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No.2068 思いやりをはき違えた言葉

2011.06.23

暑いのなんの! 帰宅後、家内が早速曰く「今日冷房かけずに頑張ったわよ」 一体全体、今日の気温がどれほどのものだったか知らないまま、家に入って数分後には汗が噴き出す感じ。PCメールを確認したら、今からこんな暑さでは先が思いやられますね・・・と。やれやれ。

 さて、過日開かれた自民党県議団会議でのことを報告します。
 前議長の小谷野議員によると、県内で行われたある会合で、財務副大臣が次のような発言をしたようです。その財務副大臣とは埼玉県選出の議員ですが、曰く「今後、被災地救援活動に赴く自衛隊員には特別に報酬を支払うことも考える必要がある」という主旨のものだったと。
 これを聞いた自衛隊員は忸怩たる思いに至ったのか、泣いてくやしがったそうです。
  
 悪意がある話ではないと感じますが、時もマトも得ない副大臣発言と言わざるを得ません。
 そもそも、自衛隊とは国を守り、国民の命を前衛隊がごとく守る役目を持っているわけで、今、約23万人いう隊員のうち、10万7千人が被災地に派遣されています。この自衛隊によって救出された方も多く、まさに自らの命を張った救出支援活動に使命感を持って従事しているわけです。現状知る限り、被災地で3人の自衛隊員が亡くなっているという事実もあります。
 軽々しくお金の話をする副大臣では、情けないことこの上無しです。
 自衛隊を称して「暴力装置」とおっしゃった国家の重鎮もいますが、この方からの謝辞は自衛隊に対して贈られたのでしょうか。