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No.2557 県工事が市内2ヵ所で始まります!

2014.11.06

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 今、幸手市内では圏央道開通に合わせて、インターチェンジ周辺の県道惣新田幸手線や同並塚幸手線などの歩道取り付けなどの整備事業が進められています。それら既存の工事とは別に、新たに2ヵ所で、県による工事が始まります。双方とも、私がたび重ねて一般質問で取り上げ、くどいほど要望してきたものですが、いよいよ実行段階にまできました。

◆その一つ、県営権現堂公園のトイレ新設工事は、実際すでに昨日から始まっています。工事金額は約1億円弱という規模で、その内容は、かなりの大型トイレ施設となっています。これには、おもてなしを重視した「観光づくり条例」を議員提案した関係もありますが、県営公園の「おもてなし向上」にはトイレ整備が、何をおいても必須の対象だという強い思いが、私の要望活動の原動力になっています。
ファイル 460-2.jpg ファイル 460-3.jpg 細かなことでは、女子トイレのすべてに「擬音装置」をつけるという要望も受け入れられています。県議に信任いただいて3年半、県に関わる街づくりが進むほどにそれなりの達成感は感じているところです。
 
 今後、権現堂公園の整備に関する要望項目としては、管理事務所棟の設置が確実となり、すでに工事が進む3号万葉公園の早期供用があり、そして、最大の面積を有する2号公園の設計から着工に至る整備事業が待ち受けています。

 ◆もう一つは、第4期目の工事となる中央商店街通りのバリアフリー工事がすでに業者も決まり、各商店前の縁石の間隔調整が済み次第始まる予定です。中間地点の勤労福祉会館から約100メートル南に向かって進むことになります。駅前通り交差点までには、まだ5期、6期程度は要するだろうと思われます。
 なお、この通りの正式名称は「さいたま幸手線」となっていますが、幸手市民は「御成街道」と言ったほうがわかりやすいと思います。

No.2556 青淵逸人書

2014.11.06

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寒さへの足取りがとても早い。何となくマスクをする人が多くなったようだ。しかし、子どもたちはショートパンツスタイルが男女問わずまだ多く「寒くないかー」と聞くと、「ぜーんぜん」・・・・だそうだ。これも子どもらしさの源だと考えると、野暮なこと聞いたなと思えてくる。

 さて、幸手市文化祭での我が未熟な書のことにも触れた前号だったが、昨夜、偶然にもあるお宅で写真の額に出会った。掲題はその作者の書名なのだが、まさに渋澤栄一翁の自筆の額であった。
 第一国立銀行、東京証券取引所や、その他日本の発展に関わる多くの企業や学校などを創設し、日本資本主義の父と称される埼玉出身の傑物であることは今更言うまでもないことだが、そういった偉人の書を拝見できるという貴重な体験にこの上ない感動を味わった。
 私はしばらく見つめ続けてしまった後、「写真撮らせていただいていいですか?」と尋ね、そのお許しの元に写真に収めてきたものだ。

ファイル 459-1.jpg なんと優しいタッチの書であろうか。書は人柄が表れると言うが、まさに氏の人柄が偲ばれるものであって、見る者を引き付ける書そのものだ。
 落款の下は、「青淵」という雅号を示すもので、少々薄くなってしまった感じだが、これがあってこそまさに・・・嬉しくてこれ以上の言葉がない。ただ、書の意味が読み解けない。おそらく渋澤翁は幼少期に論語に親しみ、大正期に入ってから「論語と算盤」という書を残しているので、おそらく、そこからの引用と想像する。
 これも素晴らしいものに出会った縁だ。調べてみることにしよう。