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No.3380 議会直前の励ましに感謝!

2021.02.21

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 暖かい日曜日でしたね。明日はもっと気温が上がり5月中旬並みだそうです。早くも、今夏の暑さを心配する気分になりますが、記録づくめの夏にだけはならないことを願います。

 さて、明日22日から定例議会が始まります。昨年は4定例会すべてがコロナ禍の中での開会でした。それがまだ継続する情況となっておりますが、再び一般質問において議員の発言持ち時間45分を30分に短縮することになりました。それも止む無しと理解しています。
 私の質問は、
1.土地利用について
(1)農地の地目変更と、その法的根拠について
(2)農地における建築許可等が必要な場合について
2.老朽施設の管理支援対策について
(1)総務省が3月開始予定のアドバイザー派遣事業について市の対応は
3.ワクチン接種事業について
(1)臨時議会で示された内容の進捗状況について・・・過去に例を見ない史上最大のプロジェクトとも言われる同事業であるが、実態は市町村単位で進められる事業であり、それは真に経営の3大要素である「ヒト・モノ・カネ」の構造を巧みに組み立てた自治体においてスムーズな運営が可能になるのは間違いのないところである。そこで、先の臨時議会で示された、財政、必要物資、医師会との連絡等々のその後の進捗状況について
 以上です。出番は26日の午後になるものと思います。

ファイル 1299-1.jpg 話は変わって、今日の読売新聞1面トップと社会面に、私が12月議会で質問した太陽光発電が地域にもたらす問題が掲載されました。かなり大きな社会問題化を指摘する内容です。私は、10年もしくは20年という所定の契約期間を過ぎた後の放置による環境問題や土地名義の異動という点を指摘したわけですが、規模によっては読売が伝える問題もあるということが納得できるものでした。
 いずれにしても、全国で138自治体しか条例が策定されていないが、それでいいのかと指摘する読売の主張です。私もまったく同様の提言をしたのがまだ2ヵ月前のことですが、市執行部がワクチン対策でゆとりのない中、どこまでこれを受け止めた作業を進めているか、次回定例議会で再度質問を予定していましたので、そのタイミングの良さに驚いた次第です。

 
ファイル 1299-2.jpg 前号ではことさらに長いブログを書きましたが、意外とすらすら書けたので時間的にはさほどではなく、読み返しの段階でその長さに驚いた次第です。そして、この1週間は一昨年4月の市議再選以来、多くのメールをいただく状況となっています。なぜか理由はわかりません。我田引水にはなりますが、そのうちの一つをご紹介したいと思います。それは、私の長い議員生活で積み重なった支援者リストに無い方からのものです。こういう存じ上げない市民からの檄文はことさらに有り難くもあり、嬉しくもあり、明日22日の我が誕生日に始まる議会に明るい気持ちで臨めるというものです。ありがとうございます。しかし、紹介する理由は私の感情を優先してのことではありません。その内容が長くはない文でありながらとても素晴らしい理想的な市民感覚を感じさせてくれるからです。
 別に浮かれる気持ちではなく、執行部には協調、寛容をベースに確認、意見提言という指摘の部分も持ち合わせて対応したいと考えています。市民への背信状況が有れば鬼にもなるやもしれませんが、追及対立は本来望むべきものではありません。財政的にも厳しい幸手市で執行部には持てる能力を存分に発揮してもらわなければなりません。切磋琢磨の精神でチェック機能をはたして行きたいと考えております。見守っていただければなによりと存じます。

 
それともう一つあります。古くからの市民友人からのメールです。「えださん、№3376で10年ぶりの討論と言ってるが、昨年、幸手西消防署問題で請願が出された時に請願採決の反対討論をしてますよ」というご指摘がありました。間違いありません。その時、討論原稿をしっかり吟味作成して熱い討論をしました。申し訳ありませんでした。慎んで訂正させていただきます。あれだけいろいろあった案件でしたから忘れるはずのない討論ですよね。
 また、多くの皆さまからのご意見お待ちしております。

