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No.3298 道路交通法改正

2020.06.30

 さて、掲題の法律は社会情勢に合わせてちょくちょく改正される法律だが、今日6月30日からの改正は、妨害運転に対する厳罰化を創設したという点で注目される。妨害運転自体をあおり運転と理解する方がわかりやすいかもしれない。基本的に違反の対象になる10のパターンがある。
1.他車への異常接近や対向車線の逆走
2.急ブレーキ
3.車間距離不保持
4.急な車線変更や割込み
5.左車線からの乱暴な追い越し
6.意図的なハイビームや不要なパッシング
7.無用なクラクションを多用
8.蛇行運転や幅寄せ
9.高速道での低速走行
10.高速道での駐停車
どうですか・・・皆さん、経験はございませんか? いや、されたことがありますかという意味ですよ。

 これらの道交違反に対する罰則が、懲役3年以下、または50万円以下の罰金となっており、違反点数が25点で即2年間、前歴があれば5年間の免許取り消しとなる。
 更に、この違反で事故が起きた場合、著しく交通の危険を生じさせたということで、懲役5年以下、または罰金100万円以下の罰則となり、違反点数が35点で5年間の取消、前歴があれば最長10年間は運転が出来なくなるという内容である。
 個人的には、これで厳罰と言えるのだろうかと感じるが、いかがなものでしょうか。そもそも、日本の罰則規定は「以下」がキーワードとして多用されるが、なぜ「以上」ではないのだろうかと思えてならない。上限を定格化するより、上限に定めをつけない罰則の方が、違反の抑止力としては効果的だと思えてならない。実際の刑の確定となれば、社会規範に則った常識的な刑が執行されるのが日本的だと考えれば、上限に定めを設ける必要はないし、定めない方がより厳罰法の印象をもたらすのではないだろうか。

No.3286 病める日本、病める地方

2020.05.25

 おはようございます! 宣言解除間もなしを聞いて、自粛疲れと相まって営業再開や人手が一気に増えている気配です。経済再開を望む声はやむを得ないとは思うものの、堰が切れたようにもう大丈夫といった感覚にはリスクを感じてしまいます。第二波がいくつかの他国で視られることですので、まだまだ油断は禁物かと。近場のラーメン屋さんで行列が出来ているのを見て、いいのかなーと感じた次第です。
 
 さて、小生は今、「病める日本、病める地方」と題した小文を書き込んでいます。それは、課題の憲法問題にも関わるものとして捉えています。地方の一政治家ではあれ、一日本人として人権、平和、安心安全といった観点に、深い関心とともに想いを示すことは意義深いと考えるからです。
 そして、一政治家としては、その活動範囲である我が街の現状と未来に心寄せることは当然のことですからね。
 国も地方も深い闇に覆われており、病んでいる! そう感じる昨今です。

 憲法問題は、野党が議論さえ拒否している状況には大いなる怒りを禁じ得ません。これだけ世間が話題にしていることを何故避けるのか! コロナ問題に乗じた理屈はいただけません。国会議員すべてがコロナ対策に追われているわけではなく、実際に個々の委員会は開催されています。非常事態は、台湾、香港、ウィグルに対する蛮行にとどまらず、中国の地球俯瞰外交を知るにつけ、日本の危機対応に不安が募ります。国守という精神が緻密に憲法に示されてこそ国民の安心安全が高度化すると確信しますが、今の日本は様々な理由でこれを拒む悩ましい状態にあります。
 安倍総理への感想評価にはいろいろあるでしょうが、この政治家が降りたらほぼ憲法改正は実現不可能だと思います。それは、それ以前の国政及び自民党政権が教えています。だから! 護憲連合は安倍倒閣のためにはどんな手でもいとわない状態になっており、それを主導するのが左派メディアなのです。今のコロナ対策におけるテレビの実態は酷いものがあります。中立公平な報道が一層少なくなっていると強く危惧します。
 たとえば、ここまで経済が停滞したのは非常事態宣言が遅れたからだと、まるで安倍政権に問題があったかのような論理に基づく画面構成がテレビに見られます。そうした番組の多くで視られる手法は、国民の不満を煽るような印象操作的質問をぶつけたり、左派系市民のやらせインタビューを放映し、それに対して芸能人が痛烈な批判を上乗せするというシナリオです。

