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No.3485 心が弾む日でした!

2021.10.27

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 まもなく日が変わりますが、今日は朝からなんとなく疲労回復につながることがありました。
 数日、駅立ちが続きスクールガードが出来なかったのですが、今朝はまた旗を持ち子どもたちを待ちました。3班計21人を見守るだけなのですが、ちょっとした会話はいつものことです。いろいろな子どもがいる中で、元気いっぱいの挨拶をしてくれる子が何人かいるのですが、そのうちの一人の女の子・・・
「枝久保さん、今日ネクタイしてるー」
すると男子「なんでネクタイしてるのー?」
「このあと、すぐに仕事があるんだよ」
「ご飯は食べたの?」
「ご飯はいつもここに来る前に食べてるよ」
「ネクタイしてるとなんかかっこいいね」
「そうかなー、なんでだろう」
「部長みたいだもん」
「えー、部長ってどんなんだか知ってるのかー」
「知らないけど、偉いんでしょー」

 ここで、私はなんとも言いようのない思いがしたのです。子ども達すべてではないでしょうが、部長という名称がえらく年上の大人のイメージとしてあるものなんだと。私たちはこんな言葉は知らないだろうなあと思っていても、案外に子どもはいろいろなボキャブラリをインプットしていているもんだと。ただし、その言葉の本質をどこまで知っているかは別です。
 そして、子ども達は見ていないようで、けっこう大人の姿を目に焼け付け、一定の印象を持っているということも強く感じたことです。
 議会がある時、とくに県の時代は背広姿にイエロージャンパーを着てパトロールをし、終わると同時に出かけるといったことがありましたが、今ではそれもほとんど無いので、確かにネクタイを締めている日はここ数年記憶に無いと言ってもいいくらいです。それが私に対する子どもたちの印象なんでしょうね。なんとなく頬が緩み、疲れが取れる気分になりました。

 もう一つ頬が緩んだこと。ここ数日は選挙以外の世情にうとくなっていたところに飛び上がるようなニュースがあったではありませんか。
それはもうー・・・長島さんが文化勲章を受けられたことに尽きます。これは、終盤のジャイアンツの戦いぶりに、得も言われぬ怒りを感じていた私としては、これ以上歓喜するものはない!というほどの喜びでした。もっとも、この喜びで原巨人に対する問題意識が無くなったというわけではないのですが、ミスタージャイアンツ長島茂雄さんの今回の話題は国民の多くが納得し、バンザイのみならず胴上げしたい気持ちになったのではないかと思うのですが、思い過ぎでしょうか。
 プロ野球界で初、スポーツでは水泳の古橋広之進さんが2008年に受賞されて以来のこと。めでたしめでたし!
 あとは三ツ林ひろみ候補の満願の勝利に向かって頑張るだけです。今日は16時から選挙カーに乗り、春日部市庄和地区をじっくり回り三郷へ20時着。マイクを握り三ツ林候補への支援を訴えてきました。明日は6時半から東武線南桜井駅の駅立ちから始まります。5時起き!おやすみなさい。

