イネも順調に背丈を増す頃となっていますが、梅雨入りし、ジメジメ感の強い日々が多くなってきます。気分だけは梅雨に負けないようにスキッとして臨みたいと思います。
さて、今日木曜日から来週の月曜日までの3日間、常任委員会が開催されます。個人的には、こちらの会議の方が市民の皆さんにご覧いただきたいと思っているくらいですが、現状それは我が市議会では叶いません。
今日の総務常任委員会では、珍しい案件が付託されて質疑される事になっています。それは、新聞報道された職員の残業代未払い問題で裁判沙汰になっている件です。5月16日に地裁の第一審判決が出て、市はそれに不納得の形で6月2日期限の控訴を議会に諮らず専決で行ったことです。
裁判関係では、控訴や賠償金の支払いは議会議決が必要と自治法で定められています。なぜ、それを専決で控訴し、事後承諾の形で議案上程したかということです。2週間の中で臨時議会を開催することは出来なかったのか? 控訴の決断をするまでに庁内協議や弁護士相談といったこともあったでしょうから、タイトなスケジュールだったことは間違いありません。
珍しいというのは専決議案が委員会付託され審議されるということです。ポイントは逆転勝訴の可能性があるのかという点と敗訴した場合はどうなる?ということでしょう。おそらく委員会で議論するべきと考えた議員の意向として、議会軽視を問題視する点もあると思います。確かに、かの職員が提訴したのは2年も前のことで、しかも、それを知ったのは、相手方の職員が全議員宛に自らの主張文書を郵送してきたことによります。私ども議員は、その後の新聞報道で驚いたというのが実態です。今日の委員会でどういった判断が為されるものやらですが、私は議会軽視については同様に感じています。ただ、既に控訴してしまった事実をどう考えればいいのかについては難しい判断です。
そろそろ出かける時間となってきました。それでは。