 数ある中で、絶対に許せないと強く思っていることがあります。それは野党の主張と、それを正しい考え方だと後押しするメディアの姿です。
それはなにか・・・「私権制限」というものです。
 コロナ対策で非常事態宣言が国会審議に上がった時に、立民、共産の議員たちはこぞって「私権制限」だと大騒ぎしました。非常時の内閣の権限が示されていない憲法下ではそうした国民を盾にとった国民不在の国会議論に、「なるほど」と感じた国民が多かったかもしれません。野党の卑劣な理屈をマスコミも支えました。たまたま、日本ではどこぞの知事が、法規制的に不可能な都市封鎖をロックダウンの可能性があると大騒ぎし、あげく政権批判までするに至り国民の不安を煽った結果、安倍倒閣連合を喜ばせました。
 さてさて主論ですが、野党が指摘した私権制限は、国民に与えられた最大の権利である国民投票をさせない思考に通じるものです。これこそ私権制限の最たるものではありませんか。
 憲法改正は国会議員だけで決められることではありません。最終的に国民投票という国民の権利が待ち受けているのです。まさに国民主権という考え方がここにあるのです。
 ではなぜ、野党や反日マスコミが国民投票を可能にする国会発議を拒むかと言えば、改憲実現の可能性が高く安倍政権の最大の目的かつ日本の政治史に歴史的足跡を残す改憲を阻止することが叶わなくなるからでしょう。だから、国民の権利を遠ざけるしかないのです。不埒な国会戦略を実行することで日本を護るという精神が欠如した野党。無意味な政治集団としか思えません。
 「護憲は護国にあらず!」小生の現状認識です。

 さあ、今日は全員協議会です、特例的に通告システムによるコロナ問題に対する質疑が行われます。小生一番手です。全員協議会ですので、録画もないし、議事録も残らないという議会です。報告はしたいと考えています。
 と、その前に香日向の子どもたちが今日から登校再開です。今週は月水金で、1日から通常登校、8日から給食再開となります。どんな元気な姿と再開できるのやら、妙にワクワクしています。

No.3273 コロナウィルスから人類への手紙

2020.04.19

深く考えさせられるポエムを自由に取り扱っていいですよとのことですので、少し私感を加え紹介したいと思います。断っておきますが、コロナウィルスを正義の使者に例えているものではありません。

ファイル 1186-1.jpg私はずっと囁いていた
でも、あなたには聞こえなかった
私はずっと話しかけていた
でも、あなたは聞かなかった
私は叫び続けた 
でも、あなたは聞くことを拒んだ

それで私は生まれることになってしまった

私はあなたを罰するために生まれたのではない
私はあなたが目を覚ますために生まれたようなものだ

それは、地球が助けを求めて悲鳴をあげていたから
地を揺らす大規模な地震 あなたにはどうすることも出来なかった
想像を絶する洪水 あなたはいつも後手に回った
厳しい干ばつ あなたはいつも見ているだけだった
過酷な森林伐採や海洋汚染 あなたは自然破壊に手を貸した
氷河も溶かす温暖化 あなたは環境破壊に突き進んだ
それでもまだあなたは地球の声に耳を貸そうとはしなかった
地球がどれほど酷い扱いを受けているか あなたは聞こうとはしなかった

止むことのない領土戦争や宗教紛争
増すばかりの貧富の差
どれだけ憎しみがあろうが
どれだけ虐待があろうが
どれだけ差別があろうが
どれだけ殺戮があろうが
あなたは地域や民族の都合を優先した
あなたはハイクラスな生活や便利さにしがみついた

地球が伝えていることをまるで無視していたかのように

私は自分優先の未来を考えていたあなたに耳を傾けさせたかった
私はあなたの蛮行をストップさせたかった
私はあなたに熱を与える 地球で起こる温暖化のように
私はあなたに息苦しさを与える 地球が大気汚染に覆われるように
私はあなたに衰弱を与える 地球が日に日に衰弱するように
私はあなたに痛みを与える 地球が痛みを感じているように
だから・・・今、私がここにいる

私は世界を一気にストップさせた
私はあなたの生活と楽しみを奪った 
そして、私によって世界は呼吸器障害に陥ることになった
しかし、それは近いうちに自ら陥る病だったのだ

そして今、
私が生まれた中国の空が工場の休業で青く澄んできた
ベネチアの海が観光ゴンドラの休業でイルカが見られるようになった
地球は青さを取り戻している

あなたは自分の人生で何が大切なのかを深く考える必要がある
もう一度言う
私はあなたを罰するために生まれたのではない
あなたが勝り、私がいなくなったら地球の声を聞き直してほしい
地球の魂の訴えを聞いてもらいたい
そして、すべての隣人を愛し始めてもらいたい
自然と全ての生き物を愛してもらいたい
あらゆる国も人も、野望、欲望 その種の自己の欲求を今すぐ無くすべきなのだ

私との戦いは世界が一つにまとまれば難しいことではない
でも、まだ世界は一つになろうとはしていない
これが聞き届けてもらえないなら・・・
私はもっと強力になって帰ってくるかもしれない
 

コロナウィルスの独り言
byヴィヴィアン・リーチ

今、NHKの政党討論会を視聴。10万円給付は我が党が言ったことのオンパレード。そして、責任論優先のバック・トゥー・オピニョンが多いのは相変わらず。とくに福山さん、小池さん・・・いつものことですが。こういうところから見直す必要があるのではないかと思います。

No.3264 天国から笑いを届けてください!