No.3468 ピンクバスに15年間の感謝

2021.10.01

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 まだ3時間半ほど前のことですが、昨夜の10時05分コミニュティセンター発東鷲宮駅行き、そして、そのバスが10時15分発コミュニティセンター行きとなって、平成18年5月18日に運行を開始した中田観光の香日向=東鷲宮駅間路線バスが15年間に及ぶ最終バスとなりました。
ファイル 1388-1.jpg 開通当時のいきさつをよく知る旧香日向ボランティアクラブの方と現メンバーと共に、このバスにコミセンから乗車し、コミセンにかえってきました。つまり最後の1周をしてきました。
 私自身は通勤利用者ではなかったので乗車回数としての応援にさしたる協力は出来なかったわけですが、一緒に最終バスに乗った友は、朝も乗車し運転手さんにお礼を言ったそうです。こうした住民にも頭が下がりますが、その時の朝の時間帯に歩道から手を振り、頭を下げて労をねぎらうかのお気持ちを表現されていた方が数人いらしたということです。最終バスでも2名ほどの奥様が玄関前で頭を下げることで感謝の表現をされていましたが、これは暗い中で右側に座っていた私が気がついた光景ですので、ほかにもいらしたかもわかりません。
 先に急逝した地域の親友が「枝さん、わし最後の日に道路で手を振って見送ろうかと思ってるんだ」また他には「花束を贈りたいと思っている」と言う友もいました。
 中田社長から電話があり「花束を贈りたいんだがという電話をいただいたんですが、そこまでしていただかなくて結構ですからと丁重にお断り申し上げました」との連絡がありました。
 それとは別に、最後バスを降りた際に運転手さんに手土産を渡されていた住民がいました。見るとこの方もボランティアクラブの方でした。こういう場面はほっこりしますね。盛んに私とバス開通の関係を運転手さんに説明しようとされていたのですが、私自身残念な思いが残る中で、15年前のことをもはや運転手さんに語るものでもないし、有難いとは感じたものの、それはもういいですよと打ち切っていただいた次第です。
 ともあれ、15年間本当にありがとうございました! という言葉しかありません。
 余計なことを一つ。バス開通が決定し、造ったばかりの停留所標識を設置していく作業に立ち会った時、一番最初に設置したのが今日バスが最終的に止まったコミセン前の停留所でした。思い出せばキリがありませんが、考えることは今後のことです。地域の奥様数人からもいろいろお話をいただくのですが、なかなか膝を叩くほどのアイデアが浮かばないのが現実であり難しいところです。

No.3458 多様性の理解の仕方

2021.08.28

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 2020オリパラのテーマに多様性がある。ダイバーシティなどという表現は最近つとに見なくなっているが、個人間や集団間に存在するマイノリティー感や性差といった価値観に左右されない社会という定義だそうで、五輪の開閉会式を観た限りでは、何がそういったことを示しているのかはっきりわからなかった。それ以上に、復興五輪という一方のテーマは、一部競技を福島で行ったことだけだったのかと感じている。
 
 私は、多様性が人種・民族間融合、男女均等といった内容を意味する表現であるならまだ理解できるのだが、今ひとつ、現実の世の動向に整合性を見いだせないでいる。と言うのは、このテーマが差別を無くすという原点の思考を訴えるあまり、別の差別を生んではいないかと危惧するからである。左派系もしくは全体主義といった主義思想が国家を征するとどういったことが起こるかはあえて言うまでもない。それは世界の歴史において、戦争自体は最大の悲惨だが、進軍勝利者によっては人の命に価値を持たない勝者の無慈悲な理屈がまかり通る。このことと現世の多様性を同等比較は出来ないが、寛容性を求めながら非寛容社会になってはいないかと思うのである。

 昨年11月、DHCの吉田嘉明会長が在日コリアンに対してヘイトに値する発言をしたとNHKが報道した。これに端を発し、つい先日のことになるが同社の化粧品のキャラクターとして使われているムーミンの管理会社が契約停止を決定したという。理由はオンラインによる署名運動によって本家本元のムーミンキャラクターズ社に抗議の声が届けられたことで、同社が契約打ち切りを決定したのである。さらに、この運動が国内の大手販売店などに及び、コンビニによっては商品撤退が進んでいるというのだ。恐ろしいことではないか。
 何が恐ろしいかと言えば、同社を徹底して排除排斥することは民間会社抹殺運動ともいうべき事態を意味するからだ。この会社には約3,000名の社員がいる。家族も含めれば1万人近いし、関連会社もあるだろう。
 人種差別だ人権問題だという社会正義が別の人権や差別問題を生んでいると言えないだろうか。いや、生んでいると私は思うし、そういう逆差別問題があまり問われることがないのも考え物だ。
 問題は発言した社長にあるのであって、個人を問題視する運動を起こすのであればなんとか理解できる。しかし、商品の不買運動は逆差別と言える面があり、危険な社会への変革につながる可能性もある。