No.3378 幸手西救急ステーション確定

2021.02.15

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 今朝の長文ブログに続く本日2度目の更新です。
 ファイル 1297-1.jpg今から書くのは、東部消防組合幸手西分署に関する内容です。結論として、本日開催された議員全員協議会において、西分署が幸手西救急ステーションとして4月1日から存続稼働することが正式に報告されました。その内容は配布された資料をご覧いただければと思います。
 一昨年4月の市議選で公約に掲げ、当選後の議会人事で消防組合議員に手を上げた経緯は、すでにこれまでの「きずな」で何度も報告してきた通りです。そして、同議会の副議長に就任すると同時に、県議会時代からなじみのあった消防局長をはじめ構成市町の首長さんに働きかけ、組合全体の合理化計画にも応える形での存続をお願いしたのです。その内容が、救急車だけは最低でも残すことで折り合いをつけるという方向性だったわけです。
 交渉は一方の都合を主張するばかりでは合意成就しないことは世の習いです。そもそも、組合創設後5年経過後に全体の合理化を図るということは規定の協定に基づく路線だったのですから、それを無視するわけにはいきません。その落しどころとして救急車を残すということに私は選挙前から焦点を絞っていましたが、ほぼそれで合意に至る可能性を当選後半年過ぎた頃から報告していた通りです。前市長の広島騒動があり、管理者会議に保留期間があったことも功を奏したと感じていますが、当選直後の市長にはあまり強引な要求はまとまるものもまとまりませんということでお願いをした経緯もあったのです。
 結果として、協調点を見出すための先見思考と、その後の交渉という観点からは達成感の持てる結果を得ることが出来ましたが、政治の世界では、そうした経験はそうそうあるものではありません。
 中には消防車も残すという全面存続を望む方もいらっしゃったようですが、それは、組合構成市町の今後に良い影響を残さないということに想いを強くする必要から望めるものではなかったのです。
 また、組合形式の行政分野において構成市町が単独で請願を提出することは、気持は理解できますが、実際は他の構成市町及び当該議員に対して感情的に好ましくなく、組合運営に齟齬が生じる可能性もあります。一部で私の説得と議会言動に今一つご理解を頂けなかったことに無念の思いは残りますが、多くの喜びの声をいただいたことはせめてもの救いでした。
 幸手市の行政施策で、議会が紛糾するようなことがあれば、住民の皆さんのお力をお借りすることはあるでしょう。実際に合併問題や学校誘致、病院誘致などが浮上したたびに、実ると実らざるとにかかわらず市民の声を議会に反映していただいたことが何度かありました。単独行政と組合行政の違いに改めてご理解いただくことをお願いし、この消防問題に幕を降ろしたいと思います。

No.3376-2 賛成討論

2021.02.10

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 昨日の臨時議会で行った賛成討論を清書し、アップしました。前号の続きとご理解の上、ご一読いただければと思います。
ファイル 1295-1.jpg

No.3376 記憶の彼方の賛成討論

2021.02.09

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 今日の臨時議会は結論として全員起立による賛成可決で閉会となった。ワクチン接種事業の準備のための予算も含まれていることから、迅速な事業進捗のためには否決という結果は望むものではないという考えで今日の議会に臨んでいた。
 もちろん会期1日の臨時会ということで、提案説明の後に議員の質疑時間も設けられたが、質疑したのは共産党、市政クラブの計4人。この流れはほぼ予測出来ていたので、その内容を確認することで充分だろうと考えていた。
 スケジュールをはじめ具体的な計画について質疑する方もいたが、国が肝心なワクチン情報を発信できずにいる現状にあって、自治体が具体的な事業計画を策定できるはずがない。ワクチンも冷蔵保管庫もいつ自治体に所定の量が入荷するのかさえわからない実情は、全国の自治体が混迷させている。担当部長の答弁からも日程はもちろんのこと、まだまだ不確定要素が多いことを感じた次第。予算案に示された金額については、現時点においておよそ最低限必要と思われるものを執行部が頭をひねって練ったものである。
 したがって、具体的な状況確認は定例議会での一般質問でも可能だと考えていたので、私はあえて質疑はしない気持ちが強かった。おそらく定例議会が始まる22日でも事業計画が確定するまでには至らず、日々刻々と国の方針によってすべての自治体が知恵を絞ることになるはずで、現時点で詳細を確認するのもいかがなものかと思っていたこともある。
 ところが、質疑のやり取りを聞いているうちに、途中から提案議案について賛成討論をしようと考え、急遽原稿を頭に描きながら机上でなぐり書きした紙を握って登壇した。一般質問席とは違う議長席前の発言席に登壇するのは記憶する限り今回の当選後初めてのことだ。そもそも、以前は一般質問でも登壇するシステムだったし、年度予算案や補正予算案のたびに市長支持派議員として登壇したこともたびたびだった。少なくとも10年ぶりくらいにはなるはずである。
 討論もよくよく聞いていると、反対しつつ最後に賛成だとする執行部に釘を刺す形のものがあったり、常任委員長が委員会の結果を報告していながら自ら賛成討論をするといった異形の姿もあるなど、議員の真意が不明な場合が少なくない。私は、あえて進んで討論に立とうと思ってはいないが、今日は途中からその気持ちに変化が生じた。
 討論の内容は録画中継でご確認いただければと思います。これからなぐり書きを見直しながら正式に打ち直しておこうと思っているところです。
 

