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No.2083 投票率アップキャンペーン

2011.07.30

 2週間という長丁場の知事選で、昨日は朝夕それぞれ6時から7時半まで、幸手駅頭で投票率を上げようキャンペーンを行いました。埼玉県議会ではごく一部の議員を除く大多数が超党派で特定候補を支持しており、その県議たちが中心となって県内各駅で同様の投票率アップ作戦が展開されたはずです。

 全国第5位の人口を抱える埼玉県の知事が20%台の投票率という信任度ではいかんとも寂しいではありませんか。埼玉県の知事は日本のリーダーとも期待される存在ですから、高い信任結果をもたらしたいというのは、県議会にあっては当然の志向です。県民の皆様にもそのようにお考えいただければと思うわけであります。

 そもそも、選挙制度での棄権は政治の未来にとってはかんばしいものではなく、とくに地方選挙においては地域主権の観点からも回避していただきたいというのが、基本的な考えです。政治のていたらくで関心興味が薄れるというのもわからないではありませんが、自らの意思を1票に投じるというのは国民、県民、市民という立ち位置における責任だろうと思う次第です。

No.2082 知事選たけなわ

2011.07.25

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 台風一過後、ギラギラした暑さから抜け出したかのような陽気が続いています。もちろん、これはひと時のものなのでしょうが、体は楽ですね。

 今おこなわれている埼玉県知事選挙は、17日の告示後、早いもので1週間以上経過しています。しかし、候補本人にとっては、自分の経験からも大いに理解できることですが、残り1週間が正念場、最もきつい箱根宮の坂といったところのはず。
 私が思うに、以前と季節感というか四季折々の様相が変化している現代を考えるならば、そろそろ選挙時期への配慮があってしかるべきではないかと思います。とくに真夏の選挙は関係者たちの健康管理の問題からも避ける方向に仕組みを変えてもいいのではないか・・・。
 それともうひとつ、こうした陽気の元では投票率が上がらないという心配もあります。自分たちの生活に直結することは理解していながらも、大方は決まっているとか、たぶん間違いないなど、個人の事前予測にもとづいて投票にいかない層が通常以上に増えるのではないでしょうか。

 埼玉県民に訴えたいのは、人口720万人を抱える埼玉県は、首都東京の隣県として、今や日本を牽引する自治体だということを意識していただきたい。つまり、この埼玉県で誕生する知事は、否が応でも全国47知事のリーダーとして位置づけられるのです。であれば、その価値を県民自らが高めるためにも投票率を向上させるという認識を持って1票を大切にしていただきたい。
 前回のような27%という知事選ワースト3位の投票率では、当選者を信任したとは言えません! 他の46都道府県にどう思われるか? 私個人的には、理由はまたの機会にするとして、大阪の投票率などの上を行きたいと思っているくらいです。
 現行の選挙制度にあって、無言の信任は信任に値しないということを深く理解していただければありがたいのです。
 暑いですが、埼玉県の長を選択する4年に一度の機会です。
 31日はなにとぞ投票にお出かけください。

 ちなみに、27日水曜日は上田清司候補(現知事)が幸手市に遊説来訪するということです。中山家具前で12時頃からの予定だそうですので、埼玉をどうしたいのか、1候補としての意気込みに関心をもって耳を傾けてはいかがでしょうか。 

No.2076 私たちは守られている 

2011.07.10

 前号同様、開会中の七夕の日に、県警本部庁舎と交通管制センターを視察しました。

 本部庁舎は当然と言えば当然ですが、誰でも入館できるというものではないそうで、危機管理防災常任委員会委員になっている同期生の手配により、特別な配慮をいただいた上での1期生の自発的視察でした。9階から下に向かう行程で、どのフロア、部屋にも、他部署とは異なる雰囲気が感じられました。それは、緊張感で張り詰めているといった感じですが、当の職員の皆さんはそれほどでもないのかもしれません。

ファイル 13-1.jpg ただ、110番を受ける部屋は、常に緊迫している様子で、たしかに実際に110番を知らせる緑色のランプが消えることはありませんでした。これは、通報の内容が殺人事件などの重要事件ですと赤いランプになり、室内が緊迫のスクランブル体制になるのだそうです。この部屋は撮影禁止でした。

 当日は訪問の時点で、1180件ほどの受付数になっていました。ちなみに午前0時からの24時間で、1日平均2000件の通報があるそうです。
 勤務体制は8時間勤務の3交代制で、男女性の区別はないそうです。女性職員の中にはママさんもいるそうですから、県民の安心安全を守ってくれていると思うと、頭が下がります。

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その足で、17号沿いにある交通管制センターも視察しました。県内の幹線道路とその現状が一目でわかる壁面は迫力満点。上部には各社の報道ルームがあり、そこから壁面を確認しながらメディアに流すシステムになっています。あとは写真でご確認ください。

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No.2075 セミナー2種

2011.07.10

 開会中後半になって興味深いセミナーが2つ開かれました。

ファイル 12-1.jpg ひとつは、「日本における代替エネルギーの今後について」で、早大本庄の新幹線駅周辺でエコタウン構想の街づくりを進めている新進気鋭の青年が講師でした。理論がこれほどしっかりしていて、わかりやすく、納得性も高いセミナーでした。

 もうひとつは、「放射線問題の基礎」というタイトルで、写真の目次をご覧いただけばおわかりの通り、かなり専門的な内容でした。
ファイル 12-2.jpg 分子、原子、中性子、陽子、元素、核子といったワードからはじまる中身は、正直言って経年劣化が始まっている?私の脳がメルトダウンしそうな感じでした。しかしながら徐々に、今もっとも気になる放射線、放射能、ベクレル、シーベルトといった場面になって目が冴えるといった感じにはなりましたが、しっかりのみ込むことができたかどうかといえば、まったくあやしいものがあります。
 これについては、時間の合間に復習をして、またふれてみたいと思っています。

 

No.2073 怒りを通り越す機能不全政権

2011.07.06

 松本復興相がわずか9日間で辞任! この政治家がおよそこうした事態を引き起こす可能性を持ち合わせていたことは、政治通の中では知られていたことだ。
 お爺様、お父様から3代続く特定団体のリーダー的存在は、その受け継いだ政治思想、社会価値観において、まさにサングラス会見、サッカーボール蹴り入れ訪問、不遜な発言の連続・・・といった上から目線の一連は「さもありなん!」まさにDNAそのものといったところ。

 民主党は、政権奪取を目的として一つ屋根に集まった政党だが、実態は、いつ瓦解してもおかしくない「危ない握手」を原点にした政治家集団と言えるのかもしれない。たとえば、輿石議員が日教組の大御所と称される方だというのは、もはや知らぬ人はいないくらいだろう。

 そもそも、仁も徳も情も感じられない政治家に復興の責任者を指名すること自体が理解に苦しむ話だ。慈愛の精神が徐々に失いつつある世の中にあって、少なくとも、平成の国難をかじ取りする復興大臣に求められる資質は、「思いやり」の一言で十分ではなかろうか?
 それ以外の最低限の能力は、国会議員に当選しているということで、確認せずとも有しているはずと考えてのものだが、ひょっとするとそれすらあるのかないのかが疑わしい。
 今回は、対象が天文学的災害の現状にあえぐ多くの被災地、被災者を対象にしたものと考えると、数年前、自民党が敗北する一因になった閣僚による暴言、放言、失言のどれよりも、その程度は低く、悪質と思えてならない。

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