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No.3735 気を取り直して

2024.09.29

 高市早苗議員の総裁選敗北を受けてしばらく気力が失せた感じでしたが、今日ソフトの練習に行って少々まぎらすこととなりました。そんなところに、今晩あるところから入った閣僚人事情報・・・やっぱり見え透いた身内、仲間、功労人事が行われたことに腹が立つというよりがっかりしています。子ども相には驚きました。
 長老間権力闘争の結果がもたらしたのは間違いないところでしょうし、派閥もしっかり命をつないでいるのは確かだと思います。自民党はなかなか変質出来ないようですが、さりとて権力闘争は立憲民主党でもあるし、悪夢が再びというのは避けたいと思っています。なにより、当地区の小選挙区には三ツ林裕巳議員がいらっしゃるので、私の想いは揺ぎ無いところです。三ツ林議員は今回の総裁選で高市候補の推薦人でもあったので、今さらではありますが政治信条は一致しているものと感じています。
 高市候補は、安全保障、経済、教育、科学、先端分野等々博識で、実際に講演を聞いた感想では、ステージを右に左に足を進めながらよどみなく話す姿は、軽さを感じさせない確かな政治家であることを確信させてくれました。今回の結果は残念ですが、捲土重来で更なる研鑽を高めていただきたいものです。閣僚人事を見て、案外に石破政権は短命ではないかとも感じています。ちなみに、石破さんが選挙の顔にふさわしいというコメンテーターの言う意味が私にはわかりません。

 さあ、明日は定例会最終日です。追加議案は無いようですが、令和5年度の決算採決と総務常任委員会で不採択となった請願の本議会採決があります。どちらも討論があるものと思いますが、誰がどんな討論をするかは傍聴またはライブ中継でご覧いただければと思います。

No.3719 鳩山町長全国最年少

2024.07.09

 都知事選と同日、埼玉県鳩山町で町長選があり、現職に3人の新人が挑んだ結果、町民の心を28歳の新人、小川知也氏がつかむ結果となった。
 翌8日に、埼玉ひとづくり広域連合組合議会の定例会が県議事堂の委員会室で開催され出席した。神尾県議が議長に選出された他、本庄市長、鶴ヶ島市長、越生町長、長瀞町長、東秩父村村長、伊奈町議長、寄居議長、深谷議長、そして私と、昨年来選出されているメンバーが出席していた。そこでの開会前の話題は、この鳩山町長のことでかなり盛り上がった。
 それぞれがどういった評価・感想を語ったかは控えるが、とにもかくにも小川新町長には若さと行動力で町政運営に汗を流してもらいたいというのが結論であった。そういう意味では期待あり、注目度の高い鳩山町となった。
 そして、都知事選にくら替えした石丸伸二さんの後任を選出する安芸高田市の市長選は、石丸市政の継続をうたった候補が落選し、石丸氏と対立していた市議が支援した候補者が当選した。市民が必ずしも小気味よくベテラン市議とやり合う石丸氏の運営手法をこころよくは思っていなかったということになるのだろうが、そこが選挙の難しさということなのかもしれない。
 これは私の感想だが、代議員制議会民主主義のシステムにおいて、真の正義漢という意味でのヒーローは、過半数の論理の世界では生まれにくいということが言えるのではないかと感じる。 なぜか? それはまた後述することにしましょう。

No.3718 都知事選

2024.07.08

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 暑い! 静岡で40度と聞いてとくに驚きはないが、就寝時のエアコン温度設定が29度でちょうど良いことにはいささか驚く。しかし、こうした暑さの中で繰り広げられる選挙は、候補者のみならず支援者、運動員にとっても過酷な日々のはずだ。埼玉県の知事選も毎回真夏に行われ、当事者の皆さんの日焼けした姿が、その厳しさを物語るのが常だ。