 
 これもわずか数日前の話だが、韓国の地下鉄に次のような広告が出されたらしい。「日本人を殺せ」
 韓国は五輪の時も選手村宿舎のベランダから反日運動と思われる垂れ幕を流したことで顰蹙をかっている。本国からの指示ですぐにとりはずしたようだが、反日のすさまじさは徹底しているし、正に非多様性、非寛容国家言える。
 ここで、感じる問題がもう一つある。この二つの出来事に対する日本の報道は、前者DHCには各社が一斉に批判的報道を、後者は伝えるメディアが少なかった。DHCのようなナイーブな問題は、国会で野党が政権批判の為に利用するパターンが相場となっている。
 平和な現代に投げかけられる多様性の理解の仕方では、戦争ほどではないにしろ、一種のいじめ、虐待、差別が、排斥や抹殺運動という形で起こっているように思えるのと、SNSは恐ろしい情報ツールだということをつくづく感じる昨今である。

No.3457 議会中の来客 会えずに残念!

2021.08.25

定例議会前の執行部からの議案説明を受ける目的で議会運営委員会が開催された。9月議会は、決算認定と補正予算が中心なのだが、教育委員1名の任期満了による1名の人事案件を含め議案22件であった。
 午後は、全員協議会からコロナ対策支援本部会議を経過して解散となった。議会としての提案助言内容がまとまった段階でお知らせする予定です。

 午前の議運開会中に珍しい来客があった。県議時代に2人の県土整備部長にお世話になったのだが、そのお二人が揃って市役所に来られたのだ。事務局に名刺を置いて行かれたそうで、見るとお二人とも同じ会社の特別顧問と取締役の肩書だった。特別顧問になられた方は、県の部長から副知事になり、その後建設管理関係会社の理事長及び埼玉大学客員教授などを歴任し、今また前述の民間会社の顧問に就任された。いずれにしても、県で建設土木系の部長を経験されると、退職後は引く手あまたといったところで、いわゆる「つぶしが利く」代名詞のような人たちである。
 ずいぶん面倒見ていただいた方々で、人柄も温かく、副知事になった方は平成26年の2月の大雪に見舞われた時に、たまたま私の県政報告会をアスカル幸手で開催した際のゲストにお招きしていたのだが、時間に遅れることなく到着いただき、主に当時水不足で問題となった中島土地改良区の水補給作戦の詳細を説明してくれたのが忘れられません。権現堂第三万葉公園の整備、同トイレの新設、商店街車歩道整備、吉野町並塚幸手線歩道整備、今年開通した幸手境線の土地買収の促進など、今日来訪された二人の元部長との協議により、杉戸県土整備事務所への指示働きかけなどもあって実現したものです。 
 現幸手市副市長も、企業局局長、都市整備部長などを歴任され、街づくり、開発整備といった分野の専門家であり、このお二方とは緊密な旧知の先輩後輩といった関係にあります。まだ表に出ない施策が確実に推進されているものと確信しているのは、そうした人間関係の賜物があればこそです。

No.3456 大切な友の死

2021.08.23

 18日夕方近く、救急車の甲高い音が近くに響いた。その後まもなくしてある友人から、「どうも●●さんが亡くなったみたいだよ」との連絡が入った。聞いた瞬間「何言ってんの?そんなことあるわけないよ」と思いつつ、胸は高鳴り、まさかそんなの心境で出た言葉は「えーまさかー」
 よくよく考えてみれば、そんなウソをつくわけもなく、嘘と思いたい気持ちしか沸いてこなかった自分。


