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No.3397 バス休止の反響

2021.04.01

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 前号で香日向バスの休止をお知らせし、その2日後にバス車内と停留所に会社からの休止を伝える文章が付けられました。その間、ブログへのアクセスも増え、複数の電話やメールをいただきました。また、外で行き交う住民の皆さんの話題のトップにもなっていたことは私の耳にも入ってきました。
 ブログにも示しましたように、経営環境が悪化しようとも、地域のためにと運行を続けてくれたことに対して、感謝の思いを伝えてくれる方が圧倒的に多いことに安堵した次第です。
 中には、既得権益に近い理解をする方もいるようですが、やはり、民間企業が経営することですから慈善事業的に永続出来るものではないということをご理解いただきたいと思います。
 ただ「困りました」という言葉にはこちらも困りました。香日向を基点に東鷲宮駅方面に向かう方策は、徒歩、自転車、家族の送迎という3つの方法しかないのは重々理解しています。私も議員になるまでの約14年半は家内による送迎が主体でした。いや、香日向に移ることが決まってから、自動車教習所に通ってもらったほどですから。
 その後は、もちろん常時利用することはありませんでしたが、雨天時にはバスが満杯といった様子も聞いており、時折利用すると運転手さんをはじめ心地良い挨拶が交わされる車内に嬉しさがこみ上げたものです。
 考えてみれば、長倉や千塚といった地区でも状況は同じです。こうした場合、事は前向きにとらえることが大切なのかもしれないと感じますが・・・。
 全国各地で路線バスが廃止され、北海道では昨日も鉄道路線が廃止されています。地域の未来にどうしたら光を照らすことが出来るか・・・交通事情の課題は少なくないと改めて実感した次第です。