 さて、昨夜8時の開票時間と同時にテレビが小池候補の当選確実を速報で伝えた。これは、大いに予測出来たことだが、私的には少し早かったなーと。
 とくに小池さんの当選を望んでいたわけでもなく、ならば誰が?という想いがあったわけでもない。一番は、石丸候補がどれほど食い込むか、そして蓮舫候補が知名度をどれほど結果に結び付けることが出来るかといったところに興味関心があった。
🔳小池候補には学歴詐称というイメージがつきまとい、そこを攻める動きが見られたが終盤に向かうにつれ、その話題は消えつつあったように感じる。2期8年も続いた現職の学歴が今更なんなんだということだったのではないだろうか。また、小池都政が絶対無比の盤石な8年だったかと言えば、そうではなかった面も都民は理解しており、それは、都議会で彼女の支援政党や支援議員の評判が必ずしも良好ではなかったことに示されている。しかし、他の大きなマイナス要因については、やはり他県民にはわかりずらい。
🔳蓮舫候補は、現職批判が過ぎた点と、若者に光をあてたいという演説に高齢者が離れたこと。さらに対象にした若者は石丸候補に引き付けられた。私はこれに尽きると思っている。何事も過ぎたるは及ばざるが如しではないだろうか。この暑さでは高齢者は演説会場に行かない。耳にするのはテレビの短いニュースで「若者に光の当たる都政を!」と叫ぶ蓮舫候補だった。加えて、相も変らぬキンキン声で現職と現都政の批判をするエキセントリックな演説手法は聴衆の心に届かなかったということなのだろう。それと応援者の中にも、有権者の好感度が必ずしも高いとは言えない人が常に・・・辻元、福島、石垣といった政権批判を活動の中心とする印象の強い国会議員の顔がならんでいた。
 共産党との連携が響いたという説もあるが、はたしてそうだろうか。過去の都知事選でも宇都宮候補が共産党の支援を取り付けて選挙戦を戦ったが、一定の票は得ていた。どこぞの国のように極左政権が生まれる可能性は日本には無いと思うが、それでも共産党支持層は確実にある。都道府県レベルであれば、左派知事誕生は有り得るのだ。元々、立憲共産党とまで揶揄された経緯があるのだから、敗戦の要因をそこにゆだねるのは無理があるというものだ。

 
🔳石丸候補については、小気味よくベテラン市議に対して「恥を知れ、恥を」と切り込む首長としての姿がネットで拡散され、勇気ある市長という見方が時と共に広がったのではないかと思う。魑魅魍魎、伏魔殿とも言われる政治と議会の世界に立ち向かう姿に映り、それが若い人たちに浸透していったのではないか。学歴・経歴も申し分ない。
 ただ、私の個人的な思いだが、安芸高田市長を途中で投げ出し、都知事選にという流れはいかがなものか。安芸高田市民にすれば議会の問題に切り込んでくれたものの、途中で打ち止めはないだろうにと感じなかっただろうか。それにより、安芸高田市長選と市議補選が行われることにもなったのだから。
 ある意味、石丸さんはネットの申し子だったのかもしれない。私も見ていて、この人は一介の地方の首長で終わらないだろうと感じていた。これからはマスコミからのお誘いが増えることは間違いないものと思うが、すでにサンジャポのコメンテーターの話があるという。橋下さんや泉さんなどと同じ首長経験者が政治を好き勝手に語り、また政治に返り咲くということもあり得るということか。
 ともあれ、石丸さんのような首長が増えないと、地方自治体は進展は望めないのかもしれない。かといって、議会との抗争により対立と分断が続くようでは、首長による改革は進むはずも無い。議会の過半数が首長に対抗する状況下では、何をかいわんや、まさに市民不在となる。たどればたどるほど、議員選挙での私たち有権者の1票をどんな思いで駆使するかにかかっているのではないだろうか。

 

No.3677 立候補者説明会

2023.02.28

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 本日、4月23日投開票の幸手市議選に向けた立候補者説明会が行われました。まだ知らない方がいるかと思い、市ホームページに掲載されている内容を添付しましたので、参考までにご覧ください。
ファイル 1607-1.jpg なかなか妙味ある参加者がいらっしゃいます。
 また、現職議員さんで参加されなかったのが武藤議員、宮杉議員、小林啓子議員、海老沼議員の4名で、小林さんと海老沼さんは公党公認議員ということですので、代わりに立候補する後継者の名前が見られます。武藤、宮杉両議員の不参加については正式な理由は不明ですので、立候補するかしないかは現時点ではわかりません。
 まだ、他にも噂の段階ですが名前が出ている方や、立候補したいと表明されている方がいるので、かなりの激戦になることが予測されます。
 いずれにしても、手を挙げる人が少ないことと投票率が低落傾向にあるのが地方選挙の課題ですので、その解消策として立候補者が増えるのはいいことだと思います。問題は、有権者の判断材料がどういう点に注がれるかで、それが街の今後に大きく関係しているのは間違いありません。

