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No.2575 イスラム国に想う

2015.01.31

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 イスラム国人質事件! 蛮行に対する憤りしか生じないジャパニーズマインドのはずが・・・人命に関わる問題を政権批判に利用する政治家がいることに強い憤りを感じている。
 しかし、ここぞとばかりのこうした発言も知性と理性が不足し、歪んだ正義感を見透かされている現実もある。誰が総理ならばとか、どの政党だったらといった単純概念で解決できる代物ではないという最低限の理解すら出来ていない政治家には政治家でいることがふさわしいかどうか、じっくり自己診断していただきたいと思う。
 

 要するにイスラム国という、言ってみればオウム真理教のような人間愛が欠如した狂奔組織に真正面から対応する手立てなどなく、サリンやVXならぬ核でも持とうものなら、世界破壊さえしかねない集団になんの理屈も通じないと思うのだがいかがなものだろうか。
 友愛が通じる組織ではないのだから、結局は壊滅させるしかないのだろうが、そうした状況がはっきりしているにもかかわらず、そこへの怒りとは逆に自国批判につなげる精神にはつくづくあきれてしまう。

ファイル 479-1.jpg 民主党の徳永えり、桜井充、共産党の池内沙織の各議員さん・・・今回の事件で「してやったり!」と思ったのかどうか、あまりにも常識を欠く安倍政権に向けた発言は巷の顰蹙をかっている。ネットで自由に見れる世の中になっているので、興味のある方はどうぞ。添付の写真は池内沙織さんである。いくらなんでも品がなさすぎると思われませんか。
 そして、こうした発言が社会問題化しているところに、とんちんかんな批判をする過去の大物政治家が出てきた。小沢一郎さんである。
 この方は、昨年末の選挙の結果を受けて、政党助成金を受領できるようにとあの山本太郎さんを迎え入れ、党名に個人名を加えてしまった、いわゆる何でもアリの政治家で、年末までに5名という要件を満たして1億8千万円ほどの助成金を得ている。そして新年度も約4億円の助成金が入ることとなったのである。5人の政党に4億円・・・。
 安倍批判はお手の物の方だが、基本的に自民党中枢に位置したこの政治家は、まったく信念がぶれてしまったようで、ここまで極端な政治家はあまり例がないと思うし記憶がない。いわゆる真性保守の立場だったのが、エセ保守だったということに理解するしかない。政権を握りたいがために何度も政党を壊してきた政治家としての経歴を経て、政治理念を失い、もはや山本太郎さんしか手をつないでもらえないレベルに落ちてしまったということか。もしくは、もともとそうした人物であったということか。反面教師としてこれほどの方はいない。