・互いに香日向に移住してきてから同世代として長く信頼関係にあった友。
・毎週日曜の朝はほとんど例外なく、30年近くソフトボールチームの同胞としてグランドで汗を流していた友。
・尼崎生まれの関西人ではあったが、「わしゃ、関西はあまり性に合わん」と言って関西弁をはばからなかった友。
・酒もタバコもやらず、毎日ラジオ体操、自転車とウォークを最低30分づつを実践していた友。
・毎朝、地域のラジオ体操の見守り人を励行し、その輪を広げていった友。
・少なくなった子どもの為に地域の子供夏祭りを主導してくれた友。
・共通する音楽の趣味を語り、ジャズライブを追っかけしていた友。
・そして、なにより、あれこれ言うことなくほぼ無言に近い感じでただただ私の活動と信条を尊重・協力してくれた心強かった友。
 そんな、時には兄貴のような存在に感じることもあった友が、18日当日、ラジオ体操に行ったあと自転車で町内をいつものように走っていた姿を多くの人がみていたのに・・・それが、夕方になって黄泉の国に。信じろと言う方が無理なことだ。驚く以外にどんな感情があると言うのか。気持ちの整理がまだつかない。地域にとっても、彼が関わった会や仲間たちにとっても、そして私にとっても、正にかけがえのない人を失ったという思いしか、今のところ湧いてこない。
 時の経過は辛い別れとの出会いを多くする。この地でもう何人目になるだろうか。私は主張の違いが時には争い事にもなるような職制・立場となったが、たまたま「えださんも大変やなー」と慰労の言葉をかけてくれたのはつい2週間前のこと。その1週間後は雨で会えなかった。それが悔やまれてならない。
 論争を好まなかった友の生活信条が好きで、羨ましかった。人は基本的には穏やかで安寧な地域暮らしを望むものだが、友はその実践者だった。
 かけがえのない大切な友の生き方を早く実践したいと思う。
 享年72歳。ノムさん、香日向をしっかり見守っていてくださいよ。そして、なにより仲睦まじかった奥様を見守ってあげなきゃね。どうぞ安らかに!

No.3452 独裁者たち

2021.08.12

 平和の祭典2020TOKYOが終わったが、実際、世界の平和はどうなっているのだろうかと頭を巡らせば、年を追うごとに各地で不条理な人権弾圧が、特定の指導者もしくは軍隊によって繰り返されている。
 日本では、オリンピック反対運動が止むことがない中、今またパラリンピックの中止を叫ぶ団体がいる。埼玉県の団体「オリンピック・パラリンピックをやめて、県民のいのちをまもる埼玉の会」はコロナ感染拡大の可能性に言及し、大野知事に公開質問状を出したそうだ。この市民団体の実態は不明だが、最近やたらと反対運動を立ち上げる風潮があるように感じる。そう思いつつ、世界を俯瞰すると、やれやれの気分になるのである。日本はなんだかんだ言って幸せな国であり、安心して暮らせる世界№1の国かもしれないと。


 中国、北朝鮮、ロシア、ミャンマー、ベラルーシ、エチオピア、ソマリア、イラン、イラク、ベネズエラ、アフガニスタン、シリア、リビア、イエメン、キプロス、パレスチナ、イスラエル、コンゴ、スーダン、ニジェール・・・
 こうした国々では、いずれも独裁者による弾圧や領土や宗教、政権をめぐる外戦、内戦といった政治的に不安定な状態が長期化し、多くの命が失われ、今も危険にさらされている。人を人と思わない虐待、弾圧が日常の国と比較して日本はどうだろうか。社会に対する抵抗反対運動がのどかに感じると言ったら不謹慎だろうか。
 始末に負えないのは、いろいろな意味で世界のリーダーたる中国とロシアの存在が民主主義を基軸にした多国間関係において、常に問題視される国であるということである。国連の常任理事国5カ国に入るこの両大国だが、どう考えても民主主義国家ではない。常任理事国の扱いは恒久性という取り扱いの上に拒否権があることから、よほどのことが無い限り、世界安定のための方向性で5カ国がまとまることは無い。典型的な全体主義の元、一人の人間によって国家運営が進められる国。考えてみれば、この両国が常任理事国である限り、国連が世界平和に寄与するとは思えない。時折思うのだが、いっそのこと、国際連合とは別物の、地球平和連合といった組織を立ち上げたらどうだろうか。貿易経済主体の国家間連合はあるが、ただただ平和の精神を御旗にした大国家連合の可能性を探ることがあってもいいのではないかと考えるのだが、それは、第三次世界大戦を助長することになるのだろうか。

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