2020.04.03

 志村けんさんが武漢肺炎の犠牲に・・・。日本は喜劇文化に対する理解が少ない国と言われています。ギャラは低くはないが、役者としての評価レベルが低いというのです。英米ではコメディアンに最高の評価が与えられると言います。
 日本で志村さんほど少年少女たちのアイドル的コメディアンだった喜劇人がいたでしょうか。古くは映画人にロッパ、金語楼、エノケン、アチャコ、伴淳などなど、加えて森繁さんを筆頭とする東宝映画の喜劇俳優のお歴々がお笑いの中に人情とペーソスを感じさせる演技で一時代を築きました。その中には喜劇王とまで評された人もいますが、映画全盛期に入ると、時のヒーローにはどの時代にもキラ星のごとくスター俳優が配給会社ごとにいて、映画人気を背負っていました。喜劇は多くの場合、主役級スターの引き立て役でした。
 時代がテレビに移ってから、落語、漫才、コントといった大衆演芸が短い時間割振りにもかかわらず才能を発揮するところとなり、笑いがお茶の間に定着するようになっていきました。てんぷくトリオ、コント55号たちが出ない日はなかった絶頂期の頃はちょうど高度経済成長の最盛期でもありました。
 ドリフターズもそんな潮流に乗ったお笑いグループでしたが、志村さんが加入してからの人気は上昇一途だったと思います。我が家でも二人の息子が大笑いというか大喜びしながら画面にくぎ付けになったものです。当時は、スタジオではなく全国の文化会館といった施設でのライブで、客席の子どもたちが喜びはしゃぐ声が伝わってきました。その雰囲気がテレビを観ている全国の子供たちに同調同期したのでしょう。会場の臨場感がしっかり各家庭に入り込んでいったのです。
 教育の観点から子供に見せたくない番組とか子どもに与える影響を問題視されたこともありましたが、そんな心配は無用でした。我が家でもそれによる悪影響を受けた様子もないし、うるさ型のPTA人の過度な評価だったのかもしれないと述懐しています。
 昨日、徹子の部屋に出演していた人間国宝尾上菊五郎のお孫さんは、のびのび育っているようで、番組途中に指で口を広げてウ〇コと言ってました。伸び盛り・成長期の子どもというのはあっけらかんとしたものです。

 志村さんの死・・・まだ信じられません。というか、その原因に対して今はくやしい想いの方が正しい感じです。同じ年月生まれ、志村さんが2日早いことだけで親近感がありましたし、動物好きというのも一緒なので、いつも同級の仲間といった気持ちで楽しく観ていました。私にとって最高の癒しのコメディアンでした。
 慎んでご冥福をお祈りします。

No.3263 冷静沈着を心がけて! 

2020.03.24

 しばらく更新をしないまま、アクセスいただいた皆様には失礼をいたしました。頭を休め、心を鎮めてみるのも必要と考えたもので、それ以上のものではありません。そうこうするうちに、請願の議会決議の可決で嬉々とされる側から一方的な感想、というか個人糾弾まで踏み込んだペーパーが配られたりもして、しばし更新を休んだことが良かったかなと感じているところです。

 自治会が、あそこまでの文章を作ることがいかがなものかということですが、全戸配布となると、これはもう会の域を逸脱しているとしか思えません。私自身、昨年の3月末まで香日向代表区長でしたが、当時、持ち合わせていなかった思想が入り込んでしまったのかと感じるような行為です。事情は幾つか感じる点がありますが、あえて語る必要もないし、反論もむなしいというのが正直な感想です。ただ、これにより香日向の今後がどうリードされていくのかが心配になったことは確かです。自治会としての節度は保ってもらいたいと思っています。

 私自身はまったく落ち込むとかめげているとかということはないということをご心配いただく皆さまにはお知らせしたいと思います。
 なぜなら、私は西分署存続を目指して静かに話し合いを進めているところです。組合議会で他の構成市町の議員さんの前で、ことさらに西分署を残せ!といった言動は、かえって良い結果をもたらさないことを知っているからです。