No.3357 議会最終日&副市長懇談会

2020.12.18

 今日18日は本年度の議会最終日となります。今議会の議案は、国の法改正等にともない地方自治体が条例を改正する必要性が求められるものがほとんどです。したがいまして、スムーズに進行する者と思います。
 その後は、副市長との懇談会が議員全員と予定されています。本来、新任副市長の歓迎会があってしかるべきですが、通常12月議会後に実施している執行部と議員との懇親会自体が中止となっていますので、委員会室での懇談会で副市長との懇親を深めようというものです。

 その後は、議会改革検討委員会ですが、これはテーマは複数だされているのですが、ここに至るまで何も結論が出ない状態が続いています。小林委員長や議会事務局も運営にこまごまとした努力をしてくれているのですが、なかなか改革への道が開かない状況です。
 長年の議会的常識、慣例と言ったものに対する改変意識が結果に影響すると考えると、それを打ち破る思考が議員によって温度差があると感じています。良いと思っていろいろ調査研究してはみたものの、先進自治体では問題点も発生しているというものも確かにあります。ただ、全員一致でないと決まらないという幸手市の改革方針が大きな壁になっていることもあると思います。

 今週14日、県内のある市の議会を傍聴してきました。保守と左派会派が両論主張で張り合っているのはどこの自治体でもあることですが、驚いたのは、市民からの陳情が6本も出ていたことです。陳情や請願は一般的には左派系会派が後押しする形で同系市民から提出されるパターンが多いのですが、それに対抗してまったく正反対の陳情が出されるというのも考えものです。しかも国政において議論されているテーマに一自治体が陳情を採択するというのはいかがなものか。結論はどちらも不採択でした。
 また、百条委員会設置に関する陳情にも違和感を禁じ得ませんでした。聞く限りではそれに値するだろうかという疑問が隠せませんでした。全体的には明るく、テンポよく活発に進行する議会だと感じましたが、陳情の乱発の実態はこの街の持つ特性なのでしょうか。

 
 実は、県議会でも先日次のような事案がありました。新聞報道もされています。
 盗撮に関する条例についてより厳格性を網羅する内容を議員提案するにあたり、自民党県議団と県民会議の二つの会派から別のものが提出されました。結果はもちろん、過半数を占める自民党県議団の提出議案が可決されたわけですが、同種議案を議員提案するという、いわば張り合う形はけっして珍しいことではありません。自民党が県民会議に賛意を求めたものの県民会議が独自に議案提出を思考し、応じなかったのではないかと推測しますが、県民会議としては人数的に結果はわかっているはずです。それでも対抗するのは、自らの信条考え方を示したいということなのです。
 以前の幸手市議会でもありましたが、たとえ結果は見えていても、むなしさが残っても、少数会派としては独自性を示さなければ存在意義を問われるという場面があるのです。
 さて、そろそろ時間です。それでは行ってまいります!

No.3353 土地が危ない!

