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No.3959 県議会裏事情

2026.07.21

「福岡県議会における金銭授受問題は深刻であり、徹底的に真相解明をすべきだ。贈賄罪に発展し得ることから捜査機関が入ることもあり得る。
そして大切なのは各地ボス猿のような議員が君臨する恐怖政治が行われていることこそが本質的問題であるということ。各地の自治体において匿名で議員から不当かつ過剰な要求を受けていないか。議員についても匿名で特定のボス猿から不当な圧力を受けていないか、徹底的に調査すべきだ。
この問題は私が県連主導の公募には応ぜず。一旦身を引いた大きな理由でもある。時に公認権、時に人事権で脅しつけてるというのが常套手段である。自由闊達な雰囲気が損なわれ、ゴマスリ合戦になる。
この機に福岡は無論のこと地方議会の徹底的な改革を行うべきである。」

 この論説は、埼玉県の元衆議院議員で石破政権時にわずか40日ほどの期間だったが法務大臣の職にあった牧原秀樹さんがSNSに投稿されたものだ。国際弁護士でもある同氏は一昨年の総選挙で現職大臣でありながら、石破政権の不人気もあって落選したが、もとより立民の枝野氏にたしか5連敗した選挙経験を持つ。しかし、毎回比例で当選した事実も併せ持つ。マッキーという愛称で親しまれ、私も知る方なのだが、なぜ、先の総選挙に再出馬しなかったのか、もしくはさいたま市長選に出馬すれば現職と好勝負になること間違いないと思っていたが、そのどちらにも出ることは無かった。年齢的に政界引退は早すぎる。枝野氏が無名の新人候補に敗れた結果は、マッキーであったならと誰もが感じたはずである。
 そうしたところ、今回福岡県議会で発生した議長職売買事件について、自己の経験を踏まえ、現埼玉県議会を糾弾するかのような内容を投稿したのだ。読んで納得というか、さもありなんといった感想である。福岡で降って湧いたがごとくに世間を驚かせた事案は、何も福岡に限ったことではない。その根は、深くて近いのだ。
 どこの県議会にも自民党のドンという存在があり、議会を牛耳っている実態が少なからずあるのは間違いない。そもそも議会は、国も、県も、はては市町村議会も、すべからく肩書とそれについてくる手当や先々の叙勲を意図した政争が権力争いという形を原点にしている。誰もがなりたがる議長職といったところか。
 私が議長になったいきさつは、市議会自民会派4人の改選直後の話し合いにおいて、私は手をあげてはいなかったが、たまさか3番手候補としての私が消去法によって候補に選ばれたということであった。まあ、それも議選監査委員が決められなかった責任を負う形で不信任決議屋辞職勧告決議を受けることとなったが、それもこれも議長職をやりたくて仕方のない思考の人たちが、絶好の機会と踏んで枝久保降ろしに躍起となったのだろうと感じている。
 つまり、殊更に議長のみならず議会内役職というのは、権力闘争のわかりやすい主体だということだ。福岡の事案は支払った側が犯罪としての時効はすぎているにもかかわらず暴露したというのは、私の勝手な想像だが、自民会派の横暴が目に余ったからだと思う。ハワイの海外視察に4人で300万。一泊12万円なにがしというから、夜のほうもかなりの放蕩三昧だったことだろう。全て税金と思うと、議長職を買った議員でも一縷の正義公正さを発揮せずにはいられなかったということである。
 そういえば、幸手市議会の現議長は、昨年新聞に大きく取り上げられた祭りへの寄附行為を今年も巧妙に実行している。昨年は自らの会社名だったが、今年は妹さん名義で、昨年同様4万円の寄附をしている。妹さんは2親等なので、よくよく調べてみれば禁止行為の範疇にあたる可能性が高い。
 福岡県議会で何期も当選することでドンの立場を高めていく事実もそうだが、有権者の投票行為や寄附金受領側の社会モラルが低いことを意味している。福岡県議会では定例議会になると議員が登庁する際に、職員が議会棟入口で出迎えると聞いたが、これが本当なら職員にも問題があると言わざるを得ない。私の経験でも県職員は議員に丁重過ぎるきらいがあったが、議員は先生なんだろうかという疑問が常にあるのは、こうした職員対応に感じることが多かったことによる。年に数回ある視察も、とくにドンがいる委員会では、宿泊は当地の一番手ホテルが多かったし、夜の親睦宴会には高級レストランが選ばれ、高級ワインが振る舞われたものだ。1期生だった私には目を見張る視察が多々あったのだ。
 埼玉県議会では、議員月額報酬90万超え、賞与2回で約500万、政務活動費月額50万、議長職は月額1,144,000円、副議長職月額1,016,000円、委員長手当月額8万・・・議長、副議長には家と議会の往復に公用車があてがわれる。
 多少の違いはあるにせよ、どの県議会でも同じような実態のはずだ。ドンに逆らえば役職はもらえないし、場合によっては除名もされかなねい。理由などいくらでも・・・の世界なのだ。それがマッキー言うところの恐怖政治なのだろう。いずれにしても税金である。
「議員は人を変える」こうしたパターンに陥る例は決して少なくない。