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No.2152 素直に喜べないバースデー

2012.02.22

 今日22日は小生の誕生日です。ここ毎年は定例議会中に迎えるようになりましたが、今年も県議会が一昨日から開会になっています。いま、その3日目の昼休みです。とはいっても本議会ではなく予算説明会の2日目ということで若干ゆったりめの昼です。

 国政、経済、被災地復興等々、あれやこれや考えると素直に喜ぶことができない今年の誕生日ですが、午前中の予算説明会の休憩時間で私のバースデーを党派を超えて声だかに発声していただき感激しました。
 朝、出がけに家内が言ってくれた祝言葉をなんとなく聴き過ごしてしまったので申し訳ないことをしたと反省しています。
 ただ、やはり県レベルではあっても政治の実態に関わる立場として被災地のことを思うと、バースデーで浮かれてるわけにはいきませんね。なんたって、東北3県のガレキは2252万8000トンというとてつもない量なのですが、そのうち片づけられた量は117万6000トンで、わずか5%程度にしかなっていないのです。117万トンというのもすごい数字ですから、実態の強烈さがわかります。

 昨年9月議会で私が上田知事になんとかこの受け入れをできないものかと説き、その後慎重に検討した結果、埼玉県は正式に受け入れを表明しました。この受け入れを神奈川県などでは住民の反対が強くなかなか前に進めない状況もあります。
 昨日の埼玉新聞が県議会各会派の代表コメントを掲載していました。それによると共産党をのぞきガレキの受け入れは現地復興の観点から対処することが望ましいといった内容でした。そうでなければ何が絆かわからない・・・・私はそう思っています。

 昨年の3月16日、天皇陛下が「この苦難を国民の一人一人がわかちあって」といったお言葉をメディアを通じておっしゃられたことを忘れてはならないと思います。