2020.12.04

 昨3日、12月議会の一般質問が終了しました。私は、午前11:45という中途半端な時間に登壇し、一つ目の質問を30分で終え、昼食を挟んで1時15分から約1時間で残りの二つの質問を完了しました。
 まず、最初の質問について今号で紹介したいと思います。

◆太陽光発電設置状況について
 これは、数号前のブログでも書きましたが、これに関わる農振農地の現況及び環境問題について質問したものです。
 東日本大震災を受けて、国が再生エネルギーの調達に関する特別措置法を制定したのが2012年。その翌年、固定価格買取制度(FIT)ができたことと、設定価格の40円が上昇したこともあって、全国各地で大小おりまぜて太陽光発電所が設置されました。ソーラーバブル、エネルギーの地産地消などともてはやされたものです。そうした状況に対して、国は遊休農地や耕作放棄地の有効利用の対象にもしました。農地利用特例緩和というものです。
 ところが、電力需要が落ち着きを見せたことで売電価格が下がりはじめ、設置認定を受けたにもかかわらず未設置未稼働の土地が3割にのぼり、かつ各種トラブルが行政を巻き込む形で業者と住民の間で起こった結果、同制度も翳りを見せ始めました。
 今後の問題として、新たなトラブルが生じる可能性を既に専門家が指摘しています。それは、設置事業者が所在不明、メンテはもとより管理全ての放棄によるパネルの放置(パネルには科学的な有害物質が含まれています)などで最終処分が適切になされないことも推測されています。 さらには、地権者が知らぬうちに入れ替わり、鉄のヤイタで囲われたり、土砂が高く盛り土されるといった可能性があるというのです。さもありなんではありませんか。
 幸手市は、水田面積及び畑面積を合わせた耕作面積のどちらも近隣の、久喜市、杉戸町、松伏町、宮代町より高い比率の自治体です。つまり、米処関東平野の埼玉県にあって優良農振地区とも言うべき地区です。
 そこで、この5年間で、どれほどの土地利用が太陽光発電に姿を変えたかを尋ねました。そして、そのための農振農用地の除外申請の件数や農地転用などの実情を確認し、農地が農地として守られているかどうかを質したわけです。
 ちなみに、太陽光発電は10kw以上は売電補償20年、以下は10年補償となっており、その10年目が今年にあたります。このレベル大きさだと届け出とか承認とかは必要がありません。それも問題なのです。
 実は、売電価格に魅力が無くなっていることから新たな設置はさほど問題がないと思っていたのですが、幸手市では昨年約4000㎡の農地が転用されているということです。
 最終的に、今後の新たに発生する問題を考えると、相手次第で行政との訴訟裁判沙汰に発展する場合もあるので、条例で縛りを設けることを推奨しました。全国的には26年ころからガイドライン、要綱、条例などを作る自治体が増えているのが現状です。
ファイル 1271-1.jpg そして、議会後家に戻って新聞を見ていたら、かつて見た記憶のないような広告を見たのです。かなり大きな全段4分の1の広告で、もし朝出がけに見ていたら質問の材料になったのは間違いありません。この広告で気になるのは転用したいと思っている農地や資材置き場を対象に土地を求めており、それが必ずしも大型ではなく100坪程度からとしていることです。
 幸手市が優良農振地区とは言え、実際は米価の低落傾向、後継者不足、機械什器の維持といった厳しい環境下にあるのは間違いないことから、土地を売りたいと考えている農家は少なくないと思われます。そうしたとこでのこの広告が渡りに船となる可能性は無きにしも非ずなのです。
 まさかとは思いますが、北海道や九州では自衛隊駐屯地の隣接地に中国が土地を買っています。そのほかにも各地で同様の実態があるとも言われています。幸手がそうした目が向く土地柄とは思いませんがゼロとも言えません。
 土地はいつの時代にも金と同レベルで詐欺はんざいに負けず劣らず経済活動の中心にあり、そこにはいろいろな思惑を持った人や組織が群がるのは古今東西変わりなく見られるものです。
 以上、幸手市の今後の為に、早期の規則を設けるべきだと考え、執行部に要望も含めて質問したものです。
 なんでも結構ですので、ご意見ございましたらお聞かせください。よろしくお願いいたします。
 

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