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No.2571 短い冬休みに子供たちは

2014.12.24

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 いやー今朝もかなり凍れる朝でした。でも子どもたちは元気いっぱい?と言いたいところですが、毎朝一人か二人はうつむいて歩いて来る子がいます。「どうしたんだい、前向いて歩かないとー。お母さんに怒られたんか?」
「ううーん。なーんでも」 
 こんなぶつ切りの会話です。

 
「今日で終わりかい?」
「そう」
「いつから始まるんだ」
「8日かな」
「7日までしか休みないんだ。冬休みは短いなあ」
「うん、短かすぎるよ」


 私らの時代と変わらない冬休みの短さなんですが、なんとなく可哀想な気分になって
「でも、いいじゃないか。正月はお年玉たくさんもらえるんだから」と元気づけるのですが・・・
「あ、そっかー、でもそうでもないよ」と、表情とは異なるさめた返事。ここらあたりが、微妙な子どもらしさというか可愛いところなんだなあと感じながら、後ろ姿をしばし見つめる。
 どんな会話にしても、子どもたちとのやりとりで元気をもらっているのはこちらの方かもしれません。少し生意気なくらいの子どもからその日の活力をもらっている感覚は、なんとなく清々しい気持になって、ついつい外気で固くなった我が顔もほころんでくるといったところ。

 凍れるけれど、やめられない朝の子どもたちとのふれあい。
 しかし、これも少しの期間ですが、間引かなければならない新年が待っていると考えると、どこか寂しい感じは否めません。