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No.3402 驚嘆と感動に満ち溢れ!

2021.04.12

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 松山英樹 夢のマスターズ優勝! 早朝からまさに画面にくぎ付けとなったメジャー・マスターズ。メジャー中のメジャーの誉れ高いマスターズに、日本人として、アジア人としてグリーンジャケットを初めて羽織った松山選手。最終ホールの最終パットまで苦しみながら勝ちとった優勝の瞬間、テレビが一瞬沈黙したが、アナウンサーがようやく歓喜の声を振り絞ってのコングラッチュレーション。解説陣の二人も涙で声が出ない。その感動と歓喜は視聴者の多くも同じであったと思う。松山選手によって日本全体が、日本人のすべてが感動と名誉を味合わせてもらったのは間違いない。アメリカに渡って10年、5勝はしていたものの、近年少し結果がついてこなかった松山選手だが悲願満願の結末は今、コロナで暗い世相に大きな光を与えてくれた。
 思えば、女子では韓国の選手が席巻しているアメリカ女子トーナメント。たった一人でのマスターズ参加で優勝した価値ははかり知れない。歴史的快挙と言うべきものだろう。
 松山選手、おめでとう!!!

 スポーツの感動シーンにはいろいろあるが、池江選手の4冠にも大きな感動をもらった。なにしろ、昔は不治の病とも言われた病によって長期入院を余儀なくされ、退院後に体重が15キロも落ちていたというのだから、今回の結果は常人の出来ることとは思えない。素質素材が高いということもあるが、なにより、人に見せない努力をしているに違いない。オリンピック開催の是非が問われる状況だが、彼女のリオ五輪後の4年間の生きざまを想うと、晴れ舞台での泳ぎを見させてもらいたいと心から思う。 
 エンゼルスの大谷選手も、今年の活躍と数値的内容を見る限り、昨年を無駄にせず、厳しい鍛錬を自ら課した結果が出ているのだろう。右ひじの手術を乗り越えて160キロ台の球を投げるなど驚異以外の何物でもない。なにより、時折映る彼の姿を見て、その鍛え上げた上半身に驚くのだ。だからこそ、チェンジアップに泳がされても、右腕一つで右中間フェンスにぶつけるバッティングが可能なのだろう。
 ミスタージャイアンツの有名な言葉に「人に見せない汗をかけ!」というのがあるが、天才アスリートはそれを実践した結果なのだろうと確信する。
 正に、感動をありがとう! スポーツ万歳!