 真実は伝えられていません。
 真実は、まもなく開設される議会最終日の録画中継をご覧いただくことが肝要かつ最善と思います。計6名の議員による討論の内容に間違いなく真実が見えてくるはずです。ペーパーでは、それが伝わらないと思います。私の考えを示すにしても紙ベースではスペースがあまりにも足りません。
 これは私の個人的思考ですが、実は一般的思考でもあるかなと思うことがあります。どういうことかというと、賛否別れた結果で思いが叶った側は、気持が高揚するのはわかりますが、相手側を批判し、こきおろすことはするべきではありません。闘論かつ討論中はいかなる発言も権利であって、それを忠実に再現するならまだしも、それ以上のことは勝者はすべきではない!
 少数意見の尊さとは、まさにこうした場面にあると確信します。


 本田議員は単的にわかりやすい内容を発言しており、意図的に改竄した資料を配ったわけではありません。冒頭、間違い部分を自ら説明してから発言していますので批判の対象にするほうが問題でしょう。
 武藤議員は、幸手市議会紳士たれ!といった主張を少し長めではありますが饒舌に語っています。そこには、この問題が有する根本的視点を深く思慮すべきという指摘があり、請願の市議会決議決がいかに問題あるかが見えてくるはずです。
 この二人は、前消防組合議員であり、事情をよく知る議員です。しかも、武藤議員は請願紹介議員になった議員と同一会派で代表の方です。こうした形で会派の対応が真っ二つになったことをどう考えればいいのか、どちらが真なる対応なのか、深い問題があるとの思います。
 私の発言は・・・つべこべ申しません!
 ぜひとも、録画視聴をお願いいたします。開設にはあと数日かかるかもしれません。

No.3260 安倍総理の会見の影で

2020.03.14

 安倍総理が武漢ウィルス対応について記者会見を開いた。長い説明の間、資料は前に置いてはいるものの、ほとんどノー原稿での話ぶりだった。内容もわかりやすいと感じつつも、これでも嫌味な質問が出るんだろうなーと思っていたら案の定だった。
「北海道知事は独自の対策に頑張っているが、政府の対応は遅れているという印象が強い。総理の見解は?」
「国民が最も知りたがっているのは、この状況はいつ終息するのかということで、その点について総理の見解は?」
 終息の予測を問える状況ではないし、答えられるわけがない。なんのための質問か!その腹の内を疑われても仕方がない記者だ。社名はあえて示すことはしないが記者の質が問われる。

 振り返れば、年明けに始まった通常国会は、野党による桜満開の追求倒閣戦略で幕を開け、武漢ウィルス発覚後も相も変わらず、ようやく2月の中旬になって予算委員会でこの問題が議論される状況になった。それでも維新の会を除く野党が審議に応じないまま空転が続く小委員会が今でも多いと維新の会の足立議員が語っている。森法相の発言では、全委員会の出席に応じなかったという。
 言葉狩り、揚げ足取りといった稚拙な与党攻めで、国会を空回りさせる政党や議員の存在はやはり異常と言うしかない。たしかに、桜問題に関わり公文書問題が発覚したり、IRに関わり贈賄逮捕議員が出るなど自民党に驕りや疑惑の見える事態もあった。しかし、これらは国民の命に関わる問題とは思えない。

 昨日の報道では、憲法論議がしぼんでいる状況だとか。ウィルス問題でそれどころではない与党首脳陣だが、国会議論も国会議員のすべても、ウィルス対応だけに追われるはずもなく、中国がこの時点でも尖閣周辺に公船を派遣している状況への対応などほとんど議論されずにいる。
 12日、憲法審査会開催について与野党協議があったが、要するに野党はウィルス対応優先だと主張して応じないのだ。自民党新藤義孝議員が「憲法審は憲法審としての役割を果たすべきで、ウィル対策とは切り離すよう」と呼びかけたものの、立憲民主党山花郁夫議員は「政治的エネルギーをウィルス対策に注いでおり、憲法審には違和感がある」と断ったそうである。
 政治的エネルギーをウィルス対策に注いでいるとはよく言えたものだ。
 しかも、このエネルギーも結局は政府批判のための政争の具とする姿勢がすでに見える。これを党エネルギーというのでは、国民の共感を得ることは難しい。
 事あるごとに想うのだが、立憲民主党という政党には理性も知性も感じられない。特措法採決で造反した議員などは、それが信念かパフォーマンスか不明だが、同党の中には目立ちたいだけの人なんだろうと冷ややかに語るベテラン議員もいるのが実態だ。普通であれば、最低でも厳重注意といった処分の対象だと思うのだが、この点は自民党もそうだが、身内には甘いのが数の論理が優先する政党体質の裏事情なのだろう。
 武漢ウィルス対策はもはや国家事業だ。総理は非常事態宣言を出すまでには至らないと語っている。そうならないように、この問題を巡って野党がイクサを仕掛けている場合ではない。

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