催の敬老会の中止が発表されました。
 楽しみにしていた方々のお気持ちはいかばかりかといったところですが、コロナ感染者増加傾向を考えるとやむを得ないのかなとも感じます。
 東北の祭りに続いて、四国の阿波踊りが昨日3年ぶりに屋外で開催されました。15日までの演舞には多くの観光客が大挙して訪れるものと思います。こうして全国的に著名な日本の祭りが各地で挙行されている現状ですが、屋外か屋内かの問題なのだろうかとも思います。人の集まり具合としてこれ以上のイベントはないと思われ、スポーツ、演劇などの集客イベントも通常復帰しているのが実情です。
 基本は、主催する側の考え方次第とも考えられ、やはり行政は問題が発生すれば批判の的になりやすく、責任を問われれば言い訳は通用しない。それみたことか、強行したからだ!の批判の類は容易に想像がつきます。
 それに比べて、大型イベントには行政も何らかの関りはあるにせよ、実行委員会とか、社団法人といった民間レベルが主催責任者の場合が多く、政府としてもそうそう何度も緊急事態宣言を発することが難しいと判断しているのでしょう。
 それは、大相撲やプロ野球などで当事者に大量の感染者が出ているにもかかわらず、緊急事態宣言下ほどの規制開催にはなっていないことからも理解できることです。そしてもう一つは、コロナ収束を誰もが意識し始めた初夏に、前売予約の形式で大量に販売実績を上げていたことへの対応として中止は考えにくかったこともあるかもしれません。
 幸手市では、10月に各種市民大会が予定され、その後に文化祭もあります。このあたりの予定はどの自治体でも同様だと思いますが、準備にいそしむ市民がいると思えば、早すぎず、遅すぎずの開催中止の判断は行政にとってなかなか難しいものと思います。市民のことを想うと辛い決断が必要となるかどうか。もちろん、中止にならないことを願うものですが、現状からはしばらく予測できない状況が続くものと思います。