 明日は本会議で、市長提出議案に対する通告形式の「議案質疑」が行われます。私も一議案に対して通告してあります。おそらく開会早々の1番手もしくは2番手で登壇するものと思います。
 その後は、2日から委員会質疑が6日間にわたって開催されることになっています。

No.3581 期日前投票

2022.07.06

 先週に比べてやや暑さもおさまったここ数日ですが、それでも暑い感は拭えません。台風4号で九州や四国で驚異的な短時間雨量による被害が続出していますが、当地幸手では予報ほどの雨量に見舞われてはいません。
 それにしても考えるほどに、この陽気の中での選挙戦は辛いものがあります。投票する側にしても、猛暑や台風を避けたいようで、昨日の市役所期日前投票所はかなりの有権者でにぎわっていました。
 我が家では早々と先月の25日に期日前投票を済ませました。ここ数年は慣れたせいか常に期日前投票を励行するようにしていますが、良い点は投票という国民の義務感に対する安堵感のようなものに満たされることでしょうか。やることやった感のようなものですかね。要するに気が楽になるのです。
 選挙戦拡大会議が先月27日に開かれた際、その時点における県内自治体別期日前投票の実態が示されたのですが、幸手市は県内第4位だったかと思います。投票意識・意欲が高い自治体ということが言えると思います。最終投票率がどうなるか、全国的に選挙のたびに低下する投票率ですが、その上昇起爆剤にと期待される18歳~19歳の関心度はいかにといったところです。
 日に日に「値上げ続出 生活費直撃」などの大見出しが一面に踊る状況ですが、それでも与党過半数の勢いというニュースも流れます。マスコミの報道姿勢もバラバラで若い有権者は何を信じて投票したらよいのかわかりにくい選挙戦と言えるか。いやいや、これからの選挙はすべての面で中身が変わります。若い人はSNSだけにたよらず身近な大人の考え方も貪欲に吸収して、最終判断をしてもらいたいと思います。

No.3560 近隣市の首長選始まる

2022.04.11

 昨日の陽光は車内エアコンをオンにしなければ走れないほど結構な暖かさだった。4月上旬でこれだと夏はどうなるのだろうと、早くもうんざりといったところ。
 そんな折、選挙ウグイスの甲高い声が聞こえてきた。そうだ、今日は久喜や加須で市長選が始まった日で、特にお隣の久喜市では市議会議員選挙も同時ということだそうで、聴くところによると27人改選のところ31人が参戦したとか。かなり熾烈な市議選となっているようだ。
 市長選は、現職に現市議と元市議が挑戦する巴戦となっている。現職は古くからの知人であり、現市議は消防議会で一緒している方だ。1市3町の合併後、ご多分に漏れず旧自治体間の意識が抜けないと聞くので、そのあたりが戦いの根本にあると思われる。そこで思うことに、この合併に幸手市が加わっていたらいったいどうなっていたかとつい考えてしまう。首長間のいろいろな思惑により、合併相手を模索した結果、埼玉県では合併に至らなかったパターンが少なくなかった。
 久喜市の場合は、例えばまだ市庁舎建設に際して合併特例債が使えることになっており合併の恩恵はあるのだが、現市長が計画した内容に疑義を唱えられる状況となり市長は計画を白紙に戻している。
 その他諸々、有形無形の街の変貌が選挙の争点になっているものと推測できるが、果たして結果の程は?
 私的には、首長という役職はやはり最低2期は務めてもらわないと機会損失があると感じるが、能力のない人なら1期で交代をしてもらうこともしかりかとは思う。しかし、幸手市の近例が当てはまるかどうかは市民それぞれの判断だが、行政能力に?の人が首長として街のトップになっているはずは無いと思えば、やはり前者論が一般的に勝るのではないだろうか。
 いずれにしても、街と住民にとって不幸な結果となる選挙結果を生まないことが肝要で、その責任は有権者にあるのは間違いない。
 暖かいというか熱い選挙戦も次の日曜日には結果が出るわけで、悔いの無い戦いを!

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