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No.2337 惜別・・・遠くにありて思ふ友

2013.06.15

 30年来、互いに言葉を必要とすることのないほど理解し合っていた「友」が昨夜、生まれ故郷に戻って行った。薩摩へ。鹿児島というよりは、この地名のほうが、彼には似合うと勝手に思っている。

 互いが32歳の時に、同僚という関係から始まった付き合いだったが、まさに親友! 生涯の友という表現しか思いつかない相手だった。酒を呑み、興に乗った時には饒舌になることもあったが、どちらかといえば、寡黙な友だった。一緒にいると心のなごむ、なごませてくれる友だった。
 ある事象や物事に独特のこだわりを見せ、信念意思は人一倍強いものを感じさせたが、自己理論に固執することなく、しっかり相手の言に耳を傾ける心優しい、寛容な友だった。自らの好みを人に強制することもなかった。たまに出す小さな我儘がとても可愛く感じる男だった。
 よく呑んだ。それこそ若さが有り余っていた時代は、週に4日は呑み歩いていた。我々2人を中心に多くの友が集った。彼は、常に私に一目置いてくれたが、人の見る目は、私が彼をたよっている付き合いだったかもしれない。

 新聞によく目を通すタイプで、社会や政治を正面から見据える一面が若い時からあった。根本的にまったくタイプの違う同士だったが、この点はよく似ていた。私が先に退職し、今の立場になってからも、ポツリと語る彼の一言にどれほど支えられたことか。
 県内ふじみ野に居を構えていたことから、時折大宮近辺で合流し、互いに好きなサウナに入り、一献傾けるという日をどちらかともなく誘いあった。そろそろ会いたいなと感じるサイクルが一緒だった気がする。あまり肴をつままない常に痩せていた友が心配だったが、大病もせず丈夫な点も一緒だった。
 私が県議になってから、会う機会がめっきり減り、忙しいことを案じて電話やメールを遠慮している彼の気持が深く理解できる日が続いた。

 
 ひとつのケジメが来たことをこれほど強烈に感じることはない彼のUターン。
 昨夜故郷に着いた頃に携帯メールしたが、兄貴宅にひとまず落ち着いたとのことだった。そばにいつもいる安心感が寂寥感に変わった日。
 遠くにありて思ふ友。ずっと元気でいて欲しい。
 呑み過ぎるなよ! もう一回下手なゴルフに付き合いたかった・・・。
 涙が止まらなくなってきた。このへんで・・・。

No.2336 水飢饉

2013.06.15

 災害といった状況には至ってはおりませんが、水不足が深刻になってきているようです。県内でも、先の幸手市惣新田地区の騒動がありましたが、今は全国的な問題として水不足が伝わってくる状況です。
 県内では荒川水系の小鹿野町にある合角(カッカク)ダムの貯水率が異常をきたしています。これまでの最低貯水率が2009年の25%でしたが、13日時点ではこの10分の1にまで落ち込んでいます。2.5%です。すでに5月中旬から取水制限をしていますが、5月の秩父地区の雨量が例年の3割に満たないため、更なる制限を余儀なくされています。
 農家では田植えを遅らせたり、一般も含めてポリタンクへの取り置きなどの対応もしているとか。

 利根川、江戸川、中川水系でも今回の台風にほのかな期待をしていたはずですが、思いのほか降らなかった感じです。どなたもご存知のように利根川上流群馬地区に水が貯まりませんと、長期的な安心安全を確保することにはなりません。そうかといって大型台風の到来も歓迎できません。一気の解消は望むべくもなく、梅雨を実感させてくれる空模様が一番ではあります。サラリーマンにとって雨は憂鬱ですが、ここは生活の基本インフラの危機を脱するほうが先決と云えましょうか。