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No.2956 市長行状糾弾チラシ

2018.01.14

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 例年以上に寒いという実感はあるが関東だけ異常寒波が来ずという日本列島。長崎県五島列島にも雪と聞くと不思議な思いがして、鹿児島県南九州市にいる下駄を鳴らしはしなかったものの我が良き友に電話した。やはり珍しいほどの銀世界が広がったそうで写真に収めたそうだ。さほどメカに強くないはずの彼がシャッターを押す印象などさらさらないのだが、それだけとってみてもよほどの雪化粧だったのだろうと思う。

 さて、昨年のことになるが幸手市長の海外旅行に関するチラシが新聞折込された。度重なる海外渡航は無責任の極みという主張が全面的に掲げられたチラシだったが、それに関して「あのチラシに枝さんは関わっているの?」という声をけっこういただいている。最近は無くなったがしばらくの間は電話で確認してくる市民もおられた。それだけ話題になっているということなのだろうが、市議会の会派先進が毎議会のたびに発行している市政報告の中にもさしたる内容の記載がなかったので私の方から確認をしたが、議会ではかなりのやりとりがあったそうである。もちろん、これに関する発言は特定の議員に絞られるようだが、市民からも意見書が出されているとか。
 私の思いとして、前市長の町田英夫氏は8年間の就任期間中この種の私的行動はただの一度もなかったことを知る立場として現市長の行政長としての責任感は確かに希薄だとの思いはしている。しかしながら、それが行政失態という事態に結びついていない現状で責任を問うのは無理があるということを指摘したいということである。ならば、現市長1期目就任直後の大雨災害時に海外にいたという事実を強く問題視すべきだったのではないかと。
 現実の問題として2年間に6回も海外渡航していたという事実は、大きな失態に結びつく可能性があるということから日頃の職務職制に関わる倫理観は問われてしかるべきだろう。それにしても、あのチラシの書きぶりは行動不適切を超えて職制不適切ゆえリコールすべきとまで言っているような過激な内容なので若干の違和感は禁じえない。ただ、この事実は一般市民がなかなか知り得ない議会情報ではあったので、よくぞ知らせていただきましたという意味では、経費的観点も含めて勇気あるチラシだったと感じている。

 また、別の観点から言わせていただくならば、新年明けて早々現市長による私的後援会発行の行政報告チラシが新聞折込された。内容は幸手市バラ色の、これだけやってますという項目の羅列だったが、先の議会で問題となった上記部分について反省お詫び的な文章どころか1行たりとも触れられてはいなかった。さもありなんなのだろうが、清い態度を示すことの方が市民にとっても清々しく受け取れるということはないだろうか。政治家が公に詫びることの難しさはわかるが、折角市民向けに発行するのであればそうあるべきだし、あってほしかったと。ほぼ全世帯に向けて発行した市長後援会チラシなのだから絶好の表明の場だったのではないか。「市長は関知しない後援会独自のチラシだ」としても市長もしくは後援会として何らかの見解を述べることはけっしておかしくはないと思うのだが、さて皆さんはどう思われますでしょうか。
 市民チラシの話に戻りますが、そんなわけで作るとするなら全編批判ありきではない、行政対案的なものを訴える内容にするべきではないかと感じたチラシであったし、もちろん私は一切関知していないチラシなのであります。